JP3068143U - パソコン用開閉式原稿立て - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】パソコンのデイスプレイに原稿等のデータから
文字等を入力する際に、入力行為を容易にするため、原
稿等をセットしておくための「原稿立て」を提供する。 【解決手段】この「原稿立て」はデイスプレイと水平レ
ベルでほぼ同じ高さとなるよう、デイスプレイの機器本
体に取り外し可能な特殊な両面テープを使って取り付け
られる。また「原稿立て」は入力者の位置から見易いよ
う、入力者側に向けて、５度から３０度の角度で取り付
けられる。原稿等を「原稿立て」にセットするため、原
稿等を上部で支えるクリップと、下部で支える枠（スト
ッパー）がついている。パソコンのデイスプレイ機器が
設置される環境は、とかく手狭な場所が多い。場所を有
効に活用し、また入力以外の作業の支障とならぬよう
に、使用していない時はデイスプレイ機器の側面へコン
パクトに閉じておけるよう工夫されているのが特色であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は事務用機器に属するもので、パソコンのデイスプレイに原稿等のデー タから文字等を入力する際、入力を効率的にするため、原稿等をセットしておく ための「原稿立て（メモ置き）」に関する技術である。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術は三つあり、一つはデイスプレイの機器本体とは一体化せず、離し て設置するもので、そのため床から立てるためのスタンドを用意するか、あるい は机等の脚もしくは板面に固定具を用いて固定するものである。 二つ目はデイスプレイの機器本体に一部を貼り付け、他の部分に原稿等を吊す 形にしたものである。これは原稿等をセットするための「原稿立て」と称する板 を用いずに、ただ単に原稿等を空中に吊り下げるだけである。 三つ目はデイスプレイの機器本体に接着テープで貼り付けた受け口に、「原稿 立て」と称する板を差し込む形で使うものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

デイスプレイの機器本体が設置される場所は、銀行の来客窓口のように多種類 の伝票等を置いてある所が多い。こういう所は狭いのでスタンドを設置するのは 難かしい。また「原稿立て」を用いないでただ吊すだけでは原稿が不安定となり 見づらい。さらに「原稿立て」をその都度に受け口へ差し込んだり取り外したり するのは煩雑である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のポイントはデイスプレイを使用する頻度が高くスペースに余裕がない 場合、そのような手狭な所で効率的な入力業務及びその他の業務を行なえるよう 「原稿立て」を開閉式とした点にある。すなわち使用しない時はデイスプレイの 機器本体の側面に閉じて他の業務に支障をきたさぬようにし、使用する時は横に 開け、使用後は再びデイスプレイの機器本体の側面へ閉じておく。

【０００５】 入力者から向かってデイスプレイの左側へセットした開閉式「原稿立て」を使 用する時は、閉じてある「原稿立て」の上端を掴んで左側へ倒せば自動的に「原 稿立て」が開かれ、使用可能な状態となる。次に入力作業が終了した時には、や はり「原稿立て」の左端を右上側に軽く押せば自動的に閉じられて、デイスプレ イの側面へ納まり、他の作業に支障を与えない。

【０００６】 入力用の原稿等を「原稿立て」にセットしやすくするため、「原稿立て」に固 定していない単体としてのクリップを備え付けている。

【０００７】 「原稿立て」の最下部には原稿等を止めるストッパーが付いていて、クリップ を使用せずとも原稿等を当該ストッパーの上にのせるだけで簡単にセットできる ようになっている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案は本考案の設計思想に基づいて製作された開閉式の「原稿立て」を、職 場あるいは家庭で使用しているパソコンのデイスプレイ機器本体の側面に取り付 ける形で設置し、実施していく。

【０００９】

【実施例】

本考案の設計思想に基づいて製作された、開閉式の「原稿立て」は、考案者の 属する会社において、既に実際の使用に供されている。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の効果は既に具体的な形で利用している使用者の意見にある通り、デー タの入力を予定してデイスプレイと向き合った入力者にとって、デイスプレイの 周囲が手狭でも、デイスプレイの側面に閉じてある「原稿立て」の上端を軽く左 下側へ引けば、原稿をセットするための「立て」が開かれ、しかもデイスプレイ と水平レベルでほぼ等しい位置に開かれるため見易く、入力を効率的にしてくれ る。 また入力作業の後も引き続き同じ場所で他の作業をする時、開かれていた「原 稿立て」の端を軽く押すだけでコンパクトに閉じられるため、他の作業の支障に ならないことが特に際立っている。

【図面の簡単な説明】

【図１】 開閉式「原稿立て」の閉じてある状態の正面
図である。

【図２】 デイスプレイの側面にセットされた、開閉式
「原稿立て」の閉じてある状態の正面図である。

【図３】 開閉式「原稿立て」の閉じてある状態の側面
図である。

【図４】 開閉式「原稿立て」の開かれた状態の正面図
である。

【図５】 デイスプレイの側面にセットされた、開閉式
「原稿立て」の開かれた状態の正面図である。

【図６】 開閉式「原稿立て」の開かれた状態の側面図
である。

【図７】 開閉式「原稿立て」の開かれた状態の平面図
である。

【図８】 パネル（符号１）の平面図と正面図である。

【図９】 コの字型の枠（符号４）の平面図と正面図で
ある。

【図１０】 コの字型の枠（符号５）の平面図と正面図
である。

【符号の説明】

１．パネル（羽板） ２．パネルを連結するカギの部分 ３．パネルを支える軸芯 ４．パネルを収容してデイスプレイの機器本体へ貼り付
けるため、一辺に特殊な両面テープを張ったコの字型の
枠 ５．原稿（メモ）等を下方で支えるコの字型の枠（溝状
の枠）

【手続補正書】

【提出日】平成１１年１０月２７日（１９９９．１０．
２７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パソコンのデイスプレイ（入力画面）に
   向き合って原稿等をインプット（入力）する際、当該イ
   ンプット作業を効率的に行なうため、原稿等をセットし
   ておくための「原稿立て（メモ置き）」である。 この
   「原稿立て」はデイスプレイと水平レベルでほぼ同じ高
   さとなるよう、デイスプレイ機器本体の側面に取り付け
   る。取り付ける方法は、後日に取り離すことが可能な市
   販の特殊両面テープを用いる。 また「原稿立て」はデ
   イスプレイの正面に座った入力者が見やすいように、入
   力者側に向けられておよそ５度から３０度の角度で曲げ
   られている。 更に「原稿立て」には原稿等を支えるた
   めのクリップを備えている。 またクリップを使用せず
   とも原稿等を「原稿立て」の上に保持できるよう、「原
   稿立て」の最下部に原稿等を支えるストッパーを取り付
   けてある。 そしてデイスプレイの設置される場所はと
   かく手狭な場合が多く、しかもその周辺ではさまざまな
   作業が行なわれ、書類や文書等も多種類置かれていたり
   するので、「原稿立て」を使用していない時は閉じてお
   けるように工夫されているのが特色である。