JP3069110U - 赤外線及びよもぎしっぷ温熱坐浴器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が容易で安全かつ清潔な赤外線及びよも
ぎしっぷ温熱坐浴器を提供する。 【解決手段】 坐浴器本体の中央には赤外線ランプが設
けられ，前後には水タンクと，よもぎを蒸気で加熱しよ
もぎ蒸気を発生させるよもぎ蒸気発生装置とがそれぞれ
設けられている。坐浴器本体の上には，着脱可能な坐浴
用浴座が置かれ，上部開口部よりよもぎ蒸気の拡散噴射
と遠赤外線の照射が行われる。また，よもぎ蒸気発生装
置に連結しよもぎ蒸気の集中噴射ができるシャワーヘッ
ドが備えられている。本考案により使用者は坐浴状態で
よもぎしっぷと赤外線温熱治療を同時に行うことと，シ
ャワーヘッドでよもぎ蒸気を噴出させ，患部に局所的に
しっぷすることができ，両者を同時にあるいは選択的に
行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は，赤外線及びよもぎしっぷ温熱坐浴器に関し，よもぎを蒸気で加熱し ，よもぎの蒸気を発生させるよもぎ蒸気発生装置と，一定の大きさのハウジング に埋設した赤外線灯と，前記赤外線灯の上部に据付ける着脱自在な坐浴用の浴座 とを備え，坐浴状態におけるよもぎしっぷと赤外線温熱治療，またはシャワーヘ ッドを用いたよもぎ蒸気の噴射を，同時にあるいは選択的に，患部に対して局所 的に行うことができ，必要に応じて加湿器としても使用可能にした赤外線及びよ もぎしっぷ温熱坐浴器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

周知のようによもぎは薬理作用が豊かで，人体に棲息する各種の菌を殺菌し， 婦人病の治療に効果がある為，古くから民間治療としてよもぎしっぷ，よもぎ燻 煙等の方法で広く使われている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来，主に採用されてきたよもぎの使用法としては，よもぎを燃やし，その煙 を直接患部に当てる方法，電気で加熱するよもぎしっぷバッグを患部に当てて治 療する方法等があげられる。しかしながら前者はよもぎの煙の調節が困難で，煙 が過度に出過ぎる等の不便があり，さらには火傷を負う虞があった。また後者は よもぎしっぷの十分な効果を得にくく，加えて患部に対し局所的に当てることが できない等，治療が限定される欠点があり，特に肛門や女性の局部等をよもぎし っぷする際には極めて不利であった。

【０００４】 また，よもぎしっぷと併用することによってさらに治療効果を高めるものに赤 外線温熱治療器があるが，これを使用するためには別途の赤外線温熱治療器の購 入をしなければならず，経済的負担を伴うものであり，また操作も煩雑になるた め一般家庭に於いてはあまり使用されていないのが実情であった。

【０００５】 本考案は，このような問題に鑑みてなされたもので，その目的とするところは ，安全，清潔かつ簡便な赤外線及びよもぎしっぷ温熱坐浴器を提供するものであ る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前述した目的を達成するために本考案は，浴座に座った状態で，よもぎを蒸気 により蒸熟しよもぎのエキスを含ませた蒸気による坐浴しっぷと，赤外線ランプ による坐浴赤外線照射とを同時に行えるようにし，さらにはシャワーヘッドを用 いてよもぎの蒸気を患部に直接接触させることのできるシャワーしっぷを選択的 に行うことができることを特徴とする赤外線及びよもぎしっぷ温熱坐浴器である 。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下，図面に基づいて，本考案の実施の形態を詳細に説明する。 図１ないし図４は本考案による赤外線及びよもぎしっぷ温熱坐浴器（以下、坐浴 器とする。）の構造を示す。同図に示すように，本体Ａ中央に設置された赤外線 ランプ１の後側には，着脱可能な水タンク３が設置され，底部に通常のバルブ装 置２が取り付けられている。前方には加熱容器（桶体）７が設置されており，水 タンク３の水が逆流防止用チェックバルブ４を備えた給水管５を通して供給され ，ヒーター等の加熱装置６により加熱される。加熱容器７の上部にはよもぎ蒸気 発生装置１２が設置されており，よもぎ槽（桶）８をよもぎ水受け９に重ね入れ て固定し，蒸気押し出し孔１０を開けた蓋１１で開閉される。

【０００８】 本体Ａの上部には，底面と上面のそれぞれに開口部（孔）１３，１４を有する 浴座（坐板）Ｂが置かれ，底面開口部１３には，本体Ａの上面に露出した赤外線 ランプ１とよもぎ蒸気発生装置１２が嵌め込まれ固定される。上面開口部１４に は，複数の蒸気拡散孔１５と蒸気上昇誘導用突出管１５'を配置した上部よもぎ 蒸し器（桶）１６が嵌め込まれる。上部よもぎ蒸し器１６の内底面にはよもぎ４ ９の粉が落ちるのを防ぐためにネット５１が敷かれる。

【０００９】 よもぎ蒸気発生装置１２の蓋１１に設けられた蒸気押し出し孔１０には連結器 １７が嵌め込まれ，シャワーホース（管体）３８を通して，蒸気噴射用シャワー ヘッドＣに連絡している。５１はシャワーヘッドＣを掛けておくためのフックで ある。

【００１０】 図５及び図６は給水管５の連結及び分解を容易にする連結分解装置である。ジ ョイント２０の中央には中央リング（中間環輪）１８が設けられ，前後にはかか り突起１９，１９'がそれぞれ設けられている。給水管５は中間部分で分断され ており，ジョイント２０を押し嵌め，さらに端部外面を加圧リング２１，２１' を用いて圧搾することにより連結されている。

【００１１】 図７及び図８は給水管５の密閉構造である。合成ゴムで成型した給水管５をそ の両端に設けられた鍔状突起（殷部）５'が水タンク３とよもぎ蒸気発生装置１ ２の給水孔２２の内周縁にそれぞれかかるように挿入されている。給水管５の開 口端には，外周にかかり突起２３を設け中心に通水孔２４の貫通した圧搾具（押 搾具）２５を押し嵌め込んで水密になるようにしてある。また，水タンク３側の 連結部には，水の逆流防止の為給水管５の内部に，水圧により上昇し圧搾具２５ の通水孔２４を遮断するパッキン２６を取り付けたチェックバルブ４が挿入して ある。

【００１２】 図９及び図１０はよもぎ蒸気発生装置１２の断面図である。よもぎ槽８の底部 には複数個の細長い蒸気孔２８，２８'と突起２９，２９'とが一定の間隔で交互 に設けられており，よもぎ水受け９の内側に間隙をあけて重畳されている。よも ぎ水受け９の上部周辺には複数個の細長い蒸気孔２８，２８'が設けられ底部中 央には凹入溝３０が形成されており，よもぎ水が蒸気発生用水に混じらないよう にしてある。

【００１３】 図１１及び図１２は坐浴及びシャワーしっぷの選択構造である。よもぎ蒸気発 生装置１２の蓋１１にはシャワーヘッドＣの連結器１７が挿入できる蒸気押し出 し孔１０が同心円上に二つ開けられている。蓋１１の内側にはスプリング３１に て弾力的に接続される調節板３２が設けられ，調節ねじ３３により回転させるこ とができる。調節板３２には蓋１１の蒸気押し出し孔１０と同一の位置に連結器 １７の挿入される大きさの蒸気孔３４と連結器１７の挿入されない小径の蒸気孔 ３５とが開けられており，さらにこれと隣接してシャワー専用蒸気孔３６とよも ぎしっぷ専用蒸気孔３７とがそれぞれ開けられている。調節ねじ３３を回し，調 節板３２の蒸気孔を回転選択することにより，坐浴とシャワーしっぷを随意選択 して行うことができるようになっている。

【００１４】 図１３ないし図１６はシャワーヘッドＣおよびシャワーホース３８と凝縮水を 回収する構造である。図１４に示すようにシャワーホース３８は二重管構造にな っており，中心に本体Ａからの蒸気を送る蒸気管３９，外周に凝縮水を本体Ａに 回収する回収管４０が通され，さらに外面は布地４１にて被覆されている。シャ ワーヘッドＣに供給されたよもぎ蒸気は噴出管体５３を通して噴出孔５２より外 部へ噴出される。

【００１５】 また，シャワーヘッドＣ内及び蒸気管３９の外周で凝縮した水は回収管４０に より回収され再び本体Ａへ戻される。戻された凝縮水は連結器１７の回収室４２ から蓋１１に設けられた排水孔４３，４３'を通り，蓋１１の外周の水路４４と 赤外線ランプ１の外周の水路４５を通って排出孔４６から排水され，さらに排水 管４８を通って本体Ａ内部に設けられた水受け４７に溜められる。これにより， シャワーしっぷの際，シャワーを使用するのに凝縮水の煩わしさがなくなり，さ らには回収管４０の水冷効果が熱いシャワーホース３８を冷却するので，火傷を する虞れがない。

【００１６】 シャワーヘッドＣの噴出孔５２の内部には複数の噴出管体５３が設置されてい るので，シャワーヘッドＣを逆に持ち上げた時や過って置いた際にも凝縮水等の 排出する虞れがない。また，シャワーヘッドＣを使用しない時には，坐浴器本体 Ａに設けたフック５０に掛けておくと便利である。

【００１７】 このように構成された本考案により温熱坐浴を行う際は，浴座Ｂを坐浴器本体 Ａに上載せし，水タンク３に溜めた水を給水管５を通じてよもぎ蒸気発生装置１ ２の加熱容器７に送りヒーター等の加熱装置６により加熱する。加熱された水は すぐに蒸気を発生し，上昇して上部に設けられているよもぎ水受け９を通じてよ もぎ槽８へ流入する。よもぎ槽８に詰め込まれたよもぎ４９が蒸されることによ り，よもぎの香りと成分がそのまま含まれたよもぎの蒸気が上部の蓋１１に開け られた蒸気押し出し孔１０へ押し出され始める。

【００１８】 このようにして押し出されたよもぎ蒸気は，次いで浴座Ｂの底面の開口部１３ を通じて上昇し，蒸気拡散孔１５から上部よもぎ蒸し器１６に詰め込まれたよも ぎをさらに蒸熟し，多量のよもぎの蒸気を上面開口部１４より噴出することにな る。

【００１９】 したがって，図２に示したように，浴座Ｂの上に人が座り坐浴をすると，前記 のような作動により、よもぎ蒸気発生装置１２から発生したよもぎの蒸気を患部 またはマッサージを施したい部位に直接接触させ，よもぎ固有の有効成分をその まま吸収できるようになる。また，赤外線ランプ１から照射される遠赤外線も吸 収されるので，赤外線及びよもぎしっぷを同時に行うことができるのである。

【００２０】 水タンク３から給水管５を通じて供給される水は，水タンク３の底部に設置さ れている通常のバルブ装置２によりよもぎ蒸気発生装置１２の加熱容器７と同じ 水位になるよう自動調節されている。よもぎ槽８が蒸気により蒸熟する時発生す る水は底部の加熱容器７にたまった水には落下せず，よもぎ水受け９に受けられ 凹入溝３０に集まるため，加熱容器７は不純物の混じらない蒸気を継続して発生 させることができる。

【００２１】 一方，前記のように坐浴を行わず，局所的によもぎしっぷやマッサージを行う 時には，よもぎ蒸気発生装置１２の密閉用蓋１１に開けられた蒸気押し出し孔１ ０に連結器１７を差し込み，シャワーヘッドＣよりよもぎの蒸気を噴射させる。

【００２２】 上部よもぎ蒸し器１６の底面に開けた蒸気拡散孔１５の中央には蒸気上昇誘導 用突出管１５'が設けられているので，ネット５１を併用することにより詰め込 まれたよもぎがよもぎ蒸し器１６の底面に密着してしまうことがなく，供給され た蒸気がネット５１との間隙を通って円滑に拡散上昇し排出される。

【００２３】 前記よもぎ蒸し器１６にはよもぎばかりでなく，黄土或いは遠赤外線を発散す る麥磐石等の鉱石及び，最近多用されている堅炭を入れ，よもぎ蒸気と共に発散 させることにより種々の有用な効果を得ることができる。また，必要に応じてよ もぎを使用せず，水蒸気のみを排出し，加湿器としても使用可能である。

【００２４】 給水管５は連結，分解が容易におこなえるよう中間部にジョイント２０が設け られている。分解する時は，加圧リング２１，２１'を横に押し出しジョイント ２０部からリリースした後，ジョイント２０から給水管５を引き抜くと給水管５ は容易に分離できる。これにより給水管５の内部にたい積した不純物等の除去や 洗浄が極めて簡単になり，常に清潔を保てる。掃除の後の組み立ても分解の逆の 手順で簡単に完成する。

【００２５】 給水管５は伸縮性に富んだ合成ゴムで成型されており，両端に設けられた鍔状 突起５'が水タンク３とよもぎ蒸気発生装置１２の給水孔２２の内周縁にそれぞ れかかるように挿入されているので脱落することがなく，また外周縁に形成され たかかり突起２３が給水管５の内面に食い込み，圧搾具２５とともにいっそう密 着させるので完璧に水密になり，水は円滑に通るようになる。

【００２６】 水タンク３の給水孔２２に連結されている給水管５の内部には，パッキン２６ の取り付けられた逆流防止用チェックバルブ４が挿入されている。水タンク３の 水が正常に給水される時には，水圧によって下降し，通水孔２４を解放すること によって水を送ることができ，反対に水が逆流するとチェックバルブ４が逆流の 水圧によって上昇し，上面が通水孔２４を遮断すると同時に，外周に取り付けら れているパッキン２６が間隙を遮断し水密にするので，水の逆流を完全に遮断で きるのである。

【００２７】 加熱容器７から発生する蒸気は，先ずよもぎ水受け９の蒸気孔２８，２８' から内部に入り，次いでよもぎ槽８の底部に開けられている蒸気孔２８，２８' を通じてよもぎ槽８の中に入り，よもぎを熟成させた後外へ排出されるので，よ もぎ蒸気はよもぎ水に妨害されることなく円滑に発生しよもぎしっぷを行うこと ができる。

【００２８】 また，よもぎ槽８の内壁には，蒸気孔２８，２８'の間間に突起２９が設けら れているため，よもぎ槽８の中によもぎを入れても内壁に密着することがなく， 蒸気の通路が確保されよもぎ蒸気を円滑に上昇させることができる。

【００２９】 坐浴及びシャワーしっぷの選択切り替えは調節ねじ３３で行う。調節ねじ３３ を回転させ，調節板３２の蒸気孔３４，３５を蓋１１の蒸気押し出し口１０と一 致させるとよもぎ蒸気が排出される。シャワーヘッドＣの連結器１７を大径の蒸 気孔３４に挿入してシャワーしっぷを行うと，別の蒸気押し出し孔１０からも少 量の蒸気が発生するので，付加的に坐浴しっぷも行うことができる。

【００３０】 また，調節ねじ３３を回転させ，調節板３２のシャワー専用蒸気孔３６を選択 すると反対側の蒸気押し出し孔１０は調節板３２により遮断されるので，シャワ ー専用でよもぎしっぷを行うことができ，反対によもぎしっぷ専用蒸気孔３７を 選択するとよもぎしっぷ専用でよもぎしっぷを行うことができる。

【００３１】

【考案の効果】

以上，詳細に説明したように本考案は，浴座に座った状態で，坐浴赤外線照射 と坐浴よもぎしっぷを同時に行うことができ，シャワーヘッドを利用した局所し っぷも選択的にできるので，患部やマッサージ部へのしっぷ及び温熱効果が優れ ，安全，清潔で簡便な赤外線及びよもぎしっぷ温熱坐浴器を提供することができ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の展開斜視図

【図２】 本考案の断面図

【図３】 よもぎの蒸気をシャワーしっぷする時の例示
図

【図４】 シャワーヘッドの据え置き例示図

【図５】 給水管の結合断面図

【図６】 給水管の分解斜視図

【図７】 給水管密閉構造の結合断面図

【図８】 給水管密閉構造の分解斜視図

【図９】 よもぎ蒸気発生装置の動作状態断面図

【図１０】 よもぎ槽の一部断面図

【図１１】 蓋の分解斜視図

【図１２】 坐浴及びシャワーしっぷの選択構造説明図

【図１３】 シャワーホースとよもぎ蒸気発生装置の断
面図

【図１４】 シャワーホースの横断面図

【図１５】 回収される水の上部排水構造図

【図１６】 回収される水の内部排水構造図

【符号の説明】

１ 赤外線ランプ ２ バルブ装置 ３ 水タンク ４ チェックバルブ ５ 給水管 ５' 鍔状突起 ６ 加熱装置 ７ 加熱容器 ８ よもぎ槽 ９ よもぎ水受け １０ 蒸気押し出し孔 １１ 蓋 １２ 蒸気発生装置 １３，１４ 開口部 １５ 蒸気拡散孔 １５' 蒸気上昇誘導用突起 １６ よもぎ蒸し器 １７ 連結器 １８ 中央リング １９，１９' かかり突起 ２０ ジョイント ２１，２１' 加圧リング ２２ 給水孔 ２３ 突起 ２４ 通水孔 ２５ 圧搾具 ２６ パッキン ２８，２８' 蒸気孔 ２９，２９' 突起 ３０ 凹入溝 ３１ スプリング ３２ 調節板 ３３ 調節ねじ ３４ 蒸気孔 ３５ 小径の蒸気孔 ３６ シャワー専用蒸気孔 ３７ よもぎしっぷ専用蒸気孔 ３８ シャワーホース ３９ 蒸気管 ４０ 回収管 ４１ 布地 ４２ 回収室 ４３，４３' 排水孔 ４４，４５ 水路 ４６ 排出孔 ４７ 水受け ４８ 排水管 Ａ 本体 Ｂ 浴座 Ｃ シャワーヘッド

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 赤外線ランプと，着脱可能に設置される
   水タンクと，給水管を通じて水タンクの水の供給を受け
   加熱装置にて加熱する加熱容器を備え，その上部によも
   ぎ槽とよもぎ水受け及び蒸気押し出し孔を開けた蓋を配
   してなるよもぎ蒸気発生装置とを備えた坐浴器本体と，
   底面と上面のそれぞれに開口部を有し，上面開口部には
   複数の蒸気拡散孔と蒸気上昇誘導用突出管を配置した上
   部よもぎ蒸し器が嵌め込まれ，底面開口部によって坐浴
   器本体の上に固定される浴座と，よもぎ蒸気発生装置の
   蓋に開けた蒸気押し出し孔に連結し選択的に使用する蒸
   気噴射用シャワーヘッドとを備えることを特徴とする赤
   外線及びよもぎしっぷ温熱坐浴器。
2. 【請求項２】 前記水タンクの底部にバルブ装置が設け
   られ前記給水管に逆流防止装置が設けられることを特徴
   とする請求項１記載の赤外線及びよもぎしっぷ温熱坐浴
   器。
3. 【請求項３】 前記給水管の途中に結合分解可能なジョ
   イント部分が設けられることを特徴とする請求項１記載
   の赤外線及びよもぎしっぷ温熱坐浴器。
4. 【請求項４】 合成ゴムで成型した前記給水管をその両
   端に設けられた鍔状突起が水タンクとよもぎ蒸気発生装
   置の給水孔の内周縁にかかるように挿入し，外周にかか
   り突起を設け中心に通水孔の貫通した圧搾具を押し嵌め
   込んで水密になるようにすることを特徴とする請求項１
   記載の赤外線及びよもぎしっぷ温熱坐浴器。
5. 【請求項５】 底部に一定の間隔で複数個の細長い蒸気
   孔と突起とが交互に設けられた前記よもぎ槽を，上部周
   辺に複数個の細長い蒸気孔が設けられ底部中央に凹入溝
   を形成した前記よもぎ水受けの内側に間隙をあけて重畳
   されることを特徴とする請求項１記載の赤外線及びよも
   ぎしっぷ温熱坐浴器。
6. 【請求項６】 前記蓋の内側下層部には調節板が備えら
   れ，前記調節板には前記蒸気押し出し孔と同一の位置に
   前記連結器の挿入される大きさの蒸気孔とこれに隣接す
   るシャワー専用の蒸気孔，及び前記蒸気孔と同水平線上
   に前記連結器の挿入されない小径の蒸気孔とこれに隣接
   するよもぎしっぷ専用の蒸気孔が設けられ，調節ねじを
   介して前記調節板を回転調節することにより選択的に使
   用できることを特徴とする請求項１記載の赤外線及びよ
   もぎしっぷ温熱坐浴器。
7. 【請求項７】 二重管構造のシャワーホースを備え，外
   周の回収管より回収された凝縮水を本体上部に設けられ
   た排水孔を通じて水受けにためることを特徴とする請求
   項１記載の赤外線及びよもぎしっぷ温熱坐浴器。