JP3067796B2 - カラーテレビ信号を符号化および復号化する装置を備えたカラーテレビ・システム - Google Patents

カラーテレビ信号を符号化および復号化する装置を備えたカラーテレビ・システム

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JP3067796B2
JP3067796B2 JP02505943A JP50594390A JP3067796B2 JP 3067796 B2 JP3067796 B2 JP 3067796B2 JP 02505943 A JP02505943 A JP 02505943A JP 50594390 A JP50594390 A JP 50594390A JP 3067796 B2 JP3067796 B2 JP 3067796B2
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カイズ・リューディゲル
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グルンディッヒ・エー・エム・ファウ・エレクトロ―メカニッシェ・フェルズーフスアンシュタルト・マックス・グルンディッヒ・ホルレント・シュティッフトウング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、請求の範囲第1項の前段に規定するカラ
ーテレビシステムに関する。
カラーテレビ・システムを導入する場合、既存のテレ
ビ伝送系との両立性を保証し、例えば遮断周波数が5MHz
の既存の通信伝送通路内でカラー情報の伝送を可能にす
るため、輝度信号とカラー信号をスペクトル・インター
レース技術により伝送している。このスペクトル・イン
ターレースでは、通路幅を経済的に利用しているが、受
信したテレビ信号を復号化する場合に画質を一部著し損
なう混信干渉が生じる。輝度信号からカラー信号通路へ
混信することにより(この混信干渉を混信カラーと呼
ぶ)高周波の水平な輝度模様となって混信干渉が生じ
る。これ等の混信干渉は赤・緑色または青・黄色で移り
変わる波状のパターンとなって現れる。カラー信号から
輝度通路への混信干渉、所謂混信輝度は、カラー面やカ
ラー端部に真珠の数珠状の色の乏しいパターンとして現
れる。両方の混信干渉は静止画像で6.25Hzと18.75Hzの
周波数でチラチラする。
この混信干渉を低減するため、雑誌“Radio Mentor"
(ラジオ・メントール)第12巻、1969年、第847〜851頁
によれば、通常のPAL符号器中でアナログ信号処理が輝
度通路内に配設されている遮断可能なノッチ・フィルタ
で処理されるPAL規格によるカラーテレビ信号の符号化
装置が知られている。このノッチ・フィルタを使用し
て、カラー副搬送波を復調する時に受信側で輝度成分を
誤ってカラー信号と評価しないようになっているが、こ
れは輝度信号の水平解像度を4MHz以下の値に低減するこ
とになる。
更に開発する過程にあって輝度信号とカラー信号を組
み合わせる前に櫛型フィルタにかけるPAL符号器中のデ
ジタル信号処理方法が研究されている。画像の三次元ス
ペクトル表示では、櫛形濾波が二次元または三次元の帯
域分割に相当し、この分割が(PAL復号器で適当にデジ
タル信号処理する場合)混信干渉の少ない画像を与え
る。
雑誌“Fernseh−und Kinotechnik"(テレビと映画技
術)第39巻、第3号、1985年、第123〜135頁によれば、
輝度信号とカラー信号が異なった周波数空間を占めるよ
うに輝度信号とカラー信号の三次元帯域制限を行うPAL
符号・復号器が知られている。この解決方法は公開前の
ドイツ特許第38 07 248.3号明細書の内容で更に発展
し、カラー差信号を別々に三次元濾波してこれ等のカラ
ー差信号の各々を最適な解像度で伝送できる。この場
合、カラーテレビ標準の目の生理学的な状況を計算に入
れるため、フィルタの垂直空間周波数と時間周波数の方
向で通過領域が水平空間周波数の方向に帯域制限された
二つのカラー差信号に対して異なって選択されている。
これにより、PAL規格のカラーテレビ信号では、カラー
差信号Uに関して動きを滑らかにすることに対して、人
間の目がカラー差信号Vに関して動きを滑らかにするこ
とに対してより著しく鈍感であることが考慮されてい
る。
符号器または復号器中に三次元濾波を行う他の解決技
術思想は雑誌“Fernseh−und Kinotechnik"(テレビと
映画技術)第42巻、第9号、1988年、第403〜422頁また
は雑誌“Funkschau"(テレビショー)第1号、1989年第
46〜50頁に詳細に説明されている。
上に述べた全ての解決技術思想に共通することは、混
信干渉を除去するため符号器または復号器に大きい経費
を必要とし、従って微細な解像度の損失、つまり輝度と
カラーに対する解像度が低下する点にある。
この発明の課題は、解像度が高く、高周波の輝度信号
やカラー信号を全く混信なく伝送できるカラーテレビシ
ステムを提供することにある。
上記の課題は、この発明によるカラーテレビシステム
の場合、請求項1の特徴部分によって解決されている。
この発明によるカラーテレビシステムは、目の生理学
的な状況を考慮して、輝度信号と高周波のカラー信号
(例えば、約3.5MH以上)の時間分解能が12.5Hz,つまり
フレーム周波数が25Hzで充分であるという認識に基づい
ている。フイルム材料では、何れにしても高い時間分解
能を与えていない。特に、フィルム材料には、この発明
によるカラーテレビシステムの場合、高周波の輝度信号
とカラー信号を全く混信なしにより高い解像度が伝送で
きる。この高い解像度は、上記技術思想で要求される空
間周波数ないしは時間周波数の方向の濾波が省略できる
ということに由来する。符号化装置あるいは復号化装置
に必要な回路経費は著しく少なくなる。何故なら、輝度
信号と両方のカラー差信号に対してそれぞれ一つのフィ
ールド画像記憶器しか必要としないからである。この発
明によるカラーテレビシステムでは、任意の変調方法を
採用でき、PALテレビ規格、NTSCテレビ規格あるいはSEC
AMテレビ規格で動作する通常のテレビ受信器に対して両
立性がある。更に、この発明によるカラーテレビシステ
ムには、復号化用の装置を含むテレビ受信器内でカラー
信号と高周波の輝度信号に対して雑音が3dBだけ減少す
るという利点がある。
請求項10と11によるカラーテレビシステムの実施例で
は送信側と受信側で三次元濾波が行われている。従っ
て、電子的に再生される材料を送信すると、エイリアジ
ング誤差(動きのギクシャク)を防止できる。
請求項12〜14によるカラーテレビシステムの実施例で
符号化装置および/または復号化装置内での三次元濾波
をフレーム周波数に応じて中断できる。送信側の中断あ
るいは切換は送信された材料、つまりフィルム材料ある
いは電子的に再生される材料に応じて行われる。第一と
第二のフィールド画像の運動期間を調べるため、例えば
テレビ受信器内に切換用の制御信号を発生させる運動検
出器を配設するか、あるいは例えばテレビ信号のデータ
走査線内で伝送される送信側で発生した制御信号を受信
側で評価して切換を行う。送信側の制御信号を送信側の
他の制御処置と組み合わせることができる。例えば画像
形式の変更や、フィルム材料または電子的に再現可能な
材料が送信されているか否かに応じて、種々のちらつき
低減方法の間の切換と組み合わせることができる。
請求項15によるカラーテレビシステムの実施例には、
通常のカラーテレビ受信器の場合、混信カラー干渉を選
択された低減係数だけ低減させるという利点がある。
以下、図面に示す実施例に基づきこの発明をより詳し
く説明する。ここに示すのは、 第1図 この発明による符号化装置の実施例のブロック
回路図、 第2図 この発明による復号化装置の第一実施例のブロ
ック回路図、 第3図 この発明による復号化装置の第二実施例のブロ
ック回路図、 第4図 第3図の実施例に対する記憶器の利用図、 第5図 カラー搬送波の定義を説明するための走査線計
数の模式図、 である。
第1図はこの発明による符号化装置の実施例のブロッ
ク回路図を示す。この符号化装置には、周知のように、 −RGB入力信号を一つの輝度信号Yと少なくとも二つの
カラー差信号U,V;I,Qに変換するマトリックス回路1, −輝度通路中のフィルタ回路2およびこの回路に接続す
る遅延時間相殺回路6, −カラー差信号U,V;I,Q用のフィルタ回路3,4, −フィルタ回路3,4の出力端のカラー差信号U,V;I,Qを輝
度信号Yに変換する変調器5,および、 −遅延時間相殺回路6の出力端の輝度信号とカラー信号
を合成してカラーテレビ信号FBASにする加算回路14, がある。
この発明によれば、符号化装置中では第一と第二のフ
ィールド画像に対してそれぞれ未変調のカラー差信号U,
V;I,Qと高周波の輝度信号が等しくなるように、カラー
信号と高周波の輝度信号の時間的なサブサンプリングが
行われる。このため、高周波の輝度信号とカラー差信号
U,V;I,Qがそれぞれ一つのフィールド画像記憶器7,8,9お
よび一つの切換装置10,11,12に導入され、この切換装置
の制御入力端が制御装置13に、また他の入力端がフィー
ルド画像記憶器7,8,9に接続している。切換装置10の出
力端は加算回路14に、また切換装置11と12の出力端はそ
れぞれ変調器5に接続している。
符号化装置中に配設されているフィルタ回路2は、遅
延時間相殺回路6に接続する一つの低域濾波器21と一つ
の高域濾波器22とで構成されている。図面に破線で示す
制御導線を介してフィールド記憶器34,39,43の読取と読
出の過程および切換装置37,42,46のスイッチング過程が
制御装置13により制御される。
第2図はこの発明によるカラーテレビ信号FBASの復号
化装置の第一実施例のブロック回路図を示す。この復号
化装置には周知のように、 −カラーテレビ信号FBASを高周波と低周波の信号成分に
分離する(即ち、従来の技術での輝度/カラー信号の分
離)フィルタ回路30, −カラー信号を二つのカラー差信号U,V;I,Qに変換する
復調器33, −輝度通路の中に配設されている遅延時間相殺回路47,
および、 −輝度信号Yと二つのカラー差信号U,V;I,QをRGB出力信
号に変換するデマトリックス回路60, がある。
この発明によれば、受信された第一と第二のフィール
ド画像から、一方で混信輝度を除去するため、カラーテ
レビ信号FBASの高周波信号成分が、また他方で混信カラ
ーを除去するため、復調された低周波カラー差信号U,V;
I,Qが加算される。このため、カラーテレビ信号FBASの
高周波の信号成分と復調された低周波のカラー差信号U,
V;I,Qがそれぞれフィールド画像記憶器34,39,43と加算
回路35,40,44の第一入力端に導入される。この加算回路
の第二入力端はフィールド記憶器34,39,43の出力端に接
続している。加算回路35,40,44の出力端は他のフィール
ド画像記憶器36,41,45と切換装置37,42,46に接続してい
る。これ等の切換装置の制御入力端は制御装置50に、ま
たその他の入力端は第二フィールド画像記憶器36,41,45
に接続している。
復号化装置内にあるフィルタ回路30は遅延時間相殺回
路47に接続する低域濾波器32と高域濾波器31で構成され
ている。この遅延時間相殺回路47は結合回路38の第一入
力端に接続し、この結合回路の出力信号はデマトリック
ス回路60に導入されていて、第二入力端は輝度通路にあ
る切換装置37の出力端に接続している。カラー信号通路
の中にある切換装置42と46の出力端はデマトリックス回
路60に接続している。
第3図に示す復号化装置の第二実施例では記憶器の経
費が低減されている。このためカラーテレビ信号FBASの
高周波の信号成分と復調された低周波のカラー差信号U,
V;I,Qがそれぞれ加算回路35,40,44の第一入力端と第一
切換装置51,52,53に導入されている。加算回路35,40,44
の出力端は第二切換装置37,42,46の第一入力端に接続し
ている。その場合、この第二切換装置は図2に示す切換
装置37,42,46に相当する。第一切換装置51,52,53の出力
端にはフィールド画像記憶器36,41,45(第2図に対応す
る)が接続し、フィールド画像記憶器36,41,45の出力端
は加算回路35,40,44の第二入力端と第二切換装置37,42,
46の第二入力端にも接続している。カラー通路の中にあ
る第二切換装置42,46の出力端にはデマトリックス回路6
0が接続している。読取・読出過程ないしはスイッチン
グ過程の制御信号は図面に破線で示す制御導線を介して
フィールド画像記憶器36,41,46に導入されている。
この発明によるカラーテレビ信号の符号化装置と復号
化装置の機能を以下に詳しく説明する。この場合、PAL
カラーテレビ法および以下の簡略化と定義から始める。
即ち、 1.フレーム内処理をただ一回行うので、説明はXY平面内
で充分である。これ等の信号は位置xと走査線の数nの
関数として表わせる。
2.第5図はフレーム画像の走査線を示す。説明を簡単に
するため(第一と第二のフィールド画像の)走査線に指
数nを付ける。その場合、 a)第一フィールド画像の第一走査線は番号n=0で
ある。
b)第二フィールド画像の走査線n1は幾何学的にフレ
ーム画像の走査線幅dだけ第一フィールド画像の走査線
n1の上に位置する。
が成立する。
3.カラー副搬送波に対して以下のことが成立する。即
ち、 この考察では、一フィールド画像内のカラー副搬送波
の25Hzのずれは無視されているが、フィールド画像オフ
セットは考慮されている。これは記述を単純化し、フィ
ルタの長さが非常に大きい垂直空間周波数の方向の濾波
を行わない限り、乱れた計算誤差を与えない。この条件
は実際に大抵満たされている。
マトリックス回路1の後には信号y(x,n),u(x,n)
とv(x,n)が出力する。即ち、第一フィールド画像でy
1(x,n),u1(x,n)とv1(x,n)および第二フィールド
画像でy2(x,n),u2(x,n)とv2(x,n)である。
低周波の輝度成分は低域濾波器21を通過して加算回路
14へ行く。低域濾波器21の遮断周波数は3〜3.5MHzの間
にあるので、カラー信号と重なりが生じていない全ての
成分を通過させる。それ故、遮断周波数がフィルタ回路
3,4の帯域幅に関係する。高域濾波器22は低域濾波器21
に対して相補的な周波数応答を有する。両立する受信器
内で混信カラーを減少させるため(部分的に通常のノッ
チフィルタに似ている)高周波の輝度信号y1II(x,n)
を低下させる(係数C1)。
フィールド画像器記憶器7と切換装置10から成る配置
は両方のフィールド画像中の高周波の輝度情報が等しく
なるようにする。第一フィールド画像ではy1II(x,n)
を加算回路14に入力する。切換装置10は第1図に示す位
置にある。
第二フィールド画像がある間には切換装置10はもう一
方の位置にあるので、T0だけ遅れた信号を通す。この遅
延にはPAL規格でT0=312x64μsを選ぶので、出力端に
は再びy1II(x,n)が出力する。
フィールド画像記憶器と切換装置から成る同じ配置は
カラー通路中にも使用されている。変調器5の入力端に
は、第一と第二のフィールド画像でも信号u1(x,n)ま
たはv1(x,n)が入力する。
変調後には、カラー副搬送波の上記の説明により、 を得る。
輝度の低域濾波成分をyT(x,n)とし高域濾波成分yII
(x,n)とすると、伝送通路上にFBAS信号として、 が得られる。
全体でYII,UとVに対してそれぞれ一つのフィールド
画像記憶器が必要で、この発明によれば、カラー信号と
高周波の輝度信号に対して符号化装置内で時間的なサブ
サンプリングが行われる。
従って、原理的には時間的なエリアライジング誤差
(映画のフィルムの場合のようなとぎれとぎれの動き)
の恐れが生じる。これにより画質の損失が生じないと予
想される。場合によっては、高価な符号化装置内でサブ
サンプリングを行う前に時間的な予備濾波を行ってもよ
い。
輝度通路内で復号化するため、低域濾波器32は再び低
周波の輝度成分を分離し、遅延時間相殺回路47を経由し
てこの輝度成分を結合回路38に導入する。遅延時間は復
号器中で約20msであり、一フィールド画像の期間に相当
する。
低域濾波器32に対して相補的な高域濾波器31はその出
力端に高周波の輝度信号と変調されたカラー信号から成
る混合信号を出力する。
高周波の輝度成分の輝度分離は、加算回路35,フィー
ルド画像記憶器36および切換装置37,51から成る回路装
置により行われる。同様な回路装置はカラー通路にも利
用されている。
第一フィールド画像を出力する間、両方の切換装置3
7,51は第3図に示す位置にある。従って、フィールド画
像記憶器36の入力端には第一フィールド画像の信号が入
力する。そうすると、フィールド画像記憶器36は記憶セ
ル中に書き込む前に、先ず古い画像内容を読み出すよう
に制御される。この場合、そこには先行するフレーム画
像の情報、つまり両方のフィールド画像の和が未だ保管
されている。この情報は、場合によって、係数c2=0.5c
1の重みを付けて結合回路38に導入される。
第二フィールド画像が来ると、切換が行われる。その
時、加算回路35の出力端には第一と第二のフィールド画
像の情報の和が出力する。
その後に続くフレーム画像の第一フィールド画像の期
間中には、上記和の情報がもう一度読み出される。この
配置はこの信号を20msだけ遅らせる。この機能は第4図
(記憶器の利用図)からも理解できる。
それ故、この装置の出力端には関連する二つのフィー
ルド画像の情報の和が必ず出力する。即ち、 加算信号yII′(x,n)は混信カラー干渉の影響を受け
ていない。係数c2=0.5c1の振幅重み付けが未だ必要で
ある。この加算により雑音が3dBだけ低下する。従っ
て、両立する受信器に混信カラーの低減を与えるため、
c1<1を用いて高周波の輝度成分を送信器中で低下させ
ることは受け入れできる。
カラー復号化には高周波のFBAS成分を先ず復調器33に
導入する。復調器33はこの信号に再生された副カラー搬
送波を乗算して低域濾波を行う。即ち、 この時に生じるcos(2φ−nπ)またはsin(2φ
)による二倍のカラー副搬送周波数は低域濾波器で抑
制される。
両方のフィールド画像成分を加算して、 u′(x,n)=u1(x,n) となる。従って、混信輝度干渉の影響を全く受けないU
成分が得られる。同じ考察はV成分に対しても行える。
復号化された信号はデマトリックス回路60に導入され
る。
上記の説明で明らかなように、この発明によるカラー
テレビシステムでは任意の変調方法(直角変調、周波数
変調)を採用でき、低回路経費で解像度の高い高周波の
輝度信号とカラー信号の全く混信のない伝送(フインル
ム材料の場合)が可能になる。
フロントページの続き (72)発明者 カイズ・リューディゲル ドイツ連邦共和国、デー―8501 シュヴ ァルツェン ブルック、モールアンゲ ル、32 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 11/00 - 11/24

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】−RGB入力信号を輝度信号(Y)と少なく
    とも二つのカラー差信号(U,V;I,Q)に変換するマトリ
    ックス回路(1), −輝度信号(Y)を高周波の輝度信号と低周波の輝度信
    号に分離する第一フィルタ回路(2)および前記第一フ
    ィルタ回路に接続する低周波の輝度信号用の遅延相殺回
    路(6), −前記カラー差信号(U;I)用の第二フィルタ回路
    (3)および前記カラー差信号(V;Q)用の第三フィル
    タ回路(4), −第二フィルタ回路(3)のカラー差信号(U;I)と第
    三フィルタ回路(4)のカラー差信号(V;Q)をカラー
    信号に変換する変調器(5)および、 −遅延相殺回路(6)の出力端の低周波の輝度信号と高
    周波の輝度信号およびカラー信号を合成してカラーテレ
    ビ信号(FBAS)にする加算回路(14), から成るカラーテレビ信号の符号化装置と、 −カラーテレビ信号(FBAS)を高周波と低周波の信号成
    分に分離するフィルタ回路(30), −カラーテレビ信号(FBAS)の高周波の信号成分を二つ
    のカラー差信号(U,V;I,Q)に変換する復調器(33), −輝度通路中にあり、カラーテレビ信号(FBAS)の低周
    波の信号成分が導入される遅延時間相殺回路(47)およ
    び、 −カラーテレビ信号(FBAS)から生じる輝度信号(Y)
    とカラーテレビ信号(FBAS)から生じる二つのカラー差
    信号(U,V;I,Q)をRGB出力信号に変換するデマトリック
    ス回路(60), から成るカラーテレビ信号の復号化装置を備えたカラー
    テレビシステムにおいて、 符号化装置では、第一と第二のフィールド画像に対して
    それぞれカラーテレビ信号(FBAS)から生じる未変調の
    カラー差信号(U,V;I,Q)とカラーテレビ信号(FBAS)
    から生じる高周波の輝度信号が等しくなるように、カラ
    ー信号と高周波の輝度信号の時間的なサブサンプリング
    を行い、 復号化装置では、受信した第一と第二のフィールド画像
    の混合輝度を除去するため、カラーテレビ信号(FBAS)
    から生じる高周波の輝度信号とカラーテレビ信号(FBA
    S)から生じる二つのカラー差信号(U,V;I,Q)を含むカ
    ラーテレビ信号(FBAS)の高周波の信号成分を加算し、
    受信した第一と第二のフィールド画像の混信カラーを除
    去するため、復調された低周波のカラー差信号(U,V;I,
    Q)を加算する、 ことを特徴とするカラーテレビシステム。
  2. 【請求項2】符号化装置では、高周波の輝度信号とカラ
    ー差信号(U,V;I,Q)をそれぞれ一つのフィールド画像
    記憶器(7,8,9)と一つの切換装置(10,11,12)に導入
    し、前記切換装置の制御入力端が制御装置(13)に、ま
    た他の入力端がフィールド画像記憶器(7,8,9)に接続
    していることを特徴とする請求項1に記載のカラーテレ
    ビシステム。
  3. 【請求項3】復号化装置では、カラーテレビ信号(FBA
    S)の高周波の信号成分と復調された低周波のカラー差
    信号(U,V;I,Q)がそれぞれ一つのフィールド画像記憶
    器(34,39,43)と一つの加算回路(35,40,44)の第一入
    力端に導入され、前記加算回路の第二入力端はフィール
    ド画像記憶器(34,39,43)の出力端に接続し、加算回路
    (35,40,44)の出力端は他のフィールド画像記憶器(3
    6,41,45)と切換装置(37,42,46)に接続し、前記切換
    装置の制御入力端は制御装置(50)に、また他の入力端
    は第二フィールド画像記憶器(36,41,45)に接続してい
    ることを特徴とする請求項1に記載のカラーテレビシス
    テム。
  4. 【請求項4】符号化装置内にある第一フィルタ回路
    (2)は遅延時間相殺回路(6)に接続する低域濾波器
    (21)と高域濾波器(22)で構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のカラーテレビシステム。
  5. 【請求項5】復号化装置内にあるフィルタ回路(30)は
    遅延時間相殺回路(47)に接続する低域濾波器(32)と
    高域濾波器(31)で構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のカラーテレビシステム。
  6. 【請求項6】遅延時間相殺回路(47)は結合回路(38)
    の第一入力端に接続し、前記結合回路の出力信号はデマ
    トリックス回路(60)に導入され、前記結合回路の第二
    入力端は輝度通路中にある切換装置(37)の出力端に接
    続していることを特徴とする請求項2に記載のカラーテ
    レビシステム。
  7. 【請求項7】復号化装置では、カラーテレビ信号(FBA
    S)の高周波の信号成分と復調された低周波のカラー差
    信号(U,V;I,Q)がそれぞれ一つの加算回路(35,40,4
    4)の第一入力端と一つの第一切換装置(51,52,53)に
    導入され、加算回路(35,40,44)の出力端が第二切換装
    置(37,42,46)の第一入力端に接続し、第一切換装置
    (51,52,53)の出力端には一つのフィールド画像記憶器
    (36,41,45)が接続し、フィールド画像記憶器(36,41,
    45)の出力端が加算回路(35,40,44)の第二入力端と第
    二切換装置(37,42,46)の第二入力端とに接続している
    ことを特徴とする請求項1に記載のカラーテレビシステ
    ム。
  8. 【請求項8】復号化装置としては、周知のPAL復号器を
    利用することを特徴とする請求項1に記載のカラーテレ
    ビシステム。
  9. 【請求項9】符号化装置としては、周知のPAL符号器を
    利用することを特徴とする請求項1に記載のカラーテレ
    ビシステム。
  10. 【請求項10】符号化装置では、高周波の輝度信号およ
    び/またはカラー信号が水平空間周波数の方向あるいは
    垂直空間周波数の方向あるいは時間周波数の方向および
    /またはこれ等の組み合わせの方向で濾波されることを
    特徴とする請求項1に記載のカラーテレビシステム。
  11. 【請求項11】復号化装置では、復調された低周波のカ
    ラー差信号(U,V;I,Q)が水平空間周波数の方向あるい
    は垂直な空間周波数の方向あるいは時間周波数の方向お
    よび/またはこれ等の組み合わせの方向で濾波されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカラーテレビシステ
    ム。
  12. 【請求項12】符号化装置および/または復号化装置内
    での濾波をフレーム周波数に応じて中断できることを特
    徴とする請求項10または11に記載のカラーテレビシステ
    ム。
  13. 【請求項13】運動検出器で検出した第一と第二のフィ
    ールド画像の間の運動期間に応じて符号化装置と周知の
    PAL符号器との間の切換制御が行われることを特徴とす
    る請求項1に記載のカラーテレビシステム。
  14. 【請求項14】切換制御時に送信側で制御信号を発生さ
    せ、この制御信号を受信側で評価することを特徴とする
    請求項13に記載のカラーテレビシステム。
  15. 【請求項15】符号化装置では高周波の輝度情報が低減
    し、復号化装置では高周波の輝度情報が再び増加するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカラーテレビシステ
    ム。
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