JP3068776U - 果物の包み袋 - Google Patents
果物の包み袋Info
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- JP3068776U JP3068776U JP1999008456U JP845699U JP3068776U JP 3068776 U JP3068776 U JP 3068776U JP 1999008456 U JP1999008456 U JP 1999008456U JP 845699 U JP845699 U JP 845699U JP 3068776 U JP3068776 U JP 3068776U
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- Japan
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- fruit
- bag
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- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 防護網、空砲銃、光フィルムまたは鈴音など
の別途の手段を使用することなく、果物を収穫時まで効
率よく保護することにより、果物の商品価値を増大させ
ると共に、さらに繰り返し使用可能になって低コスト化
を図ることができる果物の包み袋を提供する。 【解決手段】 一端部が開放される網16と、上記網1
6内に挿入され、一端部が開放される表袋12と、上記
表袋12の内部に挿入される裏袋14と、果物25を包
んだ後、果物の枝に固定するためのピン24とにより構
成される。
の別途の手段を使用することなく、果物を収穫時まで効
率よく保護することにより、果物の商品価値を増大させ
ると共に、さらに繰り返し使用可能になって低コスト化
を図ることができる果物の包み袋を提供する。 【解決手段】 一端部が開放される網16と、上記網1
6内に挿入され、一端部が開放される表袋12と、上記
表袋12の内部に挿入される裏袋14と、果物25を包
んだ後、果物の枝に固定するためのピン24とにより構
成される。
Description
【0001】
本考案は果樹園などで鳥害や病虫害から果物を保護するために使用される果物 の包み袋に関し、特に防護網、空砲銃、目玉鳥、光フィルムまたは鈴音などの別 途の手段を使用することなく、果物を収穫時までに効率よく保護することにより 、果物の商品価値を増大させると共に、その上、くり返して使用することができ るので、低コスト化を図ることができる果物の包み袋に関する。
【0002】
梨、りんご、桃などの果物を栽培する果樹園において、果物がある程度熟した 後は鵲、河鳥、鳩などの鳥害や病虫害から果物を保護することが必要となり、こ のため果物の包み袋が使用される。
【0003】 通常、果物の包み袋として新聞紙や発泡コーティング紙などの紙を袋状に製作 して果物の外周を包んだ後、その上部が果物の枝に掛止されるように鉄線などを 用いて絞られる。
【0004】 しかし、前述のような先行技術による果物の包み袋は、風雨などの環境的な要 因によって容易に剥がれたり、裂けたりするため、鳥害や病虫害から効率よく果 物を保護することができなくなって、果物の商品価値を低下させるという問題が あった。
【0005】 とりわけ、鳥類は保護紙の割れ目を介して果物を傷つける習性を有するため、 裂けやすい紙類の使用は果物の保護に役立たなかった。
【0006】 したがって、鳥類を追い出すために防護網、空砲銃、光フィルムまたは鈴音な どを使用したり、病虫害を阻止するために別途の農薬を散布するか、木製の疑似 鳥いわゆる木偶鳥(目玉鳥)をぶら下げて鳥を追い出す方法を使用しなければな らず、これら方法は果物をあまり効率よく保護できなかったばかりでなく、コス トが極めて高くなるという問題点があった。
【0007】
そこで本考案は、上述のような先行技術に内在していた問題点を解決するため に創案されたもので、その目的は防護網、空砲銃、光フィルムまたは鈴音などの 別途の手段を用いることなく、果物を収穫時まで効率よく保護することで、果物 の商品価値を増大させると共に、さらに繰り返し使用が可能となるため、低コス ト化に供することができる果物の包み袋を提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するために、本考案による果物の包み袋では、果樹園などで鳥 害や病虫害等から果物を保護するために使用される果物の包み袋において、一端 部が開放される網と、上記網内に挿入され、一端部が開放される表袋と、上記表 袋の内部に果物が収納された後、上記網における開放される一端部を果物の蔕等 に対して固定させるためのピンとを含むことを特徴とする。
【0009】 また、本考案は上記表袋の内部に挿入される裏袋をさらに含むことができる。 上記網はメッシュを0.5mm〜4mmの範囲にし、黒色系の色合を使用するこ とを特徴とし、上記表袋は下端部に多数の通孔を形成する。
【0010】 本考案によれば、果物が表袋及び/または裏袋内に収納された状態で表袋の外 面に網が掛けられるので、鵲や鳩などの鳥類が果物をつつくことができなくなり 、防護網、空砲銃、光フィルムあるいは鈴音などの別途の手段を用いず果物を収 穫時まで有効に保護し、これにより果物の商品価値が増大するようになる。
【0011】 また、表袋が網により包まれるので、風水などによって裂けるおそれがなくな り、病虫害の流入が防止でき、果物の包み袋を繰り返して使用することができる ので、低コスト化を図ることができる。
【0012】
次に、図面を参照して本考案による望ましい実施例をより詳細に説明する。ま た、全ての図面を通して同一の部分には同じ符号が付けてある。
【0013】 図1は本考案による果物の包み袋の外観を示す斜視図であり、図2は本考案に よる果物の包み袋の細部構造を示す分解図であり、図3は果物の収納状態を示す 部分断面図である。
【0014】 図1において、本考案による果物の包み袋10は、表袋12、裏袋14及び網 16を含む。
【0015】 表袋12、網16及び裏袋14は上端部が開放され、下端部は閉鎖される袋状 を有する。
【0016】 網16の上端部を除いて縁部は縫い目18によって閉鎖される。
【0017】 また、網16は外的要因によって内部の紙袋が裂けることを防止する機能及び 鳥が嫌がる条件を満たすためのものである。
【0018】 すなわち、鳥類はその習性により細い足指を用いて体を支えた状態で果物をつ ついて食べるため、網に足指が挟まって行動に制約を受けることになり、これを 経験した鳥類は以降、網に近づくことを避けるようになる。
【0019】 このように本考案による網は、鳥類の本能的な接近を防止する効果を発揮し、 内部の紙袋を保護することにより、鳥害のみならず病虫害の浸透を防止すること ができるようになる。
【0020】 上記網は鳥類に対して約2mm〜4mmのメッシュが有効であり、その他の病 虫害に対しては約0.5mm〜2mmのメッシュが有効であるため、全体として 0.5〜4mm程度のメッシュを有するものが望ましい。
【0021】 また、網は太陽光の集束量を増加させるために黒色系を使用し、これによって 糖度を高め、熟成期間を短縮するという効果を奏することができる。
【0022】 表袋12は網16の内部に挿入され、表袋12の一部は、例えば縫製部20に おいて網16によって固定されるか、あるいは非固定状態で挿入される。
【0023】 また、表袋12はそれ自体通気性を有するので、より良好な通風効果を得るた めに下端部に多数の通孔22を形成することにより、該通孔22を介して外気が 表袋12の内部へ円滑に流入できるようになる。
【0024】 また、裏袋14は表袋12の内部に挿入され、表袋を通じて透過される太陽光 線を遮断する作用により果皮の厚さを均一にして、果物の色を均一にし生気を有 す効果と、保温効果により果肉が均一に成長して果物の商品価値が増大できる。
【0025】 したがって、図3に示すように果物の枝27から蔕26の先端に熟した果物2 5は、表袋12及び裏袋14の内部に収納された状態で、網16の上端部をピン 24で絞ることにより、果物を鳥害や病虫害から効率よく保護することが可能と なる。
【0026】 さらに、ピン24は良好な折曲性のために、内部に鉄心を入れたコーティング ピンや亜鉛ピンを使用する。
【0027】 本考案による果物の包み袋10は、果物がある程度熟した後、例えば6月中旬 から2ヶ月〜3ヶ月間使用される。
【0028】 本考案を特定の望ましい実施例を挙げて説明したが、本考案はこれに限定され ず、実用新案登録請求の範囲による本考案の精神や分野を逸脱しない限度内で通 常の知識を有する当業者であれば多様に改造及び変更可能なものであることは言 うまでもない。
【0029】
以上説明したように、本考案によれば、 果樹園などで鳥害や病虫害等から果 物を保護するために使用される果物の包み袋において、一端部が開放される網と 、上記網内に挿入され一端部が開放される表袋と、上記表袋の内部に果物が収納 された後、上記網における開放される一端部を果物の蔕等に対して固定させるた めのピンとを含むことを特徴とする果物の包み袋であり、上記表袋の内部に挿入 される裏袋をさらに含むことができ、上記網はメッシュを0.5mm〜4mmの 範囲にして黒色系の色合いを使用し、また上記表袋は、下端部に多数の通孔を形 成することを特徴とする構成からなることより、果物が表袋及び/または裏袋内 に収納された状態で表袋の外面に網が掛けられるので、鵲や鳩などの鳥類が果物 をつつくことができなくなり、防護網、空砲銃、光フィルムあるいは鈴音などの 別途の手段を用いず果物を収穫時まで効率よく保護することにより、果物の商品 価値が増大できる。
【0030】 また、表袋が網により包まれるので、風水などによって裂けるおそれがなくな り、病虫害の流入が防止でき、果物の包み袋を繰り返して使用することができる ので、低コスト化が図れる。
【図1】本考案による果物の包み袋の外観を示す斜視図
である。
である。
【図2】本考案による果物の包み袋の細部構造を示す分
解図である。
解図である。
【図3】果物の収納状態を示す部分断面図である。
10 果物の包み袋 12 表袋 14 裏袋 16 網 18 縫い目 20 縫製部 22 通孔 24 ピン 25 果物 26 果物の蔕 27 果物の枝
Claims (5)
- 【請求項1】 果樹園などで鳥害や病虫害等から果物を
保護するために使用される果物の包み袋において、 一端部が開放される網と、 上記網内に挿入され、一端部が開放される表袋と、 上記表袋の内部に果物が収納された後、上記網における
開放される一端部を果物の蔕等に対して固定させるため
のピンと、を含むことを特徴とする果物の包み袋。 - 【請求項2】 上記表袋の内部に挿入される裏袋をさら
に含むことを特徴とする請求項1に記載の果物の包み
袋。 - 【請求項3】 上記網は、メッシュを0.5mm〜4m
mの範囲にすることを特徴とする請求項1または2に記
載の果物の包み袋。 - 【請求項4】 上記網は、黒色系の色合いを使用するこ
とを特徴とする請求項1、2または3に記載の果物の包
み袋。 - 【請求項5】 上記表袋は、下端部に多数の通孔を形成
することを特徴とする請求項1,2,3または4に記載
の果物の包み袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999008456U JP3068776U (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 果物の包み袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999008456U JP3068776U (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 果物の包み袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3068776U true JP3068776U (ja) | 2000-05-16 |
Family
ID=32984029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999008456U Expired - Lifetime JP3068776U (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 果物の包み袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068776U (ja) |
-
1999
- 1999-11-05 JP JP1999008456U patent/JP3068776U/ja not_active Expired - Lifetime
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