JP3068844U - 健康家具 - Google Patents

健康家具

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JP3068844U
JP3068844U JP1999009414U JP941499U JP3068844U JP 3068844 U JP3068844 U JP 3068844U JP 1999009414 U JP1999009414 U JP 1999009414U JP 941499 U JP941499 U JP 941499U JP 3068844 U JP3068844 U JP 3068844U
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furniture
photocatalyst
titanium oxide
health
coated
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JP1999009414U
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English (en)
Inventor
聰 篠ケ谷
基文 時田
Original Assignee
有限会社総合技研
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具からはシックハウス症候群の原因物質と
いわれているホルムアルデヒドを含む有害物質が室内に
放散されている。 【解決手段】 家具を構成する部材の表面に光触媒をコ
ーティングし、更に当該家具に光触媒反応器を配設す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、家具の表面に酸化チタン光触媒を施し、更に、光触媒反応器を配設 した健康家具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の健康家具と称されているものにあっては、植物油をベースに製造された 塗料で塗装を施したもの、あるいは、光触媒を施したフィルムを部分的に貼り付 けたものが見受けられるが、その他に格別の配慮はなされていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
家具からはシックハウス症候群の原因物質といわれているホルムアルデヒドを 含む有害物質が室内に放散されている。上記従来の健康家具と称されているもの にあっては、ホルムアルデヒドや空中浮遊菌、カビ等の有害物質を分解除去する には無理があり健康家具と称するには課題が残る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、家具を構成する部材の表面に光触媒をコーティングし、更に当該家 具に光触媒反応器を配設することにより上記課題を解決するものである。即ち、 本考案は下記の如き健康家具を提供するものである。
【0005】 家具を構成する部材の一部または主部の表面に酸化チタン光触媒をコーティン グしてなることを特徴とする健康家具(請求項1)。
【0006】 家具を構成する部材の一部または主部の表面に酸化チタン光触媒をコーティン グし、更に、光触媒反応器を配設してなることを特徴とする健康家具(請求項2 )。
【0007】
【作用】
酸化チタン光触媒は、酸化チタンの結晶に光(紫外線)を当てると結晶の表面 が活性を帯びて、過酸化水素と水酸基ラジカルを発生する性質があり、この活性 による作用が有害物質を分解除去する。
【0008】 家具を構成する部材にあっては、木、紙、繊維、樹脂、ガラス、金属などと限 定する必要性はなく、どのような部材を採用してもよく、また、複数の部材を組 み合わせてもよい。これらの部材の一部または全部の表面に酸化チタン光触媒を コーティングすることが望ましい。
【0009】 家具を構成する部材の一部または主部の表面に酸化チタン光触媒をコーティン グし、更に、空気の吸入および吐出機能を有する光触媒反応器を配設することに より、強制的に循環し万遍なく室内空気を浄化する作用が好まれる。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案の第1実施態様は図1に示すように、家具を構成する部材1の表面2に 酸化チタン光触媒3がコーティングされており、この表面層に接触する有害物質 は分解除去される。
【0011】 第2実施態様は図2に示すような光触媒反応器4を家具に組み付けることによ り、吸入用ファン6および吐出用ファン10で吸引された室内空気は、防塵フィ ルター5の通過時に塵などを除去した後、表面に酸化チタン光触媒がコーティン グしてある光触媒フィルター7、9を通過するときに発光源8からの紫外線によ る活性作用で有害物質を分解除去し、吐出用ファン10から室内に還元する。
【0012】
【実施例】
以下、実施例によって本考案を更に詳しく説明するが、本考案はこれらの実施 例によってなんら制限されるものではない。 実施例1.酸化チタンを含有しているコーティング剤(ST−K03・石原産 業)をイソプロピルアルコールで30倍に希釈して、酸化チタン光触媒3コーテ ィング剤を得た。この酸化チタン光触媒3コーティング剤を部材1ペットフィル ム(5.5cm×5.5cm・PANAC)の表面2にタービン式超低圧塗装機 (ボリュメール9000L型)を用いて、0.5μmの膜を形成した。当該酸化 チタン光触媒3コーティング加工済ペットフィルムと無加工ペットフィルム(5 .5cm×5.5cm・PANAC)を日本食品衛生協会に持参し、抗菌効果試 験を依頼した。 試験方法 1)供試菌株 腸管出血性大腸菌O157、黄色ブドウ球菌MRSA 2)菌液調整 供試菌を昔通ブイヨン培地で35℃、18時間培養後 滅菌精製水で500倍に希釈し、pH7.0±0.2 に調整したものを菌液とした。(菌数:約10cf u/ml) 3)操作 抗菌加工試験片(3個)及びブランク用の無加工試験 片(3個)をそれぞれ滅菌シャレーに入れ、その試験 面に菌液0.2mlを接種し、その上に被覆フィルム を被せて蓋をした後、温度35℃、湿度99%、蛍光 灯照射500ルクスの条件下で24時間保存した。 保存後(各3個)被覆フィルムに付着している菌を、 SCDLPブヨン培地10mlで洗い出し、SA培地 で35℃、48時間培養後、菌数を測定し、平均値を 示した。 対照区用は、6個の滅菌シャレーに菌液0.2mlを 接種し、その上に被覆フィルムを被せて蓋をした。 3個のシャレーは温度35℃、湿度99%、蛍光灯照 射500ルクスの条件下で24時間保存した。 接種直後及び24時間保存後、それぞれの被覆フィル ムに付着している菌をSCDLPブヨン培地10ml で洗い出し、SA培地で35℃、48時間培養後、菌 数を測定し、平均値を示した。
【0013】 実施例2.本実施例に用いた光触媒反応器4は、ビルトイン光クリエール(A CFC2AS・ダイキン)である。 性能試験結果 アンモニア臭減衰試験において、1.0ppm濃度のアンモニア臭を認知いき 値濃度の限界である臭気濃度値0.6ppmになるのに16分。60分では0. 15ppmに減衰した。(測定条件)温度24±3℃、湿度50%±5%、約1 0畳リビング、換気回数0.5回/h。 NO×減衰試験においては、0.09ppm濃度が大気環境基準値0.06p pmになるのに約25分であった。 (測定条件)温度24±3℃、湿度50%±5%、沿道沿いのマンション約10 畳洋室、換気回数0.5回/h。 タバコ煙補集試験においては、タバコ煙濃度0.85mg/mが約17分後 にはビル管理法基準値0.15mg/mになった。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0015】 家具を設置するだけで室内空気に含まれている、ペット、タバコなどの臭いか ら、ホルムアルデヒド、VOCなど人体に有害な物質を分解除去する。
【0016】 抗菌作用により室内の空中浮遊菌を含む、雑菌やカビなどの繁殖を阻止して、 清潔な室内が維持できる。
【0017】 汚れの原因となる有機物を強力に酸化分解する自浄作用(セルフクリーニング )があり、汚れを防止します。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施例1の態様を示す図である。
【図2】本考案による実施例2の態様を示す図である。
【符号の説明】 1 部材 2 表面 3 酸化チタン光触媒 4 光触媒反応器 5 防塵フィルター 6 吸入用ファン 7 光触媒フィルター 8 発光源 9 光触媒フィルター 10 吐出用ファン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具を構成する部材の一部または主部の
    表面に酸化チタン光触媒をコーティングしてなることを
    特徴とする健康家具。
  2. 【請求項2】 光触媒反応器を配設してなることを特徴
    とする請求項1記載の健康家具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010535807A (ja) * 2007-08-07 2010-11-25 リー・アンティマイクロビアル・ソリューションズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 精製過酸化水素ガスによる微生物の制御方法および制御装置

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