JP3067677U - コ―ド処理装置 - Google Patents

コ―ド処理装置

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JP3067677U
JP3067677U JP1999007317U JP731799U JP3067677U JP 3067677 U JP3067677 U JP 3067677U JP 1999007317 U JP1999007317 U JP 1999007317U JP 731799 U JP731799 U JP 731799U JP 3067677 U JP3067677 U JP 3067677U
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hook body
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益男 小川
薫 出口
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コードがテレビジョン受像機の下敷きになるの
を防止することが可能なコード処理装置を提供する。さ
らに、コードを電源コンセントに差し込んだままの状態
で、ユーザがテレビジョン受像機を移動させてコードが
引っ張られた場合に、フック本体の破損を防止する。 【解決手段】このコード処理装置では、フック本体1
が、テレビジョン受像機の後キャビネット10の背面
の、後キャビネット10の底面から所定の高さの位置
に、後キャビネット10と一体的に形成されている。ま
た、フック本体1は、実質的に円筒形状を有している。
また、フック本体1の基部側にACコード12を挿入す
るための切り込み部2が形成されている。さらに、フッ
ク本体1の切り込み部2から先端側に向かってACコー
ド12を保持するための凹部3が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、コード処理装置に関し、より特定的には、通常のテレビやビデオ 付テレビ等のテレビジョン受像機のコード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通常のテレビやビデオ付テレビ等のテレビジョン受像機のACコードは 、テレビジョン受像機の底面前側(後キャビネットの底面前部)から引き出され ている場合が多い。これは、以下の理由による。すなわち、テレビジョン受像機 に内蔵されるフライバックトランスは、テレビジョン受像機の前面に配置される CRTとの干渉をさけるために、CRTからできるだけ離れた位置に配置される 。このため、フライバックトランスは、通常、後キャビネット内の後部に配置さ れている。
【0003】 また、フライバックトランスと電源部とは、安全面から所定の間隔を隔てて配 置する必要がある。このため、電源部は、後キャビネット内の前部(テレビジョ ン受像機の前側)に配置されている。このような理由から、テレビジョン受像機 の電源部と接続されるACコードは、後キャビネットの底面前部(テレビジョン 受像機の底面前側)から引き出されている場合が多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、従来では、テレビジョン受像機のACコードは、後キャビネッ トの底面前部から引き出されている場合が多いため、ACコードがテレビジョン 受像機の下敷きになりやすいという問題点があった。このようにACコードがテ レビジョン受像機の下敷きになった状態で長期間経過すると、ACコードの被覆 が破損し、その結果、ショートなどが発生する可能性があるという問題点があっ た。
【0005】 この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、 この考案の一つの目的は、コードがテレビジョン受像機の下敷きになるのを防 止することが可能なコード処理装置を提供することである。
【0006】 この考案のもう一つの目的は、上記のコード処理装置において、機械的強度を 向上させることである。
【0007】 この考案のさらにもう一つの目的は、上記のコード処理装置において、コード を安定して保持することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1におけるコード処理装置は、フック本体と、切り込み部と、凹部とを 備えている。フック本体は、テレビジョン受像機の後キャビネットの背面の、後 キャビネットの底面から所定の高さの位置に、後キャビネットと一体的に形成さ れており、実質的に円筒形状を有している。切り込み部は、フック本体の基部側 に形成されており、コードを挿入するためのものである。凹部は、フック本体の 切り込み部からフック本体の先端側に向かって形成されており、コードを保持す るためのものである。なお、実質的に円筒形状とは、円筒形状のみならず、実質 的に円筒形状とみなせる多角形の筒形状も含む概念である。また、本発明のテレ ビジョン受像機は、通常のテレビのみならず、ビデオ付テレビなども含む広い概 念である。
【0009】 請求項1では、上記のように、フック本体を、テレビジョン受像機の後キャビ ネットの背面の、後キャビネットの底面から所定の高さの位置に形成することに より、コードをそのフック本体に引っ掛けることによって、コードが垂れ下がる のを防止することができる。それにより、コードがテレビジョン受像機の下敷き になるのを有効に防止することができる。また、フック本体を円筒形状に形成す ることによって、他の形状で形成する場合に比べて、フック本体の機械的強度を 著しく向上させることができる。これにより、フック本体にコードを引っ掛けた 状態でコードが引っ張られたとしてもフック本体が折れたり、曲がったりするの を防止することができる。また、フック本体の切り込み部から先端側に向かって 凹部を形成することにより、その凹部にコードをはめ込むことによって、コード が不用意にはずれるのを防止することができる。その結果、コードを安定した状 態で保持することができる。
【0010】 請求項2によるコード処理装置は、請求項1の構成において、フック本体の円 筒部外周面に、補強リブが設けられている。請求項2では、このように構成する ことによって、フック本体の機械的強度をさらに向上させることができる。その 結果、フック本体にコードを引っ掛けた状態でコードが引っ張られた場合にも、 フック本体が折れたり、曲がったりするのをより有効に防止することができる。
【0011】 請求項3によるコード処理装置は、請求項1または2の構成において、フック 本体の円筒部内面に、補強リブが設けられている。請求項3では、このように構 成することにより、フック本体の機械的強度をさらに向上させることができる。 その結果、フック本体にコードを引っ掛けた状態でコードが引っ張られた場合に も、フック本体が折れたり、曲がったりするのをより有効に防止することができ る。また、請求項2によるフック本体の円筒部外周面に設けられた補強リブと、 請求項3によるフック本体の円筒部内面に設けられた補強リブとを組み合わせれ ば、各々の補強リブを単独で設ける場合に比べて、フック本体の機械的強度をよ り向上させることができる。
【0012】 請求項4によるコード処理装置は、請求項1〜3のいずれかの構成において、 フック本体の基部が実質的に半円筒形状を有しており、その半円筒形状の基部が 後キャビネットに一体的に接続されている。
【0013】 請求項4では、上記のように、フック本体の基部を機械的強度の高い半円筒形 状に構成することにより、フック本体にコードを引っ掛けた状態でコードが引っ 張られた場合に、フック本体がフック本体の基部から折れるのを有効に防止する ことができる。
【0014】 請求項5によるコード処理装置は、請求項1〜4のいずれかの構成において、 後キャビネットの底面前部から底面後部にわたって形成された、コードを案内す るためのガイド溝をさらに備えている。そして、コードは、後キャビネットの底 面前部から引き出されるとともに、ガイド溝に沿って後キャビネットの底面後部 に案内された後、フック本体の凹部によって保持される。
【0015】 請求項5では、上記のように、後キャビネットの底面前部から底面後部にわた ってガイド溝を設けることにより、後キャビネットの底面前部から引き出された コードが、テレビジョン受像機の下敷きになることなく、ガイド溝に沿って後キ ャビネットの底面後部まで容易に案内される。そして、後キャビネットの底面後 部から引き出されたコードは、上側に引っ張られた状態でフック本体の凹部によ って保持されるので、コードが垂れ下がるのを防止することができる。それによ り、コードがテレビジョン受像機の下敷きになるのを防止することができる。こ のように、請求項5では、ガイド溝とフック本体の凹部との相互作用によって、 コードがテレビジョン受像機の下敷きになるのを有効に防止することができる。
【0016】 請求項6によるコード処理装置は、請求項1〜5のいずれかの構成において、 コードの断面は、実質的に短辺と長辺とを有する長方形形状を有している。また 、切り込み部の長さは、コードの短辺方向の長さよりも大きく、かつ、コードの 長辺方向の長さよりも小さい。
【0017】 請求項6では、上記のように構成することにより、コードを切り込み部に挿入 する際には、コードの短辺側から切り込み部に挿入し、その後、コードを90度 回転してコードの短辺側から凹部にはめ込む。このようにすれば、コードが凹部 から切り込み部の方向に移動した場合にも、切り込み部の長さはコードの長辺方 向の長さよりも小さいので、コードの先端部は凹部に保持された状態になる。そ の結果、コードが凹部から切り込み部の方向に移動した場合にも、コードが切り 込み部からはずれるのを有効に防止することができる。
【0018】 請求項7によるコード処理装置は、請求項1〜6のいずれかの構成において、 コードの断面は、実質的に短辺と長辺とを有する長方形形状を有している。そし て、凹部の溝幅は、コードの短辺方向の長さよりも大きく、コードの長辺方向の 長さよりも小さい。
【0019】 請求項7では、上記のように構成することにより、コードの短辺側から凹部に はめ込むようにすれば、凹部とコードとの間に隙間がある程度ある状態で凹部に よってコードが保持される。このため、凹部によってコードの被覆が損傷される のを防止することができる。また、凹部にコードがはめ込まれた状態でコードが 引っ張られると、コードがよじれて凹部とコードとの間の隙間が無くなる。それ により、コードが引っ張られた場合にも、コードが抜けるのを有効に防止するこ とができ、その結果、コードを安定して保持することができる。
【0020】 請求項8によるコード処理装置は、請求項1〜7のいずれかの構成において、 フック本体の先端部は、底面を有する円筒形状に形成されている。請求項8では 、このように構成することにより、成型時に雄金型と雌金型とがフック本体の先 端部分で接触することがないので、成型を容易に行うことができる。また、上記 底面によって、フック本体の機械的強度をさらに向上させることができる。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】 図1は、本考案の一実施形態によるコード処理装置を備えたテレビジョン受像 機の後キャビネットを示した背面図である。図2は、図1に示したテレビジョン 受像機の後キャビネットの底面図である。図3および図4は、図1に示したテレ ビジョン受像機の後キャビネットの斜視図である。また、図5は、図1に示した フック本体付近100の拡大斜視図である。図6は、図5に示したフック本体の 正面図であり、図7は、図5に示したフック本体の側面図である。図8は、図5 に示したフック本体の側断面図である。図9は、図5に示したフック本体を裏側 からみた図である。図10は、ACコードの断面形状を説明するための断面図で ある。
【0023】 まず、図1〜図4を参照して、本実施形態のコード処理装置では、通常のテレ ビやビデオ付テレビ等のテレビジョン受像機の後キャビネット10の背面に、フ ック本体1が形成されている。より詳細には、フック本体1は、後キャビネット 10の背面の、後キャビネット10の底面から所定の高さの位置に、後キャビネ ット10と一体的に形成されている。また、このフック本体1は、先端側に底面 を有する円筒形状に形成されている。
【0024】 また、図2および図3に示すように、後キャビネット10の底面側端部の前部 から後部にわたってACコード12を案内するためのガイド溝11が形成されて いる。このガイド溝11の深さは、ACコード12が後キャビネット10の下敷 きにならないように、ACコード12の厚みよりも大きくなるように形成されて いる。そして、ACコード12は、後キャビネット10の底面側端部の前部から 引き出されるとともに、ガイド溝11に沿って後キャビネット10の底面後部に 案内される。そして、後キャビネット10の底面後部から引き出されたACコー ド12は、上側に引っ張られた状態でフック本体1によって保持されている。
【0025】 次に、図5〜図10を参照して、本実施形態のフック本体1の詳細構造につい て説明する。フック本体1の基部側には、ACコード12を挿入するための切り 込み部2が形成されている。また、フック本体1の切り込み部2から先端側に向 けて、ACコード12を保持するための凹部3が形成されている。また、フック 本体1の円筒部外周面には、図5〜図7に示すように、3つの補強リブ4が設け られている。また、フック本体1の円筒部内面に沿って、図8および図9に示す ように、1つの補強リブ5が設けられている。
【0026】 また、フック本体1の基部側の下端部1aは、図9に示すように、半円筒形状 を有しており、この半円筒形状の下端部1aが、図5に示すように、後キャビネ ット10に一体的に接続されている。また、フック本体1に対応する後キャビネ ット10の部分には、図5および図6に示すような開口部13が形成されている 。この開口部13は、フック本体1と後キャビネット10とを一体成型する際に 、フック本体1を成型するための金型部分を挿入するための穴として、成型プロ セス上必要である。
【0027】 また、図7および図10を参照して、フック本体1の切り込み部2の長さ(L 1)は、ACコード12の短辺方向の長さ(W2)よりも若干大きく、かつ、A Cコード12の長辺方向の長さ(W1)よりも小さい。また、凹部3の溝幅(L 2)は、ACコード12の短辺方向の長さ(W2)よりも若干大きく、ACコー ド12の長辺方向の長さ(W1)よりも小さい。さらに、凹部3の溝深さ(L3 )は、ACコード12の長辺方向の長さ(W1)とほぼ同じ長さを有している。
【0028】 本実施形態によるコード処理装置では、上記のように、フック本体1を、テレ ビジョン受像機の後キャビネット10の背面の、後キャビネット10の底面から 所定の高さの位置に設けることにより、ACコード12をそのフック本体1に引 っ掛ければ、ACコード12が垂れ下がるのを防止することができる。それによ り、ACコード12がテレビジョン受像機の下敷きになるのを有効に防止するこ とができる。
【0029】 また、本実施形態では、上記のように、後キャビネット10の底面側端部の前 部から後部にわたってガイド溝11を設けることによって、後キャビネット10 の底面側端部の前部から引き出されたACコード12が、後キャビネット10の 下敷きになることなく、ガイド溝11に沿って後キャビネット10の底面後部ま で容易に案内される。そして、後キャビネット10の底面後部から引き出された ACコード12は、上側に引っ張られた状態でフック本体1の凹部3によって保 持されるので、ACコード12が垂れ下がるのを防止することができる。それに より、ACコード12がテレビジョン受像機の下敷きになるのを防止することが できる。
【0030】 このように、本実施形形態では、ガイド溝11とフック本体1の凹部3との相 互作用によって、ACコード12がテレビジョン受像機の下敷きになるのを有効 に防止することができる。
【0031】 また、本実施形態では、フック本体1を円筒形状に形成することによって、他 の形状で形成する場合に比べて、フック本体1の機械的強度(引っ張った場合の 折れや曲がりに対する強度)を著しく向上させることができる。具体的には、所 定の肉厚および幅の円筒形状でフック本体1を形成した場合と、同じ肉厚および 幅のL字形状でフック本体を形成した場合とを比較すると、円筒形状を有するフ ック本体1の機械的強度は、L字形状を有するフック本体の機械的強度の4倍以 上になる。
【0032】 このようにフック本体1を機械的強度の高い円筒形状に形成することによって 、フック本体1にACコード12を引っ掛けた状態でACコード12が引っ張ら れた場合にも、フック本体1が折れたり、曲がったりするのを有効に防止するこ とができる。
【0033】 さらに、本実施形態では、フック本体1の切り込み部2から先端側に向かって 凹部3を設けることにより、その凹部3にACコード12をはめ込むことによっ て、ACコード12が不用意にはずれるのを防止することができる。その結果、 ACコード12を安定した状態で保持することができる。
【0034】 また、本実施形態では、フック本体1の円筒部外周面に3つの補強リブ4を設 けるとともに、フック本体1の円筒部内面にも1つの補強リブ5を設けることに よって、フック本体1の機械的強度をさらに向上させることができる。その結果 、フック本体1にACコード12を引っ掛けた状態でACコード12が引っ張ら れた場合に、フック本体1が折れたり、曲がったりするのをより有効に防止する ことができる。
【0035】 また、本実施形態では、フック本体1の基部側の下端部1aを機械的強度の高 い半円筒形状に構成するとともに、その半円筒形状の下端部1aを後キャビネッ ト10に一体的に接続することにより、フック本体1にACコード12を引っ掛 けた状態でACコード12が引っ張られた場合にフック本体1がフック本体1の 下端部1aから折れるのを有効に防止することができる。
【0036】 また、本実施形態によるコード処理装置では、フック本体1の先端部を底面を 有する円筒形状に形成することによって、成型時に雄金型と雌金型とがフック本 体1の先端部分で接触することがないので、成型が行い易いという利点がある。 また、上記底面によってフック本体1の機械的強度をさらに向上させることがで きる。
【0037】 図11〜図13は、本実施形態によるフック本体にACコードを保持する際の 手順を説明するための側面図である。次に、図7および図10〜図13を参照し て、本実施形態によるフック本体にACコードを保持する際の手順について説明 する。
【0038】 まず、図10に示すように、ACコード12の断面は、実質的に短辺と長辺と を有する長方形形状を有している。また、図7および図10に示したように、フ ック本体1の切り込み部2の長さ(L1)は、ACコード12の短辺方向の長さ (W2)よりも若干大きく、かつ、ACコード12の長辺方向の長さ(W1)よ りも小さい。このため、ACコード12を切り込み部2に挿入する際には、図1 1に示すように、ACコード12の短辺側からフック本体1の切り込み部2に挿 入する。
【0039】 また、図7および図10に示したように、凹部3の溝幅(L2)は、ACコー ド12の短辺方向の長さ(W2)よりも若干大きく、ACコード12の長辺方向 の長さ(W1)よりも小さい。このため、ACコード12を凹部3にはめ込む際 には、図11に示した状態の後、図12に示すように、ACコード12を90度 回転してACコード12の短辺側から凹部3にはめ込む。このようにして、図1 3に示すように、ACコード12が凹部3により保持された状態になる。
【0040】 なお、凹部3の溝幅(L2)は、ACコード12の短辺方向の長さ(W2)よ りも若干大きいので、ACコード12は、凹部3とACコード12との間に若干 隙間がある状態で凹部3によって保持される。これにより、凹部3によってAC コード12の被覆が損傷されるのを防止することができる。また、凹部3にAC コード12がはめ込まれた状態でACコード12が矢印200の方向(図4参照 )へ引っ張られると、ACコード12がよじれて凹部3とACコード12との間 の隙間が無くなる。それにより、ACコード12が引っ張られた場合にも、AC コード12がフック本体1から外れるのを有効に防止することができる。その結 果、ACコード12を安定して保持することができる。なお、上記した矢印20 0の方向(図4参照)は、ACコード12の先端を電源コンセントに差し込んだ ままの状態で、テレビジョン受像機をユーザーが移動させようとした時にACコ ード12が引っ張られる方向である。
【0041】 また、図14に示すように、ACコード12が凹部3から切り込み部2の方向 に移動した場合にも、切り込み部2の長さ(L1)はACコード12の長辺方向 の長さ(W1)よりも小さいので、ACコード12の先端部分は凹部3に保持さ れた状態になる。その結果、ACコード12が凹部3から切り込み部2の方向に 移動した場合にも、ACコード12が切り込み部2からはずれるのを有効に防止 することができる。これにより、ACコード12を安定して保持することができ る。
【0042】 なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なもので はないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明では なく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と 均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0043】 たとえば、上記実施形態では、フック本体1の先端部が底面を有するものにつ いて説明したが、本考案はこれに限らず、フック本体1の先端部が貫通した形状 のものであってもよい。
【0044】 また、上記実施形態では、フック本体1を円筒形状に形成したが、本考案はこ れに限らず、実質的に円筒形状と見なせる多角形の筒形状であっても同様の効果 を得ることができる。
【0045】 また、上記実施形態では、本考案のコード処理装置を通常のテレビやビデオ付 テレビなどのテレビジョン受像機に適用した例を示したが、本考案はこれに限ら ず、他の電気機器に適用しても同様の効果を得ることができる。
【0046】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、コードがテレビジョン受像機の下敷きになる のを有効に防止することが可能なコード処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態によるコード処理装置を備
えたテレビジョン受像機の後キャビネットを示した背面
図である。
【図2】図1に示したテレビジョン受像機の後キャビネ
ットの底面図である。
【図3】図1に示したテレビジョン受像機の後キャビネ
ットの斜視図である。
【図4】図1に示したテレビジョン受像機の後キャビネ
ットの斜視図である。
【図5】図1に示したテレビジョン受像機の後キャビネ
ットに設けられたフック本体の拡大斜視図である。
【図6】図5に示したフック本体の正面図である。
【図7】図5に示したフック本体の側面図である。
【図8】図5に示したフック本体の側断面図である。
【図9】図5に示したフック本体を裏側からみた図であ
る。
【図10】ACコードの断面形状を説明するための断面
図である。
【図11】本実施形態によるフック本体にACコードを
保持する際の手順を説明するための側面図である。
【図12】本実施形態によるフック本体にACコードを
保持する際の手順を説明するための側面図である。
【図13】本実施形態によるフック本体にACコードを
保持する際の手順を説明するための側面図である。
【図14】本実施形態によるフック本体にACコードを
保持する際の効果を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 フック本体 2 切り込み部 3 凹部 4、5 補強リブ 10 後キャビネット 11 ガイド溝 12 ACコード

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン受像機の後キャビネットの
    背面の、前記後キャビネットの底面から所定の高さの位
    置に、前記後キャビネットと一体的に形成され、実質的
    に円筒形状を有するフック本体と、 前記フック本体の基部側に形成された、コードを挿入す
    るための切り込み部と、 前記フック本体の前記切り込み部から前記フック本体の
    先端側に向かって形成された、前記コードを保持するた
    めの凹部とを備えた、コード処理装置。
  2. 【請求項2】 前記フック本体の円筒部外周面には、補
    強リブが設けられている、請求項1に記載のコード処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記フック本体の円筒部内面には、補強
    リブが設けられている、請求項1または2に記載のコー
    ド処理装置。
  4. 【請求項4】 前記フック本体の基部は、実質的に半円
    筒形状を有しており、 前記半円筒形状の基部が前記後キャビネットに一体的に
    接続されている、請求項1〜3のいずれかに記載のコー
    ド処理装置。
  5. 【請求項5】 前記後キャビネットの底面前部から底面
    後部にわたって形成された、前記コードを案内するため
    のガイド溝をさらに備え、 前記コードは、前記後キャビネットの前記底面前部から
    引き出されるとともに、前記ガイド溝に沿って前記後キ
    ャビネットの前記底面後部に案内された後、前記フック
    本体の前記凹部によって保持される、請求項1〜4のい
    ずれかに記載のコード処理装置。
  6. 【請求項6】 前記コードの断面は、実質的に短辺と長
    辺とを有する長方形形状を有しており、 前記切り込み部の長さは、前記コードの短辺方向の長さ
    よりも大きく、かつ、前記コードの長辺方向の長さより
    も小さい、請求項1〜5のいずれかに記載のコード処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記コードの断面は、実質的に短辺と長
    辺とを有する長方形形状を有しており、 前記凹部の溝幅は、前記コードの短辺方向の長さよりも
    大きく、かつ、前記コードの長辺方向の長さよりも小さ
    い、請求項1〜6のいずれかに記載のコード処理装置。
  8. 【請求項8】前記フック本体の先端部は、底面を有する
    円筒形状に形成されている、請求項1〜7のいずれかに
    記載のコード処理装置。
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