JP3068489U - 浄化装置付きグリ―ストラップ - Google Patents

浄化装置付きグリ―ストラップ

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JP3068489U
JP3068489U JP1999008131U JP813199U JP3068489U JP 3068489 U JP3068489 U JP 3068489U JP 1999008131 U JP1999008131 U JP 1999008131U JP 813199 U JP813199 U JP 813199U JP 3068489 U JP3068489 U JP 3068489U
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JP1999008131U
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Inventor
征雄 宮地
Original Assignee
株式会社キョクホー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリーストラップにおいて省エネルギー及び
浄化機能の優れた浄化剤供給装置を付設しようとする。 【解決手段】 厨房排水等を一時貯留するグリーストラ
ップ1において、整流板8a、8bで仕切られ且つ順次
連通した各ステージ2、3、4の上方に噴霧ノズル13
を設け、これらの噴霧ノズルにパイプ接続された空気ポ
ンプ16と、この空気ポンプからの気流に引き込まれて
前記噴霧ノズルから霧状に噴出されるべき微生物を主体
とした浄化剤のタンク18と、そのポンプを定期的に駆
動するためのタイマー及びポンプ駆動回路を含む電気回
路17とを備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は浄化装置付きグリーストラップ、並びにその装置による浄化機能の生成 及び維持・発展の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食事を提供する厨房施設では、排水中の油脂分や残飯を一時的に滞留させるため のグリーストラップを設置し、定期的に内部を掃除するようにしているが、その 手間及び滞留物による悪臭が問題視されてきた。
【0003】 近年、グリーストラップに受け入れた油脂分を好気性微生物により分解・浮上さ せるために、微生物露礁と散気管を設け、曝気処理する方式が存在するが、この 方式では設備費及び長時間曝気に伴う電気エネルギー消費が大きくて不経済であ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、グリーストラップにおける悪臭を緩和し、更には油脂その他の養分を 分解してトラップ内の清掃回数をも削減するための経済的な浄化装置を提供しよ うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため本考案は、厨房排水等を一時貯留するグリーストラッ プにおいて、整流板で仕切られ且つ順次連通した各ステージの上方に噴霧ノズル を設け、これらの噴霧ノズルにパイプ接続された空気ポンプと、この空気ポンプ からの気流に引き込まれて前記噴霧ノズルから霧状に噴出されるべき微生物を主 体とした浄化剤のタンクと、前記ポンプを定期的に駆動するためのタイマー及び ポンプ駆動回路を含む電気回路とを備えた浄化装置付きグリーストラップを構成 したものである。
【0006】 本考案は更に、前記タイマーが、上記グリーストラップの全体、又は浄化装置部 分を新設した場合のタイミングシーケンスとして、前記浄化剤を最初の数日〜1 0数日間は1日に1度だけ所定量を噴霧することにより前記グリーストラップ内 に浄化剤中の浄化用微生物のコロニーを形成し、それ以後は前記数日〜10数日 置きに前記所定量の40〜60%量を一度に噴霧することにより前記コロニーの 維持・発展を図るように、前記ポンプ駆動回路に通電する時間帯を定めたもので ある。
【0007】 上記の構成において用いられる浄化剤は、当該技術分野においてEffective Micr oorganism(有用微生物群)の頭文字を取り、“EM”と略称され普及しつつある 数十種類の微生物を含む希釈液である。含まれる主な微生物としては乳酸菌、酵 母、光合成細菌、放線菌、糸状菌等であり、これらは嫌気性菌を主体とするため 曝気を不可欠とするものではなく、これが本発明において浄化剤の噴霧のみを行 い、曝気手段を設けていない理由である。
【0008】 ただし、この浄化剤は処理槽内での熟成、すなわち成分微生物のコロニー形成ま でに比較的時間がかかり、それまでは頻繁に補給しなければならない。しかしな がら、一旦熟成されると、後は旬日に一度位の割合で少しずつ投与するだけであ るから、きわめて少ない電気エネルギー消費において、悪臭もとれ、水の色もほ ぼ無色透明となり、水質も上水に近くなるという優れた浄化機能を発揮するもの である。かくして、グリーストラップ内に受け入れた排水中の固形分は微生物に よる消化進行中の物と、消化されなかった物及び消化に伴うスカムのみとなり、 トラップの清掃回数も削減することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の浄化装置付きグリーストラップの一例を、上部及び側部を除去 して略示する斜視図である。グリーストラップ1は図の左から流入ステージ2、 中間ステージ3及び溢流ステージ4からなり、トラップ1の左端壁、従って、流 入ステージ2の端壁の上部には、流し等からの排水を導く導水溝5が接続され、 トラップ1の右端壁、従って、溢流ステージ4の端壁には、適当レベルにおいて 溢流排出管6が接続される。流入ステージ2内には、挟雑物を捕捉するカゴ7が 取り出し可能に配置され、各ステージを仕切る整流板8a、8bは溢流水位より 高い上端縁と、トラップ底面9より高くして同底面との間に導水間隙を形成する 下端縁とを有する。また溢流ステージ4内にはトラップ底面9より高い下端入口 を有する溢流筒10が直立配置され、その筒の側面に溢流排出管6の内端を接続 したものである。
【0010】 上記のグリーストラップ1は、ステンレス又はFRP等によりユニットとして形 成され、実容量は例えば300リットルとされる。本発明によれば、このような グリーストラップ1の一側壁11に沿って、整流板8a、8bよりやや高いレベ ルに位置した浄化剤噴霧導管12が配置され、この導管の両端と中間部からは、 各ステージ2、3、4の上方に開口した噴霧ノズル13がそれぞれ水平に突設さ れる。この噴霧ノズル13の設置位置及び高さは、浄化剤の噴霧量との関連にお いて各ステージ内の液面に浄化剤が均等に及ぶように設定される。導管12の支 持及び供給管は、この場合、整流板8bの近傍部から側壁11を突き抜けて浄化 剤供給部14(図2及び図3)に向かって延びている。
【0011】 図2は、図1の整流板8bの手前から溢流ステージ4及び浄化剤供給部14を見 た垂直断面図であり、図3は浄化剤供給部14を含む図1の上面図である。導管 12の支持及び供給管15は浄化剤供給部14に導かれ、空気ポンプ16の浄化 剤合流出口16aに接続される。空気ポンプ16は浄化剤供給部14の底面に設 置され、その上面にはタイマー及びポンプ駆動回路を含む電気回路部17が載置 される。空気ポンプ16の浄化剤合流部(図示せず)には、同じく供給部14内 に隣接配置された浄化剤タンク18から出た液導管19が接続される。
【0012】 図4はこの状態を最もよく示す斜視図である。この図から推測される通り、浄化 剤タンク18は、所謂ポリタンクであって、容量は6リットルである。電気回路 部17は、本発明のグリーストラップの全体、又は浄化剤噴霧導管12及び浄化 剤供給部14を含む浄化装置部分を新設した場合において、前記浄化剤を最初の 数日間〜10数日間、好ましくは7日間において毎日1度、ある所定量、好まし くは400CCを噴霧することにより、グリーストラップ1内に浄化剤中の浄化 用微生物のコロニーを形成し、それ以後は前記数日〜10数日置き、好ましくは 15日間隔において前記所定量の40〜60%量、好ましくは200CCを一度 に噴霧するように設定される。
【0013】 本考案の基本的実施例は以上の通りであり、最初の浄化剤連日投与により成分微 生物のコロニーの形成又は開始に導き、後は1週間又は旬日に一度位の割合での 半量投与を続けるうちに悪臭をとり、水の色もほぼ無色透明の上水に近い水質を 得ることができた。併せて微生物による消化作用により固形分も少なくなり、ト ラップの清掃回数を削減することができた。
【0014】 図5は、既設のグリーストラップ1’に、本考案の浄化装置を付設するにあたり 、液導管19が同トラップ1’の側壁上端を迂回して浄化剤噴霧導管12’に連 続し、その導管12’から垂下してから前方に曲折したノズル導管の先端にノズ ル13を装備したものであり、作用効果は図1〜図4に示した上記実施例のもの と同様である。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上のとおり、少量の電気エネルギー消費において、効果的に臭気除去 及び清掃回数の削減が可能な浄化装置付きグリーストラップを提供するものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のグリーストラップ部分の実施例を示す
要部斜視図である。
【図2】図1のグリーストラップ部分に浄化剤供給部を
接続した構造を示す部分垂直断面図である。
【図3】図1のグリーストラップ部分に浄化剤供給部を
接続した構造を示す部分平面図である。
【図4】図2及び図3の浄化剤供給部の配管接続を示す
斜視図である。
【図5】グリーストラップ部分に浄化剤供給部を接続し
た構造の別の実施例を示す部分垂直断面図である。
【符号の説明】
1 グリーストラップ 2 流入ステージ 3 中間ステージ3 4 溢流ステージ 5 導水溝 6 溢流排出管 7 カゴ 8a、8b 整流板 9 トラップ底面 10 溢流筒 11 側壁 12 浄化剤噴霧導管 13 噴霧ノズル 14 浄化剤供給部14 15 支持及び供給管 16 空気ポンプ16 17 電気回路部17 18 浄化剤タンク 19 液導管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨房排水等を一時貯留するグリーストラ
    ップにおいて、整流板で仕切られ且つ順次連通した各ス
    テージの上方に噴霧ノズルを設け、これらの噴霧ノズル
    にパイプ接続された空気ポンプと、この空気ポンプから
    の気流に引き込まれて前記噴霧ノズルより霧状に噴出さ
    れるべき微生物を主体とした浄化剤のタンクと、前記ポ
    ンプを定期的に駆動するためのタイマー及びポンプ駆動
    回路を含む電気回路とを備えたことを特徴とする浄化装
    置付きグリーストラップ。
  2. 【請求項2】 前記タイマーが、前記グリーストラップ
    の全体、又は浄化装置部分を新設した場合のタイミング
    シーケンスとして、前記浄化剤を最初の数日〜10数日
    間は1日に1度だけ所定量を噴霧することにより前記グ
    リーストラップ内に浄化剤中の浄化用微生物のコロニー
    を形成し、それ以後は前記数日〜10数日置きに前記所
    定量の40〜60%量を一度に噴霧することにより前記
    コロニーの維持・発展を図るように、前記ポンプ駆動回
    路に通電する時間帯を定めたものであることを特徴とす
    る請求項1記載のグリーストラップ。
JP1999008131U 1999-10-26 1999-10-26 浄化装置付きグリ―ストラップ Expired - Lifetime JP3068489U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210104274A (ko) * 2020-02-17 2021-08-25 도윤경 오폐수 수집 및 배출용 그리스 트랩

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