JP3070527U - 合成樹脂からなる気管内チュ―ブ保護材 - Google Patents

合成樹脂からなる気管内チュ―ブ保護材

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JP3070527U
JP3070527U JP2000000275U JP2000000275U JP3070527U JP 3070527 U JP3070527 U JP 3070527U JP 2000000275 U JP2000000275 U JP 2000000275U JP 2000000275 U JP2000000275 U JP 2000000275U JP 3070527 U JP3070527 U JP 3070527U
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endotracheal tube
synthetic resin
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shaped
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JP2000000275U
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Inventor
彰 横関
Original Assignee
株式会社エスワイメディカル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気管内チューブ保護材を硬質な合
成樹脂からなるものとし、ディスポザブル、すなわち使
い捨て品とすることにより、リユースされていた場合で
の医療機関の洗浄、滅菌等の労力を皆無とさせると共
に、硬質の合成樹脂製であっても使用上の違和感を回避
する気管内チューブ保護材を提供するものである。 【解決手段】 合成樹脂からなる気管内チューブ
保護材において、貫通孔(K)が穿設されるペンシル状
の略四角柱からなり、一対の側面部において気管内チュ
ーブ(X)をあてがう弧状溝部(1A)が一方側面部
(A)に形成されると共に他方側面部(B)に弧状溝部
(1B)と線状切欠き部(2)が形成されており、他の
一対の側面部(C,D)において線状突起物(3)が複
数個並列に設けられると共に扇状片(4)が突設される
ことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、全身麻酔時等により、使用者の意識が通常に無い状況下において、 使用される気管内チューブを保護する合成樹脂製の保護材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、全身麻酔時などの患者に対し、気管内チューブを挿管する医療行為が日 常なされているが、当該チューブを単に患者の口内に差し込むと、意識薄弱ある いは意識が無いため、主として軟質ビニル材からなる当該チューブの先端部周辺 を損傷させる恐れがあり、チューブの耐久性をおとしめると共に、気管内チュー ブ本来の有する機能を損なう場合もありうる。
【0003】 さて、かかる問題点を解決するために、気管内チューブを挿管する際に、チュ ーブの両側面に円筒状ブロック材をあてがい、患者の口内に差し入れ使用するも のが公知である。
【0004】 しかしながら、かかるブロック材はゴム製からなるものであり、ある患者に使 用された後、再度、他の患者にも使用されるというリユース品であった。
【0005】 これでは、使用後、当該ブロック材を洗浄、滅菌させる必要があり、医療機関 におけるその労力は多大なものであり、その管理等も煩に耐えないものである。
【0006】 また、多数の患者間に転々再使用されることは、直接口内に差し入れるもので あるため感覚的にも嫌悪感を生じさせるものであり、さらに洗浄、滅菌が不充分 であると、これを原因に何らかの疾病の感染を惹起するおそれすらある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、かかる問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは 、気管内チューブ保護材を硬質な合成樹脂からなるものとし、ディスポザブル、 すなわち使い捨て品とすることにより、リユースされていた場合での医療機関の 洗浄、滅菌等の労力を皆無とさせると共に、硬質の合成樹脂製であっても使用上 の違和感を回避する気管内チューブ保護材を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するため、合成樹脂からなる気管内チューブ保護 材において、貫通孔(K)が穿設されるペンシル状の略四角柱からなり、一対の 側面部において気管内チューブ(X)をあてがう弧状溝部(1A)が一方側面部 (A)に形成されると共に他方側面部(B)に弧状溝部(1B)と線状切欠き部 (2)が形成されており、他の一対の側面部(C,D)において線状突起物(3 )が複数個並列に設けられると共に扇状片(4)が突設されることを特徴とする ものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に即して説明する。
【0010】 本考案は、硬質の合成樹脂からなるものである。
【0011】 従来の気管内チューブはゴムからなるものであり、数回にわたり、すなわちそ のブロック材が破損するなどしない限り再使用されているものであった。しかし ながら、このようにリユース品とすると、その洗浄、滅菌を当然施さなければな らず、医療機関の関連労力は多大なものとなり、その管理の徹底を図ることは煩 雑なものとなる。
【0012】 また、これらの洗浄、滅菌の完全が図れないこととなると、再使用者に対し何 らかの感染を起こすおそれすらあり、使用箇所が直接口内という点を考慮すると 、看過し得ない問題となる。
【0013】 本考案は、上記のように、合成樹脂よりなるものであるため、使い捨て品とし て気管内チューブ保護材を提供しうるものである。
【0014】 これにより、リユース品における問題点を一挙に解決することが可能となり、 衛生上極めて安全な気管内チューブ保護材を提供することが可能となる。
【0015】 また、本考案に係る気管内チューブ保護材において、特徴的な構成は、一の側 面部に線条切り欠き部(2)が設けられることを特徴とする。このように切り欠 き部(2)を設けることにより、患者がくわえた際、弾力感を持たせることが可 能となり、硬質な合成樹脂製であっても、使用者に何らの違和感を生じない気管 内チューブ保護材を提供することが可能となる。
【0016】 上記切り欠き部を有する面ならびにその対抗する面には気管内チューブ(X) をあてがうのに適する弧状溝部(1A,1B)が設けられる。これらの弧状溝部 は、例えば大きさを相互に変えることにより、使用する気管内チューブ(X)に 応じあてがう箇所を適宜変えることが可能となる。
【0017】 さらに、例えば図示するように、5本の線条突起物(3)が設けられると共に 、扇状片(4)が突設される。これにより、気管内チューブ保護材を使用するに 際し、当該保護材の滑りを止めることが可能となるものである。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成されるので、以下に示す効果を奏するものである 。
【0019】 気管内チューブ保護材を硬質な合成樹脂からなるものとし、ディスポザブル、 すなわち使い捨て品とすることにより、リユースされていた場合での医療機関の 洗浄、滅菌等の労力を皆無とさせることが可能となる。
【0020】 線状切り欠き部硬質の合成樹脂製であっても使用上の違和感を回避する気管内 チューブ保護材を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る気管内チューブ保護材の一実施例
を示す斜視図。
【図2】本考案に係る気管内チューブ保護材の一実施例
を示す底面図。
【図3】本考案に係る気管内チューブ保護材の一実施例
を示す上面図。
【図4】本考案に係る気管内チューブ保護材の一実施例
を示す平面図。
【図5】本考案に係る気管内チューブ保護材の一実施例
を示す平面図。
【図6】本考案に係る気管内チューブ保護材の使用状態
を示す斜視図
【図7】本考案に係る気管内チューブ保護材の使用状態
を示す斜視図
【図8】従来の気管内チューブ保護材を示す図。
【符号の説明】
X 気管内チューブ K 貫通孔 1A 弧状溝部 1B 弧状溝部 2 線状切り欠き部 3 線状突起部 4 扇状突起部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂からなる気管内チューブ保護材に
    おいて、貫通孔(K)が穿設されるペンシル状の略四角
    柱からなり、一対の側面部において気管内チューブ
    (X)をあてがう弧状溝部(1A)が一方側面部(A)
    に形成されると共に他方側面部(B)に弧状溝部(1
    B)と線状切欠き部(2)が形成されており、他の一対
    の側面部(C,D)において線状突起物(3)が複数個
    並列に設けられると共に扇状片(4)が突設されること
    を特徴とする合成樹脂からなる気管内チューブ保護材。
JP2000000275U 2000-01-26 2000-01-26 合成樹脂からなる気管内チュ―ブ保護材 Expired - Lifetime JP3070527U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017183509A1 (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 国立大学法人浜松医科大学 バイトブロック

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