JP3070686B2 - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は成形ケース遮断器、特に、遮断器フレームに
固定するための改良型固定手段と、連続する帯状の導電
材を巻回成形してなる磁気反発部材とを有する積層接点
集合体に係わる。
固定するための改良型固定手段と、連続する帯状の導電
材を巻回成形してなる磁気反発部材とを有する積層接点
集合体に係わる。
成形ケース遮断器は公知であり、米国特許第4,489,29
5号;第4,638,277号;第4,656,444号;及び第4,679,018
号に開示されている。この種の遮断器は例えば過負荷や
比較的高レベルの短絡のような過電流状態に起因する損
傷から回路を保護するのに利用される。過負荷状態は遮
断器の公称電流定格の約200乃至300%であり、高レベル
短絡状態は遮断器の公称電流定格の1000%以上にも達す
ることがある。
5号;第4,638,277号;第4,656,444号;及び第4,679,018
号に開示されている。この種の遮断器は例えば過負荷や
比較的高レベルの短絡のような過電流状態に起因する損
傷から回路を保護するのに利用される。過負荷状態は遮
断器の公称電流定格の約200乃至300%であり、高レベル
短絡状態は遮断器の公称電流定格の1000%以上にも達す
ることがある。
成形ケース遮断器はケースの外側に設けた把手によっ
て手動で、または過電流状態に応答して自動的に作動さ
せることのできる少なくとも1対の開離可能な接点を含
む。自動モードでは操作機構または磁気反発部材は比較
的高レベルの短絡状態において接点を開離させる。具体
的には、この磁気反発部材は駆動接点アームと固定導体
の間に接続される。磁気反発部材は2本の脚を画定する
ほぼV字形の部材である。高レベル短絡状態では磁気反
発部材の脚に電流が流れる結果として両脚間に磁気反発
力が発生し、これが枢動接点アームを開放させる。
て手動で、または過電流状態に応答して自動的に作動さ
せることのできる少なくとも1対の開離可能な接点を含
む。自動モードでは操作機構または磁気反発部材は比較
的高レベルの短絡状態において接点を開離させる。具体
的には、この磁気反発部材は駆動接点アームと固定導体
の間に接続される。磁気反発部材は2本の脚を画定する
ほぼV字形の部材である。高レベル短絡状態では磁気反
発部材の脚に電流が流れる結果として両脚間に磁気反発
力が発生し、これが枢動接点アームを開放させる。
例えば3極遮断器のような多極遮断器の場合、各極に
1つずつ磁気反発部材を有する3つの開離可能な接点集
合体を設ける。例えば、A相に高レベル短絡が発生する
とA相の接点だけが対応の磁気反発部材によって開放さ
れ、B及びC相の磁気反発部材はA相の接点集合体の動
作に影響される。このような状況下では他の2極を引き
はずすために遮断器操作機構を利用する。このように引
きはずすことにより、例えばモーターのような回転負荷
に接続されている遮断器に発生するおそれがあるいわゆ
るシングル・フェージング状態を防止する。このような
状態においてもしすべての相を引きはずさなければ、モ
ーターが発電機のように作用して故障電流を供給するお
それがある。
1つずつ磁気反発部材を有する3つの開離可能な接点集
合体を設ける。例えば、A相に高レベル短絡が発生する
とA相の接点だけが対応の磁気反発部材によって開放さ
れ、B及びC相の磁気反発部材はA相の接点集合体の動
作に影響される。このような状況下では他の2極を引き
はずすために遮断器操作機構を利用する。このように引
きはずすことにより、例えばモーターのような回転負荷
に接続されている遮断器に発生するおそれがあるいわゆ
るシングル・フェージング状態を防止する。このような
状態においてもしすべての相を引きはずさなければ、モ
ーターが発電機のように作用して故障電流を供給するお
それがある。
他の自動モードでは、電流感知回路及び機械的操作機
構によって3つの極すべての接点集合体が一緒に引きは
ずされる。具体的には、過電流状態を感知するため遮断
器筐体内に変流器を設ける。過電流状態が感知される
と、変流器が電子回路に信号を供給し、電子回路はこの
信号に応答して操作機構を作動させることにより接点を
開離させる。
構によって3つの極すべての接点集合体が一緒に引きは
ずされる。具体的には、過電流状態を感知するため遮断
器筐体内に変流器を設ける。過電流状態が感知される
と、変流器が電子回路に信号を供給し、電子回路はこの
信号に応答して操作機構を作動させることにより接点を
開離させる。
複数の可動接点集合体を一体的に固定して積層接点集
合体を形成する。個々の可動接点集合体は可動主接点ま
たはアーク接点が装着される接点アーム部分と固設導体
部分を含む。接点アーム部分は可撓分路または磁気反発
部材を介して固設導体部分と結合している。固設導体部
分を一括固定することにより集合体基部を形成する。こ
の集合体基部を遮断器フレームに固定するため、集合体
基部にボルト挿入孔を形成し、雌ねじを切る。次いでボ
ルトにより集合体基部をフレームに固定する。しかし、
特に遮断器の耐用定格を超える過電流状態において遮断
器中に発生する力の作用下に集合体基部の螺条孔に螺入
されているボルトが長期間に亘って使用される過程でゆ
るむおそれがある。
合体を形成する。個々の可動接点集合体は可動主接点ま
たはアーク接点が装着される接点アーム部分と固設導体
部分を含む。接点アーム部分は可撓分路または磁気反発
部材を介して固設導体部分と結合している。固設導体部
分を一括固定することにより集合体基部を形成する。こ
の集合体基部を遮断器フレームに固定するため、集合体
基部にボルト挿入孔を形成し、雌ねじを切る。次いでボ
ルトにより集合体基部をフレームに固定する。しかし、
特に遮断器の耐用定格を超える過電流状態において遮断
器中に発生する力の作用下に集合体基部の螺条孔に螺入
されているボルトが長期間に亘って使用される過程でゆ
るむおそれがある。
可撓性の磁気反発部材は織り銅線または積層銅帯から
成る。積層銅帯はリベットで一体化し、V字形に形成さ
れるのが普通である。このような積層分路の製造には多
大の労力を要し、従ってその製造コストは比較的高くな
る。
成る。積層銅帯はリベットで一体化し、V字形に形成さ
れるのが普通である。このような積層分路の製造には多
大の労力を要し、従ってその製造コストは比較的高くな
る。
本発明は筺体の基部に操作機構及び積層接点集合体を
装着した遮断器であって、前記積層接点集合体は複数の
可動接点集合体より成り、各可動接点集合体は、接点が
装着された接点アーム部分と、固設導体部分と、接点ア
ーム部分を固設導体部分に連結する可撓性の磁気反発部
材とより成り、積層接点集合体はさらに、複数の接点ア
ーム部分を一体的に固定する手段と、複数の固設導体部
分を一体的に固定する手段とを含み、積層接点集合体の
中間の可動接点集合体の固設導体部分にはボルトを挿入
するためのT字形スロットが下縁に形成されており、ボ
ルトをT字形スロットに挿入した状態で積層接点集合体
を組み立てると、ボルトが隣接の可動接点集合体の固設
導体部分によって挟持され、前記ボルトを基部に螺着す
ることによって積層接点集合体を基部に固定することを
特徴とする遮断器を提案する。
装着した遮断器であって、前記積層接点集合体は複数の
可動接点集合体より成り、各可動接点集合体は、接点が
装着された接点アーム部分と、固設導体部分と、接点ア
ーム部分を固設導体部分に連結する可撓性の磁気反発部
材とより成り、積層接点集合体はさらに、複数の接点ア
ーム部分を一体的に固定する手段と、複数の固設導体部
分を一体的に固定する手段とを含み、積層接点集合体の
中間の可動接点集合体の固設導体部分にはボルトを挿入
するためのT字形スロットが下縁に形成されており、ボ
ルトをT字形スロットに挿入した状態で積層接点集合体
を組み立てると、ボルトが隣接の可動接点集合体の固設
導体部分によって挟持され、前記ボルトを基部に螺着す
ることによって積層接点集合体を基部に固定することを
特徴とする遮断器を提案する。
本発明の目的は公知技術の問題点を解消し、穿孔及び
雌ねじ切りを必要とせずに遮断器フレームに連結できる
基部を有する積層接点集合体を提供することにある。
雌ねじ切りを必要とせずに遮断器フレームに連結できる
基部を有する積層接点集合体を提供することにある。
本発明の他の目的は取り付けボルトがゆるむ可能性が
極めて少ない積層接点集合体を提供することにある。
極めて少ない積層接点集合体を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は製造コストが比較的低い可
撓性の磁気反発部材を提供することにある。
撓性の磁気反発部材を提供することにある。
本発明は複数の可動接点集合体から積層接点集合体を
形成することに利点がある。個々の可動接点集合体は可
動主接点またはアーク接点が装着される接点アーム部分
と、固設導体部分を含む。接点アーム部分を固設導体部
分に接続するために可撓性の磁気反発部材を利用する。
中間の可動接点集合体の固設導体部分には四角ボルトを
挿入するためのT字形スロットを下縁に設ける。積層接
点集合体を組み立てた状態で前記四角ボルトは隣接の固
設導体部分によって保持される。このように構成したか
ら、積層接点集合体基部に穿孔し、雌ねじを切る必要が
ない。可動接点集合体を一括固定するから、中間の可動
接点集合体の固設導体部分に形成したT字形スロットに
挿入されている四角ボルトがゆるむ可能性は極めて低
い。
形成することに利点がある。個々の可動接点集合体は可
動主接点またはアーク接点が装着される接点アーム部分
と、固設導体部分を含む。接点アーム部分を固設導体部
分に接続するために可撓性の磁気反発部材を利用する。
中間の可動接点集合体の固設導体部分には四角ボルトを
挿入するためのT字形スロットを下縁に設ける。積層接
点集合体を組み立てた状態で前記四角ボルトは隣接の固
設導体部分によって保持される。このように構成したか
ら、積層接点集合体基部に穿孔し、雌ねじを切る必要が
ない。可動接点集合体を一括固定するから、中間の可動
接点集合体の固設導体部分に形成したT字形スロットに
挿入されている四角ボルトがゆるむ可能性は極めて低
い。
本発明の他の重要な特徴は磁気反発部材である。本発
明の磁気反発部材は連続的な帯状銅を巻回成形したもの
であり、過電流状態において磁気反発力を発生させる突
出脚部分を有するV字形部材として形成する。磁気反発
部材の端部をクリンプ加工し、接点アーム部分及び固設
導体部分のキーホールに挿入し、はんだ付けする。巻回
成形した磁気反発部材を採用することにより集合体のコ
ストを著しく軽減できる。
明の磁気反発部材は連続的な帯状銅を巻回成形したもの
であり、過電流状態において磁気反発力を発生させる突
出脚部分を有するV字形部材として形成する。磁気反発
部材の端部をクリンプ加工し、接点アーム部分及び固設
導体部分のキーホールに挿入し、はんだ付けする。巻回
成形した磁気反発部材を採用することにより集合体のコ
ストを著しく軽減できる。
以下、添付図面に従って本発明を実施例につき詳細に
説明する。
説明する。
図面から明らかなように、成形ケース遮断器20は開離
線26に沿って合体する成形基部22及びこれと同じ広がり
を有する蓋部24から成る絶縁筐体21を含む。基部22の内
側中空部は遮断器の種々の構成成分を装着するためのフ
レーム28として形成されている。ここではウエスチング
ハウス・シリーズC、R−フレーム成形ケース遮断器を
例に取って図示しかつ説明するが、本発明の原理は種々
の成形ケース遮断器に応用できる。
線26に沿って合体する成形基部22及びこれと同じ広がり
を有する蓋部24から成る絶縁筐体21を含む。基部22の内
側中空部は遮断器の種々の構成成分を装着するためのフ
レーム28として形成されている。ここではウエスチング
ハウス・シリーズC、R−フレーム成形ケース遮断器を
例に取って図示しかつ説明するが、本発明の原理は種々
の成形ケース遮断器に応用できる。
筐体21内に少なくとも1対の開離可能な接点30を設け
る。具体的には、固定主接点32及び可動主接点34を含む
1対の主接点30を設ける。固定主接点32は複数のファス
ナー38でフレーム28に固定された線側導体36に電気的に
接続する。電源側導体36にはまた、複数のファスナー42
でT字形スタブ40を固定する。スタブ40の垂下脚44は遮
断器筐体21の裏側から外方へ突出する。この垂下脚44は
(図示しない)分電盤に配置した線側導体に挿入され
る。
る。具体的には、固定主接点32及び可動主接点34を含む
1対の主接点30を設ける。固定主接点32は複数のファス
ナー38でフレーム28に固定された線側導体36に電気的に
接続する。電源側導体36にはまた、複数のファスナー42
でT字形スタブ40を固定する。スタブ40の垂下脚44は遮
断器筐体21の裏側から外方へ突出する。この垂下脚44は
(図示しない)分電盤に配置した線側導体に挿入され
る。
同様に、可動主接点34は複数のファスナー48でフレー
ム28に固定された負荷側導体46に電気的に接続する。負
荷側導体46にはまた、複数のファスナー52で他のT字形
スタブ50を連結する。遮断器筐体21の裏側から外方へ突
出するスタブ50の垂下脚53は分電盤内の負荷側導体に押
入される。
ム28に固定された負荷側導体46に電気的に接続する。負
荷側導体46にはまた、複数のファスナー52で他のT字形
スタブ50を連結する。遮断器筐体21の裏側から外方へ突
出するスタブ50の垂下脚53は分電盤内の負荷側導体に押
入される。
負荷側導体46の周りにドーナツ形変流器(CT)54を設
ける。この変流器54は例えば過負荷状態のような状態下
で遮断器20を引きはずすため(図示しない)電子的引き
はずしユニットに信号を送るべく、遮断器20を流れる電
流を検出するのに利用される。なお、電子的引きはずし
ユニットは本発明の範囲外である。
ける。この変流器54は例えば過負荷状態のような状態下
で遮断器20を引きはずすため(図示しない)電子的引き
はずしユニットに信号を送るべく、遮断器20を流れる電
流を検出するのに利用される。なお、電子的引きはずし
ユニットは本発明の範囲外である。
主接点30を開閉する操作機構58を設ける。この操作機
構は1対の上部トグル・リンク62及び1対の上部トグル
・リンク62及び1対の下部トグル・リンク64を含むトグ
ル集合体60を含む。下部トグル・リンク64はそれぞれピ
ボットポイント70において接点アーム支持体68に枢動自
在に連結される。接点アーム支持体68はクロスバー集合
体72の一部を形成する。上部トグル・リンク62はそれぞ
れピボットポイント76においてクレードル74の垂下アー
ム73に枢動自在に連結される。ピボットポイント66と操
作把手80の間に偏倚ばね78を設ける。偏倚ばね78はクレ
ードル74がラッチ集合体82から係止を解かれるとトグル
集合体60を偏倚させて折り曲げることによって可動主接
点34をピボットポイント83を中心に回転させ、主接点30
を開離させる。
構は1対の上部トグル・リンク62及び1対の上部トグル
・リンク62及び1対の下部トグル・リンク64を含むトグ
ル集合体60を含む。下部トグル・リンク64はそれぞれピ
ボットポイント70において接点アーム支持体68に枢動自
在に連結される。接点アーム支持体68はクロスバー集合
体72の一部を形成する。上部トグル・リンク62はそれぞ
れピボットポイント76においてクレードル74の垂下アー
ム73に枢動自在に連結される。ピボットポイント66と操
作把手80の間に偏倚ばね78を設ける。偏倚ばね78はクレ
ードル74がラッチ集合体82から係止を解かれるとトグル
集合体60を偏倚させて折り曲げることによって可動主接
点34をピボットポイント83を中心に回転させ、主接点30
を開離させる。
ラッチ集合体82はクレードル74及びトグル集合体60を
係止する。ラッチ集合体82はピボット・ポイント88にお
いて端部と端部を枢動自在に連結された1対のラッチ・
リンク84、86を含む。下部ラッチ・リンク84の自由端は
ピボット・ポイント90を中心に枢動できるようにフレー
ム28に連結され、上部ラッチ・リンク86の自由端はピボ
ット・ポイント94を中心に枢動できるようにラッチ・ポ
イント96を中心に枢動できるようにフレーム28に連結さ
れる。
係止する。ラッチ集合体82はピボット・ポイント88にお
いて端部と端部を枢動自在に連結された1対のラッチ・
リンク84、86を含む。下部ラッチ・リンク84の自由端は
ピボット・ポイント90を中心に枢動できるようにフレー
ム28に連結され、上部ラッチ・リンク86の自由端はピボ
ット・ポイント94を中心に枢動できるようにラッチ・ポ
イント96を中心に枢動できるようにフレーム28に連結さ
れる。
ラッチ集合体82の動作は外方に突出する垂下レバー10
0を有する引きはずしバー98によって制御される。垂下
レバー100はラッチ集合体82が係止位置を占めると上部
ラッチ・リンク86の枢動連結端に形成されているカム面
102と係合する。過電流状態に応答して引きはずしバー9
8が時計方向に回転して垂下レバー100をカム面102から
離脱させる。ラッチ・レバー92がカム面102から離れる
と、下部ラッチ・リンク84とフレーム28を結ぶ偏倚ばね
104が下部ラッチ・リンク84を左方へ偏倚させることに
よりラッチ・レバー92を時計方向に回転させてクレード
ル74を解放する。ラッチ集合体82から解放されると、ク
レードル74は偏倚ばね78の影響下で反時計方向に回転す
る。これによりトグル集合体60が折れ曲がって主接点30
を開離させる。把手80をCLOSE位置へ回動させることに
よって回路をリセットする。把手80はピボット・ポイン
ト108を中心に枢動する倒立U字形操作レバー106と一体
に形成されている。
0を有する引きはずしバー98によって制御される。垂下
レバー100はラッチ集合体82が係止位置を占めると上部
ラッチ・リンク86の枢動連結端に形成されているカム面
102と係合する。過電流状態に応答して引きはずしバー9
8が時計方向に回転して垂下レバー100をカム面102から
離脱させる。ラッチ・レバー92がカム面102から離れる
と、下部ラッチ・リンク84とフレーム28を結ぶ偏倚ばね
104が下部ラッチ・リンク84を左方へ偏倚させることに
よりラッチ・レバー92を時計方向に回転させてクレード
ル74を解放する。ラッチ集合体82から解放されると、ク
レードル74は偏倚ばね78の影響下で反時計方向に回転す
る。これによりトグル集合体60が折れ曲がって主接点30
を開離させる。把手80をCLOSE位置へ回動させることに
よって回路をリセットする。把手80はピボット・ポイン
ト108を中心に枢動する倒立U字形操作レバー106と一体
に形成されている。
引きはずしバー98は(図示しない)ソレノイドを作動
させる電子的引きはずしユニットによって制御され、前
記ソレノイドが往復動自在なプランジャーを有し、該プ
ランジャーがレバー100と係合し、レバー100が引きはず
しバー98を時計方向に回動させてラッチ集合体82の係止
を解く。電子的引きはずしユニットは変流器が感知した
過電流状態に応答してソレノイドを作動させる。
させる電子的引きはずしユニットによって制御され、前
記ソレノイドが往復動自在なプランジャーを有し、該プ
ランジャーがレバー100と係合し、レバー100が引きはず
しバー98を時計方向に回動させてラッチ集合体82の係止
を解く。電子的引きはずしユニットは変流器が感知した
過電流状態に応答してソレノイドを作動させる。
複数の可動接点集合体110、140、146から積層接点集
合体109が形成される。即ち、複数の可動の接点集合体1
10、140を一体に固定することによって積層接点集合体1
09を形成する。個々の可動接点集合体110、140、146は
細長い固設導体部分111及び接点アーム部分114を含み、
接点アーム部分114のいくつかに可動主接点34を装着
し、他の接点アーム部分114にアーク接点116を装着す
る。可撓性の磁気反発部材118を介して接点アーム部分1
14を固設導体部分111に結合する。
合体109が形成される。即ち、複数の可動の接点集合体1
10、140を一体に固定することによって積層接点集合体1
09を形成する。個々の可動接点集合体110、140、146は
細長い固設導体部分111及び接点アーム部分114を含み、
接点アーム部分114のいくつかに可動主接点34を装着
し、他の接点アーム部分114にアーク接点116を装着す
る。可撓性の磁気反発部材118を介して接点アーム部分1
14を固設導体部分111に結合する。
積層接点集合体109の形成にはいくつかの異なるタイ
プの可動接点集合体110を使用する。第1のタイプ119で
は、短脚124の縁端に円弧状スロットまたはキーホール1
22を有するL字形の固設導体部分111を設ける。キーホ
ール122には磁気反発部材118の一端を挿入する。可動接
点集合体110は主可動接点34またはアーク接点116を装着
するため一端に不規則な形状を有する接点アーム部分11
4をも含む。主可撓接点34またはアーク接点116とは反対
側の接点アーム部分114の端部に形成した他の円弧状ス
ロットまたはキーホール122に磁気反発部材118の他端を
挿入する。キーホール122に挿入する前に磁気反発部材1
18の端部をクリンプ加工する。接点アーム部分114の上
縁128に偏倚ばね130の一端を挿入するための矩形凹部12
9を形成する。ばね130の他端は枢動自在なブラケット13
2に着座させる。接点アーム部分114の上縁128は一体的
に形成されたストップ134をも含み、このストップ134は
枢動ブラケット132に対する接点アーム部分114の連動を
制止するのに利用される。
プの可動接点集合体110を使用する。第1のタイプ119で
は、短脚124の縁端に円弧状スロットまたはキーホール1
22を有するL字形の固設導体部分111を設ける。キーホ
ール122には磁気反発部材118の一端を挿入する。可動接
点集合体110は主可動接点34またはアーク接点116を装着
するため一端に不規則な形状を有する接点アーム部分11
4をも含む。主可撓接点34またはアーク接点116とは反対
側の接点アーム部分114の端部に形成した他の円弧状ス
ロットまたはキーホール122に磁気反発部材118の他端を
挿入する。キーホール122に挿入する前に磁気反発部材1
18の端部をクリンプ加工する。接点アーム部分114の上
縁128に偏倚ばね130の一端を挿入するための矩形凹部12
9を形成する。ばね130の他端は枢動自在なブラケット13
2に着座させる。接点アーム部分114の上縁128は一体的
に形成されたストップ134をも含み、このストップ134は
枢動ブラケット132に対する接点アーム部分114の連動を
制止するのに利用される。
ばね130は接点アーム部分114に下向きの圧力または力を
作用させてこれを固定主接点32に圧接させる。この力は
約4乃至5ポンドであればよい。ばね130からの接触圧
が磁気反発部材または分路118に電流が流れることで発
生する磁気反発力と相俟って遮断器の耐用定格を決め
る。遮断器の耐用定格は固定主接点30が開離を開始する
際の電流である。磁気反発部材118から発生する反発力
は磁気反発部材118を流れる電流と関数関係にあるか
ら、偏倚ばね130を利用してこの力に対抗させることに
より、所与の状態において遮断器の抵抗定格を制御す
る。
作用させてこれを固定主接点32に圧接させる。この力は
約4乃至5ポンドであればよい。ばね130からの接触圧
が磁気反発部材または分路118に電流が流れることで発
生する磁気反発力と相俟って遮断器の耐用定格を決め
る。遮断器の耐用定格は固定主接点30が開離を開始する
際の電流である。磁気反発部材118から発生する反発力
は磁気反発部材118を流れる電流と関数関係にあるか
ら、偏倚ばね130を利用してこの力に対抗させることに
より、所与の状態において遮断器の抵抗定格を制御す
る。
各接点アーム部分114には接点アーム部分114を一括固
定して積層接点集合体109のピボット・ポイントを画定
するピン139を挿入するための孔136を設ける。各可動接
点集合体110の固設導体部分111には固設導体部分111を
一括固定する複数のリベットまたはボルト138を挿入す
るための順次間隔を保つ3つの孔137を設ける。
定して積層接点集合体109のピボット・ポイントを画定
するピン139を挿入するための孔136を設ける。各可動接
点集合体110の固設導体部分111には固設導体部分111を
一括固定する複数のリベットまたはボルト138を挿入す
るための順次間隔を保つ3つの孔137を設ける。
本発明の要点は遮断器筐体21の基部22に積層接点集合
体109を連結する方法にある。従来の遮断器にあって
は、積層接点集合体の基部に穿孔し、これに雌ねじを切
ることにより遮断器基部に積層接点集合体109を取り付
けた。即ち、前記雌ねじを切った孔にボルトを螺入する
ことにより積層接点アーム集合体を遮断器基部に固定す
る。しかし、この構成では、遮断器内の動的な力で雌ね
じ孔が経時的に次第にゆるくなるおそれがある。本発明
は積層接点集合体109の可動接点集合体110の固設導体部
分111内に保持される四角ボルトを挿入するためのT字
形スロットを設けることによってこの問題を解決する。
体109を連結する方法にある。従来の遮断器にあって
は、積層接点集合体の基部に穿孔し、これに雌ねじを切
ることにより遮断器基部に積層接点集合体109を取り付
けた。即ち、前記雌ねじを切った孔にボルトを螺入する
ことにより積層接点アーム集合体を遮断器基部に固定す
る。しかし、この構成では、遮断器内の動的な力で雌ね
じ孔が経時的に次第にゆるくなるおそれがある。本発明
は積層接点集合体109の可動接点集合体110の固設導体部
分111内に保持される四角ボルトを挿入するためのT字
形スロットを設けることによってこの問題を解決する。
即ち、固設導体部分111の下縁144にT字形スロット14
2を形成した第2タイプの可動接点集合体140を設ける。
このT字形スロット142に四角ボルト147を挿入する。可
動接点集合体140の接点アーム部分114も磁気反発部材11
8も可動接点集合体110に使用されているものと同様であ
る。T字形スロットを有する可動接点集合体140はこの
ようなT字形スロット142が下縁に形成されていない隣
接する可動接点集合体間に挟まれるから、組み立てた状
態で四角ボルト147がT字形スロット142内に保持され
る。
2を形成した第2タイプの可動接点集合体140を設ける。
このT字形スロット142に四角ボルト147を挿入する。可
動接点集合体140の接点アーム部分114も磁気反発部材11
8も可動接点集合体110に使用されているものと同様であ
る。T字形スロットを有する可動接点集合体140はこの
ようなT字形スロット142が下縁に形成されていない隣
接する可動接点集合体間に挟まれるから、組み立てた状
態で四角ボルト147がT字形スロット142内に保持され
る。
別タイプの可動接点集合体146においては、固設導体
部分111は可動接点集合体119のものと同様である。可動
接点集合体119及び146の本質的な相違点いとして、可動
接点集合体146の接点アーム部分114には主接点30ではな
くアーク接点116が装着されてアーク接点アーム148を画
定する。これらのアーク接点116は主接点30の開離に伴
なって発生するアークを消す。遮断器筐体21内に消弧シ
ュート152を設けることにより消弧を容易にする。アー
ク接点アーム148のそれぞれに互いに平行な垂下アーム1
58を有するブラケット156を嵌着するための矩形凹部129
を形成する。ブラケット156はこの矩形凹部129に嵌着さ
れる。ブラケット156はブラケット160と枢動ブラケット
132の下側163との間に介在させたばね162を嵌着するた
めの上向き突起160をも含む。主接点アーム部分114と同
様のアーク接点アーム148はピボット・ポイント137を中
心に回転自在である。
部分111は可動接点集合体119のものと同様である。可動
接点集合体119及び146の本質的な相違点いとして、可動
接点集合体146の接点アーム部分114には主接点30ではな
くアーク接点116が装着されてアーク接点アーム148を画
定する。これらのアーク接点116は主接点30の開離に伴
なって発生するアークを消す。遮断器筐体21内に消弧シ
ュート152を設けることにより消弧を容易にする。アー
ク接点アーム148のそれぞれに互いに平行な垂下アーム1
58を有するブラケット156を嵌着するための矩形凹部129
を形成する。ブラケット156はこの矩形凹部129に嵌着さ
れる。ブラケット156はブラケット160と枢動ブラケット
132の下側163との間に介在させたばね162を嵌着するた
めの上向き突起160をも含む。主接点アーム部分114と同
様のアーク接点アーム148はピボット・ポイント137を中
心に回転自在である。
L字形の固設導体部分111の孔137が整列するように種
々のタイプの可動接点集合体119、140、及び146を積層
する。次いで孔137にリベットまたはファスナー138を挿
入することによってすべてのL字形の固設導体部分111
一括固定する。ピボット・ポイント139を画定するピン
またはリベットを接点アーム部分114及びアーク接点ア
ーム148に形成されている孔136に挿入してすべての接点
アーム部分114を相互にかつ枢動ブラケット132に連結す
る。可動接点集合体の固設導体部分111と磁気反発部材1
18の同志間に障壁166を配置し、個別の接点アーム部分1
14、148の間にも障壁166を配置する。完全に組み立てる
と積層接点集合体109が形成される。
々のタイプの可動接点集合体119、140、及び146を積層
する。次いで孔137にリベットまたはファスナー138を挿
入することによってすべてのL字形の固設導体部分111
一括固定する。ピボット・ポイント139を画定するピン
またはリベットを接点アーム部分114及びアーク接点ア
ーム148に形成されている孔136に挿入してすべての接点
アーム部分114を相互にかつ枢動ブラケット132に連結す
る。可動接点集合体の固設導体部分111と磁気反発部材1
18の同志間に障壁166を配置し、個別の接点アーム部分1
14、148の間にも障壁166を配置する。完全に組み立てる
と積層接点集合体109が形成される。
分路または磁気反発部材118は例えば銅のような導電
材の連続的な薄い帯を巻回形成して得られた積層部材で
ある。巻回形成された磁気反発部材118をV字形に形成
して1対の脚168、170を画定する。脚168、170に電流が
流れると磁力が発生して脚168、170を互いに反発させ
る。一定の過電流レベル(例えば、抵抗定格)を超える
と、主接点30を比較的迅速に開放させるのに充分な磁気
反発力が発生する。磁気反発部材118から発生する磁気
反発力にばね130が対抗することにより、変流器54及び
電子的引きはずしユニットが遮断器の耐用定格以下の過
電流状態に関して操作機構58を介してこの過電流状態を
感知し、接点の引きはずしまたは開離を可能にする。
材の連続的な薄い帯を巻回形成して得られた積層部材で
ある。巻回形成された磁気反発部材118をV字形に形成
して1対の脚168、170を画定する。脚168、170に電流が
流れると磁力が発生して脚168、170を互いに反発させ
る。一定の過電流レベル(例えば、抵抗定格)を超える
と、主接点30を比較的迅速に開放させるのに充分な磁気
反発力が発生する。磁気反発部材118から発生する磁気
反発力にばね130が対抗することにより、変流器54及び
電子的引きはずしユニットが遮断器の耐用定格以下の過
電流状態に関して操作機構58を介してこの過電流状態を
感知し、接点の引きはずしまたは開離を可能にする。
磁気反発部材の可撓性を高めるため、磁気反発部材11
8の頂点部分172を、特に第7図から明らかなように、球
状に圧印または変形加工する。磁気反発部材118の脚16
8、170をクリンプし、個々の可動接点集合体の固設導体
部分111及び接点アーム部分114のキーホール122に挿入
する。分路の脚の端部をキーホール122に挿入したら、
集合体の両側をかしめ加工(staking)する。このかし
め加工により、分路の脚168、170を固設導体部分110及
び接点アーム部分114または148に固定するのに使用され
るはんだのウィック(wick)現象を防止するための溝17
4を各集合体のキーホール122付近に形成する。
8の頂点部分172を、特に第7図から明らかなように、球
状に圧印または変形加工する。磁気反発部材118の脚16
8、170をクリンプし、個々の可動接点集合体の固設導体
部分111及び接点アーム部分114のキーホール122に挿入
する。分路の脚の端部をキーホール122に挿入したら、
集合体の両側をかしめ加工(staking)する。このかし
め加工により、分路の脚168、170を固設導体部分110及
び接点アーム部分114または148に固定するのに使用され
るはんだのウィック(wick)現象を防止するための溝17
4を各集合体のキーホール122付近に形成する。
カム・ローラー/ピン集合体176は所与の状態におい
て可動接点34と固定接点32の間に接触力を維持する一
方、ブローオープンに際しては遮断器が機械的操作機構
58によって引きはずされるまで両接点を開離状態に維持
するという二重の目的を有する集合体である。過電流が
遮断器20の耐用定格以下である常態においてカム・ロー
ラー/ピン集合体176は積層接点集合体109の一部を形成
する枢動ブラケット132にこれと一体に形成したカム面1
80と当接する。これにより、クロスバー集合体72が積層
接点集合体109と連動関係となる。トグル集合体60はク
ロスバー集合体72と連動するから、主接点30の動作を機
械的操作機械58によって制御することができる。上述し
たように、積層接点集合体109に組み込んだ偏倚ばね130
は可動接点34に下向きの圧力または力を作用させて固定
主接点32に圧接させる。遮断器20の耐用定格以下の過電
流状態に対しては、接点アーム部分114、118は軸線137
を中心に枢動する。このような過電流状態では磁気反発
部材118の脚168、170から発生する磁気反発力が接点ア
ーム部分114、148を軸線139を中心に反時計方向に回転
させて、操作機構58が遮断器を引きはずせるように互い
に圧接させる。この状況下では、接点アーム部分114、1
48が軸線137を中心に枢動するから、磁気反発部材118は
主接点30を閉成または“ブロー・オン”するように作用
する。
て可動接点34と固定接点32の間に接触力を維持する一
方、ブローオープンに際しては遮断器が機械的操作機構
58によって引きはずされるまで両接点を開離状態に維持
するという二重の目的を有する集合体である。過電流が
遮断器20の耐用定格以下である常態においてカム・ロー
ラー/ピン集合体176は積層接点集合体109の一部を形成
する枢動ブラケット132にこれと一体に形成したカム面1
80と当接する。これにより、クロスバー集合体72が積層
接点集合体109と連動関係となる。トグル集合体60はク
ロスバー集合体72と連動するから、主接点30の動作を機
械的操作機械58によって制御することができる。上述し
たように、積層接点集合体109に組み込んだ偏倚ばね130
は可動接点34に下向きの圧力または力を作用させて固定
主接点32に圧接させる。遮断器20の耐用定格以下の過電
流状態に対しては、接点アーム部分114、118は軸線137
を中心に枢動する。このような過電流状態では磁気反発
部材118の脚168、170から発生する磁気反発力が接点ア
ーム部分114、148を軸線139を中心に反時計方向に回転
させて、操作機構58が遮断器を引きはずせるように互い
に圧接させる。この状況下では、接点アーム部分114、1
48が軸線137を中心に枢動するから、磁気反発部材118は
主接点30を閉成または“ブロー・オン”するように作用
する。
遮断器の耐用定格以下の過電流状態に対応してカム・
ローラー/ピン集合体176はカム面180と係合して接点集
合体109をクロスバー集合体72と連動させる。この状況
において、変流器54は過電流状態を感知し、電子的引き
はずしユニットに信号を供給し、前記ユニットはこの信
号に応答して遮断器を引きはずし、主接点30を開放する
ように操作機構58を作動させる。ただし、耐用定格を超
えるような比較的高レベルの過電流状態では、積層接点
集合体109のピボット・ポイントが変わり、積層接点集
合体109のブロー・オープンを可能にする。即ち、磁気
反発部材118から発生した磁気反発力がカム・ローラー
/ピン集合体176をカム面180から第2カム面182へ移動
させることにより、積層接点集合体109が他の軸線183を
中心に枢動することを可能にする。この状況で磁気反発
部材が主接点30をブローオープンする。ブローオープン
後、カム・ローラー・ピン集合体176がカム面182に達す
ると、該集合体は主接点30を開離状態に維持する。過電
流状態がなくなれば、主接点30を開離状態に維持するた
め磁気反発力は発生しない。
ローラー/ピン集合体176はカム面180と係合して接点集
合体109をクロスバー集合体72と連動させる。この状況
において、変流器54は過電流状態を感知し、電子的引き
はずしユニットに信号を供給し、前記ユニットはこの信
号に応答して遮断器を引きはずし、主接点30を開放する
ように操作機構58を作動させる。ただし、耐用定格を超
えるような比較的高レベルの過電流状態では、積層接点
集合体109のピボット・ポイントが変わり、積層接点集
合体109のブロー・オープンを可能にする。即ち、磁気
反発部材118から発生した磁気反発力がカム・ローラー
/ピン集合体176をカム面180から第2カム面182へ移動
させることにより、積層接点集合体109が他の軸線183を
中心に枢動することを可能にする。この状況で磁気反発
部材が主接点30をブローオープンする。ブローオープン
後、カム・ローラー・ピン集合体176がカム面182に達す
ると、該集合体は主接点30を開離状態に維持する。過電
流状態がなくなれば、主接点30を開離状態に維持するた
め磁気反発力は発生しない。
外側極のカム・ローラー/ピン集合体176の各端には
2つの接触点があり、その1つ184は端部の中間部分に
あり、この接触点においてカム・ローラー/ピン集合体
176は枢動ブラケット132のカム面180、182と当接する。
他方の接触点186はクロスバー集合体72の一部を形成す
る絶縁スリーブに形成した1対のスロット188に挿入さ
れるカム・ローラー/ピン集合体176の端部に位置す
る。ブロー・オープン状態が発生すると、接触点184、1
86が互いに反対方向へ回転できる状態となる。このよう
な状況ではカム・ローラー/ピン集合体176に比較的大
きいねじり及び摩擦力が発生してブロー・オープン速度
を鈍らせるか、またはブロー・オープンが起こっても遮
断器が引きはずされないように作用する。本発明の要点
として、各端部における各接触点184、186ごとに独立に
回転自在な部分を有して、ブロー・オープン状態におい
て発生する摩擦及びねじり力を軽減するカム・ローラー
/ピン集合体176を設ける。
2つの接触点があり、その1つ184は端部の中間部分に
あり、この接触点においてカム・ローラー/ピン集合体
176は枢動ブラケット132のカム面180、182と当接する。
他方の接触点186はクロスバー集合体72の一部を形成す
る絶縁スリーブに形成した1対のスロット188に挿入さ
れるカム・ローラー/ピン集合体176の端部に位置す
る。ブロー・オープン状態が発生すると、接触点184、1
86が互いに反対方向へ回転できる状態となる。このよう
な状況ではカム・ローラー/ピン集合体176に比較的大
きいねじり及び摩擦力が発生してブロー・オープン速度
を鈍らせるか、またはブロー・オープンが起こっても遮
断器が引きはずされないように作用する。本発明の要点
として、各端部における各接触点184、186ごとに独立に
回転自在な部分を有して、ブロー・オープン状態におい
て発生する摩擦及びねじり力を軽減するカム・ローラー
/ピン集合体176を設ける。
カム・ローラー/ピン集合体176は各端に突出軸194を
有する円筒状部分192を含む。それぞれの突出軸194に小
ローラー196及び大ローラー198を配置する。軸194にロ
ーラー196、198を配置したら、保持リング197を利用し
てローラー196、198を軸194に固定する。小ローラー196
は枢動ブラケット132のカム面180、182と係合し、大ロ
ーラー198は絶縁スリーブ190のスロット188内に嵌入す
る。個々のローラーは共通の軸に支持されたそれぞれの
接触点ごとに使用されるから、両ローラーは互いに独立
に回転自在である。従って、例えばブロー・オープン状
態に時に見られるように接触点が反対方向に回転するよ
うに強制されると、摩擦力が著しく軽減されるから、遮
断器20の円滑な動作が達成される。
有する円筒状部分192を含む。それぞれの突出軸194に小
ローラー196及び大ローラー198を配置する。軸194にロ
ーラー196、198を配置したら、保持リング197を利用し
てローラー196、198を軸194に固定する。小ローラー196
は枢動ブラケット132のカム面180、182と係合し、大ロ
ーラー198は絶縁スリーブ190のスロット188内に嵌入す
る。個々のローラーは共通の軸に支持されたそれぞれの
接触点ごとに使用されるから、両ローラーは互いに独立
に回転自在である。従って、例えばブロー・オープン状
態に時に見られるように接触点が反対方向に回転するよ
うに強制されると、摩擦力が著しく軽減されるから、遮
断器20の円滑な動作が達成される。
カム・ローラー/ピン集合体176は複数のばね200を介
してピン230と連結し、ピン230を中心に枢動ブラケット
132が回動する。カム・ローラー/ピン集合体176の円筒
状部分192に形成した半径方向溝204にばね200のフック
状端部を嵌着する。ばね200の他端を嵌着するためピン1
39にも(図示しない)同様の溝を形成すれば、ばね200
の軸方向移動を阻止してカム・ローラー/ピン集合体17
6をピン230に連結することができる。
してピン230と連結し、ピン230を中心に枢動ブラケット
132が回動する。カム・ローラー/ピン集合体176の円筒
状部分192に形成した半径方向溝204にばね200のフック
状端部を嵌着する。ばね200の他端を嵌着するためピン1
39にも(図示しない)同様の溝を形成すれば、ばね200
の軸方向移動を阻止してカム・ローラー/ピン集合体17
6をピン230に連結することができる。
それぞれの極ごとにカム・ローラー/ピン集合体176
を介してクロスバー集合体72を接点集合体176に連結す
る。具体的には、クロスバー集合体72は例えば矩形断面
を呈する細長いシャフト206を含む。細長いシャフト206
はトグル集合体60の下部トグル・リンク64に連結された
1対の接点アーム支持体68を支持するのに利用される。
多極遮断器20の中央極付近に2つの接点アーム支持体68
を設ける。各接点アーム支持体68はほぼL字形であり、
その短脚212に孔210を有する。孔210は矩形であり、シ
ャフト206の断面積よりやや大きく、従って、接点アー
ム支持体68を摺動自在にシャフト206の周りに嵌着して
該シャフトと一緒に回転させることができる。
を介してクロスバー集合体72を接点集合体176に連結す
る。具体的には、クロスバー集合体72は例えば矩形断面
を呈する細長いシャフト206を含む。細長いシャフト206
はトグル集合体60の下部トグル・リンク64に連結された
1対の接点アーム支持体68を支持するのに利用される。
多極遮断器20の中央極付近に2つの接点アーム支持体68
を設ける。各接点アーム支持体68はほぼL字形であり、
その短脚212に孔210を有する。孔210は矩形であり、シ
ャフト206の断面積よりやや大きく、従って、接点アー
ム支持体68を摺動自在にシャフト206の周りに嵌着して
該シャフトと一緒に回転させることができる。
接点アーム支持体68はトグル集合体60から下部トグル
・リンク64を受容できるように互いに間隔を保つ1対の
L字形ブラケット214から形成された積層集合体であ
る。(ピボット・ポイント70を画定する)下部トグル・
リンク64の孔はL字形部材214の孔215と整列する。孔に
金属ピン216を挿入することにより接点アーム支持体68
と下部トグル・リンク64を枢動自在に連結する。ほぼ矩
形の断面孔を有する絶縁スリーブ218をクロスバー・シ
ャフト206の端部に摺動自在に嵌着する。これらの絶縁
スリーブ218は外側極の付近に配置される。絶縁材から
絶縁スリーブ218と一体に、互いに対向するプレート部
分220、222を形成する。プレート部分220、222は絶縁ス
リーブ218の両端に位置し、1対の内向きの矩形スロッ
ト188を含む。この1対の内向きスロット188にはカム・
ローラー/ピン集合体176のローラー198を嵌入させる。
対向するプレート部分220、222には1対の整列孔226を
も設ける。孔226は枢動ブラケット132の孔228と整列す
る。この孔にピン230を固定することにより、枢動ブラ
ケット132と、一体形成された絶縁スリーブ集合体218と
を枢動自在に連結する。
・リンク64を受容できるように互いに間隔を保つ1対の
L字形ブラケット214から形成された積層集合体であ
る。(ピボット・ポイント70を画定する)下部トグル・
リンク64の孔はL字形部材214の孔215と整列する。孔に
金属ピン216を挿入することにより接点アーム支持体68
と下部トグル・リンク64を枢動自在に連結する。ほぼ矩
形の断面孔を有する絶縁スリーブ218をクロスバー・シ
ャフト206の端部に摺動自在に嵌着する。これらの絶縁
スリーブ218は外側極の付近に配置される。絶縁材から
絶縁スリーブ218と一体に、互いに対向するプレート部
分220、222を形成する。プレート部分220、222は絶縁ス
リーブ218の両端に位置し、1対の内向きの矩形スロッ
ト188を含む。この1対の内向きスロット188にはカム・
ローラー/ピン集合体176のローラー198を嵌入させる。
対向するプレート部分220、222には1対の整列孔226を
も設ける。孔226は枢動ブラケット132の孔228と整列す
る。この孔にピン230を固定することにより、枢動ブラ
ケット132と、一体形成された絶縁スリーブ集合体218と
を枢動自在に連結する。
絶縁スリーブ218の対向プレート部分220の間隔は枢動
ブラケット132を挟持するように設定する。このように
構成したから、過電流状態に応答して接点アーム集合体
間に発生する磁気反発力が接点アーム集合体109を互い
に反発させ、その結果、絶縁スリーブ部分218をシャフ
ト206から離脱させようとする。磁気反発力はシャフト2
06に沿って接点アーム支持体68を移動させるおそれがあ
るから、これらの接点アーム支持体68をシャフト206に
溶接する。絶縁スリーブ集合体218はシャフト206と一体
に形成するかまたはシャフトとは別に成形してエポキシ
のような接着剤でシャフト206に固定し、シャフト206に
対してスリーブ218が軸方向に移動しないようにスリー
ブ218及びシャフト206の孔に1本または2本以上の金属
ピン232を横断方向に挿入することによってシャフト206
にピン止めする。金属ピン232は絶縁スリーブ218の(図
示しない)孔にその頭部がスリーブ表面と同高となるよ
うに挿入し、絶縁材で被覆すればよい。
ブラケット132を挟持するように設定する。このように
構成したから、過電流状態に応答して接点アーム集合体
間に発生する磁気反発力が接点アーム集合体109を互い
に反発させ、その結果、絶縁スリーブ部分218をシャフ
ト206から離脱させようとする。磁気反発力はシャフト2
06に沿って接点アーム支持体68を移動させるおそれがあ
るから、これらの接点アーム支持体68をシャフト206に
溶接する。絶縁スリーブ集合体218はシャフト206と一体
に形成するかまたはシャフトとは別に成形してエポキシ
のような接着剤でシャフト206に固定し、シャフト206に
対してスリーブ218が軸方向に移動しないようにスリー
ブ218及びシャフト206の孔に1本または2本以上の金属
ピン232を横断方向に挿入することによってシャフト206
にピン止めする。金属ピン232は絶縁スリーブ218の(図
示しない)孔にその頭部がスリーブ表面と同高となるよ
うに挿入し、絶縁材で被覆すればよい。
接点集合体109が固定主接点32から開離する時遮断器
の蓋部が損傷するのを防止するため外側極のそれぞれに
ラバー・ストップ集合体234を設ける。比較的高レベル
の過電流状態においては、特に積層接点集合体109が磁
気反発部材118によって開放されると、かなり大きい力
が発生する。従来の遮断器では、積層接点集合体109を
制止するかまたは蓋部24と衝突しないようにするため、
蓋部の内側に緩衝材を接着する。しかし、場合によって
は蓋部24に損傷を生ずるおそれがある。本発明の重要な
特徴として、外側極にラバー・ストップ集合体234を設
けることによって積層接点集合体109が蓋部24と衝突す
るのを防止する。ラバー・ストップ集合体234は遮断器
筐体21の蓋部24から間隔を保つショック・アブソーバー
236を含む。ショック・アブソーバー236を蓋部234から
離すことにより、蓋部24の損傷を防止する。
の蓋部が損傷するのを防止するため外側極のそれぞれに
ラバー・ストップ集合体234を設ける。比較的高レベル
の過電流状態においては、特に積層接点集合体109が磁
気反発部材118によって開放されると、かなり大きい力
が発生する。従来の遮断器では、積層接点集合体109を
制止するかまたは蓋部24と衝突しないようにするため、
蓋部の内側に緩衝材を接着する。しかし、場合によって
は蓋部24に損傷を生ずるおそれがある。本発明の重要な
特徴として、外側極にラバー・ストップ集合体234を設
けることによって積層接点集合体109が蓋部24と衝突す
るのを防止する。ラバー・ストップ集合体234は遮断器
筐体21の蓋部24から間隔を保つショック・アブソーバー
236を含む。ショック・アブソーバー236を蓋部234から
離すことにより、蓋部24の損傷を防止する。
ラバー・ストップ集合体234の要点は互いに平行に間
隔を保つ2組の垂下アーム240、242を具備する二重目的
ブラケット238を含むことである。比較的長い方の組の
アーム240はその自由端244にピン246を挿入するための
整列孔243を具備する。ショック・アブソーバー236はほ
ぼ円筒形を呈し、摺動自在にピン246に嵌着できるよう
に直径を寸法設定された中心孔を有する。ピン246は円
筒形ショック・アブソーバーよりもやや長いから、ピン
の端部がアーム240から突出する。ピンのこの突出部分
をフレーム28に形成した一体成形孔248に嵌入すること
によりラバー・ストップ集合体234を補捉的に支持す
る。比較的短い方の組のアーム242はクロスバー集合体4
2を枢動自在に連結するのに利用される。
隔を保つ2組の垂下アーム240、242を具備する二重目的
ブラケット238を含むことである。比較的長い方の組の
アーム240はその自由端244にピン246を挿入するための
整列孔243を具備する。ショック・アブソーバー236はほ
ぼ円筒形を呈し、摺動自在にピン246に嵌着できるよう
に直径を寸法設定された中心孔を有する。ピン246は円
筒形ショック・アブソーバーよりもやや長いから、ピン
の端部がアーム240から突出する。ピンのこの突出部分
をフレーム28に形成した一体成形孔248に嵌入すること
によりラバー・ストップ集合体234を補捉的に支持す
る。比較的短い方の組のアーム242はクロスバー集合体4
2を枢動自在に連結するのに利用される。
ブラケット238の湾曲部分219に孔250を設ける。1対
の突出縁254を有する障壁板252にブラケット238の孔250
と整列する1対の孔256を設ける。孔250、256(図示し
ない)ファスナーを挿入することにより、ラバー・スト
ップ集合体234を遮断器フレームに固定する。
の突出縁254を有する障壁板252にブラケット238の孔250
と整列する1対の孔256を設ける。孔250、256(図示し
ない)ファスナーを挿入することにより、ラバー・スト
ップ集合体234を遮断器フレームに固定する。
トグル集合体60を含む操作機構58が中央極付近に位置
するから、中央極には別のラバー・ストップ集合体257
を使用する。具体的には、ショック・アブソーバー260
を装着するための細長い金属棒258を設ける。ショック
・アブソーバー260は細長いほぼL字形部材であり、前
記細長い金属棒258に固定される。細長い金属棒の長さ
はショック・アブソーバー260を越えて、中央極付近に
位置してフレーム28に固定された対向側極262の(図示
しない)スロットに受容されるように設定する。中央極
集合体257は中央極接点集合体109が接触しないように操
作機構58から離して取り付ける。
するから、中央極には別のラバー・ストップ集合体257
を使用する。具体的には、ショック・アブソーバー260
を装着するための細長い金属棒258を設ける。ショック
・アブソーバー260は細長いほぼL字形部材であり、前
記細長い金属棒258に固定される。細長い金属棒の長さ
はショック・アブソーバー260を越えて、中央極付近に
位置してフレーム28に固定された対向側極262の(図示
しない)スロットに受容されるように設定する。中央極
集合体257は中央極接点集合体109が接触しないように操
作機構58から離して取り付ける。
CT交換迅速化集合体264は工場段階または現場段階で
主変流器54を迅速かつ容易に取り換えることを可能にす
る。CT交換迅速化集合体264により遮断器の広範囲な分
解を必要とせずに変流器54を簡単に交換できる。変流器
54を交換する理由の1つは変流器54の故障であり、もう
1つの理由は例えば定格が1600/2000アンペアの遮断器
の場合に起こるように二重定格遮断器の一方の定格から
他方の定格への切り換えである。例えば1600アンペア定
格の遮断器と併用される変流器54は2000アンペア定格で
使用するには不適当である。
主変流器54を迅速かつ容易に取り換えることを可能にす
る。CT交換迅速化集合体264により遮断器の広範囲な分
解を必要とせずに変流器54を簡単に交換できる。変流器
54を交換する理由の1つは変流器54の故障であり、もう
1つの理由は例えば定格が1600/2000アンペアの遮断器
の場合に起こるように二重定格遮断器の一方の定格から
他方の定格への切り換えである。例えば1600アンペア定
格の遮断器と併用される変流器54は2000アンペア定格で
使用するには不適当である。
CT交換迅速化集合体264は主変流器54を囲む負荷側導
体46及び取り外し自在なプレート266を含む。変流器54
は負荷側導体46を1次巻線として利用するドーナツ形変
流器である。
体46及び取り外し自在なプレート266を含む。変流器54
は負荷側導体46を1次巻線として利用するドーナツ形変
流器である。
主変流器54は筐体21からの取り外しを可能にするよう
に一方の側を開口させてフレーム28に一体形成した空所
267に配置され、負荷側導体46は筐体21からその長手軸
線と平行に取り外せるようにフレーム28に一体形成した
空所269に配置される。筐体21から変流器54を取り外す
には、先ず取り外し自在なプレート266を取り外し、次
いで6個のファスナー48を螺脱して負荷側導体46を取り
外す。これらのファスナーを取り外したら、さらに4個
のファスナー52を取り外したのち、負荷側導体46からス
タブ50を取り外す。負荷側導体46からスタブ50を取り外
せば、導体46をその長手軸線と平行に摺動的に取り外す
ことができる。導体46を取り外したら、変流器54を遮断
器筐体21から取り外し、別の変流器と交換することがで
きる。変流器の交換は取り外しと逆の手順で行なう。以
上に現場における変流器の迅速かつ容易な交換を可能に
するCT交換迅速化集合体について説明した。
に一方の側を開口させてフレーム28に一体形成した空所
267に配置され、負荷側導体46は筐体21からその長手軸
線と平行に取り外せるようにフレーム28に一体形成した
空所269に配置される。筐体21から変流器54を取り外す
には、先ず取り外し自在なプレート266を取り外し、次
いで6個のファスナー48を螺脱して負荷側導体46を取り
外す。これらのファスナーを取り外したら、さらに4個
のファスナー52を取り外したのち、負荷側導体46からス
タブ50を取り外す。負荷側導体46からスタブ50を取り外
せば、導体46をその長手軸線と平行に摺動的に取り外す
ことができる。導体46を取り外したら、変流器54を遮断
器筐体21から取り外し、別の変流器と交換することがで
きる。変流器の交換は取り外しと逆の手順で行なう。以
上に現場における変流器の迅速かつ容易な交換を可能に
するCT交換迅速化集合体について説明した。
障壁/補助変流器複合ボード268を設ける。この複合
ボード268にはいくつかの目的がある。1つの目的は遮
断器内部構成成分との接触を防止するための障壁を提供
することにある。即ち、ボード268は筐体21の開口部分2
71を閉じる。第2の目的は補助変流器270を取り付ける
ための手段を提供することにある。第3の目的は補助変
流器270を主変流器54及び電子的引きはずしユニットを
接続する手段を提供することにある。最後に、この障壁
/補助CT複合ボート268は遮断器20内に発生する熱を外
気中へ逃す手段を提供する。
ボード268にはいくつかの目的がある。1つの目的は遮
断器内部構成成分との接触を防止するための障壁を提供
することにある。即ち、ボード268は筐体21の開口部分2
71を閉じる。第2の目的は補助変流器270を取り付ける
ための手段を提供することにある。第3の目的は補助変
流器270を主変流器54及び電子的引きはずしユニットを
接続する手段を提供することにある。最後に、この障壁
/補助CT複合ボート268は遮断器20内に発生する熱を外
気中へ逃す手段を提供する。
障壁/補助CT複合ボード268はE字形プリント回路板2
72から成る。プリント回路板272は基部22の側壁276に形
成された対向スロット274に嵌着される。プリント回路
板272の底部はフレーム28の直立脚278の頂部と当接す
る。E字形プリント回路板272はラッチ集合体82と筐体2
1の開口部分271との間に介在し、E字形を画定する1対
の互いに間隔を保つスロット282を含む。このスロット2
82にはフレーム28に形成された直立側壁284が嵌入され
る。
72から成る。プリント回路板272は基部22の側壁276に形
成された対向スロット274に嵌着される。プリント回路
板272の底部はフレーム28の直立脚278の頂部と当接す
る。E字形プリント回路板272はラッチ集合体82と筐体2
1の開口部分271との間に介在し、E字形を画定する1対
の互いに間隔を保つスロット282を含む。このスロット2
82にはフレーム28に形成された直立側壁284が嵌入され
る。
各極に1つずつ合計3つの補助変流器270を設ける。
補助変流器270は全1次巻線及び全2次巻線を有し、電
子的引きはずしユニットに供給される電流の逓降に利用
される。具体的には、各主変流器54の2次巻線が対応の
補助変流器270の1次巻線と接続し、補助変流器270の2
次巻線は電子的引きはずしユニットと接続する。
補助変流器270は全1次巻線及び全2次巻線を有し、電
子的引きはずしユニットに供給される電流の逓降に利用
される。具体的には、各主変流器54の2次巻線が対応の
補助変流器270の1次巻線と接続し、補助変流器270の2
次巻線は電子的引きはずしユニットと接続する。
プリント回路板272は補助変流器272と電子的引きはず
しユニットとの間の組み配線交換に利用される。詳細に
は、補助変流器272の1次巻線と主変流器54の2次巻線
とを電気的に接続するための回路をプリント回路板270
に設ける。この回路は公知の態様でプリント回路板272
に形成される。プリント回路板272の右上隅に主コネク
ター286を設ける。このコネクター286はプリント回路板
272に形成されている回路を介して補助変流器272の2次
巻線と電気的に接続する。次いで(図示しない)コネク
ターを両端に有する組み配線を利用してプリント回路板
272を電子的引きはずしユニットと接続する。補助変流
器270はプリント回路板272に直接取り付ける。それぞれ
の補助変流器270に近くプリント回路板272に2次コネク
ター288を設ける。これらの2次コネクター288は補助変
流器270の1次巻線と接続する。補助変流器272の1次巻
線を主変流器54の2次巻線に接続するため、主変流器54
をプリント回路板270に接続するコネクターを一端に有
する(図示しない)別のケーブルを設ける。
しユニットとの間の組み配線交換に利用される。詳細に
は、補助変流器272の1次巻線と主変流器54の2次巻線
とを電気的に接続するための回路をプリント回路板270
に設ける。この回路は公知の態様でプリント回路板272
に形成される。プリント回路板272の右上隅に主コネク
ター286を設ける。このコネクター286はプリント回路板
272に形成されている回路を介して補助変流器272の2次
巻線と電気的に接続する。次いで(図示しない)コネク
ターを両端に有する組み配線を利用してプリント回路板
272を電子的引きはずしユニットと接続する。補助変流
器270はプリント回路板272に直接取り付ける。それぞれ
の補助変流器270に近くプリント回路板272に2次コネク
ター288を設ける。これらの2次コネクター288は補助変
流器270の1次巻線と接続する。補助変流器272の1次巻
線を主変流器54の2次巻線に接続するため、主変流器54
をプリント回路板270に接続するコネクターを一端に有
する(図示しない)別のケーブルを設ける。
プリント回路板270の脚部分292に通気孔290を設け
る。この通気孔は筐体21内に発生する熱を外気中へ逃
す。
る。この通気孔は筐体21内に発生する熱を外気中へ逃
す。
以上の説明から明らかなように、障壁/補助CTボート
268は遮断器の組み立てを簡単にし、製造コストを軽減
し、遮断器の内部配線を単純化する。
268は遮断器の組み立てを簡単にし、製造コストを軽減
し、遮断器の内部配線を単純化する。
不足電圧解放機構、分路引きはずし機構などのような
種々のオプション機構を遮断器に取り付け易くするモジ
ュール式オプション・デッキ集合体を設ける。不足電圧
解放機構は線電圧が所定値以下に降下すると自動的に主
接点30を開放する。モーターのような負荷がこのモータ
ーを過熱させるおそれがある低電圧で動作するのを防止
するためである。不足電圧解放機構の1例は米国特許第
4,489,295号明細書に開示されている。(図示しない
が)分路引きはずし機構は引きはずしレバー98の近傍に
配置された往復動プランジャーを有するソレノイドがそ
の主要な構成成分である。この分路引きはずし機構は遮
断器20を遠隔場所から引きはずすことを可能にする。不
足電圧解放機構も分路引きはずし機能もすべての遮断器
20に必要なだけではない。これらのオプション機構は特
注機構であり、工場で組み込まれるのが普通である。製
造過程で遮断器20にこのようなオプション機構を組み込
むのに要する製造時間及び製造コストを軽減するために
オプション・デッキ集合体294を設ける。オプション・
デッキ集合体294は引きはずしバー98との連通を可能に
する孔296を有する矩形プレートを含み、この矩形プレ
ートは遮断器蓋部24の下に位置するようにフレーム28に
取り付けられる。このプレート294はブラケット302と一
体に形成した複数の下向きに突出するL字形アーム300
が嵌入する複数組のスロット298をも含む。アーム300が
嵌入するブラケット302の複数組のスロット298はL字形
アーム300との協働を可能にし、種々のオプション機構
をプレート294の平面と直交する方向に移動できないよ
うに、かつ引きはずしバー98と整列するようにプレート
294に固定することを可能にする。L字形アーム300はブ
ラケット302の直径を挟んで対向する部分に設ける。複
数組のスロット298は図示した通りである。ブラケット3
02を直径方向に対向するいずれかの組のスロット304、3
06または308に嵌着することにより、例えば、3つまで
のオプション機構を所与の遮断器20に組み込むことがで
きる。
種々のオプション機構を遮断器に取り付け易くするモジ
ュール式オプション・デッキ集合体を設ける。不足電圧
解放機構は線電圧が所定値以下に降下すると自動的に主
接点30を開放する。モーターのような負荷がこのモータ
ーを過熱させるおそれがある低電圧で動作するのを防止
するためである。不足電圧解放機構の1例は米国特許第
4,489,295号明細書に開示されている。(図示しない
が)分路引きはずし機構は引きはずしレバー98の近傍に
配置された往復動プランジャーを有するソレノイドがそ
の主要な構成成分である。この分路引きはずし機構は遮
断器20を遠隔場所から引きはずすことを可能にする。不
足電圧解放機構も分路引きはずし機能もすべての遮断器
20に必要なだけではない。これらのオプション機構は特
注機構であり、工場で組み込まれるのが普通である。製
造過程で遮断器20にこのようなオプション機構を組み込
むのに要する製造時間及び製造コストを軽減するために
オプション・デッキ集合体294を設ける。オプション・
デッキ集合体294は引きはずしバー98との連通を可能に
する孔296を有する矩形プレートを含み、この矩形プレ
ートは遮断器蓋部24の下に位置するようにフレーム28に
取り付けられる。このプレート294はブラケット302と一
体に形成した複数の下向きに突出するL字形アーム300
が嵌入する複数組のスロット298をも含む。アーム300が
嵌入するブラケット302の複数組のスロット298はL字形
アーム300との協働を可能にし、種々のオプション機構
をプレート294の平面と直交する方向に移動できないよ
うに、かつ引きはずしバー98と整列するようにプレート
294に固定することを可能にする。L字形アーム300はブ
ラケット302の直径を挟んで対向する部分に設ける。複
数組のスロット298は図示した通りである。ブラケット3
02を直径方向に対向するいずれかの組のスロット304、3
06または308に嵌着することにより、例えば、3つまで
のオプション機構を所与の遮断器20に組み込むことがで
きる。
ブラケット302には、(図示しない)複数のファスナ
ーによってオプション機構を該ブラケットに取り付ける
ことができるように複数の孔310を設ける。ブラケット3
02の孔310と整列させてプレート294に溝312を設ける。
これらの溝312はブラケット302を摺動させてプレート29
4上に取り付けることができるようにオプション機構を
ブラケット302に固定するファスナーのためのスペース
となる。
ーによってオプション機構を該ブラケットに取り付ける
ことができるように複数の孔310を設ける。ブラケット3
02の孔310と整列させてプレート294に溝312を設ける。
これらの溝312はブラケット302を摺動させてプレート29
4上に取り付けることができるようにオプション機構を
ブラケット302に固定するファスナーのためのスペース
となる。
種々のオプション機構はいずれも引きはずしバー98と
係合して遮断器20を引きはずす(図示しないが)下向き
に突出するレバーを具備する。オプション機構をブラケ
ット302に組み込んだ状態では下向きレバーがブラケッ
ト30の下縁から引きはずしバー98と連通するための孔29
8を下向きに貫通する。次いでブラケット302を配置す
る。以上の説明から明らかなように、オプション・デッ
キ集合体を設けることにより、特定の用途に応じた遮断
器を迅速かつ容易に製造することができる。
係合して遮断器20を引きはずす(図示しないが)下向き
に突出するレバーを具備する。オプション機構をブラケ
ット302に組み込んだ状態では下向きレバーがブラケッ
ト30の下縁から引きはずしバー98と連通するための孔29
8を下向きに貫通する。次いでブラケット302を配置す
る。以上の説明から明らかなように、オプション・デッ
キ集合体を設けることにより、特定の用途に応じた遮断
器を迅速かつ容易に製造することができる。
第1図は成形ケース遮断器の平面図である。 第2図は第1図2−2線における断面図である。 第3図は外側極を示す第1図3−3線における断面図で
ある。 第4図は第2図4−4線における断面図である。 第5図は外側極に使用されるショック・アブソーバーの
一部を示す斜視図である。 第6図は第3図6−6線における断面図である。 第7図は第4図7−7線における断面図である。 第8図は第7図8−8線における断面図である。 第9図は第8図9−9線における拡大断面図である。 第10図はカム・ローラー・ピンン集合体の分解斜視図で
ある。 第11図は積層銅集合体の分解斜視図である。 第12図はクロスバー集合体の分解斜視図である。 第13図は第2図13−13線における底面図である。 第14図は第2図14−14線における断面図である。 第15図は14図15−15線における断面図である。 第16図は第14図16−16線における断面図である。 第17図は第1図17−17線における断面図である。 第18図はモジュール式オプション・デッキ集合体の分解
斜視図である。 68……接点アーム支持体 109……積層接点集合体 110……個別接点集合体 111……L字形導体部分 114……接点アーム部分 118……磁気反発部材 130……偏倚ばね 132……枢動ブラケット 138……ファスナー 142……T字形スロット
ある。 第4図は第2図4−4線における断面図である。 第5図は外側極に使用されるショック・アブソーバーの
一部を示す斜視図である。 第6図は第3図6−6線における断面図である。 第7図は第4図7−7線における断面図である。 第8図は第7図8−8線における断面図である。 第9図は第8図9−9線における拡大断面図である。 第10図はカム・ローラー・ピンン集合体の分解斜視図で
ある。 第11図は積層銅集合体の分解斜視図である。 第12図はクロスバー集合体の分解斜視図である。 第13図は第2図13−13線における底面図である。 第14図は第2図14−14線における断面図である。 第15図は14図15−15線における断面図である。 第16図は第14図16−16線における断面図である。 第17図は第1図17−17線における断面図である。 第18図はモジュール式オプション・デッキ集合体の分解
斜視図である。 68……接点アーム支持体 109……積層接点集合体 110……個別接点集合体 111……L字形導体部分 114……接点アーム部分 118……磁気反発部材 130……偏倚ばね 132……枢動ブラケット 138……ファスナー 142……T字形スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−175549(JP,A) 特開 昭62−43027(JP,A) 特開 昭61−279026(JP,A) 実開 平2−142(JP,U) 実開 昭62−40746(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 73/02 H01H 71/02
Claims (5)
- 【請求項1】筺体の基部に操作機構及び積層接点集合体
を装着した遮断器であって、前記積層接点集合体は複数
の可動接点集合体より成り、各可動接点集合体は、接点
が装着された接点アーム部分と、固設導体部分と、接点
アーム部分を固設導体部分に連結する可撓性の磁気反発
部材とより成り、積層接点集合体はさらに、複数の接点
アーム部分を一体的に固定する手段と、複数の固設導体
部分を一体的に固定する手段とを含み、積層接点集合体
の中間の可動接点集合体の固設導体部分にはボルトを挿
入するためのT字形スロットが下縁に形成されており、
ボルトをT字形スロットに挿入した状態で積層接点集合
体を組み立てると、ボルトが隣接の可動接点集合体の固
設導体部分によって挟持され、前記ボルトを基部に螺着
することによって積層接点集合体を基部に固定すること
を特徴とする遮断器。 - 【請求項2】隣接する可動接点集合体の間に絶縁障壁を
介在させたことを特徴とする請求項1に記載の遮断器。 - 【請求項3】共通ピボットを画定するピンが挿入される
整列孔を有する1対の一体的に形成された垂下アームを
備えたブラケットを含むことを特徴とする請求項1に記
載の遮断器。 - 【請求項4】前記接点アームを前記ブラケットから下方
へ偏倚させるばねと、前記ブラケットに対する前記接点
アーム部分の移動を制限する制止手段とを含むことを特
徴とする請求項1に記載の遮断器。 - 【請求項5】前記磁気反発部材がほぼ扁平な連続的な導
電材の帯から形成されていることを特徴とする請求項1
に記載の遮断器。
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