JP3072003U - 自然石を使用した花器 - Google Patents
自然石を使用した花器Info
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- JP3072003U JP3072003U JP2000002825U JP2000002825U JP3072003U JP 3072003 U JP3072003 U JP 3072003U JP 2000002825 U JP2000002825 U JP 2000002825U JP 2000002825 U JP2000002825 U JP 2000002825U JP 3072003 U JP3072003 U JP 3072003U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】形状自在と装飾効果に適することでより野趣に
富み、かつ防水処理が簡易である自然石を利用した花器
を提供することを目的としている。 【解決手段】所望の高さ、形状を有する草、木、花など
や造花を生けるための花器において、当該花器がガラス
質を多く含む火山岩を使用し、該花器には花を生けるた
めの穴部又は水受け部を適宜加工し、該穴部又は水受け
部の表面に1000℃以上の熱を加え、含有する石基を
溶解させることによって、前記加工部の表面に水漏れを
防止するコーティングを施して成る。
富み、かつ防水処理が簡易である自然石を利用した花器
を提供することを目的としている。 【解決手段】所望の高さ、形状を有する草、木、花など
や造花を生けるための花器において、当該花器がガラス
質を多く含む火山岩を使用し、該花器には花を生けるた
めの穴部又は水受け部を適宜加工し、該穴部又は水受け
部の表面に1000℃以上の熱を加え、含有する石基を
溶解させることによって、前記加工部の表面に水漏れを
防止するコーティングを施して成る。
Description
【0001】
本考案は、形状を自在に加工可能である自然石を利用した花立てに関する。
【0002】
従来、花を生けるために使用される花器としては、ガラスや陶磁器や銅製或い はプラスチック等の合成樹脂、金属からなるものが多く、壺状の形に作製された 花瓶が知られている。特に花器表面装飾をするために種々の塗薬からなる化学品 を使用しているものが多くある。
【0003】また、天然の材料を使用するものとしては、図7に示す実用新案 登録第3066875号の自然木を使用した花器や、図8に示す実用新案登録第 3032451号又は図9の実用新案登録第3047752号のように、竹材製 品を使用した花器に関する考案が創出されているものである。
【0004】上述した技術は、いづれも陶器製、ガラス製、金属製の花器とは 違ったものとして自然材を使用したものであるが、これらと同様に石を使用した ものも従来よりあった。そこで、従来よりある石を使用した花器を見た場合に、 石の第一の欠点には生け花などの水を使用する水盤等において、例え多くの水を 蓄える貯水部を兼ね備えたとしても、石の内部に水が浸透し短時間で干水してし まうことである。よってもっぱら屋外用などで水の蒸発をさほど気にすることが 無い木々の容器として扱われていた。これに対し、生け花等の屋内における水盤 などには、貯水部に防水加工又は防湿加工等の薬品処理を行うか、他の物質であ る金属、ガラス等を埋設させ、二重の構造体にしているのが一般的であった。
【0005】
然しながら上記の各技術背景を考察した場合、上記におけるガラス等からなる 花立ては、外面的な装飾効果に優れているものの、素朴さや自然物としての美し さに欠けており、特に野の花を生ける場合には向かないことがある。一方、実用 新案登録第3032451号に示される技術のものでは、確かにこのような点の 不満は解消可能であるが、竹自体が繊維質であることから生け花用に貯水された 水は、徐々に浸透していくことになり、ここで防水に関する点において不完全な ものであった。また、実用新案登録第3047752号に示す技術においては、 竹炭になる前段階まで燃焼させ、竹酢液を塗布あるいは噴霧して被膜することに より、外面に艶を発生させることができるとするものであるが、外面への効果は 上がるものの、貯水部の内面防水をする点においては効果が少ないものであり、 やはり竹自体の耐久性の点では疑問視されるところである。
【0006】なお、自然木を利用する考案として実用新案登録第306687 5号における技術では、裂け目等の穴部に溜められた水が漏れ出る部分に合成樹 脂を充填するとともに、全体に加熱した蝋を加圧することで浸透させ、水の漏れ 出しの原因となる裂け目等を完全に閉塞することができるとするものであるが、 全体的な水漏れを防ぐ為に、多くの樹脂材及び蝋を使用し、かつ製作過程におけ る煩わしさが発生することから、高コストな製品と成ることになり、また、いか に自然物の利用とは言っても全体的に蝋や合成樹脂等の使用が目立つことにより 、かえって不自然な製品となってしまう欠点が生じる。
【0007】そこで、従来よりある石を使用した花器においては前述した通り 、貯水部に防水加工又は防湿加工の薬品処理を行うか、他の物質である金属、ガ ラス等を埋設させ、2重の構造体にしているため加工が複雑化され、嵌合物を挿 入することによってコストが高いものになり、まして自然物の良さが損なわれる 欠点が生じた。
【0008】本考案は上記のような問題点に鑑み創案されたもので、その問題 点を解決するために、形状自在と装飾効果に適することでより野趣に富み、かつ 防水処理が簡易である自然石を利用した花器を提供することを目的としている。
【0009】
本考案は、前記の問題点を解決すべく創出されたものであり、自然石の花器と して低コストかつ装飾・加工自在な花器を提供できるものである。
【0010】すなわち本考案の自然石を使用した花器は、所望の高さ、形状を 有する草、木、花などや造花を生けるための花器において、当該花器がガラス質 を多く含む火山岩を使用し、該花器には花を生けるための穴部又は水受け部を適 宜加工し、該穴部又は水受け部の表面に1000℃以上の熱を加え、含有する石 基を溶解させることによって、前記加工部の表面に水漏れを防止するコーティン グを施して成るものである。
【0011】
本考案の自然石を使用した花器は、マグマ(岩漿)が固まってできた岩石の総 称である火成岩中、組成によって大別される細粒完晶質あるいはガラス質から成 る火山岩を使用するもので、本考案で示す火山岩は以下の岩石が仲間として紹介 されているもので、その種類としては、玄武岩・アルカリ玄武岩・ベイサニトイ ド・ピクライト・安山岩・サヌカイト・ボニナイト・安山岩溶結凝灰岩・粗面安 山岩・デイサイト・流紋デサイト溶結凝灰岩・流紋岩・アルカリ流紋岩・黒曜岩 ・真珠岩・松脂岩・ドレライト・カンプトナイト・花崗斑岩などがある。
【0012】以下考案の特徴を添付図面に示す一実施例に基づいて具体的に説 明する。 図1は本考案の第1の実施の形態に係る自然石を利用した花器の内、水盤に関 して火山岩をA−A線及びB−B線上にカットすることを表わす正面図である。 図2は同実施例におけるカット後の加工を施した平面図で、図3は同実施例の概 略断面図、図4及び図5は同実施例の概略斜視図である。図6は本考案の第2の 実施の形態に係る自然石を利用した水盤の表面コーティングを行う過程を示す概 略斜視図を表わし、同第2実施例においてコーティングされた結果の概略斜視図 を図7に表わす。図8は本考案の第3の実施の形態に係る自然石を利用した花立 ての概略的断面図である。
【0013】図1に示すように、火山岩1の自然形状から最適な形状を得るよ うに、適宜にカットあるいは切削を行う。当然ながら、図1のカット方向である 一実施例図にこだわること無く、自由な方向に削ることでよい。ここでは、A− A線及びB−B線上で水平方向に切断した場合を示す。図2は図1で切断したも のを更に、段加工及び水盤としての水受け部3を加工した図を示すもので、2段 形状にすることや2ヵ所の水受け部3を有することなどは、形状加工に自由な表 現が可能である。水受け部3及び表面カットはボーリング加工・ドリル加工・切 削加工・旋削加工等で適宜行うことでよく、その加工方法を特に限定するもので はない。
【0014】次に、本考案の第2の実施の形態に係る自然石を利用した水盤の 表面コーティングを行う過程をについて説明する。図6に示すように、水受け部 3には水の漏れを防止するため、バーナー6等の加熱機器を使用し、切削された 水受け部3の表面に直接1200℃前後の加熱火7を充てて溶解させることで、 火山岩に含有される石基であるガラス質が表面と内部に浸透しながら表面コーテ ィング4を施すことができる。図7は表面コーティング4後を示す同実施例の斜 視図であるが、コーティングされた水受け部3に剣山8等を備置し、水を入れて 生け花を飾ることができる。火山岩2はマグマ(岩漿)が噴出された時の自然の 形状を営むことから、花と調和したより自然の装飾が味わえる。
【0015】次に、本考案の第3の実施の形態に係る自然石を利用した花立て について説明する。図8は、本考案の第3の実施の形態に係る自然石を利用した 花立ての概略的断面図を示すもので、火山岩2は大小の岩石を問わず、丸みある 形状のものなどは、底部11をカットすることでバランスよく載置することがで き、図8のように自由な箇所へドリリングすることができることから、より多く の表現を楽しむことができる他、火山岩2表面全体を溶解させた場合には化学着 色材を有すること無く、その石の持つガラス質と鉱物とによって色とりどりの色 彩が表現され、どんな色合いが出るのかも楽しむことができるものである。また 本考案によれば、溶解させる時に着色材を同時使用することも可能であり、より 多くの色合いを使って装飾することも勿論可能である。
【0016】実験の結果、多くある火山岩種の中でも特に、火山ガラスと呼ば れるガラス質を多く含むものとしてほとんどがカルクアルカリ岩系列に属し、玄 武岩と石英安山岩の中間の組成、化学成分をもつとされる安山岩がもっとも表面 溶解に適しているもので、1200℃前後の熱を表面に直接加え、中の細粒物質 であるガラス質を溶かすことで、表面にコーティングが施され、水の浸水を略完 全に防止することができた。
【0017】本考案においては、火山岩の一種であるケイ酸SiO2の量が5 2〜66%とする安山岩が適したものであるが、石基がガラス質であり、当該ガ ラス質を多く含む岩石はすべて同様の効果があることから、岩石の種別をここで 限定するものではなく、熱を加え表面コーティング可能となる岩石によって得る ことができることは、全て本考案に包含するものである。
【0018】
本考案による自然石を利用した花器であれば、製造コストがきわめて安価で景 観の優れた、しかも今まで水漏れによって使用されなかった石の器が提供できる ものであり、しかも、岩石自体が有する性質を利用することによって効果を最大 限に上げることができる。
【0019】また、通常の陶芸品で出来た花瓶とは異なる味わいを有する一種 独特の景観と日本独特のわびあるいはさびを有した花器を提供することができる 。 以上の如く、自然石を利用した花器により、従来の製品にはない自然の状態を 楽しむことができ、また、加熱処理を行うだけであることから従来品よりも作業 効率が大幅に向上することで、確実にコストを低減することができる。更に自然 に触れることができることから観ている者にも安らぎを与えるものであり、特に 美観に優れている効果を発揮できる。
【0020】以上により、本考案によれば今まで利用することが少なかった岩 石を使用し提供できることから、石材関係者等にとって産業上、極めて有意義か つ多大な効果を奏する。
【図 1】 本考案における第1実施例の火山岩をA−
A線及びB−B線上にカットすることを表わす正面図で
ある。。
A線及びB−B線上にカットすることを表わす正面図で
ある。。
【図 2】 同実施例におけるカット後の加工を施した
平面図である。
平面図である。
【図 3】 同実施例の概略断面図である。
【図 4】 同実施例の概略斜視図である。
【図 5】 同実施例の概略斜視図である。
【図 6】 本考案における第2実施例の形態に係る自
然石を利用した水盤の表面コーティングを行う過程を示
す概略斜視図である。
然石を利用した水盤の表面コーティングを行う過程を示
す概略斜視図である。
【図 7】 同第2実施例においてコーティングされた
結果の概略斜視図である。
結果の概略斜視図である。
【図 8】 本考案における第3の実施の形態に係る自
然石を利用した花立ての概略的断面図である。
然石を利用した花立ての概略的断面図である。
【図 9】 従来よりある他の例を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図10】 従来よりある他の例を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図11】 従来よりある他の例を示す概略斜視図であ
る。
る。
1: 火山岩 2: 加工後の火山岩 3: 水受け部 4: 表面コーティング 5: 上面カット部 6: バーナー(加熱機器) 7: 加熱火 8: 剣山 9: 水 10: 生け花 11: 底部
Claims (1)
- 【請求項 1】所望の高さ、形状を有する草、木、花な
どや造花を生けるための花器において、当該花器はガラ
ス質を多く含む火山岩を使用し、該花器には花を生ける
ための穴部又は水受け部を適宜加工し、該穴部又は水受
け部の表面に1000℃以上の熱を加え、含有する石基
を溶解させることによって、前記加工部の表面に水漏れ
を防止するコーティングを施したことを特徴とする、自
然石を使用した花器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000002825U JP3072003U (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 自然石を使用した花器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000002825U JP3072003U (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 自然石を使用した花器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3072003U true JP3072003U (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=43205323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000002825U Expired - Fee Related JP3072003U (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 自然石を使用した花器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3072003U (ja) |
-
2000
- 2000-03-24 JP JP2000002825U patent/JP3072003U/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |