JP3069235U - 塗布具を備えたマスカラ容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般的なマスカラ化粧に加えて、上塗りマス
カラ化粧を行うことが可能な塗布具を備えたマスカラ容
器を提供する。 【解決手段】 マスカラ容器１は、一端を開放し他端を
閉塞してマスカラ液を内部に収容し得るようになした二
つの筒状容器２，３と、これら筒状容器２，３の前記各
開放端４，５に開放可能に被冠するためのキャップ部
６，７を両端に有する筒状の本体８に、キャップ部６，
７の中心を通ってそれぞれ反対方向に伸びる、櫛機能を
もつコーム式塗布部材９および刷毛機能をもつブラシ式
塗布部材１０を突設してなる塗布具１１とを備える。コ
ーム式塗布部材９の塗布軸１７ａの各先端に、マスカラ
液を保持するための保持溝１８を設ける。各筒状容器
３，２内にブラシ式塗布部材１０とコーム式塗布部材９
を差し込んだ状態で、前記筒状容器２，３の各開放端
４，５を塗布具１１で閉塞するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、塗布具を備えたマスカラ容器に係り、特に、ブラシ式とコーム式の 塗布部材により二種類のマスカラ液を塗布し得るものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の塗布具を備えたマスカラ容器は、一端を開放し他端を閉塞してマスカラ 液を内部に収容し得るようなした一つの筒状容器と、この筒状容器の前記開放端 を閉塞する閉塞部を一端に有するキャップ体端部中心を通って突設した一本の柄 の先端にブラシ式塗布部材あるいはコーム式塗布部材のうち一種類の塗布部材を 設けてなる塗布具とを有し、筒状容器内に前記塗布部材を差し込んだ状態で、筒 状容器の開放端を塗布具の各キャップ体にて閉塞するように構成する塗布具を備 えたものが一般的であった。

【０００３】 また、前記コーム式塗布部材にあっては、柄の延長線上を一直線に伸びる背部 分から比較的短い多数の塗布軸を間隙をおいて一列に突設したものであり、マス カラ液を塗布軸間の各間隙で保持するように構成してある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ここで、睫毛の化粧にあっては、一般的なマスカラ液を一度塗布する場合と、 前記塗布の上に重ねて、透明性を有するマスカラ液等を上塗りする場合とがある 。そして、上塗りをしたい場合には、上記従来例では、一般的なマスカラ容器と 上塗り用のマスカラ容器の二つを携帯する必要があるという不便さがあった。

【０００５】 また、コーム塗布部材にあっては、比較的短い各塗布軸間の間隙で保持しうる マスカラ液の量が少なく、化粧中にマスカラ液の補充をするために、再度筒状容 器内に差し込む動作を行わなければならないという不便さがあった。

【０００６】 本考案は、前述の不便を解消することを課題とし、該課題を解決すべく、一つ のマスカラ容器で上塗りをも行え、また、上塗り用のコーム式塗布部材の液持ち がよく、さらに、マスカラ液の塗布動作が楽な塗布具を備える塗布具を備えたマ スカラ容器の提供を目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、請求項１に記載した本考案の塗布具を備えたマス カラ容器は、一端を開放し他端を閉塞してマスカラ液を内部に収容し得るように なした二つの筒状容器と、これら筒状容器の前記各開放端に開放可能に被冠する キャップ部を両端に有する筒状の本体に、各キャップ部の中心を通ってそれぞれ 反対方向に伸びる一対の塗布部材を突設してなる塗布具とを備え、前記各筒状容 器内に各塗布部材を差し込んだ状態で、筒状容器の各開放端を塗布具で閉塞する ように構成する塗布具を備えたマスカラ容器であって、塗布具の各塗布部材を、 櫛機能をもつコーム式と刷毛機能をもつブラシ式となしたことを特徴とするもの である。

【０００８】 また、請求項２に記載した塗布具を備えたマスカラ容器は、一端を開放し他端 を閉塞してマスカラ液を内部に収容し得るようになした二つの筒状容器と、これ ら筒状容器の前記各開放端に開放可能に被冠するキャップ部を両端に有する筒状 の本体に、各キャップ部の中心を通ってそれぞれ反対方向に伸びる一対の塗布部 材を突設してなる塗布具とを備え、前記各筒状容器内に各塗布部材を差し込んだ 状態で、筒状容器の各開放端を塗布具で閉塞するように構成する塗布具を備えた マスカラ容器であって、塗布具の各塗布部材を、櫛機能をもつコーム式と刷毛機 能をもつブラシ式となし、また、各筒状容器の開放端の内側に、各塗布部材の形 状に対応したマスカラ液の扱き部を設けるとともに、コーム式塗部材は、その塗 布部が背側に若干傾斜するように折曲させたことを特徴とするものである。

【０００９】 さらに、請求項３に記載した塗布具を備えたマスカラ容器は、一端を開放し他 端を閉塞してマスカラ液を内部に収容し得るようになした二つの筒状容器と、こ れら筒状容器の前記各開放端に開放可能に被冠するキャップ部を両端に有する筒 状の本体に、各キャップ部の中心を通ってそれぞれ反対方向に伸びる一対の塗布 部材を突設してなる塗布具とを備え、前記各筒状容器内に各塗布部材を差し込ん だ状態で、筒状容器の各開放端を塗布具で閉塞するように構成する塗布具を備え たマスカラ容器であって、塗布具の各塗布部材を、櫛機能をもつコーム式と刷毛 機能をもつブラシ式となし、コーム式塗布部材の塗布軸の各先端に、マスカラ液 を保持するための保持溝を設けたことを特徴とするものである。

【００１０】 またさらに、請求項４に記載した塗布具を備えたマスカラ容器は、一端を開放 し他端を閉塞してマスカラ液を内部に収容し得るようになした二つの筒状容器と 、これら筒状容器の前記各開放端に開放可能に被冠するキャップ部を両端に有す る筒状の本体に、各キャップ部の中心を通ってそれぞれ反対方向に伸びる一対の 塗布部材を突設してなる塗布具とを備え、前記各筒状容器内に各塗布部材を差し 込んだ状態で、筒状容器の各開放端を塗布具で閉塞するように構成する塗布具を 備えたマスカラ容器であって、塗布具の各塗布部材を、櫛機能をもつコーム式と 刷毛機能をもつブラシ式となし、各筒状容器の開放端の内側に、各塗布部材の形 状に対応したマスカラ液の扱き部を設けるとともに、コーム式塗布部材は、その 塗布部が背側に若干傾斜するように折曲させ、かつ、その塗布軸の各先端に、マ スカラ液を保持するための保持溝を設けたことを特徴とするものである。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下に、本考案の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。こ こにおいて、添付図面の図１は縦断正面図、図２は分解図、図３はコーム式塗布 部材の部分拡大正面図、図４は図３のＡ−Ａ線断面図である。

【００１２】 図１および図２に示すように、マスカラ容器１は、一端を開放し他端を閉塞し てマスカラ液を内部に収容し得るようになした二つの筒状容器２，３と、これら 筒状容器２，３の前記各開放端４，５を開放可能に閉塞するためのキャップ部６ ，７を両端に有する筒状の本体８に、その中心を通ってそれぞれ反対方向に突設 した櫛機能をもつコーム式塗布部材９および刷毛機能をもつブラシ式塗布部材１ ０を設けてなる塗布具１１とを備え、前記各筒状容器２，３内に各塗布部材９， １０を差し込んだ状態で、筒状容器２，３の各開放端４，５を塗布具１１の各キ ャップ部６，７で閉塞するように構成する。前記筒状容器３には、一般的な黒色 のマスカラ液を収容し、また、前記筒状容器２には、筒状容器３内のマスカラ液 を塗布した上に重ねて塗布する上塗り用の透明性を有するマスカラ液を収容する ものである。

【００１３】 前記塗布具１１の本体８において、一方のキャップ部６は、筒状に形成しその 内周に雌螺旋１２を形成するとともに、奥部にコーム式塗布部材９の端部を挿し 込み固定するための固定用凹部１３を形成し、また、他方のキャップ部７は、筒 状に形成しその内周に雌螺旋１４を形成するとともに、前記固定凹部１３を形成 した奥部から中心を通って外側に突出し、先端にブラシ式塗布部材１０の端部を 嵌合、固定するための固定用凹部１５を設けた固定棒１６が形成してある。そし て、塗布具１１は、前記本体８のキャップ部６側において固定用凹部１３にコー ム式塗布部材９の端部を挿し込み固定し、かつキャップ部７側において固定用凹 部１５にブラシ式塗布部材１０の端部を挿し込み固定することによって構成する ものである。

【００１４】 図１および図２に示すように、コーム式塗布部材９は、棒体の先端に櫛状の塗 布部１７を一体形成して構成するもので、前記塗布部１７部分が、棒体の伸びる 方向からその背側に若干傾斜するように折曲してある。図３および図４に示すよ うに、この塗布部１７は、各先端にマスカラ液を保持するための保持溝１８を有 する多数の塗布軸１７ａを備えている。前記保持溝１８は、塗布軸１７ａ先端に 、両側に隣接する各塗布軸１７ａとの間の各間隙に連通するように、かつ断面四 角形の凹状に形成してある。

【００１５】 図１に示すように、ブラシ式塗布部材１０は、比較的細い棒体の先端から所定 長の間に、糸状のブラシ体を螺旋状に巻きつけ固定したブラシ状の塗布部１９を 設けてなる。

【００１６】 図１および図２に示すように、筒状容器２は、塗布具１１の本体８の外径と同 じ外径をもち、その開放端４は、その外径を、キャップ部６の内径に対応するよ うに縮径し、外周には雌螺旋１２に螺合する雄螺旋２０を形成する。また、開放 端４の内側には、奥端に余分なマスカラ液を扱き落とすための扱き孔２１ａを設 けたゴム製で筒状の扱き部材２１を嵌合、固定してある。この扱き部材２１は、 塗布部１７が折曲しているので、その通過を円滑に行えるだけの充分な長さを有 している。前記扱き孔２１ａは、前記コーム式塗布部材９の塗布部１７の断面よ り若干小さい楕円状に形成する。

【００１７】 図１および図２に示すように、筒状容器３は、筒状容器２と同様に、塗布具１ １の本体８の外径と同じ外径をもち、その開放端５は、その外径を、キャップ部 ７の内径に対応するように縮径し、外周には雌螺旋１４に螺合する雄螺旋２２を 形成する。また、開放端５の内側には、奥端に余分なマスカラ液を扱き落とすた めの扱き孔２３ａを設けたゴム製で筒状の扱き部材２３を嵌合、固定してある。 前記扱き孔２３ａは、前記ブラシ式塗布部材１０の塗布部１９の外径より若干小 径に形成する。

【００１８】 上記筒状容器２と筒状容器３は、収納されている塗布部材の種類を示す表示（ 図示せず）を外面に付してある。この表示は、文字によるものだけでなく、記号 や符号あるいは色によるものであってもよい。

【００１９】 以上のように構成した塗布具を備えたマスカラ容器１の使用にあたっては、ブ ラシ式塗布部材１０が収納され、かつ一般的な黒色のマスカラ液（図示せず）を 収容してある筒状容器３を下にして、雌螺旋１４と雄螺旋２２の螺合を解くよう に、筒状容器３に対して塗布具１１（筒状容器２と一体状態）を回転し、該螺合 が解けたところで、塗布具１１を筒状容器３から離反するようにしてブラシ式塗 布部材１０を筒状容器３内から引き抜く。このようにして引き抜かれたコーム式 塗布部材１０は、扱き部２３の扱き孔２３ａで余分なマスカラ液が掻き落とされ るので、適量のマスカラ液が付着しており、睫毛への適正なマスカラ塗布作業を できる。このようにして、黒色のマスカラ液が睫毛に塗布される。

【００２０】 続いて、利用者がマスカラの上塗りをしたい場合には、前記とは逆に、コーム 式塗布部材９が収納され、上塗り用の透明性を有するマスカラ液が収容されてい る筒状容器２を下にして、雌螺旋１２と雄螺旋２０の螺合を解くように、筒状容 器２に対して塗布具１１（筒状容器３と一体状態）を回転し、該螺合が解けたと ころで、塗布具１１を筒状容器２から離反するようにしてコーム式塗布部材９を 筒状容器２内から引き抜く。このようにして引き抜かれたコーム式塗布部材９は 、扱き部２１の扱き孔２１ａで余分なマスカラ液が掻き落とされるとともに、各 塗布軸１７ａ先端の保持溝１８にマスカラ液が保持されているので、マスカラ液 が垂れ落ちるようなことがないうえ、充分なマスカラ液が付着しており、睫毛へ の適正な上塗りのマスカラ塗布作業を行うことが可能である。このコーム式塗布 部材９でのマスカラ塗布作業においては、各塗布軸１７ａ間の間隙に睫毛が入っ た状態で梳るから、該間隙のマスカラ液が減少しても保持溝１８内のマスカラ液 が容易に該間隙に引き出されて液持ちがよいのである。

【００２１】 また、コーム式塗布部材９は、その塗布部１７が背側に若干傾斜するように折 曲しているので、塗布部１７を睫毛に沿うようにして塗布する作業の際に、指で 摘んでいる塗布具１１の本体８が顔面から適度に離れた状態を保ち得るので、作 業がし易いという利点がある。

【００２２】 なお、本考案は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、例えば、断 面四角形の凹状ではなく、例えばＵ字形あるいはＶ字形等の凹状に形成してもよ い。

【００２３】

【考案の効果】

以上説明したところで明らかなように、本願の請求項１に記載した考案によれ ば、一つのマスカラ容器によって、一般的な黒色のマスカラ化粧と、上塗りのマ スカラ化粧を行うことができるという効果を奏する。

【００２４】 また、本願の請求項２に記載した考案によれば、一つのマスカラ容器によって 、一般的な黒色のマスカラ化粧と、上塗りのマスカラ化粧を行うことができ、ま た、使用の際に、塗布部材を引き抜くと扱き部材によって余分なマスカラ液を掻 き落とし、塗布部材に適量のマスカラ液が付着させ得るので、適正な塗布作業が 行えるほか、コーム式塗布部材の塗布部を背側に若干傾斜するように折曲してい るので、塗布部を睫毛に沿うようにして塗布する作業の際に、指で摘んでいる塗 布具の本体が顔面から適度に離れた状態を保ち、塗布作業がし易いという効果が ある。

【００２５】 さらに、本願の請求項３に記載した考案によれば、一つのマスカラ容器によっ て、一般的な黒色のマスカラ化粧と、上塗りのマスカラ化粧を行うことができ、 コーム式塗布部材の各塗布軸先端に保持溝を設けたので、液持ちがよく、塗布作 業中に塗布部にマスカラ液を補充すべく筒状容器に塗布部を差し込む動作を減少 しうるという効果を奏する。

【００２６】 さらに、本願の請求項４に記載した考案によれば、一つのマスカラ容器によっ て、一般的な黒色のマスカラ化粧と、上塗りのマスカラ化粧を行うことができ、 また、使用の際に、塗布部材を引き抜くと扱き部材によって余分なマスカラ液を 掻き落とし、塗布部材に適量のマスカラ液が付着させ得るので、適正な塗布作業 が行えるほか、コーム式塗布部材の塗布部が背側に若干傾斜するように折曲して いるので、塗布部を睫毛に沿うようにして塗布する作業の際に、指で摘んでいる 塗布具の本体が顔面から適度に離れた状態を保ち、塗布作業がし易いうえ、コー ム式塗布部材の各塗布軸先端に保持溝を設けたので、液持ちがよく、塗布作業中 に塗布部にマスカラ液を補充すべく筒状容器に塗布部を差し込む動作を減少しう るという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】縦断正面図。

【図２】分解図。

【図３】コーム式塗布部材の部分拡大正面図。

【図４】図３のＡ−Ａ線断面図。

【符号の説明】

１ マスカラ容器 ２，３ 筒状容器 ４，５ 開放端 ６，７ キャップ部 ８ 本体 ９ コーム式塗布部材 １０ ブラシ式塗布部材 １１ 塗布具 １２，１４ 雌螺旋 １３ 固定用凹部 １５ 固定用凹部 １６ 固定棒 １７ 塗布部 １７ａ 塗布軸 １８ 保持溝 １９ 塗布部 ２０，２２ 雄螺旋 ２１ 扱き部材 ２１ａ 扱き孔 ２３ 扱き部材 ２３ａ 扱き孔

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一端を開放し他端を閉塞してマスカラ液
   を内部に収容し得るようになした二つの筒状容器と、こ
   れら筒状容器の前記各開放端に開放可能に被冠するキャ
   ップ部を両端に有する筒状の本体に、各キャップ部の中
   心を通ってそれぞれ反対方向に伸びる一対の塗布部材を
   突設してなる塗布具とを備え、前記各筒状容器内に各塗
   布部材を差し込んだ状態で、筒状容器の各開放端を塗布
   具で閉塞するように構成する塗布具を備えたマスカラ容
   器であって、塗布具の各塗布部材を、櫛機能をもつコー
   ム式と刷毛機能をもつブラシ式となしたことを特徴とす
   る塗布具を備えたマスカラ容器。
2. 【請求項２】 一端を開放し他端を閉塞してマスカラ液
   を内部に収容し得るようになした二つの筒状容器と、こ
   れら筒状容器の前記各開放端に開放可能に被冠するキャ
   ップ部を両端に有する筒状の本体に、各キャップ部の中
   心を通ってそれぞれ反対方向に伸びる一対の塗布部材を
   突設してなる塗布具とを備え、前記各筒状容器内に各塗
   布部材を差し込んだ状態で、筒状容器の各開放端を塗布
   具で閉塞するように構成する塗布具を備えたマスカラ容
   器であって、塗布具の各塗布部材を、櫛機能をもつコー
   ム式と刷毛機能をもつブラシ式となし、また、各筒状容
   器の開放端の内側に、各塗布部材の形状に対応したマス
   カラ液の扱き部を設けるとともに、コーム式塗部材は、
   その塗布部が背側に若干傾斜するように折曲させたこと
   を特徴とする塗布具を備えたマスカラ容器。
3. 【請求項３】 一端を開放し他端を閉塞してマスカラ液
   を内部に収容し得るようになした二つの筒状容器と、こ
   れら筒状容器の前記各開放端に開放可能に被冠するキャ
   ップ部を両端に有する筒状の本体に、各キャップ部の中
   心を通ってそれぞれ反対方向に伸びる一対の塗布部材を
   突設してなる塗布具とを備え、前記各筒状容器内に各塗
   布部材を差し込んだ状態で、筒状容器の各開放端を塗布
   具で閉塞するように構成する塗布具を備えたマスカラ容
   器であって、塗布具の各塗布部材を、櫛機能をもつコー
   ム式と刷毛機能をもつブラシ式となし、コーム式塗布部
   材の塗布軸の各先端に、マスカラ液を保持するための保
   持溝を設けたことを特徴とする塗布具を備えたマスカラ
   容器。
4. 【請求項４】 一端を開放し他端を閉塞してマスカラ液
   を内部に収容し得るようになした二つの筒状容器と、こ
   れら筒状容器の前記各開放端に開放可能に被冠するキャ
   ップ部を両端に有する筒状の本体に、各キャップ部の中
   心を通ってそれぞれ反対方向に伸びる一対の塗布部材を
   突設してなる塗布具とを備え、前記各筒状容器内に各塗
   布部材を差し込んだ状態で、筒状容器の各開放端を塗布
   具で閉塞するように構成する塗布具を備えたマスカラ容
   器であって、塗布具の各塗布部材を、櫛機能をもつコー
   ム式と刷毛機能をもつブラシ式となし、各筒状容器の開
   放端の内側に、各塗布部材の形状に対応したマスカラ液
   の扱き部を設けるとともに、コーム式塗布部材は、その
   塗布部が背側に若干傾斜するように折曲させ、かつ、そ
   の塗布軸の各先端に、マスカラ液を保持するための保持
   溝を設けたことを特徴とする塗布具を備えたマスカラ容
   器。