JP3071019U - パネルヒーターの構造 - Google Patents

パネルヒーターの構造

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JP3071019U
JP3071019U JP2000000719U JP2000000719U JP3071019U JP 3071019 U JP3071019 U JP 3071019U JP 2000000719 U JP2000000719 U JP 2000000719U JP 2000000719 U JP2000000719 U JP 2000000719U JP 3071019 U JP3071019 U JP 3071019U
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樹錬 陳
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陳 樹 錬
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 設定区域毎の温度上昇を規制する。 【解決手段】 適当な抵抗値を有する連続性金属片体が
絶縁片体に蛇行状に曲折敷設されたパネルヒーターにお
いて、導電片の幅設定区域毎に異なるように設け、設定
区域毎の温度上昇を規制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は抵抗式発熱片に関係があり、さらに詳しくは、電流通過通路の変化に より、電流通過時の抵抗値を異なるものとすることを利用し、異なる領域に発生 する発熱程度を制御するようにしたパネルヒーターの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は現在見られる薄片式のパネルヒーターであり、それは絶縁片体の表面に 連続式回路が蛇行状に曲折して設けられ、該回路は適当な抵抗値の金属材料で製 造され、該回路の両端が導線で電源と連通して電流が該回路を流れて通路を形成 する時、該回路の抵抗値により、電流通過時に熱エネルギーを発生させる。これ らパネルヒーターはよく自動車のガラスに取り付けられ、通電後の発熱の特性に よりガラス表面に付着した水を蒸発させ、水分がガラスに付着して表面をくもら せてドライバーの視線を妨害するのを防止する。当然、このようなパネルヒータ ーは広くその他の各種の場合及び設備(例えば金型の加熱或いは保温)にも応用 され、加熱の熱源とされる。
【0003】 これらパネルヒーターの表面の回路の各段経路の幅は均一で、該回路の各段の 発生する熱エネルギーに対応し、実際の応用場面の必要とする加熱温度に応じて 予め設定することはできなかった。且つ電流が該回路を通過するとき、該回路の 各段はいずれも抵抗作用により発熱し、熱エネルギーは並びに該回路の周辺区域 に向けて輻射、伝導の方式を以て伝播され、該パネルヒーターは、その中央区域 がこの区域に設けられた回路の発生する熱エネルギー以外にも、この区域の周辺 (該パネルヒーターの周辺区域)より伝播される熱エネルギーを受け取り、該パ ネルヒーターの周辺区域はこの区域の発生する熱エネルギー以外には僅かにこの 区域の片側(該パネルヒーターの中央区域)から伝播される熱エネルギーの影響 を受けるだけであり、このためパネルヒーターの中央区域の温度上昇がより速く なり、温度の不一致による温差現象が形成された。もしパネルヒーターを自動車 のガラスに装着して除霧に応用する場合には、該パネルヒーターの温差により自 動車のガラスに亀裂現象が発生するか、或いは断熱紙の貼られた自動車のガラス では、時に温度上昇が過高となり断熱紙が焼損する状況が発生し、且つもしそれ を金型など平均した温度上昇を必要とする場合に応用すると、この周知のパネル ヒーターは各部分の温度上昇速度を制御しがたいため、容易に金型各部の温度の 不一致を形成し、これにより製造される製品の品質が不均一となった。また、図 2、3には2種類の周知のパネルヒーターが示されており、その応用場面は図1 に示されるものとは異なるが、各段の電熱回路の経路の幅がいずれも同じであり 、このため各部分の温度を制御して各種の加熱温度上昇条件の需要に適用するこ とは難しかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主要な目的は、一種のパネルヒーターの構造を提供することにあり、 それは導電片の断面積の変化を利用して電流通過時に異なる断面積の電流通過量 の違いにより、熱エネルギーの発生量を制御し、これにより特定区域の温度上昇 を制御するようにした構造とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、一つの絶縁片体と一つの導電片を具え、そのうち、該導電 片が適当な抵抗値を有する連続性金属片体とされ、該導電片が該絶縁片体に蛇行 状に曲折敷設され、該導電片の両端が接続端とされて、電源に連通し電流を導入 し通路を形成するパネルヒーターにおいて、該導電片の各段の幅が異なるように 設けられたことにより予め設定された区域の温度上昇を制御できることを特徴と すえパネルヒーターの構造としている。 請求項2の考案は、前記絶縁片の表面が中央部分から外向きに順に中央区、中 間区、辺縁区とされ、該中間区が中央区の外周を囲んで設けられ、中間区の外周 を囲んで辺縁区が設けられ、辺縁区の外周が絶縁片の周辺に隣接し、該導電片の 中央区に位置する範囲の幅は該中間区に位置する範囲の導電片の幅より広く、該 導電片の中間区に位置する範囲の幅は該辺縁区に位置する範囲の導電片の幅より 広く、これにより該絶縁片の各区域の温度上昇が一致させられたことを特徴とす る、請求項1に記載のパネルヒーターの構造としている。 請求項3の考案は、前記絶縁片の表面が中央部分から外向きに順に中央区、中 間区、辺縁区とされ、該中間区が中央区の外周を囲んで設けられ、中間区の外周 を囲んで辺縁区が設けられ、辺縁区の外周が絶縁片の周辺に隣接し、該導電片の 辺縁区に位置する範囲の幅は該中間区に位置する範囲の導電片の幅より広く、該 導電片の中間区に位置する範囲の幅は該中央区に位置する範囲の導電片の幅より 広く、これにより該絶縁片の各区域の温度上昇が一致させられたことを特徴とす る、請求項1に記載のパネルヒーターの構造としている。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案は、一つの絶縁片体と一つの導電片を具え、そのうち、該導電片が適当 な抵抗値を有する連続性金属片体とされ、該導電片が該絶縁片体に蛇行状に曲折 敷設され、該導電片の両端が接続端とされて、電源に連通し電流を導入し通路を 形成するパネルヒーターにおいて、該導電片の各段の幅が異なるように設けられ たことにより予め設定された区域の温度上昇を制御できることを特徴としている 。
【0007】
【実施例】
図4に示されるのは本考案のパネルヒーターの第1実施例であり、それは一つ の絶縁片10と導電片20を具備し、そのうち絶縁片10の表面が中央部分から 外向きに順に中央区12、中間区14、辺縁区16とされ、該中間区14が中央 区12の外周を囲んで設けられ、中間区14の外周を囲んで辺縁区16が設けら れ、辺縁区16の外周が絶縁片10の周辺に隣接している。該導電片20は適宜 長さを有し且つ厚さの均一な連続性片体とされ、それは適宜抵抗値を具えた金属 で製造され、該導電片20が該絶縁片10に貼られ、並びに該中央区12、該中 間区14及び該辺縁区16のほぼ全面に曲折配置され、該導電片20の両端はそ れぞれ接続端21とされて、該接続端21により電源と連通し電流が導入されて 回路が形成される。該導電片20の中央区12に位置する範囲の幅は該中間区1 4に位置する範囲の導電片20の幅より広く、該導電片20の中間区14に位置 する範囲の幅は該辺縁区16に位置する範囲の導電片20の幅より広い。これに より電流が該導電片20を通過する時、該絶縁片10の各区域の温度上昇程度は 一致する。
【0008】 上述の本考案の第1実施例に示されるように、本考案は導電片20の断面積を 利用して、電流が通過する時、断面積の違いにより、該導電片20の各区段の電 流流量を異なるものとすることにより、異なる幅の各区段で発生する熱量を異な るものとしている。第1実施例では、該中間区14内で発生する熱は中央区12 より高く、該辺縁区16内で発生する熱は中間区14より高く、これに熱の伝播 、輻射効果が加わることで、該絶縁片10の表面の各所の温度上昇が均一となり 、こうして特定区域の温度上昇を制御する目的を達成している。この実施例は特 定区域の温度上昇を制御して均一温度とすることができるため、自動車のガラス のくもり除去に用いられる時、その温度上昇を制御して均一の温度とすることに より、自動車のガラスに温度不一致の現象を発生させず、ガラスに亀裂が発生す るのを防止する。且つ金型の加熱或いは保温に用いられる場合、金型温度を一致 した状態に保持できる。ゆえに本考案は相当に産業上の利用価値を有する。図5 は本考案の第2実施例であり、そのうち、絶縁片10に設置された導電片20は 幅の変化が制御されて、該絶縁片10の特定区域の温度上昇が制御され、温度上 昇を必要とする各種の異なる応用場合に適合する。
【0009】 図6、7に示されるのは本考案の第3、第4実施例であり、それは前述の実施 例と同様に所定区域の温度上昇を制御する要求を満足させる。この第3、第4実 施例の違いは、第3実施例では串接方式で電源と連通することで、第4実施例で は並列連接方式で電源と連通することである。
【0010】 総合すると本考案は新たな空間形態を有し、従来の技術のネックを解決し、優 れた産業上の利用性を有しており、実用新案登録請求の要件を具備している。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、一つの絶縁片体と一つの導電片を具え、そのうち、該導電片が適当 な抵抗値を有する連続性金属片体とされ、該導電片が該絶縁片体に蛇行状に曲折 敷設され、該導電片の両端が接続端とされて、電源に連通し電流を導入し通路を 形成するパネルヒーターにおいて、該導電片の各段の幅が異なるように設けられ たことにより予め設定された区域の温度上昇を制御できることを特徴としている 。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知のパネルヒーターの平面図である。
【図2】別の周知のパネルヒーターの構造表示図であ
る。
【図3】さらに別の周知のパネルヒーターの構造表示図
である。
【図4】本考案の第1実施例の平面図である。
【図5】本考案の第2実施例の平面図である。
【図6】本考案の第3実施例の平面図である。
【図7】本考案の第4実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 パネルヒーター 2 絶縁片 3 回
路 10 絶縁片 12 中央区 14
中間区 16 辺縁区 20 導電片 21 接続端

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの絶縁片体と一つの導電片を具え、
    そのうち、該導電片が適当な抵抗値を有する連続性金属
    片体とされ、該導電片が該絶縁片体に蛇行状に曲折敷設
    され、該導電片の両端が接続端とされて、電源に連通し
    電流を導入し通路を形成するパネルヒーターにおいて、
    該導電片の各段の幅が異なるように設けられたことによ
    り予め設定された区域の温度上昇を制御できることを特
    徴とすえパネルヒーターの構造。
  2. 【請求項2】 前記絶縁片の表面が中央部分から外向き
    に順に中央区、中間区、辺縁区とされ、該中間区が中央
    区の外周を囲んで設けられ、中間区の外周を囲んで辺縁
    区が設けられ、辺縁区の外周が絶縁片の周辺に隣接し、
    該導電片の中央区に位置する範囲の幅は該中間区に位置
    する範囲の導電片の幅より広く、該導電片の中間区に位
    置する範囲の幅は該辺縁区に位置する範囲の導電片の幅
    より広く、これにより該絶縁片の各区域の温度上昇が一
    致させられたことを特徴とする、請求項1に記載のパネ
    ルヒーターの構造。
  3. 【請求項3】 前記絶縁片の表面が中央部分から外向き
    に順に中央区、中間区、辺縁区とされ、該中間区が中央
    区の外周を囲んで設けられ、中間区の外周を囲んで辺縁
    区が設けられ、辺縁区の外周が絶縁片の周辺に隣接し、
    該導電片の辺縁区に位置する範囲の幅は該中間区に位置
    する範囲の導電片の幅より広く、該導電片の中間区に位
    置する範囲の幅は該中央区に位置する範囲の導電片の幅
    より広く、これにより該絶縁片の各区域の温度上昇が一
    致させられたことを特徴とする、請求項1に記載のパネ
    ルヒーターの構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020318A (ja) * 2015-07-15 2017-01-26 大日本印刷株式会社 透明発熱板及び透明発熱板を備えた窓
JP2022553052A (ja) * 2019-11-07 2022-12-21 エル エス エムトロン リミテッド 車両用熱線装置

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