JP3067612U - コンピュ―タケ―スに設置される小物入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータケースに設置される引出し式の
小物入れの提供。 【解決手段】 本考案は、コンピュータケース内の未使
用の空間に設置可能なコンピュータケースに設置される
小物入れを提供し、該小物入れを個人の携帯物品、文具
或いは常用物品の収容に供して卓上空間の有効利用に役
立てると共に、該小物入れに蓋板を設けて、引出し式小
物入れを枠体内に収容した後に、その外観がその他の蓋
板と一致するようにして、もとのコンピュータの外観に
影響を与えないようにすると共に、コンピュータケース
に小物入れを隠蔵する効果を提供している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のコンピュータケースに設置される小物入れに係り、特にコンピ ュータのケース上部に保留された空間を利用して設置され、蓋板を具備した引出 し式小物入れであって、キーホルダや腕時計或いは文献等の小物の収容に用いら れるコンピュータケースに設置される小物入れに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般のパソコンは、通常、マザーボードの上方に少なくとも三つの空間が保留 され、この空間に使用者が必要に応じてＣＤドライブやフレキシブルディスクド ライブを設置できる。しかし一般には、ほとんどのパソコン使用者は、ただマザ ーボードの上方の保留空間にＣＤドライブを装着するのみで、残った空間を有効 に利用していない。このため実際には空間を浪費している。一方で、オフィスで は多くの人が身につけている手帳や、自動車或いはオートバイの鍵を卓上に放置 している状況がみられる。都会ではオフィス空間を十分に取ることができない場 合が多く、且つ小型のデスクや椅子で限られたオフィス空間をできるだけ活用し ようとし、卓上空間が相当に限られ、それにコンピュータを置き、さらに電話や 書類等を置くと、文書を書いたり処理するための空間が不足し、このため、もし 個人物品、例えば修正液やステープラ針、鉛筆、ボールペン、ステープラ、カッ タや消しゴムなどの文房具を卓上に放置すると、卓上の仕事に利用できる空間が さらに減ることになった。このため有限な卓上空間を如何に有効に利用するかが 切迫した問題となっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な課題は、コンピュータケース内の未使用の空間に設置可能なコ ンピュータケースに設置される小物入れを提供し、該小物入れを個人の携帯物品 、文具或いは常用物品の収容に供して卓上空間の有効利用に役立てると共に、該 小物入れに蓋板を設けて、引出し式小物入れを枠体内に収容した後に、その外観 がその他の蓋板と一致するようにして、もとのコンピュータの外観に影響を与え ないようにすると共に、コンピュータケースに小物入れを隠蔵する効果を提供す ることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、 枠体とされ、該枠体の両側板の内面それぞれに、対向するスライド板が設けら れた上記枠体、 引出し式箱体とされ、該枠体内に組み合わされ、その両側に該枠体のスライド 板と嵌合される滑り溝が設けられ、枠体内に収容された後に、スライド式の出し 入れが可能とされた上記引出し式箱体、 蓋板とされ、該引出し式箱体の前縁に枢接され、並びに該蓋板の内面下方に引 出し操作に供される一つの凸縁が設けられた、上記蓋板、 以上で組成され、パソコンケースの未使用の上部空間に取り付けられて、個人 の携帯用品、文具或いは常用物品の収容に供され、並びに該蓋板の設計により引 出し式箱体が枠体内に収容された後に、その外観がコンピュータケースに設置さ れた他の蓋板と一致することを特徴とする、コンピュータケースに設置される小 物入れとしている。 請求項２の考案は、前記蓋板の上縁に少なくとも一つの突出ストッパ部が設け られ、並びに引出し式箱体が枠体内に収容されて並びに該蓋板が復位する時に、 該蓋板の該突出ストッパ部が枠体上部前縁に設けられた対応する孔内に嵌入して 該引出し式箱体の滑出を防止することを特徴とする、請求項１に記載のコンピュ ータケースに設置される小物入れとしている。 請求項３の考案は、前記枠体の前縁に開閉自在の蓋板が枢接され並びに引出し 式箱体の前縁に引出し操作用の一つのハンドルが枢接されたことを特徴とする、 請求項１に記載のコンピュータケースに設置される小物入れとしている。 請求項４の考案は、前記枠体の前縁の蓋板が排除されて引出し式箱体の前縁に 一つのハンドルが枢接されたことを特徴とする、請求項１に記載のコンピュータ ケースに設置される小物入れとしている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１、２、３に示されるように、本考案の小物入れ（１）は、一般のパソコン （３）のケース（３１）の面板（３２）の上方に保留され複数の、蓋板（３２） で閉じられた空間部分に設置され、必要に応じて一つ或いはそれ以上の小物入れ （１）が組付けられる。該小物入れ（１）は、枠体（１１）と該枠体（１１）内 にスライド式に挿入或いは引き出される引出し式箱体（１３）で組成される。該 枠体（１１）の両側板（１２）の内面に、対向するスライド板（１２１）が設け られて、引出し式箱体（１３）両側の滑り溝（１３１）と相互に嵌合され、該引 出し式箱体（１３）の枠体（１１）内への挿入或いは枠体（１１）内よりの引出 しが自在に行える。引出し式箱体（１３）の前縁には開閉自在の蓋板（１４）が 枢接され、並びに蓋板（１４）の内面下方に、凸縁（１４１）が設けられ、引出 し操作に便利とされている。蓋板（１４）の上縁に、少なくとも一つの突出スト ッパ部（１４２）が設けられ、並びに引出し式箱体（１３）が該枠体（１１）内 に収容された後に該蓋板（１４）が復位する時に、この蓋板（１４）の突出スト ッパ部（１４２）が枠体（１１）の上方前縁に設けられた孔（１２３）内に嵌入 して、該引出し式箱体（１３）の滑出を適宜防止する効果を提供する。本考案に より、有効にパソコン（３）のケース（３１）内の未使用の空間を利用して個人 の携帯物品（２）、文具（２１）或いは常用物品を収容可能となる。並びに蓋板 （１４）の設計により、該引出し式箱体（１３）が枠体（１１）内部に収容され た後に、その外観が他の蓋板（３２１）と一致させられる。

【０００６】 図４及び図５は本考案の第２実施例である。小物入れ（１）は枠体（１１）と 該枠体（１１）内に収容されスライド式に出し入れ自在とされた引出し式箱体（ １３）とで組成され、該枠体（１１）の両側板（１２）の内面に、対向するスラ イド板（１２１）が設けられ、該スライド板（１２１）が引出し式箱体（１３） の両側の滑り溝（１３１）と嵌合され、これにより引出し式箱体（１３）が枠体 （１１）内に収容されてスライド式に出し入れ可能とされ、枠体（１１）の前縁 に、開閉可能な蓋板（１２２）が枢接され、並びに該引出し式箱体（１３）の前 縁に一つのハンドル（１３２）が枢接されて引出し操作に供される。

【０００７】 さらに図６には本考案の第３実施例が示されている。この実施例の小物入れ（ １は、枠体（１１）と該枠体（１１）内に収容されスライド式に出し入れ自在と された引出し式箱体（１３）とで組成され、該枠体（１１）の両側板（１２）の 内面に、対向するスライド板（１２１）が設けられ、該スライド板（１２１）が 引出し式箱体（１３）の両側の滑り溝（１３１）と嵌合され、これにより引出し 式箱体（１３）が枠体（１１）内に収容されてスライド式に出し入れ可能とされ 、引出し式箱体（１３）の前縁に一つのハンドル（１３２）が枢接され、引出し 操作に供される。

【０００８】 最後に、図７及び図８に示されるのは本考案の第４実施例であり、それは引出 し式箱体（１３）前縁に蓋板（１４）及びハンドル（１３２）が設置されず、僅 かに引出し式箱体（１３）に前面板（１３３）が設けられ、該前面板（１３３） の前面下方に引出し操作に供される凹溝（１３４）が設けられている。

【０００９】

【考案の効果】

総合すると、本考案は、コンピュータケース内の未使用の空間に設置可能なコ ンピュータケースに設置される小物入れを提供し、該小物入れを個人の携帯物品 、文具或いは常用物品の収容に供して卓上空間の有効利用に役立てると共に、該 小物入れに蓋板を設けて、引出し式小物入れを枠体内に収容した後に、その外観 がその他の蓋板と一致するようにして、もとのコンピュータの外観に影響を与え ないようにすると共に、コンピュータケースに小物入れを隠蔵する効果を提供し ており、その構造は新規性、進歩性と産業上の利用価値を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の分解斜視図である。

【図２】本考案の蓋板を開いた時の局部断面図である。

【図３】本考案のコンピュータケースへの取付け表示図
である。

【図４】本考案の第２実施例の分解斜視図である。

【図５】本考案の第２実施例の蓋板を開いた時の局部断
面図である。

【図６】本考案の第３実施例の分解斜視図である。

【図７】本考案の第４実施例の分解斜視図である。

【図８】本考案の第４実施例の局部断面図である。

【符号の説明】

１ 小物入れ １１ 枠体 １２ 側板 １２１ スライド板 １２２、１４ 蓋板 １２３ 孔 １３ 引出し式箱体 １３１ 滑り溝 １３２ ハンドル １３３ 前面板 １３４ 凹溝 １４１ 凸縁 １４２ 突出ストッパ部 ２ 個人の携帯用品 ２１ 文具 ３ パソコン ３１ コンピュータケー
ス ３２ 面板 ３２１ 蓋板

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 枠体とされ、該枠体の両側板の内面それ
   ぞれに、対向するスライド板が設けられた上記枠体、 引出し式箱体とされ、該枠体内に組み合わされ、その両
   側に該枠体のスライド板と嵌合される滑り溝が設けら
   れ、枠体内に収容された後に、スライド式の出し入れが
   可能とされた上記引出し式箱体、 蓋板とされ、該引出し式箱体の前縁に枢接され、並びに
   該蓋板の内面下方に引出し操作に供される一つの凸縁が
   設けられた、上記蓋板、 以上で組成され、パソコンケースの未使用の上部空間に
   取り付けられて、個人の携帯用品、文具或いは常用物品
   の収容に供され、並びに該蓋板の設計により引出し式箱
   体が枠体内に収容された後に、その外観がコンピュータ
   ケースに設置された他の蓋板と一致することを特徴とす
   る、コンピュータケースに設置される小物入れ。
2. 【請求項２】 前記蓋板の上縁に少なくとも一つの突出
   ストッパ部が設けられ、並びに引出し式箱体が枠体内に
   収容されて並びに該蓋板が復位する時に、該蓋板の該突
   出ストッパ部が枠体上部前縁に設けられた対応する孔内
   に嵌入して該引出し式箱体の滑出を防止することを特徴
   とする、請求項１に記載のコンピュータケースに設置さ
   れる小物入れ。
3. 【請求項３】 前記枠体の前縁に開閉自在の蓋板が枢接
   され並びに引出し式箱体の前縁に引出し操作用の一つの
   ハンドルが枢接されたことを特徴とする、請求項１に記
   載のコンピュータケースに設置される小物入れ。
4. 【請求項４】 前記枠体の前縁の蓋板が排除されて引出
   し式箱体の前縁に一つのハンドルが枢接されたことを特
   徴とする、請求項１に記載のコンピュータケースに設置
   される小物入れ。