JP3070640U

JP3070640U - 立体型コンセント

Info

Publication number: JP3070640U
Application number: JP2000000386U
Authority: JP
Inventors: 周義雄
Original assignee: 周義雄
Priority date: 2000-01-31
Filing date: 2000-01-31
Publication date: 2000-08-11
Anticipated expiration: 2006-01-31

Abstract

(57)【要約】【課題】電気用品のプラグを差し込んだ後、各プラグ
の線材が乱れて収拾し難くなることがなく、変圧器のプ
ラグ等を差し込み口に差し込んでも、別の差し込み口が
使用できる立体型コンセントを提供する。【解決手段】座体を呈する本体１の一側に二つ又はそ
れ以上の階段部１１を設け、各階段部１１の縦面１２に
複数のコンセントユニット１３を設置し、本体１の頂部
１４に間隔を大目にとって複数のコンセントユニット１
３を設け、これらのコンセントユニット１３に内設の金
属の設置端子はそれぞれ回路板に連接し、殻体であるベ
ースフレーム２は本体１の底部の開口に固設してこれを
封鎖し少なくとも一辺に電源コードを引出すダクトを設
け、該電源コードが回路板と枢接して各コンセントユニ
ット１３に電源を供給し、一般規格のプラグは縦面１
２、変圧器や特殊なプラグが隣接する差込穴を掩覆しな
いように頂部１４に挿嵌する立体型コンセントとする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、立体型コンセントに関し、特に、立体状を呈するコンセントの本体は一側の階段部に複数のコンセントユニットを設けて、各電器製品のプラグの線材が皆同一方向に延伸するようにして紐などで収束し、コードの収拾を容易にし、また、本体の頂面に対称に配置する複数のコンセントユニットを設け、変圧器や特殊規格のプラグの挿嵌に用い、隣接するコンセントの差込穴を隠覆しないようにした立体型コンセントに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の一般的な電気製品は、主に室内、室外に設置されている固定式のコンセント或いは延長線を具するコンセント（活動式のコンセント）から電源を得ている。その目的は、電力をコンセントに内設の接地端子に連結し、電気製品のプラグのブレードをコンセントユニットに挿嵌することでブレードとこの接地端子を接触させ、電源を通電させることにある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、実際の使用において、固定式或いは活動式のコンセントのユニットは、ほとんどが平面的に排列、配置しており、一般の家電製品のプラグに使用する場合はこの形式でもよいが、情報産業の発達に伴いコンピューターやその周辺装置も仕事の場や家庭に進出するようになり、コンピューターのマザーボード、ディスプレイ、プリンター、モデム、スピーカー、スキャナーさらにはデジタルカメラやビデオカメラ等の周辺機器の電源を得るためのプラグの扱いについては不便が免れない。また、従来の活動式のコンセントの各ユニットは、平面式の配列あるいは配置を採用している。このため、電気用品のプラグを差し込んだ後、該各プラグの線材が乱れて収拾し難くなる。さらに、従来の活動式のコンセントのユニットには、サイズの制限がある。このため、一組のコンセントの差し込み口と隣接するもう一組の差し込み口間の距離が短く、変圧器のプラグ等を差し込み口に差し込んだりすると、もう一組の差し込み口は掩覆されてしまい、この差し込み口の設置が無駄となってしまう。本考案は、このような平面活動式のコンセントが有する欠点を解消するため、立体型コンセントを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案は、座体を本体とし、その一側に二つ或いはそれ以上の階段部を設け、各階段部の縦面上に複数のコンセントユニットを設置し、また、本体の頂部にも間隔を大き目にとり、対称に配置した複数のコンセントユニットを設置し、各コンセントユニットは内部に金属の接地端子を有し、それぞれ回路板に連接し、殻体であるベースフレームは、本体底部の開口に固設してこれを封止し、少なくとも一辺に電源コードを引き出すためのダクトを設け、該電源コードは回路板と枢接し、各コンセントユニットに電源を供給し、縦面に設置のコンセントユニットに電気製品の一般的な規格のプラグを挿嵌すると電源が得られ、各プラグの線材は同一方向に延伸するため収束しやすく、頂部のコンセントユニットは変圧器或いは特殊な規格のプラグを挿嵌させ、隣接するコンセントユニットを掩覆しないようにしている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案に係る立体型コンセントの実施の形態について、図面に基づいて説明する。図１及び図２に示すように、立体型コンセントは、主に、本体１及びベースフレーム２から構成される。本体１は座体であり、その一側に二つ或いはそれ以上の階段状を呈する階段部１１を設け、さらに各階段部１１の縦面１２上に複数のコンセントユニット１３を設置し、プラグを挿嵌、連結させる。該縦面１２のコンセントユニット１３は傾斜状に設けるのがよく、こうするとプラグの挿脱に大変便利である。また、本体１の頂部１４に、間隔を大きめにとって複数のコンセントユニット１３を設け、特殊な規格のプラグや変圧器のプラグにも適用するようにする。該各コンセントユニット１３は習知の金属の接地端子が内設してあり、それぞれ本体１内の回路板（習知の技術であるので、特に説明は加えない）に連接している。

【０００６】また、安全を考慮し、本体１は階段部１１と頂部１４の側辺にそれぞれ電源スイッチ１５とリセットスイッチ１６を設け、該１５は横向きの押圧方式を採用する。これは、頂部１４に設置すれば、上方より重量のある物体が落下して電源スイッチ１５に接触して電源が断絶する可能性があるからである。また、電源スイッチ１５のサイズが比較的大きく、横向きに押圧できるように設置するのは、わざわざ腰を曲げなくても、足の先で軽くこれを押圧すれ容易に電源のオンあるいはオフを切り換えられるようにするためである。

【０００７】また、本体１の周縁に、回路板と枢接する複数の表示ランプ１７を設置し、コンセントの電源、接地、オーバーロード保護装置等の状態を表示させてもよい。さらに、本考案は、モデム、電話或いはケーブルモデムのオーバーロード保護装置等といった各インターネット関連産品に対応させるため、階段部１１の縦面１２上に出入力のケーブルコネクタ１８及び1入力／2出力の電話コードノッチ１９を設置し、これらの各回路は回路板のオーバーロード保護回路に連接し、電気製品が落雷や過大な電流により損傷を受けるのを防ぐ。さらに、本体１に制御穴１０を設け、手動のリモートコントロールで電源のオンあるいはオフを切り換えられるようにすることもできる。

【０００８】ベースフレーム２は殻体であり、本体１底部の開口に固設してこれを封止し、少なくとも一辺に一つのダクトを設けて電源コードが引き出せるようにし、該電源コードは回路板と枢接して各ベースフレーム３に電源を供給する。図３に示すように、ベースフレーム２の実施においては、底部に内設の殻室２１にバッテリ２２を収納し、その回路は回路板の充電／放電回路に連接する。また、殻室２１前方の表面板２３にＲＳ−２３２コネクタ２４或いはＵＳＢコンセント２５のどちらか、又は両方を設け、コンピューターの主機に枢接する。これにより、停電時にバッテリ２２は該連接装置により、コンピューターの主機に電源を提供する。いわゆる無停電電源装置ＵＰＳである。そしてベースフレーム２の適所にダクト２６を設け、電源コードを引き出せるようにし、最後にベースプレート２７で殻室２１を封鎖すれば組立ては完成である。

【０００９】図４に示すのは、本考案の第二実施例である。ベースフレーム３底部に殻室３１を設け、その中央に中空柱３２を突設し、該柱体は一側に切欠き溝３３を有し、電源コードはここから入り、さらに柱穴３４を通って回路板に枢接する。この時中空柱３２に固設の固定板３５電源コードの端部を押圧して定位させる。電源コードは中空柱３２内で巻回させ収納できる。さらに殻室３１の四辺にそれぞれダクト３６を受け、必要に応じて電源コードを任意のダクト３６から引き出すこともできる。最後にベースプレート３７で殻室３１を封止すれば組立ては完成である。また、電源コードの収納量を増加させたい場合は、中空柱３２周縁に孤状の凹溝３８を設けることもできる。

【００１０】本考案の実施において、ユーザーは実際の情況に応じて無停電電源装置ＵＰＳを具するものか、或いは電源コードを収納できる底座を選択することができ、その上一般的な規格のプラグを階段部１１縦面１２のコンセントユニット１３に挿嵌し、各プラグの線材をまとめて収束用の機器やひも等で収束すれば、乱雑にコードが散らばるといったような状態にはならない。変圧器或いは特殊な規格のプラグについては、直接頂部１４のコンセントユニット１３に挿嵌すれば隣接するコンセントユニット１３を掩覆することはない。さらに、階段部１１に設置のケーブルコネクタ１８、電話コードノッチ１９、電源スイッチ１５、リセットスイッチ１６及び制御穴１０は、立体の本体１の形状を充分に生かして配置することができ、機能性と実用性に優れた構造である。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は、立体状を呈するコンセントの本体の一側の階段部に複数のコンセントユニットを設けて、各電器製品のプラグの線材が皆同一方向に延伸するようにして紐などで収束し、また、本体の頂面に対称に配置する複数のコンセントユニットを設け、変圧器や特殊規格のプラグの挿嵌に用いるようにしている。このため、隣接するコンセントの差込穴を掩覆しない構造の立体型コンセントを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る立体型コンセントの実施の形態の
立体図である。

【図２】図１の立体型コンセントを図１と別の角度から
見た立体図である。

【図３】図１の立体型コンセントのベースフレームの第
一実施例を示す立体分解図である。

【図４】図１の立体型コンセントのベースフレームの第
二実施例を示す立体分解図である。

【符号の説明】

１本体１１階段部１２縦面１３コンセントユニット１４頂部１５電源スイッチ１６リセットスイッチ１７表示ランプ１８ケーブルコネクタ１９電話線差込口１０制御穴２ベースフレーム２１殻室２２バッテリ２３表面板２４ＲＳ−２３２コネクタ２５ＵＳＢコンセント２６ダクト２７ベースプレート３ベースフレーム３１殻室３２中空柱３３切欠き溝３４柱穴３５固定板３６ダクト３７ベースプレート３８凹溝

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】本体は座体であり、その一側に二つ或いは
それ以上の階段部を設け、各階段部の縦面上に複数のコ
ンセントユニットを設置し、また、本体の頂部にも間隔
を大き目にとり対称に配置した複数のコンセントユニッ
トを設置し、各コンセントユニットは内部に金属の接地
端子を有し、それぞれ回路板に連接し、ベースフレームは殻体であり、本体底部の開口に固設し
てこれを封止し、少なくとも一辺に電源コードを引き出
すためのダクトを設け、上記電源コードは回路板と枢接
し、上記各コンセントユニットに電源を供給し、縦面に設置のコンセントユニットに電気製品の一般的な
規格のプラグを挿嵌させると電源が得られ、各プラグの
線材は同一方向に延伸するため、収束しやすく、頂部の
コンセントユニットは変圧器或いは特殊な規格のプラグ
を挿嵌させ、隣接するコンセントユニットを掩覆しない
ようにすることを特徴とする立体型コンセント。
【請求項２】縦面の前記コンセントユニットを傾斜状に
設け、プラグの挿脱をより容易にしたことを特徴とする
請求項１記載の立体型コンセント。
【請求項３】前記本体において、前記階段部と前記頂部
の側辺位置にそれぞれ回路板に連接する電源スイッチ及
びリセットスイッチを設け、上記電源スイッチは横方向
から押圧する方式とし、誤接触を防止したことを特徴と
する請求項１記載の立体型コンセント。
【請求項４】前記本体の階段部に、回路板と枢接する一
組の出入力ケーブルコネクタと一つの出入力電話コード
ノッチを設け、電気製品の安全を確保し、また、前記本
体の周縁に複数の回路板に枢接する表示ランプを設置し
て、各状況を表示させ、さらに、前記本体に制御穴を設
け、外部接続の手動式リモートコントロールにより電源
のオンあるいはオフを制御することを可能としたことを
特徴とする請求項１記載の立体型コンセント。
【請求項５】前記ベースフレームに殻室を設け、上記殻
室にバッテリを収納し、上記バッテリの回路は、回路板
の充電あるいは放電回路に連結しており、さらに上記殻
室前方の表面板上にＲＳ−２３２コネクタあるいはＵＳ
Ｂコンセントのどちらか、または両方を設置して、コン
ピューターに接続して無停電電源装置のシステムを形成
させ、最後にベースプレートで上記殻室を封鎖して組立
を完成した構成であることを特徴とする請求項１記載の
立体型コンセント。
【請求項６】前記ベースフレームの殻室の中央に中空柱
を突設し、上記中空柱の一側に電源コードを引入れるた
めの切欠き溝を設け、電源コードは、柱穴を通って回路
板に連接し、固定板と上記中空柱を連結して固定し、電
源コードの端部はこれらに押圧されて定位し、上記中空
柱の内部で巻回して収まり、ベースプレートで上記殻室
を封鎖し組立を完成した構成であることを特徴とする請
求項１記載の立体型コンセント。