JP3070833U - 熱水器残留冷水回流構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水資源の浪費を防止する。 【解決手段】 本考案は、熱水器から冷熱混合水蛇口６
０の間に残留冷水回流回路を設ける。その設計は主に、
冷熱混合水蛇口６０間に設けた冷水回流回路を、それぞ
れ冷水管２０、熱水管１０に連接する。また冷水回流回
路内に加圧ポンプ３１と感応器４０を設け、熱水管１０
内の残留冷水を冷水管２０に輸送して重複使用し、水温
が上がるのを待つか熱水器で一定時間加熱する。そのあ
と感応器４０によって加圧ポンプ３１を閉めて、使用者
が冷熱混合水蛇口６０を開く時、直接に必要な熱水を得
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は熱水器の構造に関し、特に冷熱混合水蛇口を開けると、必要な熱水が 出て、同時にコスト削減を達成する事ができる熱水器残留冷水回流構造に関する 。

【０００２】

【従来の技術】

図１は従来の冷、熱水の回路構造で、冷水管９１と熱水管９２をそれぞれ設置 し、熱水管９２内に熱水器９３を設けて熱水管９２内の水を加熱する。また冷水 管９１と熱水管９２の間に冷熱混合水蛇口９４を設けて、使用者が冷熱混合水蛇 口９４を開くと、必要な温水を得ることができた。前述の構造では、熱水器９３ を作動させる前に、必ず熱水管９２を冷水で満水にしなければならず、使用者が 冷熱混合水蛇口９４を開けると、残留冷水が順序良く排出され、そのあと熱水器 ９３で加熱された熱水が排出される。熱水器９３の出力をさらに大きくしても、 それは全体の熱水管９２の残留冷水を瞬間的に加熱することはできなかった。使 用者はふつう冷熱混合水蛇口９４を開けて、１０秒以上経ってから必要な温水を 得ることができた。その熱水管９２の加熱効率（熱水管の直径、長さ及び熱水器 の効率）によって増減するが、だいたい熱水管９２内の残留冷水１、２リットル が必ず無駄になった。気温が低いと残留冷水の消耗量は更に多くなり、もし家族 が五人だと、朝の洗顔と夜のシャワーで、最低各一人づつ１日に熱水を２回使用 する。そのため１日に最低１０リットルから２０リットルの冷水が浪費された。 これは本当に水資源の浪費であり、改善が必要であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、熱冷水管間に残留冷水回流回路を設け、回路中に加圧ポ ンプ、感応器を設ける。加熱管の残留冷水を冷水管まで循環させ、感応器の自動 スイッチで加圧ポンプを閉めて水温を上昇させて熱水を提供して、水資源の浪費 を防止する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は熱水器から冷熱混合水蛇口の間に残留冷水回流を設ける。その設計は 主に、冷熱混合水蛇口間に設けた冷水回流回路を、それぞれ冷水管、熱水管に連 接する。また冷水回流回路に加圧ポンプと感応器を設け、熱水管内の残留冷水を 冷水管に輸送して重複使用し、水温が上がるのを待つか熱水器で一定時間加熱す る。そのあと感応器によって加圧ポンプを閉めて、使用者が冷熱混合水蛇口を開 く時、直接に必要な熱水を得る。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図２に示すのは、本考案の冷熱混合水蛇口６０の熱水管１０と冷水管２０の間 に残留冷水回流回路３０を設けた図で、残留冷水回流回路３０に加圧ポンプ３１ と感応器４０を設ける。本考案は加圧ポンプ３１と感応器４０を１セットのモジ ュラー構造にして、組立を簡単にする。図２と図３に示すように、本考案及び室 内の適当な位置にボタンスイッチ５１を設けて、水を加熱する前の数秒間に、ボ タンスイッチ５１でリレー器５２を制御する。リレー器５２は計時器か温度感測 器で構成する感応器４０に接続して、加圧ポンプ３１を作動させて熱水管１０の 残留冷水を加圧し、熱水管１０の残留冷水を強制的に冷水管２０まで循環輸送し 、一定時間、熱水器を作動させて、熱水管１０に熱水を発生させる。感応器４０ で加圧ポンプ３１を閉め、使用者が冷熱混合水蛇口６０を開いて、必要な熱水を 得る。そのため熱水管１０が残留冷水を排出して初めて熱水を供給する事ができ るという従来の欠点を克服した。使用者は冷熱混合水蛇口６０を開き、必要な温 水を得られると同時に熱水管１０中の残留冷水を冷水管２０中で循環させて、節 水する目的も達成することができる。その他、本考案は熱水管１０、冷水管２０ の水源個所に電磁バルブ７０を設けて、残留冷水回流回路３０が作動するとき電 磁バルブ７０で熱水管１０、冷水管２０へ水が進入するのを止め、優れた残留冷 水回流回路３０を形成する。

【０００６】

【考案の効果】 熱水管は熱水を排出するとき、ただボタンスイッチを押すだけで、熱水管にあ る残留冷水は残留冷水回流回路を通り強制的に冷水管へ送られる。そして熱水管 が熱水を発生すると、その残留冷水回流回路は作動を停止する。そのため熱水管 にある残留冷水を有効に運用し、水資源の浪費を防ぐことができる。使用者が冷 熱混合水蛇口を開くだけで、必要な温水を得ることができると同時に、節水の目 的を達成する。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の構造図である。

【図２】本考案の構造図である。

【図３】本考案の電気回路図である。

【符号の説明】

１０ 熱水管 ２０ 冷水管 ３０ 残留冷水回流回路 ３１ 加圧ポンプ ４０ 感応器 ５１ ボタンスイッチ ５２ リレー器 ６０ 冷熱混合水蛇口 ７０ 電磁バルブ ９１ 冷水管 ９２ 熱水管 ９３ 熱水器 ９４ 冷熱混合水蛇口

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】冷水管、熱水回路をそれぞれ設置し、熱水
   管に熱水器を設けて、その特徴は、 熱水管と冷水管の間に残留冷水回流回路を設けて、その
   回流回路に加圧ポンプと感応器を最低設けて、 室内適当な位置にボタンスイッチを設け、ボタンスイッ
   チで加圧ポンプを作動し、熱水管に存在する残留冷水を
   強制的に残留冷水回流回路を通して冷水管へ輸送し、熱
   水器を一定時間作動させて熱水管中の水温を上昇させ、
   感応器により加圧ポンプを閉めるのを特徴とする熱水器
   残留冷水回流構造。
2. 【請求項２】ボタンスイッチがリレー器をコントロール
   し、リレー器が感応器に接続して、加圧ポンプを作動さ
   せるのを特徴とする請求項１記載の熱水器残留冷水回流
   構造。
3. 【請求項３】熱水管、冷水管の水源所に電磁バルブを設
   置し、残留冷水回流回路が作動時、電磁バルブを閉めて
   水が熱水回路、冷水管に入らないようにするのを特徴と
   する請求項１記載の熱水器残留冷水回流構造。
4. 【請求項４】感応器が計時器或いは温度感測器で構成さ
   れるのを特徴とする請求項１記載の熱水器残留冷水回流
   構造。