JP3070316U - 食肉加工で使用するナイフ・ヤスリ殺菌保管装置 - Google Patents
食肉加工で使用するナイフ・ヤスリ殺菌保管装置Info
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- JP3070316U JP3070316U JP2000000854U JP2000000854U JP3070316U JP 3070316 U JP3070316 U JP 3070316U JP 2000000854 U JP2000000854 U JP 2000000854U JP 2000000854 U JP2000000854 U JP 2000000854U JP 3070316 U JP3070316 U JP 3070316U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この考案は、食肉の加工に於いて使用するナ
イフ・ヤスリを収納ケースに収納し、殺菌消毒を多量に
安全かつ確実に行える様にし、又殺菌消毒後は保管庫と
して使用できるようにした。 【解決手段】 断熱材(13)入りの槽(1)に断熱材
(13)入りの蓋(2)を丁番(15)とステー(1
6)で取り付け、パッキン(14)とファスナー(1
7)で密閉する。次に槽(1)内に収納ケースを掛ける
受け棒(3)を設け、温水噴き出し口(12)とオーバ
ーフロー配管(6)とで温水を循環する。更に温水の温
度を管理する為の温度計(10)と温調弁用配管(9)
を設け、83℃以上の温水を確保維持出来ない時はサイ
レンサー(8)付蒸気弁用配管(7)で補う。尚殺菌消
毒後は排水を行い保管庫として使う。
イフ・ヤスリを収納ケースに収納し、殺菌消毒を多量に
安全かつ確実に行える様にし、又殺菌消毒後は保管庫と
して使用できるようにした。 【解決手段】 断熱材(13)入りの槽(1)に断熱材
(13)入りの蓋(2)を丁番(15)とステー(1
6)で取り付け、パッキン(14)とファスナー(1
7)で密閉する。次に槽(1)内に収納ケースを掛ける
受け棒(3)を設け、温水噴き出し口(12)とオーバ
ーフロー配管(6)とで温水を循環する。更に温水の温
度を管理する為の温度計(10)と温調弁用配管(9)
を設け、83℃以上の温水を確保維持出来ない時はサイ
レンサー(8)付蒸気弁用配管(7)で補う。尚殺菌消
毒後は排水を行い保管庫として使う。
Description
【0001】
この考案は、食肉加工で使用するナイフ・ヤスリを安全かつ確実に殺菌消 毒を行い、その後は保管庫として使える衛生的な殺菌保管装置に関するもの である。
【0002】
従来の殺菌消毒は、ナイフ・ヤスリを直接手に持ち温水にかざし洗浄して いた。又保管に関しては、作業終了後それぞれの保管場所に置いていた。 殺菌消毒と保管場所は別途に設けられているので、各自ナイフ・ヤスリを 持ち運んでおり、両方のスペースを確保しなければならなかった。
【0003】
従来の方法では、ナイフ・ヤスリの部分的な殺菌消毒しか出来ず、又平成 十二年度の厚生省基準の高温(83℃)での殺菌消毒では火傷をする危険性 がある。又従来の収納ホルダーは高温には弱く破損する恐れがあり、結果的 に部分的な殺菌消毒しか出来なく、衛生的に確実に行う事は出来ない。 保管に関しても収納ホルダーごと置いたり、ナイフ・ヤスリを直接棚に置 いたりして保管庫からナイフ・ヤスリを取り出す時は非常に危険であった。 又ナイフ・ヤスリを殺菌消毒しても保管庫自体が害虫・埃等の侵入があり 衛生管理が不十分である為、効果はほとんどない状態である。
【0004】
いま、その構成を説明すると (イ)断熱材(13)をはめ込んだステンレスの槽(1)とその上部に断熱 材(13)をはめ込んだステンレスの蓋(2)を取り付ける。 蓋は把手(18)と丁番(15)とで開閉し、ステー(16)により 開閉を調整し、蓋(2)を閉じた時に密閉出来るパッキン(14)と ファスナー(17)を取り付ける。 (ロ)ステンレスの槽(1)の内部にナイフ・ヤスリの収納ケースを掛けれ るステンレスの受け棒(3)を取り付ける。 (ハ)ステンレスの槽(1)の底面に温水吐き出し口(12)を2か所設け それぞれ温水配管(4)を接続する。さらに排水配管(5)とオーバ ーフロー配管(6)をそれぞれ取り付ける。 (ニ)ステンレスの槽(1)本体を移動するキャスター(19)と設置後高 さを調整し固定するアジャスター(20)を取り付ける。 (ホ)ステンレスの槽(1)の内部温度を確認する温度計(10)と温度計 用配管(11)を取り付け、さらに高温の温度を確保維持する為のサ イレンサー(8)付蒸気弁用配管(7)と温調弁用配管(9)をそれ ぞれ槽(1)に取り付ける。 以上の如く構成された、食肉加工で使用するナイフ・ヤスリの殺菌保管装 置。
【0005】
本考案は、以上のような構造であるからこれを使用する際は、ステンレス で出来た専用の収納ケースにナイフ・ヤスリを入れ、殺菌保管装置本体内の 受け棒に収納ケースのフックを掛け、蓋を閉めファスナーで完全密閉する。 次に温水配管のバルブを開け、83℃以上の高温の温水をステンレス槽に 注ぎ込み、83℃以上確保されているかを温度計で確認し、一定時間過ぎた ら排水バルブを開け温水を抜き取り、その後は保管庫として使用する。 よって安全且つ確実に大量のナイフ・ヤスリを収納ケースごと殺菌消毒を 行い、又同時に保管庫として使用する。
【0006】
以下、本考案の詳細を図示実施例で説明する。 第1図はナイフ・ヤスリの殺菌保管装置の断面図である。 断熱材(13)をはめ込んだステンレスの槽(1)の上部に同じく断熱材 (13)をはめ込んだ蓋(2)を、丁番(15)とステー(16)とで取り 付け、把手(18)により開閉する。又蓋(2)の周囲に取り付けたパッキ ン(14)とファスナー(17)により完全な密閉状態になるようになって いる。 次にステンレスの槽(1)の内部にナイフ・ヤスリの収納ケースを掛ける 受け棒(3)を設ける。又槽(1)の底面に温水噴き出し口(12)を2か 所設け、それぞれに温水配管(4)を接続し温水熱源装置から温水を供給す る。さらに槽(1)内の温水の温度を調べる温度計(10)と温度計用配管 (11)を設け、常に83℃以上の高温を確保維持出来ない場合は温調弁用 配管(9)とサイレンサー(8)付蒸気弁用配管(7)を設け、外部蒸気熱 源装置と接続配管する。 又排水に関しては、排水配管(5)とオーバーフロー配管(6)を底面に 設けて、それぞれ排水溝に直接排水する。 以下、具体的な使用例を説明する。 第2図は、ナイフ・ヤスリの殺菌保管装置の側面図と一部切断図である。 槽(1)の中にナイフ・ヤスリを入れた専用の収納ケースを入れ、受け棒 (3)に掛け、蓋(2)を閉じてファスナー(17)で完全密閉する。 次に温水バルブを開け、2か所の温水噴き出し口(12)より83℃以上 の温水を一定線まで満たして殺菌消毒を行う。そして83℃以上の高温に保 たれているかを温度計(10)で確認し、83℃以上の温水を確保出来ない 場合、又は83℃以下に温度が下がった時には温調弁用配管(9)で管理し サイレンサー(8)付蒸気弁用配管(7)で83℃以上の高温に成る様に補 う。 又温水バルブを調節して温水を循環させ、表面の浮遊物をオーバーフロー 配管(6)から排水する。殺菌消毒後は排水バルブを開け排水を行い、その 後は保管庫として使用する。 槽(1)本体は、キャスター(19)で移動し、アジャスター(20)で 高さを調整し固定する。 第3図はナイフ・ヤスリの殺菌保管装置の平面図である。 断熱材(13)をステンレスで挟み込んだ槽(1)の底面に設けた温水噴 噴き出し口(12)2か所から温水を供給し、さらに中央部に設けた排水配 管(5)とオーバーフロー配管(6)でそれぞれ排水を行う。 槽(1)の側面に設けた温度計(10)と温度計用配管(11)で温度の 確認を行い、さらにサイレンサー(8)付蒸気弁用配管(7)と温調弁用配 管(9)で温水の管理を行う。 次に槽本体(1)の上部にナイフ・ヤスリの収納ケースを大量に掛けられ る様に、受け棒(3)を数本設置する。 第4図はマタガキの殺菌保管装置とした側面図と一部切断図である。 槽(1)内の受け棒(3)を付け換える事により、主に豚のと体を懸垂す るときに使用する、マタガキの殺菌保管装置としても使用する事ができる。
【0007】
したがって、食肉加工で使用したナイフ・ヤスリを専用の収納ケースごと 多くの殺菌消毒が安全かつ確実に行える。又殺菌消毒後は完全密閉された保 庫として使える、衛生上優れた装置に関するものである。
【図1】ナイフ・ヤスリの殺菌保管装置の断面図
【図2】ナイフ・ヤスリの殺菌保管装置の側面図と一部
切断図
切断図
【図3】ナイフ・ヤスリの殺菌保管装置の平面図
【図4】マタガキの殺菌保管装置とした側面図と一部切
断図
断図
1 槽 2 蓋 3 受け棒 4 温水配管 5 排水配管 6 オーバーフロー配管 7 蒸気弁用配管 8 サイレンサー 9 温調弁用配管 10 温度計 11 温度計用配管 12 温水噴き出し口 13 断熱材 14 パッキン 15 丁番 16 ステー 17 ファスナー 18 把手 19 キャスター 20 アジャスター
Claims (1)
- 【請求項1】(イ)断熱材(13)をはめ込んだステン
レスの槽(1)とその上部に断熱材(13)をはめ込ん
だステンレスの蓋(2)を取り付ける。蓋は把手(1
8)と丁番(15)とで開閉し、ステー(16)により
開閉を調整し、蓋(2)を閉じた時に密閉出来るパッキ
ン(14)とファスナー(17)を取り付ける。 (ロ)ステンレスの槽(1)の内部にナイフ・ヤスリの
収納ケースを掛けれるステンレスの受け棒(3)を取り
付ける。 (ハ)ステンレスの槽(1)の底面に温水吐き出し口
(12)を2か所設けそれぞれ温水配管(4)を接続す
る。さらに排水配管(5)とオーバーフロー配管(6)
をそれぞれ取り付ける。 (ニ)ステンレスの槽(1)本体を移動するキャスター
(19)と設置後高さを調整し固定するアジャスター
(20)を取り付ける。 (ホ)ステンレスの槽(1)の内部温度を確認する温度
計(10)と温度計用配管(11)を取り付け、さらに
高温の温度を確保維持する為のサイレンサー(8)付蒸
気弁用配管(7)と温調弁用配管(9)をそれぞれ槽
(1)に取り付ける。 以上の如く構成された、食肉加工で使用するナイフ・ヤ
スリの殺菌保管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000854U JP3070316U (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 食肉加工で使用するナイフ・ヤスリ殺菌保管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000854U JP3070316U (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 食肉加工で使用するナイフ・ヤスリ殺菌保管装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3070316U true JP3070316U (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=43203719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000000854U Expired - Lifetime JP3070316U (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 食肉加工で使用するナイフ・ヤスリ殺菌保管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070316U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100453967C (zh) * | 2007-10-12 | 2009-01-21 | 东南大学 | 微位移光学测试方法及其装置 |
-
2000
- 2000-01-14 JP JP2000000854U patent/JP3070316U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100453967C (zh) * | 2007-10-12 | 2009-01-21 | 东南大学 | 微位移光学测试方法及其装置 |
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