JP3071306U - 昆虫標本作成キット - Google Patents

昆虫標本作成キット

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JP3071306U
JP3071306U JP2000001027U JP2000001027U JP3071306U JP 3071306 U JP3071306 U JP 3071306U JP 2000001027 U JP2000001027 U JP 2000001027U JP 2000001027 U JP2000001027 U JP 2000001027U JP 3071306 U JP3071306 U JP 3071306U
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秀和 仲
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株式会社フジコン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専門的な器具を用いることなく、容易に形良
い昆虫標本を得られる標本作成キット及び標本作成方法
を提供する。 【解決手段】 昆虫の体のかぎづめ部分が係止されるこ
とにより前記昆虫が保持される昆虫保持部材と、昆虫を
被膜しかつ前記保持部材に前記昆虫を固着するコーティ
ング溶剤とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、昆虫標本を作成するための昆虫標本作成キットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より昆虫標本は、木製の標本ケースや脱脂綿、昆虫針や留針等の、様々な 用具を用いて作成されている。最も一般的には、死んで硬化した昆虫を水に浸し て柔らかくし、脱脂綿を敷いた発泡スチロール等の板上にこの昆虫を置き、ピン セットで昆虫の脚等の形をよく整えた後、上記の針等で固定する。その後、必要 に応じ防腐剤等の薬剤を注射器でもって昆虫の体に注入する。 このようにして作成された標本は、標本ケースや箱等に入れられ、湿気や害虫 が侵入しないよう密閉されて保存される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の標本作成には専門的な道具が必要で、作業も難しく細かいもの である。つまり、昆虫を形よく整えかつ確実に針で固定するには、十分な経験と 高度な技術が必要とされ、特に子供がこのような作業を行うには、通常は時間が かかる。固定に時間がかかると、昆虫の体が損傷する場合もあり好ましくない。 また用いる器具は細かく先も鋭利であり、取り扱い中に不意に怪我をするおそ れがある。また保管等にも、安全上の特別の注意が必要である。
【0004】 従って、気軽にこれらの器具を用い、思い通りの標本を作成できるとは言い難 く、特に小学校低学年程度以下の小さな子供にとっては困難なものであった。 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであってその目的とするとこ ろは、上述のような、管理等に特別の注意が必要な専門的な器具を用いることな く、子供でも容易に形良い昆虫標本を得られる標本作成キットを提供することに ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑み、本考案は以下のような手段を採用した。すなわち、本考案に かかる昆虫標本作成キットは、昆虫の体のかぎづめ部分が係止されることにより 前記昆虫が保持される昆虫保持部材と、昆虫を被膜しかつ前記保持部材に前記昆 虫を固着するコーティング溶剤とを備えたことを特徴とする。 昆虫の体は、例えば角や腹部、足等において、多数のギザギザ状の部分を有し ている。これは、木に捕まる等のために細かい毛や節があったり、足先が鉤状に なったりしているものであるが、本考案におけるかぎづめ部分とは、このような ギザギザ状になった部分すべてをいうものとする。
【0006】 上記手段を採用すれば、昆虫はそのかぎづめ部分が係止されることで昆虫保持 部材に保持され、またコーティング溶剤により、昆虫の体の表面は、そのすみず みにわたって被膜されて保護されると同時に、上記保持部材に固着される。 従って、コーティング溶剤が乾燥すれば、昆虫の体は補強され、また昆虫の体 と保持部材が一体的に接着され安定に固定されるので、子供でも容易に昆虫標本 を作成でき、長期間にわたる標本の保存が容易となる。 また前記昆虫保持部材は、その表面に昆虫の体のかぎづめ部分が係止されるよ うな微細な孔を有していることが好ましい。この手段によれば、昆虫はその体の かぎづめ部分が昆虫保持部材表面の微細な孔に係止されるので、昆虫は容易に昆 虫保持部材に保持されることができる。
【0007】 また前記昆虫保持部材は軟質スポンジ体により形成されていることが好ましい 。軟質スポンジ体は表面に無数の微細な孔を有するものであり、昆虫の体のかぎ づめ部分はこの微細な孔に容易に係止される。 また軟質スポンジ体は非常に柔軟な組織なので、昆虫の体のかぎづめ部分はご く柔らかく係止され、一旦昆虫を係止させた後でも、コーティング溶剤の乾燥前 であれば、昆虫の体を損傷させずに再度取り外すことができるため、昆虫を思い 通りの形に容易に整えてからコーティング溶剤により被膜することができる。更 に、軟質スポンジ体にはコーティング溶剤がしみこみ易いので、昆虫を軟質スポ ンジ体に強固に固着することができる。
【0008】 更に、前記コーティング溶剤にはアクリル樹脂が配合されていることが好まし 。アクリル樹脂は、昆虫標本に、昆虫本来の艶に近い艶を与えることができる程 度の量が配合される。 これにより昆虫標本には自然な艶が与えられ、外観的には生きている昆虫に近 い状態に維持される。またコーティング溶剤は、上記保持部材への固着を行う接 着剤としても好適である。 また上述の昆虫標本作成キットには、昆虫が保持された前記保持部材が収納さ れかつ前記昆虫が外部より視認可能な密閉容器が更に備えられることが好ましい 。
【0009】 この手段によれば、昆虫保持部材とコーティング溶剤を用いて昆虫標本を作成 した後、その昆虫保持部材を、それに保持された昆虫が外部より視認可能な密閉 容器に収納できるので、作成した標本を外気から遮断した状態で保存できるとと もに、作成した標本を常に室内装飾等として楽しむことができる。 また前記軟質スポンジ体は軟質ウレタンフォームであることが好ましい。入手 が容易で、また適度な柔軟性や弾性に富むため、昆虫の体を係止させることが容 易である。
【0010】 前記コーティング溶剤には、防腐剤又は/及び防虫剤が更に配合されているこ とが好ましい。この場合は、従来の注射器等で昆虫の体に注入するという細かい 手段によらずに、昆虫標本をカビや害虫から容易に保護することができる。防腐 剤や防虫剤は、昆虫標本に通常に用いられているものや、その他使用可能である ものであればよい。溶媒に対する配合量、またアクリル樹脂に対する配合量も適 宜に調整可能である。 また、上述の昆虫標本作成キットには、前記昆虫保持部材を前記密閉容器中で 起立状態に支持する支持部材が更に備えられていてもよい。なお、ここでいう起 立状態とは、昆虫保持部材を収納する密閉容器の長手方向(軸方向)において起 立している状態をいい、昆虫保持部材が密閉容器の軸心に沿って起立している状 態のみならず、軸心に対しある程度傾いて起立している状態も含む。
【0011】 かかる手段を採用すれば、昆虫保持部材は支持部材により、密閉容器中で起立 状態に支持されるので、密閉容器を載置したとき、昆虫標本を外部から容易に視 認できるし、あたかも昆虫が木に登っているような状態に前記保持部材に保持さ れることができ、昆虫標本を見栄えよく展示することができて好ましい。 また本考案にかかる昆虫標本作成キットは、昆虫の体のかぎづめ部分が係止さ れることにより前記昆虫が保持される昆虫保持部材と、昆虫を被膜しかつ前記保 持部材に前記昆虫を固着するコーティング溶剤と、昆虫が保持された前記保持部 材が収納されかつ前記昆虫が外部より視認可能な密閉容器とが備えられ、前記密 閉容器は有底の密閉容器本体とこの密閉容器本体に着脱自在な蓋体とを有するこ とを特徴とする。
【0012】 かかる昆虫標本作成キットがあれば、昆虫標本を作成しかつ保存することが容 易である。また密閉容器は、密閉容器本体が有底であるので、昆虫標本を収納し たまま載置させることができる。また、この密閉容器本体に着脱自在な蓋体を有 するので、一旦収納した昆虫保持部材を再度取り出すこともでき、昆虫標本の取 り扱い上都合がよい。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下図面に則して、本考案にかかる昆虫標本作成キットを説明する。 図1〜図5は、本考案にかかる昆虫標本作成キット(以下、標本キットという )の第1実施形態、及びそれによる昆虫標本作成の方法(手順)を示したもので ある。 図1は、標本キット1の斜視図、図2〜図4は標本作成の手順を示した斜視図 、図5は図1の標本キットにより作成された昆虫標本の斜視図である。
【0014】 標本キット1は、昆虫が保持される昆虫保持部材(以下、単に保持部材という )5、昆虫を保持部材5に固着するためのコーティング溶剤9を備えており、図 では保持部材5は、保持部材5を収納できる大きさの密閉容器4に収納されてい る。密閉容器4は、有底で円筒形の密閉容器本体2と、この密閉容器本体2に着 脱自在な蓋体3とを有する。密閉容器本体2は底面2Aを有し、可撓性を有する 透明なプラスチック製である。蓋体3は、本実施形態においては密閉容器本体2 に螺合されているが、その他、例えば嵌合されてあっても構わない。また、必ず しも密閉容器本体2から取り外しされる形態でなくてもよく、例えばヒンジによ り密閉容器本体2に連結されてあっても構わない。コーティング溶剤9は容器7 に収容されていて、蓋体3や容器7もプラスチック製である。
【0015】 保持部材5は平板状に形成されており、昆虫の体のかぎづめ部分が容易に係止 されるもので、この保持部材5を支持する支持部材6が備えられている。保持部 材5は軟質スポンジ体である軟質ウレタンフォームにより形成されており、その 表面5Aには多数の微細な孔12、12、・・・を有している。保持部材5の厚 みはほぼ1cm程度である。 昆虫はそのかぎづめ部分が軟質ウレタンフォームの孔12に容易に引っ掛かる ので、保持部材5の表面5Aに載置するだけで容易に係止される。また軟質スポ ンジ体を採用することで、保持部材5は柔軟性、変形性等を具備し、昆虫1の身 体の形状に沿って容易に変形する。また昆虫への当たりがソフトなので、昆虫の 身体を痛めるおそれはない。
【0016】 支持部材6は、保持部材5を密閉容器4内で、この密閉容器4の長手方向(軸 方向)において起立状態に支持するもので、一枚のやや厚めの紙シートを折り曲 げて、支持面6Aとその背後に緩やかな曲面6Bとが形成されている。かかる構 成により、支持部材6自身が密閉容器4の軸心に沿って、つまり底面2Aに対し て垂直に安定に立つことができる(図1、4、5参照)。 支持面6Aは保持部材5の裏面5Bの全面を支持している。これにより、保持 部材5の裏面5Bは平滑な状態に維持され、保持部材5の表面5Aが平滑な状態 に維持される。
【0017】 保持部材5は、このように支持部材6により支持されて起立状態に維持される ので、昆虫標本は、密閉容器4を載置した状態で外部から容易に視認され、また あたかも木に登っているかのようにも見え、見栄えよく展示されることになり好 適である。 また支持部材6により、保持部材5は昆虫の大きさや重さにより変形してしま うおそれも少なくなり、好ましい。 昆虫の標本の作成は、図2〜図4に図示されているように行う。まず、昆虫1 0の体が死後時間が経過し硬化している場合は、軟化処理を加えて柔軟性を付与 する。具体的には、ドライヤーの熱風をかけたり、湯や水に浸すなどして体を柔 らかくする。死後時間がさほど経過しておらず、体が未だ柔軟性を有するときは 、かかる軟化処理を行う必要はないので、そのまま標本作成に用いる。
【0018】 体が柔らかくなった昆虫10には、標本キットに備えられているコーティング 溶剤9が施される。具体的には、図2に示すように、ビニル袋8等を用いてコー ティング溶剤9をまんべんなく昆虫10に施すようにする。 次に、コーティング溶剤が乾燥しないうちに、昆虫10を保持部材5の表面5 A上に載置する(図3参照)。昆虫10は容易に保持部材5に係止されるのは先 述の通りである。 このとき、コーティング溶剤が乾燥しないうちに、ピンセット等を用いて昆虫 10の形を整える。しばらく放置すると、コーティング溶剤は保持部材5の内部 へ浸透するとともに乾燥する。これにより、昆虫10の体は形が整えられたまま コーティング溶剤により被膜されて保護され、また保持部材5にしみこんだコー ティング溶剤により、保持部材5と一体的に接着されて、保持部材5に固着され る。
【0019】 コーティング溶剤が乾燥したら、保持部材5を、取付手段11により支持部材 6に取り付ける。本実施形態においては、取付手段11として両面テープを用い ている。 最後に、昆虫10が固着され支持部材6に支持された保持部材5を、密閉容器 本体2に収納し、蓋体3を取り付けて密閉し、標本が完成する(図5)。 上述の手段によれば、針等を用いなくても、昆虫をしっかりと保持部材に固定 することができる。また、保持部材が軟質スポンジ体で柔らかいので、一旦昆虫 を載置したあと、昆虫を傷つけずに、再度取り外すことが容易で、好みの形に何 度でも整え直すことができる。
【0020】 コーティング溶剤は液体であるため、昆虫の体の細部にわたってゆきわたり、 特に脆くなりやすい足先等も十分に保護される。コーティング溶剤9は、本実施 形態においてはアクリル樹脂が配合されている。アクリル樹脂は、コーティング 溶剤中、昆虫標本に昆虫本来の艶に近い艶を与えることができる程度の量が配合 されている。あまりに艶を与えすぎても、また逆にあまりに艶消しの状態になっ ても、標本の昆虫は本物の昆虫らしくみえないためである。 かかるコーティング溶剤により昆虫標本には自然な艶が与えられ、外観的には 生きている昆虫に近い状態に維持される。また乾燥して適度な接着の機能を発揮 する。
【0021】 一般に、艶出しやコーティング等の目的には、合成樹脂が配合された溶剤が使 用される。合成樹脂が乾燥すれば、かかる機能を発揮するためである。従って、 本考案のコーティング溶剤には、上記の艶出し等の目的に一般的に使用可能な合 成樹脂であれば使用することができる。 コーティング溶剤には、更に防腐剤や防虫剤等、その他の成分を適宜に配合す ることができる。防腐剤、防虫剤については、これらの双方が配合されてもよい し、いずれか一方のみが配合されてもよい。これらを配合した場合は、従来のよ うに注射器を用いてかかる薬剤を注入するは必要なくなり、昆虫の体にコーティ ングするだけで、簡易に防腐・防虫効果を発揮できて好適である。また溶媒には 、水やアルコール等が使用される。
【0022】 保持部材5は、先述のように支持部材6により密閉容器4中で起立状態に支持 されており、また密閉容器4は保持部材5に保持させた昆虫10を外部より視認 できる。このことより、作成した標本は、図5に示すように密閉容器を載置した 状態でいつでも鑑賞できるし、また室内装飾等にすることもできる。 図6は、本考案に係る標本キットの第2実施形態を示したものである。このよ うに、保持部材5は複数備えられていてもよいし、大さも適宜設定可能である。 また上述の実施例では、保持部材の5の厚みはほぼ1cm程度であるが、これも 適宜に設定可能である。
【0023】 なお保持部材は、上述の軟質スポンジ体により形成されるのが最も好適である が、それ以外にも昆虫の体のかぎづめ部分が係止される材質であれば使用できる 。例えば、不織布、布地、編地、網戸のような網目を持つシート、小さな孔を多 数開けたビニルシート、面ファスナーのようなパイル状の布地、等である。かぎ づめ部分が係止されるような孔を有していることが好ましいが、有していなくて も、かぎづめ部分を係止できるものであれば採用できる。これらの材質を使用す る際の取付手段11は、これらの材質に応じて適宜選択する。
【0024】 また支持部材6は、上述の実施形態においては紙製であるが、その他適当な材 質を採用できるし形状も適宜でよい。また支持部材は、必要な場合に応じて適宜 備えればよいもので、必ずしも添えられる必要はない。 昆虫にコーティング溶剤を施す方法は、先述した図2に示すような方法に限定 されない。例えば、保持部材に係止させ、体の形を整えた後にコーティング溶剤 を表面から塗布してもよい。 密閉容器4は、生産コストや運搬等の観点より、プラスチック製であることが 好ましいが、その他の材質も使用することができる。また、図示した形状に限定 されることはなく、昆虫10が保持された保持部材5を収納可能で、その昆虫を 外部より視認できるものであれば、円筒形以外の例えば角筒形、立方形(箱形) 等、適宜の形状でよい。
【0025】 また密閉容器4は、蓋体3により開閉が自在になるので、昆虫を保持させた保 持部材5を一旦収納した後でも、再度取り出すことができる。従って、密閉容器 に収納された昆虫や昆虫保持部材等を入れ替えることができ、容器の再利用にも なり好適である。 昆虫標本は、必ずしも密閉容器に保存される必要はなく、手持ちのビニル袋等 に保存されても構わない。しかし上述の実施形態のように、保持部材、保持部材 を支持する支持部材、コーティング溶剤が揃えられ、密閉容器内に収納された状 態の標本キットであれば、その標本キット一式があればその他の部材を別途用意 する手間もいらず、好適である。このとき、標本キット中に揃える保持部材や支 持部材の個数、コーティング溶剤の量等は、適宜に設定できる。
【0026】 なお図1においては、容器7は密閉容器4とは別体に図示されているが、密閉 容器4内に収納されると、標本キット1の運搬や保管の際にコンパクトになり好 都合である。また、標本キット1には、上述の保持部材や支持部材、コーティン グ溶剤等の他にも、図2で示したようなビニール袋8や、昆虫の体の形を整える ピンセット等を備えることもできる。また上述の実施形態においては、一つの保 持部材に昆虫が一匹しか保持されていないが、複数匹の昆虫、または複数種の昆 虫を並べて保持させることもできる。
【0027】
【考案の効果】
本考案によれば、針等の細かい器具を用いることなく、ごく単純な手法により 長期間保存可能な昆虫標本を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる昆虫標本作成キットの第1実施
形態を示した斜視図である。
【図2】昆虫にコーティング溶剤が施される状態を示し
た斜視図である。
【図3】昆虫を保持部材に保持させた状態を示した斜視
図である。
【図4】保持部材が支持部材により支持される状態を示
した斜視図である。
【図5】図1の標本キットにより作成された昆虫標本を
示した斜視図である。
【図6】本考案にかかる昆虫標本作成キットの第2実施
形態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 昆虫標本作成キット 2 密閉容器本体 3 蓋体 4 密閉容器 5 昆虫保持部材 6 支持部材 9 コーティング溶剤 10 昆虫 12 孔

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昆虫の体のかぎづめ部分が係止されるこ
    とにより前記昆虫が保持される昆虫保持部材と、昆虫を
    被膜しかつ前記保持部材に前記昆虫を固着するコーティ
    ング溶剤とを備えたことを特徴とする昆虫標本作成キッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記昆虫保持部材は、その表面に昆虫の
    体のかぎづめ部分が係止されるような微細な孔を有して
    いることを特徴とする請求項1に記載の昆虫標本作成キ
    ット。
  3. 【請求項3】 前記昆虫保持部材は軟質スポンジ体によ
    り形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の昆虫標本作成キット。
  4. 【請求項4】 前記コーティング溶剤にはアクリル樹脂
    が配合されていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の昆虫標本作成キット。
  5. 【請求項5】 昆虫が保持された前記保持部材が収納さ
    れかつ前記昆虫が外部より視認可能な密閉容器が更に備
    えられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の昆虫標本作成キット。
  6. 【請求項6】 前記軟質スポンジ体は軟質ウレタンフォ
    ームであることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに
    記載の昆虫標本作成キット。
  7. 【請求項7】 前記コーティング溶剤には、防腐剤又は
    /及び防虫剤が更に配合されていることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の昆虫標本作成キット。
  8. 【請求項8】 前記昆虫保持部材を前記密閉容器中で起
    立状態に支持する支持部材が更に備えられたことを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載の昆虫標本作成キ
    ット。
  9. 【請求項9】 昆虫の体のかぎづめ部分が係止されるこ
    とにより前記昆虫が保持される昆虫保持部材と、昆虫を
    被膜しかつ前記保持部材に前記昆虫を固着するコーティ
    ング溶剤と、昆虫が保持された前記保持部材が収納され
    かつ前記昆虫が外部より視認可能な密閉容器とが備えら
    れ、前記密閉容器は有底の密閉容器本体とこの密閉容器
    本体に着脱自在な蓋体とを有することを特徴とする昆虫
    標本作成キット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014035345A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Eiko Ono 腎組織軟化処理による糸球体プレパラート作成法
JP2014517273A (ja) * 2011-05-02 2014-07-17 ラペンナー ジョゼ カルロス 生物学的試料の固定および保存のための固定液

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