JP3070848B1 - 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム - Google Patents

緊急通報システム端末機器および緊急通報システム

Info

Publication number
JP3070848B1
JP3070848B1 JP11039976A JP3997699A JP3070848B1 JP 3070848 B1 JP3070848 B1 JP 3070848B1 JP 11039976 A JP11039976 A JP 11039976A JP 3997699 A JP3997699 A JP 3997699A JP 3070848 B1 JP3070848 B1 JP 3070848B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle speed
speed signal
emergency
emergency call
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11039976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000242880A (ja
Inventor
健司 吉岡
保利 中間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=12567991&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3070848(B1) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP11039976A priority Critical patent/JP3070848B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3070848B1 publication Critical patent/JP3070848B1/ja
Publication of JP2000242880A publication Critical patent/JP2000242880A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 車両に搭載されて、緊急時に、利用者によっ
て押下された緊急通報発信釦または事故を検出するセン
サからの信号に基づき、車両に関するデータおよび事故
時の車速データを緊急通報連絡手段を介して緊急通報セ
ンターへ通報する緊急通報システム端末機器において、
従来は車速データを、車輪に対して設けられた車速セン
サから直接入手していたため、配線が長くなるととも
に、内部で車速センサからの信号を車速信号に変換する
処理が必要であった。 【解決手段】 車速信号を、車両がスピードメータ表示
用に備えている車速信号生成回路7から出力される車速
信号を利用する。このため、配線が短くなり、内部で車
速信号に変換するための処理が不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
に搭載されて、交通事故、急病などの緊急時に、警察や
消防などの緊急通報システムを統括するセンター(以
下、緊急通報センターという。)に、現在の車両の位置
情報、登録番号などの車両に関するデータを送信する緊
急通報システム端末機器および緊急通報システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車などの車両に搭載され
て、緊急通報センターに通信事業者の基地局などを経由
して電話発信処理を行う緊急通報システム端末機器が知
られている。緊急通報システム端末機器は、緊急時に
は、利用者によって押下された緊急通報発信釦または事
故を検出するセンサからの信号に基づき、制御部が緊急
通報連絡手段を介して車両に関するデータを緊急通報セ
ンターへ通報する。車両に関するデータの中には、事故
時の車両の速度も含まれ、事故時にその車両がどの程度
のスピードで走行していたかが分かるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
緊急通報システム端末機器は、緊急通報センターへ送信
する車速信号を、車両の車輪の回転数を検出する車速セ
ンサから直接得ていたため、車速センサから緊急通報シ
ステム端末機器までの配線が長くなるばかりでなく、緊
急通報システム端末機器内部で、車速センサからの車輪
回転数を表すパルス信号を車輪直径を基に車速信号に変
換する処理が必要であった。
【0004】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、配線が簡単で内部での車速
信号変換処理を必要とすることなく、車速信号を得るこ
とのできる緊急通報システム端末機器および緊急通報シ
ステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の緊急通報システム端末機器は、緊急通報セ
ンターへ送信する車速信号を、緊急通報システム端末機
器を搭載した車両のスピードメータ表示用に備えられて
いる車速信号生成回路から得るようにしたものである。
車速信号生成回路は、車速センサからのパルス信号を車
速信号に変換して、この変換された車速信号を基に、ス
ピードメータの制御回路部であるECU(Electronic C
ontrol Unit )がスピードメータを動作させるようにな
っている。したがって、本発明によれば、緊急通報セン
ターへ送信する車速信号を、車両のスピードメータ表示
用に備えられた車速信号生成回路から得るようにしたの
で、配線が車速信号生成回路からスピードメータの制御
回路部に至るまでの信号経路から緊急通報システム端末
機器までで済むため、従来の車速センサから直接引いて
くる場合に比べて簡単であり、さらに内部での車速信号
変換処理が不要となるので、信号処理における負荷を軽
減することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、車両に搭載されて、緊急時に、利用者によって押下
された緊急通報発信釦または事故を検出するセンサから
の信号に基づき、車両に関するデータを緊急通報連絡手
段を介して緊急通報センターへ通報する緊急通報システ
ム端末機器において、前記緊急通報センターへ通報する
車両に関するデータの1つである車速信号を、車両にス
ピードメータ表示用に備えられている車速信号生成回路
から出力される車速信号を入力して使用することを特徴
とする緊急通報システム端末機器であり、配線が簡単で
内部での車速信号変換処理を必要とすることなく、車速
信号を得ることができるという作用を有する。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、車速信
号生成回路から緊急通報システム端末機器に車速信号が
入力されない場合に、車速信号の入力異常を利用者に知
らせる手段を備えた請求項1記載の緊急通報システム端
末機器であり、車速信号が入力されない場合には、イン
ジケータの点灯、点滅やLCDなどの視覚的な表示、ま
たはブザーや合成音声などの聴覚的な表示により、利用
者に車速信号の入力異常を知らせることができるという
作用を有する。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、車速信
号生成回路から緊急通報システム端末機器に車速信号が
入力されない場合に、車速信号の入力異常があったこ
と、または車速信号の入力異常を利用者に知らせたこと
を履歴として記録するとともに、その履歴を緊急通報シ
ステム端末機器に接続された外部機器へ出力する手段を
備えた請求項2記載の緊急通報システム端末機器であ
り、車速信号の入力異常の履歴を外部機器から取り出す
ことができるという作用を有する。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1から3に記載の緊急通報システム端末機器と、システ
ムを統括して、前記緊急通報システム端末機器からの緊
急通報発信信号を受信して緊急出動を発動する緊急通報
センターとを含む緊急通報システムであり、緊急事態発
生時には、緊急通報センターへ車速信号を送信できると
いう作用を有する。
【0010】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
緊急通報システム端末機器の構成を示すブロック図であ
る。図1において、1は緊急通報システム端末機器であ
り、自動車などの車両に搭載されて、交通事故、急病な
どの緊急時に、緊急通報センターに現在の車両の位置情
報、登録番号、車速などのデータを送信して緊急車両出
動を要請するものである。2は通信アンテナであり、緊
急通報連絡手段11からの発信信号を通信事業者の基地
局に発信する処理を行うと共に、通信事業者からの受信
信号を緊急通報連絡手段11に出力する処理を行う。3
は緊急通報発信釦であり、利用者が、交通事故、急病な
どの緊急時に押下し、発信処理を開始するための操作信
号を生成する。4はGPSアンテナであり、GPS衛星
からの位置データや時間データを受信する。5はマイク
であり、ハンズフリー通話を行う際に、事故を報告する
利用者の送信音声信号を入力する。6はスピーカであ
り、ハンズフリー通話を行う際に、緊急通報センターか
らの受信音声信号の鳴音を行う。7は車速信号生成回路
であり、本来はこの緊急通報システム端末機器1が搭載
された車両のスピードメータ表示用に設けられて、車輪
の回転数を検出する車速センサからのパルス信号を車輪
の直径を基に車速信号に変換するものである。変換され
た車速信号は、インストルメントパネル上に設置された
スピードメータの制御回路部であるECU(Electronic
Control Unit )に入力されると共に、緊急通報システ
ム端末機器1の制御部12と位置情報取得処理部14に
入力される。
【0011】緊急通報システム端末機器1において、1
1は緊急通報連絡手段であり、制御部12からの発信要
求信号に対し、制御部12から入力した電話番号によ
り、通信事業者の基地局などを経由してその電話番号に
該当する通話相手に電話発信処理を開始すると共に、通
話相手からの発信応答、もしくは通話中信号などの通話
中に移行する信号を受信した場合、通話状態に移行した
ことを認識し、音声通話制御、もしくはデータ通信制御
に移行すると共に、通話中に移行したことを知らせる信
号を制御部12に出力し、さらに、制御部12から入力
した、車両の進行方向、向きなどの情報、および位置情
報などの車両に関するデータを、通信事業者の基地局な
どを経由して当該電話番号に対応する通話相手である緊
急通報センターに発信する処理を行う。
【0012】12は制御部であり、緊急通報発信釦3か
らの操作信号により緊急通報要求があったことを認識
し、緊急通報処理を開始するために、車速信号生成回路
7からの車速信号、および位置情報取得処理部14から
車両の進行方向や向きなどの情報、および位置情報など
のデータを入力し、さらに、記憶部15から緊急通報セ
ンターの電話番号を取得すると共に、その電話番号を用
いて緊急通報連絡手段11に電話の発信要求を行い、さ
らに緊急通報連絡手段11からその電話番号に該当する
通話相手からの発信応答、もしくは通話中信号などの通
話中に移行する信号を受信した場合、通話状態に移行し
たと認識し、車速信号生成回路7および位置情報取得処
理部14から入手したデータを、通信事業者の基地局な
どを経由して当該電話番号に対応する通話相手である緊
急通報センターに発信するための信号を緊急通報連絡手
段11に出力する処理を行う。
【0013】13はジャイロセンサであり、車両の進行
方向、向きなどの情報を生成する。14は位置情報取得
処理部であり、制御部12からの位置情報要求信号に対
し、ジャイロセンサ13から車両の進行方向、向きなど
のデータを入力すると共に、車速信号生成回路7から車
速信号を入力し、さらに、GPS受信機17がGPSア
ンテナ4から受信したデータより生成した位置情報など
のデータを入力し、また、それらの入力したデータを、
制御部12に出力する処理を行う。
【0014】15は記憶部であり、緊急通報センターの
電話番号、および緊急通報システム端末機器1を搭載す
る車両の登録ナンバー、および登録者などの情報を格納
すると共に、制御部12からの要求信号により、該当す
る緊急通報センターの電話番号、および緊急通報システ
ム端末機器1を搭載する車両の登録ナンバー、および登
録者などの情報を出力する処理を行う。16はハンズフ
リーシステムであり、緊急通報センターと事故を報告す
る利用者との間でハンズフリー通話を行うために、エコ
ーキャンセル機能、ハウリング防止機能などを有する。
17はGPS受信機であり、GPSアンテナ4から入力
したデータから位置情報などのデータを位置情報取得処
理部14に出力する処理を行う。
【0015】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。図1において、緊急通報発信処理以外の通常時、位
置情報取得処理部14は、GPS受信機17がGPSア
ンテナ4から受信したデータを基に算出した自車位置
を、車両の進行方向、向きなどの情報を生成するジャイ
ロセンサ13からのデータ、および車速信号生成回路7
からの車速信号をもとに算出した距離情報により補正す
る処理を行い、常に正確な自車位置を把握する。
【0016】交通事故、急病などの緊急時、利用者は緊
急通報発信釦3を押下する。緊急通報発信釦3は、利用
者の押下操作により、押下されたことを示す操作信号を
制御部12に出力する。制御部12は、車速信号生成回
路7に現在の車速信号を要求する信号を出力すると共
に、位置情報取得処理部14に現在の位置情報を要求す
る信号を出力する。位置情報取得処理部14は、制御部
12からの位置情報要求信号に対し、GPS受信機17
がGPSアンテナ4から受信したデータより生成した位
置情報を、ジャイロセンサ13からの車両の進行方向、
向きなどの情報および車速信号生成回路7からの車速信
号から算出した距離情報を基に補正して、制御部12に
出力する。なお、車速信号生成回路7は、自己の制御回
路にタイマカウンタを備え、タイマのイベント毎に定期
的に車速信号を出力し、制御部12は、受信した車速信
号を記憶部15に記憶することにより、時系列の車両の
速度経緯を蓄積するようにしてもよい。
【0017】制御部12は、記憶部15から緊急通報セ
ンターの電話番号を取得し、その電話番号を用いて緊急
通報連絡手段11に電話発信などの発信要求を行う。緊
急通報連絡手段11は、通信アンテナ2を用いて、通信
事業者の基地局などを経由してその電話番号に該当する
通話相手に電話発信処理を開始する。緊急通報連絡手段
11は、通話相手からの発信応答、もしくは通話中信号
などの通話中に移行する信号を受信した場合、通話状態
に移行したと認識し、音声通話制御、もしくはデータ通
信制御に移行すると共に、通話中に移行したことを知ら
せる信号を制御部12に出力する。制御部12は、通話
に成功したと判断し、位置情報取得処理部14から入手
した車両の進行方向や速度などの情報、および位置情報
などの送信データを作成し、通信事業者の基地局などを
経由して当該電話番号に対応する通話相手である緊急通
報センターに発信する処理を行う。
【0018】制御部12は、緊急通報センターに対する
データ通信処理を終了すると、ハンズフリーシステム1
6を通じて音声通話に移行する。音声通話に移行する場
合、緊急通報連絡手段11からの受信音声信号は、ハン
ズフリーシステム16によりエコーキャンセルなどの処
理を行い、スピーカ6から音声として出力される。ま
た、マイク5からの入力した音声信号は、ハンズフリー
システム16によりエコーキャンセルなどの処理を行
い、緊急通報連絡手段11に送信音声信号として出力さ
れる。音声通話時は、利用者と緊急通報センターのオペ
レータとの間で音声通話を行い、事故状況などの報告を
音声により実行する。
【0019】上記実施の形態において、車速信号生成回
路7から制御部12および位置情報取得処理部14へ送
られる車速信号は、予め定められたフォーマットに準拠
したシリアル信号またはパラレル信号で送信され、受信
される。このようにフォーマットを定めることにより、
ヘッダ、パリティなどの信号を付加することが可能にな
る。また、車速信号にバス信号を用いてカスケード接続
することにより、車速信号生成回路7と緊急通報システ
ム端末機器1内の他の機器との接続が可能になる。この
場合、両機器間での信号フォーマットを規定する必要が
ある。また、バス信号を用いて同報通信により車速信号
を送信することができ、この場合、車速信号生成回路7
から出力される車速信号は、バスに接続する全ての機器
において受信可能になる。また、バス信号を用いて個別
通信により車速信号を送信することができ、この場合、
車速信号生成回路7から出力される車速信号は、車速信
号生成回路7が規定した機器についてのみ受信可能にな
る。個別通信により車速信号を送信する場合は、信号受
信に対して応答信号をフォーマット化できる特徴があ
り、応答信号を付加した場合、車速信号生成回路7は、
緊急通報システム端末機器1に送信した車速信号に対し
て応答信号待ちを行うことにより、緊急通報システム端
末機器1が受信できたか否かの情報を把握することがで
きる。
【0020】また上記実施の形態において、車速信号生
成回路7から制御部12および位置情報取得処理部14
へ送られる車速信号は、車速を表現する信号に2進数を
用いて、0kmから255kmまでの速度を00000000b
から11111111bまでの8bitの信号で表現することがで
きる。また、車速を表現する信号に16進数を用いて、
0kmから255kmまでの速度を00hからFFhま
での8bit (11111111b)の信号で表現することができ
る。さらに、車速を表現する信号に10進数を用いて、
0kmから99kmまでの速度を0から99までの8bi
t (10011001b)の数字で表現することができる。
【0021】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における緊急通報システム端末機器の構成を示して
いる。本実施の形態2が図1に示した実施の形態1と異
なるのは、車速信号生成回路7から緊急通報システム端
末機器1に車速信号が入力されない場合に、車速信号の
入力異常を利用者に知らせる異常報知手段18を備えて
いることだけである。
【0022】制御部12は、車速信号生成回路7に対す
る車速信号要求に対し応答がない場合、または定期通信
信号により車速信号生成回路7から出力される車速信号
が一定時間入力されないなどの異常を検出した場合、異
常と判断して異常報知手段18に対して異常検出信号を
出力する。異常報知手段18は、制御部12からの異常
検出信号を入力すると、LEDなどのインジケータ点灯
または点滅表示により利用者にそのことを知らせる。ま
たは、LCDなどのメッセージ表示、ブザーなどの警告
音表示、合成音声による音声案内表示により利用者に知
らせる。利用者は、車速信号生成回路7から車速信号が
取得できるように、必要なメンテナンスを実施する。
【0023】このように、本実施の形態2によれば、車
速信号生成回路7から緊急通報システム端末機器1に車
速信号が入力されない場合に、車速信号の入力異常を利
用者に知らせる異常報知手段18を備えているので、異
常報知がされた場合には、直ちにメンテナンスを施すこ
とにより、緊急事態発生時には、緊急通報センターに送
信するデータの中に確実に車速信号を含ませることがで
きる。
【0024】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3における緊急通報システム端末機器の構成を示して
いる。本実施の形態3が図2に示した実施の形態2と異
なるのは、車速信号生成回路7から緊急通報システム端
末機器1に車速信号が入力されない場合に、車速信号の
入力異常があったこと、または車速信号の入力異常を利
用者に知らせたことを履歴として記憶部15に記憶する
とともに、その履歴を緊急通報システム端末機器に接続
された外部接続機器8へ出力する外部機器接続インター
フェース19を備えていることだけである。
【0025】制御部12は、車速信号生成回路7に対す
る車速信号要求に対し応答がない場合、または定期通信
信号により車速信号生成回路7から出力される車速信号
が一定時間入力されないなどの異常を検出した場合、異
常と判断して、そのこと示す履歴データを記憶部15に
記憶するか、または、異常報知手段18に対して異常検
出信号を出力した場合にそのことを示す履歴データを記
憶部15に記憶する。一方、外部接続機器8が外部機器
接続インターフェース19に接続され、外部接続機器8
から履歴データの出力要求があった場合、制御部12
は、記憶部15から履歴データを読み出し、外部機器接
続インターフェース19を介して外部接続機器8に出力
する。外部接続機器8は、必要に応じてLCD画面で確
認したり、紙にプリントアウトして確認する。なお、外
部接続機器8と緊急通報システム端末機器1との間の通
信には、シリアル信号またはパラレル信号またはバス信
号を用いて、両機器のインターフェースを合わせること
により、通信を実現する。
【0026】このように、本実施の形態3によれば、車
速信号生成回路7から緊急通報システム端末機器1に車
速信号が入力されない場合に、車速信号の入力異常があ
ったこと、または車速信号の入力異常を利用者に知らせ
たことを履歴として記憶部15に記憶するとともに、そ
の履歴を緊急通報システム端末機器に接続された外部接
続機器8へ出力する外部機器接続インターフェース19
を備えているので、利用者は、車速信号の入力異常をい
つでも取り出すことができるとともに、事故が発生した
後の事故検証時の情報として利用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の緊急通報システム端末機器は、緊急通報センターへ送
信する車速信号を、車両のスピードメータ表示用に備え
られた車速信号生成回路から得るようにしたので、配線
が車速信号生成回路からスピードメータの制御回路部に
至るまでの信号経路から緊急通報システム端末機器まで
で済むため、従来の車速センサから直接引いてくる場合
に比べて簡単であり、さらに内部での車速信号変換処理
が不要となるので、信号処理における負荷を軽減するこ
とができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における緊急通報システ
ム端末機器の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における緊急通報システ
ム端末機器の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3における緊急通報システ
ム端末機器の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 緊急通報システム端末機器 2 通信アンテナ 3 緊急通報発信釦 4 GPSアンテナ 5 マイク 6 スピーカ 7 車速信号生成回路 8 外部接続機器 11 緊急通報連絡手段 12 制御部 13 ジャイロセンサ 14 位置情報取得処理部 15 記憶部 16 ハンズフリーシステム 17 GPS受信機 18 異常報知手段 19 外部機器接続インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 25/08 G08B 25/10 B60R 16/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されて、緊急時に、利用者に
    よって押下された緊急通報発信釦または事故を検出する
    センサからの信号に基づき、車両に関するデータを緊急
    通報連絡手段を介して緊急通報センターへ通報する緊急
    通報システム端末機器において、前記緊急通報センター
    へ通報する車両に関するデータの1つである車速信号
    を、車両にスピードメータ表示用に備えられている車速
    信号生成回路から出力される車速信号を入力して使用す
    ることを特徴とする緊急通報システム端末機器。
  2. 【請求項2】 車速信号生成回路から緊急通報システム
    端末機器に車速信号が入力されない場合に、車速信号の
    入力異常を利用者に知らせる手段を備えた請求項1記載
    の緊急通報システム端末機器。
  3. 【請求項3】 車速信号生成回路から緊急通報システム
    端末機器に車速信号が入力されない場合に、車速信号の
    入力異常があったこと、または車速信号の入力異常を利
    用者に知らせたことを履歴として記録するとともに、そ
    の履歴を緊急通報システム端末機器に接続された外部機
    器へ出力する手段を備えた請求項2記載の緊急通報シス
    テム端末機器。
  4. 【請求項4】 請求項1から3に記載の緊急通報システ
    ム端末機器と、システムを統括して、前記緊急通報シス
    テム端末機器からの緊急通報発信信号を受信して緊急出
    動を発動する緊急通報センターとを含む緊急通報システ
    ム。
JP11039976A 1999-02-18 1999-02-18 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム Expired - Fee Related JP3070848B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11039976A JP3070848B1 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11039976A JP3070848B1 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3070848B1 true JP3070848B1 (ja) 2000-07-31
JP2000242880A JP2000242880A (ja) 2000-09-08

Family

ID=12567991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11039976A Expired - Fee Related JP3070848B1 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3070848B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101183217B1 (ko) * 2011-11-25 2012-09-20 김앤더슨형규 모바일 결합형 사용자 인터랙티브 차량용 블랙박스 및 그 구동 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000242880A (ja) 2000-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9290145B2 (en) Detecting a transport emergency event and directly enabling emergency services
US6377165B1 (en) Mayday system equipment and mayday system
JP3335617B2 (ja) 緊急通報システム端末機器、緊急通報システムおよび緊急通報システム端末機器制御方法
US8344913B2 (en) Transmission of an emergency call comprising address data
US6337641B1 (en) Emergency reporting system and terminal apparatus therein
US8620256B2 (en) Automated voice emergency call
JP2003060796A (ja) 携帯型通信装置、監視装置、および監視システム
KR20090022038A (ko) 영상 블랙박스를 구비한 자동차 네비게이션 시스템
US8542818B2 (en) Vehicle call device, call system, center, and calling method
JP2006270564A (ja) 通知システム、通信端末、携帯電話機、通知方法、プログラム、記録媒体
JP3070850B1 (ja) 緊急通報システム端末装置および緊急通報システム
JP3070848B1 (ja) 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム
JP2017087812A (ja) 事故通報装置、事故通報アプリケーション、事故通報システム、事故通報方法
JP3775233B2 (ja) 車両緊急情報通報装置および異常診断方法
JPH06119578A (ja) 自動車事故通報システム
JPH1170844A (ja) 車輌緊急通報装置
JP3522573B2 (ja) 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム
JP3343816B2 (ja) 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム
JPH06251292A (ja) 車両現在位置通報システム
JP3225233B2 (ja) 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム
JP2017088157A (ja) 事故通報装置、事故通報アプリケーション、事故通報システム、事故通報方法
WO2001055676A1 (fr) Systeme d'informations d'urgence et systeme de navigation
JP3194725B2 (ja) 緊急通報方法及び緊急通報システム端末機器
JP3260125B2 (ja) 緊急通報システム端末装置および緊急通報システム
JP3142266B2 (ja) 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees