JP3069581U - 飼い犬用歩行装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 飼い犬の歩行運動を飼い主との連係運動の下
で行わせることによって飼い犬がよろこんで歩行運動す
ることができると共に事故発生時の緊急停止などの安全
管理は飼い主自らの連係運動によって適宜に対応できる
飼い犬と飼い主の両者の運動不足を解消して健康管理に
資することのできる飼い犬用歩行装置を提供する。 【解決手段】 複数のローラ４にコンベアベルト５を無
端状に張装してなる無端コンベアベルト機器１とサドル
６、ペダル７、グリップ８を有する自転車漕ぎ機器２と
の組合せからなり、自転車漕ぎ機器２のペダル７を無端
コンベアベルト機器１の駆動ローラ４ａに連動させてペ
ダル７をもってコンベアベルト５を走行駆動するように
構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、一般に家庭で飼育されている飼い犬の歩行運動を室内において飼い 主との連係運動の下で実行でき、飼い犬と飼い主共々に運動不足を解消して両者 の健康管理に資することのできる飼い犬用歩行装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、飼い犬用の歩行装置としてコンベアモーターで駆動制御される自走式の コンベアベルトを備えてなる装置が特開平８−３７９７８号公報をもって既に提 案されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

然しながら、かかる従来の飼い犬用の歩行装置は、飼い犬のみを単独でコンベ アベルト上で走行運動させるものであり、飼い主は単に傍観する形態のものであ ることから、飼い犬は単独でのコンベアベルト上の歩行に慣れ親しみ難くく嫌が ることが多いと共にコンベアベルトはコンベアモーターで駆動されて連続的に強 制自走するものであることから、事故発生時の緊急停止などその安全管理に多大 の注意が求められるなどの問題点があった。

【０００４】 本考案は、叙上の問題点に着目してこれを解消すべく案出したものであって、 飼い犬の歩行運動を飼い主との連係運動の下で行わせることによって飼い犬がよ ろこんで歩行運動することができると共に事故発生時の緊急停止などの安全管理 は飼い主自らの連係運動によって適宜に対応でき、且つ、飼い犬と飼い主の両者 の運動不足を解消して健康管理に資することのできる飼い犬用歩行装置を提供す ることを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための本考案の構成を実施の形態を用いて説明すると、本 考案の飼い犬用歩行装置は、複数のローラ４にコンベアベルト５を無端状に張装 してなる無端コンベアベルト機器１とサドル６、ペダル７、グリップ８を有する 自転車漕ぎ機器２との組合せからなり、自転車漕ぎ機器２のペダル７を無端コン ベアベルト機器１の駆動ローラ４ａに連動させてペダル７をもってコンベアベル ト５を走行駆動するように構成したことを特徴とするものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明すると、無端コンベ ヤベルト機器１の側方に自転車漕ぎ機器２を一体的に配設固定している。 無端コンベヤベルト機器１は、フレーム３に回転自在に軸支された複数のロー ラ４にコンベヤベルト５を無端状に張装してなるものである。コンベアベルト５ の左右両側には安全柵を着脱自在に配設することが好ましい。

【０００７】 該無端コンベアベルト機器１の側方に配設された自転車漕ぎ機器２は、サドル ６とペダル７とグリップ８とを有してなり、ペダル７の中心軸はチェーン等の伝 達部材を介して前記無端コンベヤベルト機器１における駆動ローラ４ａの駆動軸 の延長軸９に必要に応じて増減速の変速機構を介する等して連結されており、自 転車漕ぎ機器２のペダル７を回転させると無端コンベヤベルト機器１のコンベヤ ベルト５を従動させて走行駆動することができるように連結構成されている。

【０００８】 上記無端コンベヤベルト機器１は、飼い犬用であり、コンベアベルト５上に飼 い犬を乗せる。前記自転車漕ぎ機器２は、飼い主用であり、飼い主はサドル６上 に乗ってグリップ８を握持して自転車に乗る要領でペダル７を踏み回して自転車 漕ぎ運動を行う。

【０００９】 飼い主が自転車漕ぎ機器２に乗って自転車漕ぎ運動を行うと、これに従動して コンベアベルト５を走行駆動することができ、飼い犬はコンベアベルト５上で歩 行乃至走行することができる。コンベアベルト５の走行速度は、通常時速０〜５ ｋｍ程度の速度範囲に設定することが望ましい。

【００１０】 ここにおいて、飼い犬は、傍らに位置する飼い主の自転車漕ぎ運動に従動して 歩行運動を行うことから、両者の自転車漕ぎ運動と歩行運動とは連係した運動と なり、飼い犬のみならず飼い主も共に運動不足が解消でき健康管理に役立つ。

【００１１】 飼い犬は飼い主に従ってよろこんで歩行運動を継続して行うことができると共 に飼い主は飼い犬の動きを見ながら緊急時にはコンベアベルト５をペダル７の操 作によって即時に停止することができる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、以上説明した如くなり、無端コンベアベルト機器１に自転車漕ぎ機 器２を組合せ、自転車漕ぎ機器２のペダル７を無端コンベアベルト機器１の駆動 ローラ４ａに連動させてペダル７をもってコンベアベルト５を走行駆動するよう に構成したので、飼い犬のコンベアライン５上での歩行運動を自転車漕ぎ運動す る飼い主との連係運動の下で行わせ得ることによって、飼い犬がよろこんで歩行 運動することができると共に事故発生時の緊急停止などの安全管理は飼い主自ら の連係運動によって適宜に対応でき、きわめて安全であり、また経済的である。 且つ、飼い犬と飼い主の両者の運動不足を解消して各々の健康管理に資すること ができる等の諸多の実用的効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【符号の説明】

１ 無端コンベアベルト機器 ２ 自転車漕ぎ機器 ３ フレーム ４ ローラ ５ コンベアライン ６ サドル ７ ペダル ８ グリップ ９ 延長軸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のローラ４にコンベアベルト５を
   無端状に張装してなる無端コンベアベルト機器１とサド
   ル６、ペダル７、グリップ８を有する自転車漕ぎ機器２
   との組合せからなり、自転車漕ぎ機器２のペダル７を無
   端コンベアベルト機器１の駆動ローラ４ａに連動させて
   ペダル７をもってコンベアベルト５を走行駆動するよう
   に構成したことを特徴とする飼い犬用歩行装置。