JP3070742U - クッション及び連結装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードディスクを保護するためのクッション
を提供する。 【解決手段】 第１のネジ穴２６５及び第１の凹部２６
４が形成された第１の面２６１と、並びに、第２のネジ
穴２６６及び第２の凹部２６３が形成され、第１のネジ
穴２６５が第２の凹部２６３と連通し、第２のネジ穴２
６６が第１の凹部２６４と連通する第２の面２６２とを
備えるクッション２６である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、クッション及びそのクッションを用いた連結装置に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

工業用コンピュータ（又は軍用コンピュータ）は、危険な環境下で使用される ことが多く、通常のコンピュータよりも耐久性に優れている必要がある。そして 、水に浸ったり地面に落ちたりなどの手荒な扱いを受けても、なお正常に作動す ることが要求されるのである。 図１は工業用コンピュータの部分的概略図であり、図中、ハードディスク１２ が、ネジ１６により直接コンピュータのハウジング１４に固定されている。この 場合、コンピュータが地面に落ちたりすると、衝撃が前記ハードディスク１２に 直接伝わり、前記ハードディスク１２は損傷を受ける。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来の問題点に鑑み、本考案は、ハードディスクを保護するためのク ッション及びクッションを用いた連結装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案によるクッションは、第１の面及び第２の面を備えてなる。前記第１の 面には、第１のネジ穴及び第１の凹部が設けられ、前記第２の面には、第２のネ ジ穴及び第２の凹部が設けられている。前記第１のネジ穴は前記第２の凹部と連 通し、前記第２のネジ穴は前記第１の凹部と連通する。 使用時には、前記第２の凹部にネジを差し込み、さらに前記第１のネジ穴にね じ込むことにより、前記クッションとハードディスクを連結させる。また、前記 第１の凹部に別のネジを差し込み、さらに前記第２のネジ穴にねじ込むことによ り、前記クッションとハウジングを連結させる。その結果、前記ハードディスク は、前記クッションを挟んで前記ハウジングに間接的に固定される。 本考案によるクッションは、緩衝能力に優れたゴム又はその他の弾性材料によ り形成される。このため、コンピュータが地面に落ちたりしても、前記クッショ ンが衝撃を吸収し、ハードディスクを保護することができる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の上述及びその他の目的、特徴、及び長所を一層明瞭にするため、以下 に好ましい実施の形態を挙げ、図を参照にしつつさらに詳しく説明する。 図２は、工業用コンピュータの部分的概略図であり、ハードディスク２２とコ ンピュータのハウジング２４との間に、本考案によるクッション２６が設けられ ている。同図において、ネジ２７が前記クッション２６と前記ハードディスク２ ２を、そして別のネジ２８が前記クッション２６と前記ハウジング２４を、それ ぞれ連結している。本考案による前記クッション２６は、緩衝能力に優れたゴム 又はその他の弾性材料により形成される。

【０００６】 図３、図４、及び図５に示されているように、本実施の形態におけるクッショ ン２６は直方体形状であり、６つの面を有する。これらのうち、第１の面２６１ は前記ハードディスク２２に面し、第２の面２６２は前記ハウジング２４に面す る。すなわち、前記第１の面２６１と第２の面２６２は、互いに反対方向を向い ている。

【０００７】 前記第１の面２６１には、第１のネジ穴２６５及び第１の凹部２６４が設けら れ、前記第２の面２６２には、第２のネジ穴２６６及び第２の凹部２６３が設け られている。前記第１のネジ穴２６５は前記第２の凹部２６３と連通し、前記第 ２のネジ穴２６６は前記第１の凹部２６４と連通する。 使用時には、前記第２の凹部２６３にネジ２７を差し込み、さらに前記第１の ネジ穴２６５にねじ込むことにより、前記クッション２６と前記ハードディスク ２２を連結させる。また、前記第１の凹部２６４に別のネジ２８を差し込み、さ らに前記第２のネジ穴２６６にねじ込むことにより、前記クッション２６と前記 ハウジング２４を連結させる。その結果、前記ハードディスク２２は、前記クッ ション２６を挟んで前記ハウジング２４に間接的に固定される。

【０００８】 図６は、本考案によるクッションを使用してハードディスクを固定する、一実 施の形態を描いた下面図であり、図中、前記ハードディスク２２の両サイドに設 けられた４つのクッション２６により、前記ハードディスク２２を、コンピュー タのハウジングに加わるあらゆる方向からの衝撃から保護することができる。こ のため、コンピュータが地面に落ちたりしても、前記クッション２６が衝撃を吸 収し、ハードディスク２２を保護することができる。 本考案によるクッションは、上述したようなハードディスク以外にも、あらゆ る物体を衝撃から保護するのに使用することが可能である。

【０００９】 以上に好ましい実施の形態を開示したが、これらは決して本考案の範囲を限定 するものではなく、当該技術に熟知した者ならば誰でも、本考案の精神と領域を 脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本考案の保護範 囲は実用新案登録請求の範囲の内容を基準とする。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように、本考案によれば、第１の物体（ハードディスク）を、第２の物 体（コンピュータのハウジング）に加わるあらゆる方向からの衝撃から保護する ことができる。このため、仮に第２の物体が誤って地面に落ちたりした場合であ っても、クッションが衝撃を吸収するために、貴重な第１の物体（ハードディス ク）を確実に保護することができるという顕著な効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ハードディスクがネジによりコンピュータのハ
ウジングに直接固定されている工業用コンピュータの部
分的概略図である。

【図２】ハードディスクとコンピュータのハウジングと
の間にクッションが設けられている工業用コンピュータ
の部分的概略図である。

【図３】本考案によるクッションの斜視図である。

【図４】図３の上面図である。

【図５】図３を線分Ｖ−Ｖで切り取った場合の断面図で
ある。

【図６】本考案によるクッションを使用してハードディ
スクを固定する、一実施の形態の下面図である。

【符号の説明】

１２、２２ ハードディスク １４、２４ ハウジング １６ ネジ ２６ クッション ２７、２８ ネジ ２６１ 第１の面 ２６２ 第２の面 ２６３ 第２の凹部 ２６４ 第１の凹部 ２６５ 第１のネジ穴 ２６６ 第２のネジ穴

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１のネジ穴及び第１の凹部が形成され
   た第１の面と、並びに、 第２のネジ穴及び第２の凹部が形成され、前記第１のネ
   ジ穴が前記第２の凹部と連通し、前記第２のネジ穴が前
   記第１の凹部と連通する第２の面と、 を備えてなるクッション。
2. 【請求項２】 前記第１の面と前記第２の面は反対方向
   を向いている、 請求項１に記載のクッション。
3. 【請求項３】 ゴムで形成されている、 請求項１または請求項２に記載のクッション。
4. 【請求項４】 第１の物体と第２の物体を連結させるた
   めの連結装置で、 第１のネジ穴及び第１の凹部が形成された第１の面と、
   並びに、第２のネジ穴及び第２の凹部が形成され、前記
   第１のネジ穴が前記第２の凹部と連通し、前記第２のネ
   ジ穴が前記第１の凹部と連通する第２の面とを備えてな
   るクッションと；前記第２の凹部と前記第１のネジ穴に
   ねじ込まれ、前記クッションと前記第１の物体を連結さ
   せる第１のネジと；並びに、 前記第１の凹部と前記第２のネジ穴にねじ込まれ、前記
   クッションと前記第２の物体を連結させる第２のネジ
   と；を備えてなる連結装置。
5. 【請求項５】 前記第１の物体はハードディスクで、前
   記第２の物体はコンピュータのハウジングである、 請求項４に記載の連結装置。