JP3071200U - 感温ポケット - Google Patents

感温ポケット

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道程 楠田
武七郎 内藤
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有限会社藤原興産
東久商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポケット付き外着衣料の着用時に、ポケット
の袋内部において身体側の布地は身体からの熱で多少温
められているが、非身体側(外側)の布地は外に近いの
で冷えている。一方、手の甲側は掌側に比較して皮膚が
薄いので感温性が高い。したがって、ポケットに手を挿
入した瞬間に手の甲側が掌側より冷たく感じる。このよ
うな温度差を感じることなく、掌側より手の甲側の方が
むしろ暖かく感じるポケット袋を案出する。 【解決手段】 ポケットに手を広げた状態で挿入したと
きに、ポケット袋内部で手の掌側は身体側の布地に接触
し、手の甲側は非身体側(外側)の布地に接触する。し
たがって、ポケット袋内部の身体側の布地は表面に毛羽
のない普通の布帛状布地、非身体側(外側)の布地は表
面に毛羽を有する起毛布地またはパイル布地とすること
で、ポケットに手を挿入した瞬間に掌側と手の甲側の温
度差を感じることなく、むしろ手の甲側の方が暖かく感
じるポケット袋を案出した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、防寒衣料、ジャンパー、スーツ、ズボンなどの外着衣料のポケット に係わり、詳しくは該ポケットの袋内部の構造に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
防寒衣料、ジャンパー、スーツ、パーカーなどの外着衣料の手を挿入すべき位 置にあるポケットは内付け形と外付け形とに大別される。 内付け形においては、防寒衣料、ジャンパー、ズボン、フォーマルスーツなど に採用されていて、衣料本体の布地の裏側、つまり着用時に衣料本体布地の身体 側に一般に衣料本体とは異なる布地で袋状に取り付けられている。 外付け形においては、カジュアル的なスーツ、ブレザーなどにデザイン性を強 調する手段などとして採用されていて、衣料本体の布地の表側、つまり着用時に 衣料本体布地の外側に取り付けられ、一般に内面袋部の身体側は衣料本体のその 部分の布地が兼ね、外側は衣料本体と同じ布地で構成されていることが多い。
【0003】 ポケットの基本形は、2枚の布地を重ね合わせて開口部以外の縁部を縫い合わ せて袋を形成している(内、一辺は折返しの場合もある)。人がポケットを取り 付けた衣料を着用した場合に該2枚の布地を、おのおの身体側(内側)布地と非 身体側(外側)布地と区別することができ、双方同じ布地が使用されていること も多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
寒冷時などに防寒のためポケットに手を挿入することがある。この場合ポケッ トの袋内部において手を広げた状態では、掌(てのひら)側は身体側つまり内側 の布地に、手の甲(こう)側は非身体側つまり外側の布地におのおの接触する。 ポケットの袋内部の内側と外側の布地は空気層で隔てられていて、身体側つま り内側の布地は身体からの伝達熱で多少温められているが、ポケットの非身体側 つまり外側の布地は外気の低い温度の影響を受けて冷えている故、手を広げて挿 入したときに掌側に対比して手の甲側は冷たく感じる。 さらに手の甲側は掌側に比較して皮膚が薄いので感温性が鋭く、手の甲側が冷 たく感じると、寒い感じを誘発することになる。本考案が解決しようとしている 課題は、単に手全体の保温を目的とするものではなく、手をポケットに挿入した 瞬間に掌側より手の甲側の方が温感があるようにすることを狙っている。
【0005】 一般的に人の手は掌側の皮膚は厚いのに対し手の甲の皮膚は薄く、したがって 手の甲側は掌側よりも温度に対する感受性が高く、温度に関する感受性の高い側 の温度が低いことは冷たさを強調して感じることになり、身体全体の寒さにつな がることになる。 昔の旅人や鳶職が使用している手甲は、安全のためでもある が、手の甲の防寒つまり身体全体の寒感を和らげるための知恵でもある。 本考案の課題は防寒のためポケットに手を挿入した瞬間において、ポケットの 袋内部の両側からの、かような温度差を感じることなく、むしろ掌側より手の甲 側の方が暖かく感じるポケット内部の感温ポケットの構成を考案することである 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために鋭意検討の結果次の考案に達したものである。すな わち、外着衣料の手を挿入すべき位置にあるポケットに関し、該外着衣料の着用 時において、該ポケットの袋内部の身体側の布地は表面に毛羽のない布帛状布地 、これに対向する非身体側(外側)の布地は表面に毛羽を有する、起毛布地また はパイル布地であることを特徴とするポケット内部袋の考案に至った。 ポケット袋内部の構造において、かような接触温感の異なる布地を対向して用 いることによって、掌と手の甲に温度差の違和感を感じさせることなく、防寒保 温の効果を果たすことができることを見いだしたものである。加えて、ポケット 袋内部の非身体側の布地表面の毛羽繊維またはパイル繊維が、動物性繊維あるい は合成繊維であることでさらに効果が強調されることを見いだしたものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1は外着衣料の一例、つまりジャンパー1の着用者の略図である。2はジャ ンパー1の左側ポケット、3は同じく右側ポケットであり、左手5をズボン6の 左側ポケット4に挿入している図である。 図2、図3は本考案の感温ポケットの構造を説明するため一例の模型略図で、 ポケットの構造の断面の略図である。図2は内付け形ポケットの例で、図3は外 付け形ポケットの例である。
【0008】 図2は、図1のジャンパー1の左側ポケット2の一点鎖線A1−A2部のポケ ット部分の断面模型略図である。図2において、7は身体側断面を示し、8は外 着衣料の本体の布地、9はポケット袋内部、10はポケット袋内部の身体側の布 地、11はポケット袋内部の非身体側(外側)の布地、12はポケットの蓋をお のおの示す。本考案の感温ポケットにおいては、ポケット袋内部の身体側の布地 10は表面に毛羽のない普通の布帛状布地、ポケット袋内部の非身体側(外側) の布地11は起毛布地またはパイル布地を用いる。
【0009】 かような構造にすることによりポケットに手を広げた状態で自然に挿入した場 合に、挿入された手は、掌側が表面に毛羽のない普通の布帛状布地である身体側 (内側)の布地10に接触し、手の甲側は起毛布地またはパイル布地である非身 体側(外側)の布地11に接触し、手の甲側に接触する布地が起毛布地またはパ イル布地故、手を挿入した瞬間に暖かく感じる。本考案のポケットの構造は図1 に示すズボン6のポケット4の場合においても同様で、図2と同様な構造にして おけば、手の甲側に接触する布地表面が毛羽やパイルであるので同様に暖かく感 じる。
【0010】 図3は外付け形ポケットの例で、7は身体側断面を示し、8は外着衣料本体の 布地、9はポケット袋内部、10はポケット袋内部の身体側の布地、11はポケ ット袋内部の非身体側(外側)の布地をおのおの示し、本考案においては図2と 同様に、ポケット袋内部の身体側の布地10は表面に毛羽のない普通の布帛状布 地、ポケット袋内部の非身体側(外側)の布地11は起毛布地またはパイル布地 である。 図3に示す如き構造にすることにより、本考案の感温ポケットに手を自然に広 げて挿入した場合に、挿入され手は、掌側が表面に毛羽のない普通の布帛状布地 である身体側の布地10に接触し、手の甲側は起毛布地またはパイル布地である 非身体側(外側)の布地11に接触し、この布地が起毛布地またはパイル布地ゆ え、接触布地表面が毛羽やパイルであるので暖かく感じる。
【0011】 本考案でいう、表面に毛羽のない普通の布帛状布地とは、ポケット袋部に普通 に使われる非起毛布地を指し、紡績糸織物であれば金巾、ジンス、スレーキなど 、フィラメント織物であればタフタなど、編物であればトリコットハーフなどの 平坦で毛羽のない布地を指す。
【0012】 本考案における手を挿入すべき位置にあるポケットとは、着用者が防寒のため とか、ポーズをとるときに手を挿入することが可能な位置にあるポケットのこと である。具体的な例として、図1でいえば左側ポケット2、右側ポケット3に示 す如きサイドポケット、ズボン6のポケット4に示す如きズボンやスカートのサ イドポケット、尻部ポケットなどが含まれる。胸部のポケットは防寒などの目的 では手を挿入しない位置にあるので含まない。
【0013】 人の肌が材料に触れた場合に感じる接触温感は、その物体の表面温度のみに依 存するわけではない。同じように寒いところに放置している発泡スチロール材料 と金属材料とを手で触れると、前者の方が後者よりはるかに暖かく感じることが この証左である。接触温感は接触界面の材料との接触率が低い、つまり接触界面 の空気比率が高いほど暖かく感じ、またその材料の熱伝導性が低いほど暖かく感 じる。この理由は人の肌が材料に触れた瞬間において、肌の熱が伝導せずにその 場に滞留すれば暖かく感じ、材料中に伝導して拡散すれば冷たく感じるというこ とである。
【0014】 したがって接触界面において、熱伝導性の低い空気の比率が高いほど熱の滞留 がよく、また接触材料の熱伝導性が低いほど熱の滞留がよい。繊維は一般的に熱 伝導性が低く、さらに起毛布地やパイル布地は、肌を触れた場合に普通の表面に 毛羽のない布帛状布地に比較して接触界面の材料の接触率が低い。つまり接触界 面の空気比率が高いので接触温感が高く、暖かく感じるわけである。 かようにポケットの袋内部の構造において、手を挿入したときに掌側が接触す る身体側の布地を表面に毛羽のない普通の布帛状布地とし、手の甲側が接触する 非身体側(外側)を起毛布地やパイル布地としておけば、後者布地の温度が低く ても、また手の甲側の肌の方が感温性が高くても、手をポケットに挿入した瞬間 に手の甲側が暖かく感じ、手全体として暖かさを体現することになる。
【0015】 本考案においては、ポケット袋内部の身体側の布地は、表面に毛羽のない普通 の布帛状布地が用いられる。ポケット袋は一般的に裏地に用いる布地と同じ布地 を用いることも多く、織物では紡績糸の場合、素材は綿あるいは強度面から綿と ポリエステル混紡糸が多用され、平織、2/1綾織物などが用いられる。 具体的には金巾、ジンス、アルパカ調織物、スレーキなどが用いられる。フィ ラメント糸と紡績糸との交織織物としては富士絹調織物、フィラメント織物では 平織のタフタ、ツイル、編物ではナイロン、ポリエステルなどのトリコットハー フなど、平坦で毛羽のない織物や編物が用いられている。
【0016】 本考案におけるポケット袋内部の非身体側(外側)の布地に用いる起毛布地ま たはパイル布地は織物でも編物でもよい。起毛布地は針布起毛機で編物、織物の 表面をひきかき起して毛羽を出した起毛布地のことで、織物の例としては紡績糸 使いではフランネル、フラノ、シャギーなどの起毛布地、薄手の起毛毛布などが 用いられる。編物の例ではフィラメントの起毛布であるフレンチパイルなどが用 いられる。また、起毛と剪毛とを繰り返し、密生した短い毛羽織物であるスエー ド調織物でもよい。
【0017】 本考案におけるポケット袋内部の非身体側(外側)に用いるパイル布地として は、織物では、別珍、シホンベルベット、シール、モケットなどのパイル織物、 緯編物ではパイルフライス丸編機による緯編シール、ボアなど、経編物ではパイ ルダブルラッセル機による経編シールなどが用いられる。 また、丸編み機でスライバー状の繊維を糸と共に編み込む、通称ハイパイルな どと呼ばれるスライバーニット布も用いることができる。
【0018】 次に実用テストの実施例について述べる。糸使いが綿とポリエステル混紡の双 糸394dtex(デシテックス;綿番手30/2)の2/2綾織物(サージ) で試験用長ズボンを試作した。両サイドポケットの部分を開口部のみとし、ポケ ット袋を取り付けずに、ズボンのポケット位置の開口部の内周部にテープ状の面 ファスナーのフック側を縫合した。
【0019】 従来の形の標準ポケットの袋としては、糸使いが綿とポリエステル混紡の単糸 197dtex(綿番手30/1)のジンス(2/1綾織物)で、ズボンのサイ ドポケットに合うポケット袋を試作し、袋の開口部の外周にテープ状の面ファス ナーのループパイルを縫合した。
【0020】 テスト者は男性とし、身体上部には肌側から綿メリヤスの長袖アンダーシャツ 、ワイシャツ、ジャンパー調の作業服を着用、腰以下には綿ブリーフ、綿メリヤ スのズボン下に靴下を着用し、その上に該試験用長ズボンを着用した。ポケット の形成については、試験用長ズボンのサイドポケット位置の開口部の内周部の面 ファスナーを利用して、予め各種試作ポケット袋を取り付ければポケットが形成 できるようにした。
【0021】 評価したポケット袋については、ポケット袋を試験用長ズボンに取り付けて着 用した場合にポケット袋内部において、[身体側の布地]−[非身体側(外側) の布地]として示せば、前述の標準ポケットの袋の場合は、[ジンス]−[ジ ンス]の如き標記法とした。つまり、着用者が試験用長ズボンのポケットに手を 挿入したときに、[掌側が接触する布地]−[手の甲側が接触する布地]で標記 したもので、前者布地と後者布地とは互いの縁部を縫い合わせてポケット袋とし た。
【0022】 評価したポケット袋をかような標記法で示せば、[ジンス]−[綿・フラン ネル]、[ジンス]−[羊毛・フラノ]、[ジンス]−[アクリル繊維・フ ラノ]、[ジンス]−[ポリエステル繊維・フラノ]、[ジンス]−[ナイ ロン繊維・経編フレンチパイル]、[ジンス]−[ポリエステル繊維・フリー ス]、[ジンス]−[アクリル繊維・シャギー]、[ジンス]−[レーヨン 繊維・シホンベルベット]、▲10▼[ジンス]−[綿・別珍]、▲11▼[ジ ンス]−[アクリル繊維・フライスニットボア]、▲12▼[ジンス]−[アク リル繊維・フランネル]、▲13▼[ジンス]−[絹・シホンベルベット]であ る。 布地の表裏の毛羽の状態が異なる布地については毛羽量の多い方を、パイル布 地についてはパイル側を袋の内側の表面になるように縫い合わせた。また繊維種 の表記は毛羽やパイルについての繊維種で示した。
【0023】 テスト者数は男性10名とし、各ポケット袋を取り付けた試験用長ズボンを着 用し、送風機で風速約2m/sに設定した気温10〜12℃の戸外に移動して、 手を露出して10分間直立し、ポケット袋を形成する各厚さなどの異なる布地が 戸外の温度状態において平衡状態になったと見なされてから、ポケットに手を挿 入する。手を挿入した瞬間に、掌側に対比して手の甲側が暖かく感じるかどうか で評価を行った。手をポケットに挿入した瞬間に、掌側に対比して手の甲側の方 が、「暖かく感じる」を+2点、「やや暖かく感じる」を+1点、「同じように 感じる」を0点、「やや冷たく感じる」を−1点、「冷たく感じる」を−2点と し、10名に各試料ポケットについて評点して貰い、この評点の平均値で各ポケ ット袋の評価の平均評点とした。
【0024】 評価結果をポケット袋種の平均評点で示すと、おのおの、;−1.6、; +0.8、;+1.5、;+1.8、;+1.6、;+1.5、;+ 1.7、;+1.7、;+0.6、▲10▼;+▼0.8、▲11▼;+1 .8、▲12▼;+1.7、▲13▼;+1.6、の結果であった。この結果か ら云えることは、ポケット袋内部において、手の甲側に接触する側、つまり実際 の温度が低い筈の外側の非身体側の布地を、起毛布地やパイル布地とすると、手 の甲側が明らかに暖かく感じることが分かった。また、毛羽やパイルが綿やレー ヨンなどのセルロース繊維よりも、動物性繊維である羊毛や絹、また合成繊維で あるアクリル繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維の方が、より暖かく感じる ことが分かった。
【0025】
【考案の効果】
本考案は、上記の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0026】 (1)寒冷時などに防寒のためポケットに手を挿入する場合に、ポケット袋内部 の内側と外側の布地は空気層で隔てられているので、ポケット袋内部の身体側( 内側)の布地は身体からの伝達熱で温められているが、非身体側(外側)の布地 は低い外気の温度の影響を受けて冷えている。更に掌側に比較して手の甲側は皮 膚が薄いので感受性が高く、ポケット袋内部の布地としては、通常ポケット用に 用いられる表面に毛羽のない普通の布帛状布地を両者に用いると、掌側に対比し て手の甲側は冷たく感じる。 本考案によればポケットに手を挿入した瞬間において、手の甲側が暖かく感じ 、温度的な安堵感が得られる。
【0027】 (2)本考案の効果は単なる保温の目的とは異なり、手をポケットに挿入した瞬 間に掌側より手の甲側の方が暖かいと感じることで自立神経を刺激し、自己の防 寒機能を支援する効果がある。 (3)掌側よりも手の甲側は温度に対する感受性が高く、感受性の高い側が冷た く感じることは寒さ感を強調して感じることになり、身体全体の寒さ感につなが ることになるが、本考案によれば手の甲側の瞬間的な暖かさの感知で身体全体の 寒感じを和わらげる効果がある。これは手甲の如き役割ともいえる。 以上、本考案は外着用衣料ばかりでなく、パジャマ、ローブ、手袋、オートバ イ用ハンドルカバーなどにも応用できるので、有用な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】外着衣料着用者の略図
【図2】内付け形ポケットの断面模型略図
【図3】外付け形ポケットの断面模型略図
【符号の説明】
A1−A2 断面模型略図である図2の位置 1 ジャンパー 2 左側ポケット 3 右側ポケット 4 ズボンのポケット 6 ズボン 7 身体側を示す断面 8 外着衣料の本体布地断面 9 ポケット袋内部断面 10 ポケット袋内部の身体側(内側)の布地断面 11 ポケット袋内部の非身体側(外側)の布地断面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外着衣料の手を挿入すべき位置にあるポ
    ケットに関し、該外着衣料の着用時において、該ポケッ
    トの袋内部の身体側の布地は表面に毛羽のない布帛状布
    地、これに対向する非身体側の布地は表面に毛羽を有す
    る、起毛布地またはパイル布地であることを特徴とする
    ポケット内部袋。
  2. 【請求項2】 ポケット袋内部の非身体側の布地表面の
    毛羽繊維またはパイル繊維が、動物性繊維あるいは合成
    繊維であることを特徴とする請求項1に記載するポケッ
    ト内部袋。
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