JP3072688U - 油酸化防止装置 - Google Patents
油酸化防止装置Info
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- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】油の交換期間を更に延ばす。
【解決手段】使用中におけるオイルパン1内の油をフィ
ルター手段10を通してろ過してオイルパン1に戻して
循環させる油酸化防止装置において、油の循環経路のパ
イプ6外部にNMR核磁気共鳴エネルギー発生体を有す
るNMR核磁気共鳴エネルギー発生器20を設置した。
ルター手段10を通してろ過してオイルパン1に戻して
循環させる油酸化防止装置において、油の循環経路のパ
イプ6外部にNMR核磁気共鳴エネルギー発生体を有す
るNMR核磁気共鳴エネルギー発生器20を設置した。
Description
【0001】
本考案は、食用油、機械オイル、エンジンオイル等の油酸化防止装置に関する 。
【0002】
食用油を揚げ物等に使用すると、酸化が進行する。酸化判定基準は、一般に味 の素株式会社製のチェッカーにより酸化基準値となる2以上により酸化油と見な し食用油を交換している。
【0003】 従来、食用油の交換期間を延ばすために、ろ過紙を用いたフィルター手段に通 す方法、フィルター手段に通し、かつセラミックボールに通す方法が一般に行わ れている。
【0004】
食用油を1日24時間連続使用し、1日に2回フィルター手段に通した場合に は、4〜5日で食用油を交換する必要があった。フィルター手段とセラミックボ ールの併用の場合には、5〜6日で交換する必要があった。
【0005】 本考案の課題は、油の交換期間を更に延ばすことができる油酸化防止装置を提 供することにある。
【0006】
上記課題を解決するための本考案の第1の手段は、使用中におけるオイルパン 内の油を循環させる油酸化防止装置において、油の循環経路のパイプ外部にNM R核磁気共鳴エネルギー発生体を有するNMR核磁気共鳴エネルギー発生器を設 置したことを特徴とする。
【0007】 上記課題を解決するための本考案の第2の手段は、使用中におけるオイルパン 内の油をフィルター手段を通してろ過して前記オイルパンに戻して循環させる油 酸化防止装置において、油の循環経路のパイプ外部にNMR核磁気共鳴エネルギ ー発生体を有するNMR核磁気共鳴エネルギー発生器を設置したことを特徴とす る。
【0008】 上記課題を解決するための本考案の第3の手段は、上記第2の手段において、 前記フィルター手段は、複数枚に折り畳んだキッチンペーパーを有することを特 徴とする。
【0009】 上記課題を解決するための本考案の第4の手段は、上記第1及び第2の手段に おいて、NMR核磁気共鳴エネルギー発生器は、パイプ取付け板と、このパイプ 取付け板に固定したNMR核磁気共鳴エネルギー発生体とよりなり、前記パイプ 取付け板をパイプの外部に配設し、該パイプ取付け板の両側部をそれぞれ締め付 け具で一体的に固定したことを特徴とする。
【0010】
本考案の一実施の形態を図1乃至図4により説明する。図1に示すように、オ イルパン1に入れられた食用油2はパイプ3を通してポンプ4により吸い上げら れ、パイプ5を通してフィルター手段10に供給される。フィルター手段10に よって油の汚れが取られ、パイプ6を通してオイルパン1に戻され、食用油2は 循環する。パイプ6には、後記するNMR核磁気共鳴エネルギー発生器20が装 着されている。
【0011】 パイプ5、6のフィルター手段10のフィルター装着部分5a、6aは大径と なっており、フィルター手段10はフィルター装着部分5a、6aに着脱自在に 装着できるようになっている。フィルター手段10は、フィルター保持板11に キッチンペーパー12が5〜6枚に折り畳んで取付けられている。
【0012】 NMR核磁気共鳴エネルギー発生器20は、図2及び図3に示すように、2個 一対のNMR核磁気共鳴エネルギー発生器21A、21Bよりなっている。NM R核磁気共鳴エネルギー発生器21A、21Bは、パイプ取付け板22A、22 Bを有し、パイプ取付け板22A、22Bには複数個のNMR(Nuclear Magnetic Resonance)核磁気共鳴エネルギー発生体23A 、23Bが固定されており、NMR核磁気共鳴エネルギー発生体23A、23B はカバー24A、24Bで覆われている。パイプ取付け板22A、22Bの両側 部には、ボルト25、26を挿入するボルト挿入用穴が設けられている。なお、 NMR核磁気共鳴エネルギー発生体の材料としては、米国特許第4,802,9 31号に示すネオジウム、鉄、ボロン系の化合物や合金等で造ることができる。
【0013】 そこで、パイプ6にNMR核磁気共鳴エネルギー発生器20を設置するには、 2個のNMR核磁気共鳴エネルギー発生器21A、21Bのパイプ取付け板22 A、22Bをパイプ6の外部に配設し、パイプ取付け板22A、22Bの両側部 に設けられたボルト挿入用穴に一方よりボルト25、26を通し、他方よりボル ト25、26にナット27、28を締め付けることにより、パイプ6に設置され る。
【0014】 次に図4によりNMR核磁気共鳴エネルギー発生器20の作用について説明す る。NMRは核磁気共鳴理論と呼ばれており、そのエネルギーは、鉛を除き、鉄 、銅、アルミニューム、塩化ビニール等のパイプに使用される材料を全て透過し 、油の水素分子を共鳴振動させて酸素による油の分子間の架橋反応を抑制するこ とができる。
【0015】 このことを更に詳記すると、パイプ6の外部に設置したNMR核磁気共鳴エネ ルギー発生体23A、23Bの核磁気共鳴振動エネルギーにより、油の水素分子 に共鳴振動を発生させ、その共鳴振動エネルギーにより油の分子の端に酸素が結 合するのを防ぎ、油分子間の酸素を介在した結合を防ぎ油の酸化劣化、即ち粘度 の増加、褐色の着色を防ぐことができる。またNMR核磁気共鳴エネルギー発生 体23A、23Bより生じる共鳴振動エネルギーは、直進性に優れ、長い距離で もエネルギー効率が落ちない。
【0016】 従来と同じ条件、即ち食用油を1日24時間連続使用し、1日に2回本実施の 形態の油酸化防止装置に通した場合には、油の交換期間は7〜8日に更に延びた 。
【0017】 なお、前記実施の形態は、食用油に適用した場合について説明したが、機械オ イル、エンジンオイル等に適用しても同様な効果が得られる。またNMR核磁気 共鳴エネルギー発生器20をフィルター手段10後のパイプ6に取付けたが、フ ィルター手段10前のパイプ5に取付けてもよい。フィルター手段10を有しな い場合においても効果的である。
【0018】
本考案は、油の循環経路のパイプ外部にNMR核磁気共鳴エネルギー発生体を 有するNMR核磁気共鳴エネルギー発生器を設置したので、油の交換期間を更に 延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の油酸化防止装置一実施の形態を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】NMR核磁気共鳴エネルギー発生器の外観図で
ある。
ある。
【図3】図2の断面図である。
【図4】NMR核磁気共鳴エネルギー発生器の原理説明
図である。
図である。
1 オイルパン 2 食用油 3 パイプ 4 ポンプ 5、6 パイプ 10 フィルター手段 12 キッチンペーパー 20(21A、21B) NMR核磁気共鳴エネルギ
ー発生器 22A、22B パイプ取付け板 23A、23B NMR核磁気共鳴エネルギー発生体 25、26 ボルト 27、28 ナット
ー発生器 22A、22B パイプ取付け板 23A、23B NMR核磁気共鳴エネルギー発生体 25、26 ボルト 27、28 ナット
Claims (4)
- 【請求項1】 使用中におけるオイルパン内の油を循環
させる油酸化防止装置において、油の循環経路のパイプ
外部にNMR核磁気共鳴エネルギー発生体を有するNM
R核磁気共鳴エネルギー発生器を設置したことを特徴と
する油酸化防止装置。 - 【請求項2】 使用中におけるオイルパン内の油をフィ
ルター手段を通してろ過して前記オイルパンに戻して循
環させる油酸化防止装置において、油の循環経路のパイ
プ外部にNMR核磁気共鳴エネルギー発生体を有するN
MR核磁気共鳴エネルギー発生器を設置したことを特徴
とする油酸化防止装置。 - 【請求項3】 前記フィルター手段は、複数枚に折り畳
んだキッチンペーパーを有することを特徴とする請求項
2記載の油酸化防止装置。 - 【請求項4】 NMR核磁気共鳴エネルギー発生器は、
パイプ取付け板と、このパイプ取付け板に固定したNM
R核磁気共鳴エネルギー発生体とよりなり、前記パイプ
取付け板をパイプの外部に配設し、該パイプ取付け板の
両側部をそれぞれ締め付け具で一体的に固定したことを
特徴とする請求項1又は2記載の油酸化防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002610U JP3072688U (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 油酸化防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002610U JP3072688U (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 油酸化防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3072688U true JP3072688U (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=43205955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000002610U Expired - Lifetime JP3072688U (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 油酸化防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3072688U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0486791U (ja) * | 1990-12-03 | 1992-07-28 |
-
2000
- 2000-04-20 JP JP2000002610U patent/JP3072688U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0486791U (ja) * | 1990-12-03 | 1992-07-28 |
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