JP3070686U - 釣竿におけるリ―ル固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚釣に際し、リールの使用中にナ
ットが緩んでリールが、がたつく等のおそれのないリー
ル固定装置を提供すること。 【解決手段】 釣竿本体に設けたリール固定具に
おいて、リールの固定脚に嵌挿する移動カラーと、該移
動カラーを締着するナット間に環状のゴムワッシャーを
介在させたこと。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は釣竿におけるリール固定装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

既存の釣竿に設けたリール固定具は、リールの固定脚に嵌挿する移動カラーを 直接ナットで締着するようにしてあるため、リールの使用中にナットが緩んで、 リールががたつき、釣の途中でナットを締めなおさなければならない等の手数が かかる欠点があつた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記の欠点を解消することを目的としたもので、リールの使用中に締 着ナットが緩む等のおそれが全くないリール固定装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の手段は次のとおりである。 (１)釣竿本体に設けたリール固定具において、リールの固定脚に嵌挿する移動カ ラーと、該移動カラーを締着するナットとの間に環状のゴムワッシャーを介在さ せたこと。 (２)釣竿本体に設けたリール固定具において、リールの固定脚に嵌挿する移動カ ラーをダブルナットで締着するようにし、その各ダブルナット間に環状のゴムワ ッシャーを介在させたこと。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１及び図２は本考案の第１実施例を示すもので、図中の符号１は釣竿本体、 ２はリール固定金具で、その筒状部２ａを握り柄３の先端に固着し、その筒状部 ２ａの基端にリールＲを取付ける固定カラー２ｂを固着すると共に、先端寄りに 移動カラー２ｃを嵌合させる。 そして前記筒状部２ａの中間部から先に雄ネジ４を刻設し、その雄ネジ４に環 状のゴムパッキン５を介してナット６を螺合させ、ナット６を締付けることによ つてリールＲを釣竿本体１に固定させる。

【０００６】 図３は本考案の第２実施例を示すもので、上記ナット６に変えて、ダブルナッ ト６ａ、６ｂを螺合させ、その両ダブルナット６ａ、６ｂ間に環状のゴムパッキ ン５を介在させたもので、その他は第１実施例と同様である。 尚図中の符号Ｒａ及びＲｂは、リールＲの固定脚を示す、又固定カラー２ｂと 移動カラー２ｃの各対向面に切欠部７を設け、その切欠部７にリールＲの固定脚 Ｒａ及びＲｂを挿嵌するようしたものである。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、リール固定金具２の移動カラー２ｃとナット６間、又はダブ ルナット６ａ、６ｂ間に環状のゴムパッキン５を介在させてあるので、リール使 用中にナットが緩む等のおそれは全くない、従って安心して釣を楽しむことがで きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】先端部を欠除した状態の釣竿本体の側面図

【図２】第１実施例を示す、一部を縦断したリール固定
金具部の拡大側面図

【図３】第２実施例を示す、リール固定金具部の拡大側
面図

【図４】図３のＡ−Ａ線における拡大断面図

【符号の説明】

１ 釣竿本体 ２ リール固定金具 ２ａ 筒状部 ２ｂ 固定カラー ２ｃ 移動カラー ３ 握り柄 ４ 雄ネジ ５ ゴムパッキン ６ ナット ６ａ、６ｂ ダブルナット ７ 切欠部 Ｒ リール Ｒａ、Ｒｂ 固定脚

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】釣竿本体に設けたリール固定具において、
   リールの固定脚に嵌挿する移動カラーと、該移動カラー
   を締着するナット間に環状のゴムワッシャーを介在させ
   たことを特徴とする釣竿におけるリール固定装置。
2. 【請求項２】釣竿本体に設けたリール固定具において、
   リールの固定脚に嵌挿する移動カラーをダブルナットで
   締着するようにし、その各ダブルナット間に環状のゴム
   ワッシャーを介在させたことを特徴とする釣竿における
   リール固定装置。