JP3069439U - 剣 山 - Google Patents

剣 山

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JP3069439U
JP3069439U JP1999009240U JP924099U JP3069439U JP 3069439 U JP3069439 U JP 3069439U JP 1999009240 U JP1999009240 U JP 1999009240U JP 924099 U JP924099 U JP 924099U JP 3069439 U JP3069439 U JP 3069439U
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常康 栗野
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南海通商株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製の基板に吸盤を着脱可能に、か
つ簡便に取り付けることができる剣山を提供する。 【解決手段】合成樹脂製の基板12と、基板12の表面
に上向きに突出して配設された一体成形による多数の針
13と、基板12を花器10の内底面に複数箇所で吸着
することにより固定する複数の軟質性材料からなる吸盤
14とを有する剣山11において、基板12の裏面の複
数箇所に結合用ロッド部15を鉛直に突設し、吸盤14
の頂部に設けた円柱状基部141の中心箇所には結合用
ロッド部15が係脱可能に密結合される係合穴16を形
成し、さらに、結合用ロッド部15の外周面には周方向
に延在するリング状の突条151を設け、係合穴16の
内周面には突条151が係止するリング状の溝161を
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、針が上向きにして多数配設される基板を合成樹脂材によって成形し 、この基板に吸盤を取付け、花器に固定できるようにした剣山に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
近年、生花用具の1つである剣山においては、針が配設された基板を合成樹脂 材により一体成形することで軽量化し、剣山の持ち運びや取り扱いを簡便にでき るようになってきている。これに伴い、軽量化された剣山を花器に安定して固定 するために、基板の表面に吸盤を用いている。 従来、この種の剣山としては、特許第2510461号(特開平6−2965 39号公報)等に開示されているように、針が多数配設された基板を合成樹脂材 で一体成形し、この基板の裏面における外周寄りの複数箇所には吸盤が設けられ 、この各吸盤を花器の内底面に吸着することにより剣山自体を花器に固定できる ように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の剣山において、吸盤を基板の裏面に取り付ける方法として は、基板の裏面に円筒状の凹部を形成し、吸盤の頂部に円柱状の膨出部を設け、 この膨出部を凹部に係合し、この膨出部の外周面と凹部の内周面に形成される隙 間内に接着剤を充填して膨出部を基板に固着するようにしているため、吸盤の基 板への取り付けには接着剤が必要になり、その取り付け作業が面倒になるほか、 基板の裏面には凹部が形成されるため、剣山自体が大型化する問題がある。 また、吸盤を用いる関係上、花器の内底面は凹凸のない滑らかな表面になって いることが必要条件であるが、生花に使用される花器の内底面は吸盤が吸着し易 い滑らかな表面に加工されているとは限らない。この結果、凹凸のある内底面を 有する花器には、従来の剣山が使用できないという不具合があった。
【0004】 本考案は上記の事情に鑑みなされたもので、本考案の目的は、合成樹脂製の基 板に吸盤を着脱可能に、かつ簡便に取り付けることができるとともに、凹凸のあ る内底面を有する花器に対しても安定して吸着できる剣山を提供することにある 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、合成樹脂製の基板と、前記基板の表面 に上向きに突出して配設された多数の針と、前記基板を花器の内底面に吸着する ことにより固定する軟質性材料からなる吸盤とを有する剣山であって、前記基板 には結合用ロッド部が鉛直に突設され、前記吸盤の頂部に設けた円柱状基部の中 心箇所には前記結合用ロッド部が係脱可能に密結合される係合穴が形成されてい ることを特徴とする。
【0006】 本考案はまた、前記結合用ロッド部の外周面及び前記係合穴の内周面の一方に 周方向に延在する少なくとも1つのリング状の突条を設け、この突条が係止する リング状の溝を前記結合用ロッド部の外周面及び前記係合穴の内周面の他方に設 けたことを特徴とする。 本考案はまた、前記結合用ロッド部の外周面に雄ねじを形成し、前記係合穴の 内周面に前記雄ねじが螺合する雌ねじを形成したことを特徴とする。 本考案はまた、前記基板は所望の色に着色されていることを特徴とする。 本考案はまた、前記花器の内底面に接着され、前記吸盤の吸着を確実にする平 滑面を有するシート部材を備えることを特徴とする。 本考案はまた、前記シート部材は透明または所望の色に着色されていることを 特徴とする。
【0007】 本考案においては、基板の裏面に突設した結合用ロッド部に吸盤の円柱状基部 に設けた係合穴を係合することで互いに密結合できる構成にすることにより、吸 盤を基板に簡便に取り付けることができるとともに、吸盤を基板から必要に応じ て容易に分離することができ、基板の薄肉化及び剣山の小型化が可能になる。 そして、互いに結合された結合用ロッド部及び係合穴のリング状突条とリング 状溝を互いに係止させることにより、または結合用ロッド部と係合穴とをねじ結 合することにより、吸盤が基板からみだりに離脱するのを防止する。 さらに、基板を所望に色に着色することにより、剣山のファッション性を向上 できる。 また、吸盤の吸着を確実にする平滑面を有するシート部材を花器の内底面に貼 り付けることにより、凹凸のある内底面を有する花器に対しても吸盤を確実に吸 着でき、剣山を花器に安定して固定することができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1ないし図5により本考案の実施の形態について説明する。 図1は本考案の実施の形態における剣山を花器に使用した状態を示す断面図、 図2は本考案の実施の形態における剣山を拡大して示す平面図、図3は図2のA −A線に沿う拡大断面図である。
【0009】 図1及び図2において、10は陶磁器等からなる水盤などの花器であり、この 花器10の内底面には生花などを生けるための剣山11が配置されている。 剣山11は、アクリル、その他の硬質の合成樹脂材で円盤状の基板12と、こ の基板12の表面に上向きに突出して多数配設された。生花の根本を安定させる 針13とを一体成形し、基板12を花器10の内底面に複数箇所で吸着すること により固定する複数の軟質性材料からなる吸盤14とを備える。 基板12の裏面の複数箇所には、図2及び図3に示すように、吸盤14を取り 付けるための円柱状の結合用ロッド部15が鉛直に突設されており、吸盤14の 頂部に設けた円柱状基部141の中心箇所には、結合用ロッド部15が係脱可能 に密結合される係合穴16が形成されている。 また、結合用ロッド部15の外周面には周方向に延在するリング状の突条15 1が設けられており、さらに、係合穴16の内周面には、突条151が係止する リング状の溝161が形成されている。
【0010】 上記のように構成された剣山11を花器10に固定する場合は、基板12の各 結合用ロッド部15をそれぞれの吸盤14の係合穴16に押し込み、結合用ロッ ド部15のリング状突条151が係合穴16のリング状溝161に係止された状 態にする。これにより、各吸盤14を基板12の裏面に密結合するとともに吸盤 14が基板12からみだりに離脱されないように保持する。 このように吸盤14の組み付けられた剣山11を吸盤14側を下にして花器1 0内の内底面に載せ、吸盤14のある箇所を剣山11の上方から押圧することに より、各吸盤14を花器10の内底面に吸着させる。これにより、剣山11を花 器10に固定することができる。
【0011】 なお、上記実施の形態における吸盤14は複数個設ける構成としたが、これに 限定されることなく、基板裏面中心に1個でもよい。 また、上記実施形態では、基板12と針13とを一体成形によって構成したも のについて説明したが、これに限定されることなく、基板12上面に合成樹脂或 いは金属製の針13を植設してもよいことは勿論である。 また、上記実施の形態における基板12は、使用する花器10の色合いや生け られる花の種類等に応じて所望の色に着色されている。 このような着色された基板12を用いることにより、剣山のファッション性を 向上できる。 さらに、基板12の形状は、実施の形態に示すように円盤状のものに限らず、 四角形状、三角形状、楕円等であっていもよい。また、結合用ロッド部15の横 断形状は円形に限らず、三角形、楕円、四角形等であっていもよい。
【0012】 上記のような本実施の形態による剣山11によれば、基板12の裏面に突設し た結合用ロッド部15を吸盤14の円柱状基部141に設けた係合穴16に押し 込むことで互いに密結合できる構成になっているため、各吸盤14を基板12に 簡便に取り付けることができるとともに、各吸盤14を基板12から必要に応じ て容易に分離することができ、しかも、基板12の裏面に突設した結合用ロッド 部15に吸盤14を結合する構成になっているため、従来のように吸盤を取り付 けるために基板12を厚くする必要がなく、その分、基板12が薄肉化され、か つ剣山11の小型化が可能になる。 また、互いに結合された基板12の結合用ロッド部15と吸盤14の係合穴1 6は、それぞれのリング状の突条151とリング状の溝161が互いに係止され ることにより、吸盤14が基板12からみだりに離脱するのを防止できる。
【0013】 次に、図4により本考案の他の実施の形態について説明する。 図4は本考案の他の実施の形態における剣山の要部の拡大断面図である。この 図4においては、基板12の裏面に突設した結合用ロッド部15の外周面に雄ね じ152を形成し、吸盤14の円柱状基部141に形成した係合穴16の内周面 には雄ねじ152が螺合する雌ねじ162を形成し、吸盤14をねじ結合により 基板12に着脱可能に取り付けるように構成したものである。 この他の実施の形態によれば、吸盤14が基板12からみだりに離脱するのを 防止できるとともに、吸盤14を基板12から必要に応じて容易に分離すること ができる。
【0014】 次に、図5により本考案の更に他の実施の形態について説明する。 図5は本考案の更に他の実施の形態における剣山の要部の拡大断面図である。 この図5においては、花器10の内底面に表面が平滑なシート部材17を接着剤 18により貼着し、このシート部材17の平滑面に剣山11の吸盤14を吸着す るように構成したものである。 この実施の形態によれば、凹凸のある内底面を有する花器10に対しても吸盤 14を確実に吸着でき、剣山11を花器10に安定して固定することができる。 なお、この実施の形態におけるシート部材17は、使用する花器10の色合い や生けられる花の種類等に応じて透明または所望の色に着色されている。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、基板の裏面に突設した結合用ロッド部に 吸盤の円柱状基部に設けた係合穴を係合することで互いに密結合できる構成にす ることにより、吸盤を基板に簡便に取り付けることができるとともに、吸盤を基 板から必要に応じて容易に分離することができ、しかも、基板は針を配設するの に必要な厚さだけでよく、基板の薄肉化及び剣山の小型化が可能になる。 また、本考案によれば、互いに結合された結合用ロッド部及び係合穴のリング 状突条とリング状溝を互いに係止させることにより、または結合用ロッド部と係 合穴とをねじ結合することにより、吸盤が基板からみだりに離脱するのを防止す る。 さらに、本考案によれば、基板を所望に色に着色することにより、剣山のファ ッション性を向上できる。 また、本考案によれば、吸盤の吸着を確実にする平滑面を有するシート部材を 吸盤の内底面に貼り付けることにより、凹凸のある内底面を有する花器に対して も吸盤を確実に吸着でき、剣山を花器に安定して固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態における剣山を花器に使用
した状態を示す断面図である。
【図2】本考案の実施の形態における剣山を拡大して示
す平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図4】本考案の他の実施の形態における剣山の要部の
拡大断面図である。
【図5】本考案の更に他の実施の形態における要部の拡
大断面図である。
【符号の説明】
10 花器 11 剣山 12 基板 13 針 14 吸盤 141 円柱状基部 15 結合用ロッド部 151 突条 152 雄ねじ 16 係合穴 161 溝 162 雌ねじ 17 シート部材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の基板と、前記基板の表面に
    上向きに突出して配設された多数の針と、前記基板を花
    器の内底面に吸着することにより固定する軟質性材料か
    らなる吸盤とを有する剣山であって、 前記基板の裏面には結合用ロッド部が鉛直に突設され、
    前記吸盤の頂部に設けた円柱状基部の中心箇所には前記
    結合用ロッド部が係脱可能に密結合される係合穴が形成
    されていることを特徴とする剣山。
  2. 【請求項2】 前記結合用ロッド部の外周面及び前記係
    合穴の内周面の一方に周方向に延在する少なくとも1つ
    のリング状の突条を設け、この突条が係止するリング状
    の溝を前記結合用ロッド部の外周面及び前記係合穴の内
    周面の他方に設けたことを特徴とする請求項1記載の剣
    山。
  3. 【請求項3】 前記結合用ロッド部の外周面に雄ねじを
    形成し、前記係合穴の内周面に前記雄ねじが螺合する雌
    ねじを形成したことを特徴とする請求項1記載の剣山。
  4. 【請求項4】 前記基板は所望の色に着色されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の剣山。
  5. 【請求項5】 前記花器の内底面に接着され、前記吸盤
    の吸着を確実にする平滑面を有するシート部材を備える
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載
    の剣山。
  6. 【請求項6】 前記シート部材は透明または所望の色に
    着色されていることを特徴とする請求項5記載の剣山。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116540412A (zh) * 2023-05-24 2023-08-04 广东睿华光电科技有限公司 一种车载hud抬头显示器及其使用方法

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