JP3067203U - 歯車連設発条反動リ―ル巻取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案おいて、長いコード又はホースをリー
ルの巻取りドラムに、スムーズに巻回収納できる歯車連
設発条反動リール巻取り装置を得る。 【解決手段】 コード又はホースを巻取るリールにおい
て、巻取りドラムの左右側面にガイド軸受取付板を取り
付け、ガイド軸受取付板の先端にガイド軸を取り付け、
巻取りドラムの中心とガイド軸受取付板とを貫通して中
空回動軸を挿着し、中空回動軸の一方に小ギヤーを取り
付け、小ギヤーの上部でガイド軸受取付板に軸着して大
ギヤーを取り付けて歯合し、小ギヤーと大ギヤーとをギ
ヤーカバーで覆い、ギヤーカバーから突出した中空回動
軸にラチエットギヤーを取り付け、ラチエットギヤーに
コイルスプリングで張着した係止爪を係合し、ギヤーカ
バーから突出した大ギヤーの軸にゼンマイを取り付け、
装着カバーで覆うようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は長いコード又はホースを巻取るリールの歯車連設発条反動巻取り装置 に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のコード又はホースを巻取るリールにおいては、ゼンマイの反動を利用し 、コード又はホースをリール内の巻取りドラムに、巻回収納できるものがあった が、コード又はホースの長さが５ｍ前後の短いものが多くあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の発条反動巻取り装置においては、コード又はホースの長さにおいて、５ ｍ前後ものは巻取りの力が強く、速度を抑える装置を設けて実施していたが、１ ５ｍなどの長いコード又はホースのリールは巻取力が弱く、巻回収納できにくい 問題があった。

【０００４】 本考案は、長いコード又はホースをリールの巻取りドラムに、スムーズに巻回 収納できる歯車連設発条反動リール巻取り装置を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため、本考案における歯車連設発条反動巻取り装置は、 コード又はホースを巻取るリールにおいて、巻取りドラムの左右側面にガイド軸 受取付板を取り付け、ガイド軸受取付板の先端にガイド軸を取り付け、巻取りド ラムの中心とガイド軸受取付板とを貫通して中空回動軸を挿着し、中空回動軸の 一方に小ギヤーを取り付け、小ギヤーの上部でガイド軸受取付板に軸着して大ギ ヤーを取り付けて歯合し、小ギヤーと大ギヤーとをギヤーカバーで覆い、ギヤー カバーから突出した中空回動軸にラチエットギヤーを取り付け、ラチエットギヤ ーにコイルスプリングで張着した係止爪を係合し、ギヤーカバーから突出した大 ギヤーの軸にゼンマイを取り付け、装着カバーで覆うようにした手段を講じたも のである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１〜図２において、左右対称の円盤を円筒で横架したＨ字形の巻取りドラム１ の左右側面にガイド軸受取付板２を取り付け、ガイド軸受取付板２の先端にガイ ド軸３を取り付け、巻取りドラム１の中心とガイド軸受取付板２を貫通して中空 回動軸４を挿着し、ガイド軸受取付板２から突出した中空回動軸４の一方に小ギ ヤー５を取り付け、小ギヤー５の上部でガイド軸受取付板２に軸６を取り付け、 軸６に大ギヤー７を取り付けて歯合し、小ギヤー５と大ギヤー７とをギヤーカバ ー８で覆い、ギヤーカバー８から突出した中空回動軸４にラチエットギヤー９を 取り付け、ラチエットギヤー９にコイルスプリング１０で張着した係止爪１１を 係合し、ギャーカバー８から突出した大ギヤー７の軸６にゼンマイ１２を取り付 け、装着カバー１３で覆うようにした。

【０００７】 また、小ギヤー５と大ギヤー７とを用いたことで、ゼンマイ１２の反動による 回転トルクを増強でき、小ギヤー５と大ギヤー７の回転差は２．３として反発力 の消耗を避けるものとし、長尺のコード又はホースを容易に巻取れるようにして いる。

【０００８】 また、ラチエットギヤー９にコイルスプリング１０で張着した係止爪１１を係 合し、ゼンマイ１２の巻戻り防止および、コード又はホースの引出し長さ調節機 能を備えている。

【０００９】 さらに、ガイド軸受取付板２に挿着したガイド軸３により、巻取りドラム１に 巻回されるコードまたはホースを挿通し、コードまたはホースの引出しおよび収 納が整然とできる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を 奏する。

【００１１】 ゼンマイの反発力の動力を２個の歯車を介して回転トルクを高め、１５メート ル以上のコードまたはホースを、容易にリールに巻回収納できる。

【００１２】 従来のゼンマイ方式と異なり歯車を介することにより、歯車の回転抵抗が巻取 りドラムに回転の均一化と、回転速度の安定を得る。

【００１３】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図 ２】本考案の実施例の要部を示す背面図である。

【符号の説明】

１ 巻取りドラム ２ ガイド軸受取付板 ３ ガイド軸 ４ 中空回動軸 ５ 小ギヤー ６ 軸 ７ 大ギヤー ８ ギヤーカバー ９ ラチエットギヤー １０ コイルスプリング １１ 係止爪 １２ ゼンマイ １３ 装着カバー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コード又はホースを巻取るリールにおい
   て、巻取りドラムの左右側面にガイド軸受取付板を取り
   付け、ガイド軸受取付板の先端にガイド軸を取り付け、
   巻取りドラムの中心とガイド軸受取付板とを貫通して中
   空回動軸を挿着し、中空回動軸の一方に小ギヤーを取り
   付け、小ギヤーの上部でガイド軸受取付板に軸着して大
   ギヤーを取り付けて歯合し、小ギヤーと大ギヤーとをギ
   ヤーカバーで覆い、ギヤーカバーから突出した中空回動
   軸にラチエットギヤーを取り付け、ラチエットギヤーに
   コイルスプリングで張着した係止爪を係合し、ギヤーカ
   バーから突出した大ギヤーの軸にゼンマイを取り付け、
   装着カバーで覆ったことを特徴とする歯車連設発条反動
   リール巻取り装置。