JP3071875U - 畜舎用敷床 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】尿が停留しないような畜舎用敷床を提供する。 【構成】ゴムチップを固めて成形し中間層に面に平行に
孔が穿ってある板。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】 家畜の畜舎の床に敷いて使用する敷床に関する 。

【０００２】

【従来の技術】

従来牛馬等大型の家畜を飼育する畜舎の床はコンクリート製でその上に敷藁を 敷き並べるか、ゴムのマットを敷いたりしていた。

【０００３】 ゴムのマットは透水性がなく糞尿で汚れると滑りやすく危険であった。またゴ ムのマットの中には床に接する部分に波状の凹凸をもうけて尿が流れるようにし てあるものもあったが表面が滑りやすい事には変わりがなかった。

【０００４】 また別の例としては、ゴムチップを筒状の不織布に入れたものを平行に並べ全 体をテント地でくるんだマットもあった。しかるにゴムチップ間に透き間があり すぎ、また固定していない為に、マットが糞尿を吸い込み、うぢがわいたりして 大変不潔であった。

【０００５】 本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、尿がたまらず従って滑りにく く衛生的な家畜用敷床を提供しようとする事を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の敷床はゴムチップを若干の空隙を残しながら接着剤で一体化した一定 厚さの板状で、中間層に一定の太さの孔が面に平行に一定間隔を保ちながら面全 体に穿ってあり、その孔には炭の粉が充填してある。

【０００７】

【作用】 以上述べた本考案の敷床は空隙を持たせながらゴムチップを固め たものである為に尿は敷床の下方に抜けて表面にはたまらない。孔の中に充填し てある炭の粉は臭いを吸着する働きがあるので悪臭を軽減させる効果がある。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案の実施例を図面に基づいて説明すると図１は敷床の斜視図でゴムチップ を接着剤で固めたものである。厚さはほぼ５センチメートル、一辺の長さは約１メートル、 敷床の中間層に面に平行に等間隔に並んだ孔１が穿ってある。孔１の内径は1.5センチメートル 程で他端は閉じた盲管になっている。この板は天地換えして使用する事が できる。

【０００９】 この板の孔の開口部を上にして敷床を縦にし、炭の粉を孔に充填してゴム栓等 をして炭の粉が出ないように閉じる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の敷床を使用すれば尿は下に抜けて上にたまらず滑りにくくなり、また ゴムチップ製なので適度な緩衝性があり家畜の安全が確保される。さらに表面が 傷んできた時は天地換えして使用できるので耐用年数が長くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の家畜用敷床の斜視図。

【整理番号】ＴＥＳ−００−００４

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゴムチップを若干の空隙を残しながら接
   着剤で固めて一体化した一定の厚さを持つ成形板で板の
   中間層に一定の太さを持つ孔が面に平行に一定間隔で面
   全体にわたって穿ってある事を特徴とする畜舎用敷床。
2. 【請求項２】 孔の中に炭の粉をつめた事を特徴とする
   請求項１記載の畜舎用敷床。