JP3072621U - 鳴りやすい形状（半楕円形）の歌口に改良した尺八 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の尺八は音が鳴りにくい。その原因は斜
めに切り落とした歌口の形状にある。そこで、歌口を半
楕円形に削り込んだ形状にするによって、初心者や中学
生でも簡単に鳴らすことができる尺八に改良する。 【構成】 従来のように管の上端を斜めに切り落とすの
ではなく、丸ヤスリを使って管の外側からも内側からも
削り込んで、半楕円形の形状をした歌口に改良する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

生活用品の娯楽（楽器）。趣味として尺八を始める人たち。また公立の中学校 に尺八が導入されるので、その分野での利用も見込まれる。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

昔から尺八は音が鳴りにくい楽器として知られてきた。事実、世界中にいろい ろな笛がある中で、尺八は最も音が鳴りにくい笛である。従来の尺八の歌口は管 の上端を斜めに切り落とし、半月形の溝の形状をしていた（図１）。この歌口の 形状はたいへん音が鳴りにくい。音の鳴りにくさの原因は従来の尺八の歌口の形 状にある。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

歌口の形状を改良する。丸ヤスリを使って管の上端に半楕円形の溝を削り込ん でいく。その際に、管の外側からだけでなく、管の内側からも丸ヤスリで削り込 む必要がある。このようにして、最大幅８ｍｍ、深さ８ｍｍの半楕円形の歌口（ 図２）を作る。この形状の歌口にすると、格段に音が鳴りやすくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の尺八の歌口の形状である。

【図２】新しく考案した歌口の形状である。

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年５月１１日（２０００．５．１
１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】丸ヤスリを使い、半楕円形に削り込んだ歌
   口（音を鳴らす部分）に改良して、音を鳴りやすくした
   尺八。