JP3067119U - 角度測定器 - Google Patents
角度測定器Info
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- measuring device
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車輪のキャンバ−角を簡単に、かつ正確に測
定できる角度測定器を提供する。 【解決手段】 プレ−ト本体(1)の基準辺(2)に沿
って、傾斜角をデジタル表示する傾斜角計測器(3)を
取付ける。上記基準辺(2)に直交する案内溝(10),(1
0) をプレ−ト本体(1)に設ける。この案内溝(10),(1
0) にガイド部片(12),(12) を摺動可能に取付ける。こ
のガイド部片(12),(12) の測定端(15),(15)は、上記基
準片(2)に直交するプレ−ト本体(1)の側縁(14)か
ら同じ量、突出している。ガイド部片(12),(12) 間の間
隔をホイ−ルリムの両端に合わせて調整し、測定を行
う。
定できる角度測定器を提供する。 【解決手段】 プレ−ト本体(1)の基準辺(2)に沿
って、傾斜角をデジタル表示する傾斜角計測器(3)を
取付ける。上記基準辺(2)に直交する案内溝(10),(1
0) をプレ−ト本体(1)に設ける。この案内溝(10),(1
0) にガイド部片(12),(12) を摺動可能に取付ける。こ
のガイド部片(12),(12) の測定端(15),(15)は、上記基
準片(2)に直交するプレ−ト本体(1)の側縁(14)か
ら同じ量、突出している。ガイド部片(12),(12) 間の間
隔をホイ−ルリムの両端に合わせて調整し、測定を行
う。
Description
【0001】
本考案は、傾斜角度を測定する角度測定器に関し、特に自動車の車輪の傾斜角 度や各種の構造物等の水平または傾斜角度を測定できるようにした角度測定器に 係るものである。
【0002】
傾斜角度や水平を測定する場合、従来より種々の角度測定器や水準器等が用い られている。例えば、自動車の車輪のキャンバ−角の測定には、大別して3種の 測定器が使用されている。大掛かりな測定装置としては、自動車ごと測定台上に 載置して車輪の角度を測定する装置が用いられており、簡易な装置としては、車 輪を回転板上に載せ車輪の中央部の穴にゲ−ジを差し込んで測定する装置や車輪 のホイ−ルリムに垂直方向の両端に棒状のゲ−ジを差し渡して測定する装置が知 られている。
【0003】 上記自動車ごと測定台に載置する装置は、車輪の角度及び寸法等各種の測定を できるようになっているため、単にキャンバ−角を測定しようとしても、その操 作が複雑であり、準備段階に時間を要し、価格も高価で経済的に得られず、据付 けも大変であり、手軽に使用できるとは言えない。また、車輪中央部の穴にゲ− ジを差し込むタイプの装置は、車輪に応じて穴径が何通りもあるので、その都度 穴径に合ったアタッチメントを装着しなければならず、調整が面倒であり、その 上、種々の車輪の測定を行うためには予め多数のアタッチメントを用意しておか なければならない。このタイプの装置として広く用いられているものは、傾斜角 度の測定を、水準器のように気泡の動きで計測するように構成されているため、 測定者の見る位置によって測定結果が不正確になることもあった。さらに、ホイ −ルリムにゲ−ジを当てるタイプの装置は、ホイ−ルの表面が種々の立体形状に デザインされ、センタ−キャップが付いていたり、リムスポ−クが外方に出っ張 ったりしていることがあるので、ゲ−ジをホイ−ルの垂直方向に当てようとして も、突出部等に一部が当ってホイ−ルリムに正しく差し渡した状態にゲ−ジを当 てることができず、そのままでは測定できないことがあった。その上、このタイ プの装置も気泡式であり、上述したような問題点があり、またゲ−ジの長さも一 定であるから使用できる車輪のサイズも限られていた。
【0004】 自動車の車輪以外の角度測定箇所、例えばウイング(空気抵抗調整翼)等の角 度調整や建築、鉄道、船舶その他の構造物等の角度の測定や水平の測定には、水 準器等の気泡式の計測器がしばしば使用されているが、上述のように正確さに問 題があることがあり、ゲ−ジを当てるタイプのものでは被測定物の表面に凹凸や 湾曲が形成されていると、計測器の平坦な基台を被測定物に正確に当てることが できず、そのため測定できないことがあった。なお、傾斜角を検出してデジタル 表示できるようにした傾斜角計測器として、アメリカ特許4,912,662 号明細書や 特公平4−76408号公報等に示す計測器が知られているが、これらの計測器 も、基台を被測定物に当てて測定するから上記のように被測定物の表面が平面で ない場合には使用できない場合が多く、種々の大きさの被測定物に対応すること もむずかしかった。
【0005】
本考案の解決課題は、被測定物の表面に凹凸や湾曲面があってもゲ−ジを測定 部位に正しく当てて傾斜角度や水平を計測することができ、また上述の如きデジ タル表示式の公知の傾斜角計測器を利用して種々の大きさの被測定物を正確に測 定することができるようにした角度測定器を提供することである。
【0006】
本考案によれば、傾斜角を検出してデジタル表示する傾斜角計測器をプレ−ト 本体の基準辺に沿って取付け、該プレ−ト本体に上記基準辺に直交して延びる案 内溝を形成し、該案内溝に係合する案内部を基端側に有し先端側に測定端を有す る一対のガイド部片を形成し、該測定端をプレ−ト本体の側縁から突出させて該 ガイド部片をプレ−ト本体に摺動可能に取付けたことを特徴とする角度測定器が 提案され、上記課題が解決される。
【0007】 また、本考案によれば、上記案内溝の溝縁は略V字状に開口し、上記ガイド部 片の案内部は該溝縁に嵌着するよう略山形状に形成され、上記ガイド部片はガイ ド基板とプレ−ト本体を挟んで該ガイド基板に締着される取付板を有し、該ガイ ド基板と取付板には該ガイド基板と取付板の移動を案内するようノックピンと該 ノックピンが嵌入する受孔が設けられている上記角度測定器が提供され、上記課 題が解決される。
【0008】
図1は本考案の一実施例を示し、プレ−ト本体(1)は、アルミ板材料等の板 状の金属材料で作られ、適宜の形状に形成することができるが、図においては、 全体がほぼ直角三角形状で、図の下方に位置する下辺が基準辺(2)として設け られている。該基準辺(2)に沿って傾斜角を検出してデジタル表示する傾斜角 計測器(3)が取付けられている。該傾斜角計測器(3)としては、公知のもの を使用することができ、図においては、上記アメリカ特許4,912,662 号明細書に 記載されている如き計測器を用いている。なお、プレ−ト本体(1)は、持ちや すく、軽くするため三角形状に肉抜きしてあり、また吊下げ用のフック孔(4) を設けてある。
【0009】 上記傾斜角計測器(3)の取付けは、計測器本体(5)の裏面に突設した係止 縁(6),(6)をプレ−ト本体(1)に形成した取付孔(7),(7)に係合し、 プレ−ト本体の裏側に計測器の背面カバ−(8)を当て、取付ねじ(9),(9) を上記計測器本体(5)にねじ着して所定位置に確実に取付けるようにしてある が、その他の適宜の取付構造にするともできる。
【0010】 上記プレ−ト本体(1)には、上記基準辺(2)に直交して延びる案内溝(10) ,(10) が形成されている。該案内溝(10),(10) は、図においては2ヶ所に分けて 設けてあるが、1ヶ所に連通して設けてもよい。また、該案内溝(10)の溝縁(11) は、好ましくはプレ−ト本体の片面側が広がった略V字状に傾斜して開口してい るが、プレ−ト本体の両面側にそれぞれ略V字状に傾斜する傾斜面として開口さ せてもよい(図示略)。
【0011】 上記案内溝(10),(10) には一対のガイド部片(12),(12) が摺動可能に取付けら れている。該ガイド部片(12)は、ホイ−ルに傷がつかないようジュラコン(商品 名)等の合成樹脂材料で作られ、上記案内溝(10)に係合する案内部(13)を基端側 に有し、先端側に上記基準片(2)に直交する上記プレ−ト本体(1)の側縁(1 4)から所定長突出する長さの測定端(15)を有する。なお、2つのガイド部片(12) ,(12) の測定端(15),(15) の突出量は同一である。
【0012】 図において、上記ガイド部片(12)の案内部(13)は上記案内溝(10)の略V字状の 溝縁(11)に嵌着するよう略山形状に形成されている。該ガイド部片(12)は、上記 案内部(13)と上記測定端(15)を有するガイド基板(16)と、上記プレ−ト本体(1 )を挟んで該ガイド基板(16)に組み合わされる取付板(17)で構成され、締付ボル ト(18)、ナット(19)等の止着具によりガイド基板(16)と取付板(17)を締着するよ うにしてある。止着具としては、上記ねじ機構に代えて、カム機構や磁石を利用 した機構その他の適宜の機構を用いることができる。
【0013】 上記ガイド基板(16)と取付板(17)のいずれか一方、図においてはガイド基板(1 6)にはノックピン(20)が固着され、他方、図においては上記取付板(17)には該ノ ックピン(20)が嵌入する受孔(21)が設けられている。また、該ガイド基板(16)と 取付板(17)の間には、該ガイド基板(16)と取付板(17)を離れる方向に付勢するば ね(22)を設けることもできるが、該ばね(22)を用いなくてもよい。上記締付ボル ト(18)を緩めると、上記ガイド基板(16)と取付板(17)は、上記ノックピン等に案 内されてほぼ平行状態で離隔するから、ガイド部片(12)をスム−ズに移動させる ことができる。
【0014】 使用に際して、上記ガイド部片(12),(12) は、図5に示すように、車輪(23)の ホイ−ルリム(24)に垂直方向の両端に正しく当るように間隔を調整される。この 際、プレ−ト本体(1)の下端が床面に当らないよう下方のガイド部片の位置を 設定する。なお、下方のガイド部片を固定式に設けて上方のガイド部片を移動さ せて間隔を調整するようにしてもよい。
【0015】 なお、測定する際、上記傾斜角計測器(3)の較正を行うことが好ましい。こ の較正は、図1に示すような状態でプレ−ト本体(1)の基準辺(2)を平坦で 傾斜のない場所に置き、そのときの傾斜角を測定し、次に図1に示す状態からプ レ−ト本体(1)を反転し、上述と同じ測定場所に基準辺(2)を置いて傾斜角 を測定し、2ヶ所の測定値を比較して正常に計測しているか否かをチェックすれ ばよい。
【0016】 図5に示すように、ガイド部片(12),(12) の測定端(15),(15) をホイ−ルリム (24)に当てると、ホイ−ルリムの傾きが上記傾斜角計測器(3)にデジタル表示 され、キャンバ−角を測定することができる。
【0017】 自動車の車輪以外の例えばウイング等の部材の角度や建築、鉄道、船舶等の構 造物の測定も、上記車輪のキャンバ−角の測定に準じて上記ガイド部片の間隔を 測定部位に合わせて調整して行えばよく、またガイド部片を外すことで直接プレ −ト本体によって測定することもできる。なお、プレ−ト本体は、用途に応じて 適宜の大きさ、形状に形成することができる。
【0018】
本考案は上記のように構成され、傾斜角を検出してデジタル表示する傾斜角計 測器をプレ−ト本体の基準辺に沿って取付け、該プレ−ト本体に上記基準辺に直 交して延びる案内溝を形成し、該案内溝に係合する案内部を基端側に有し先端側 に測定端を有する一対のガイド部片を形成し、該ガイド部片を測定端がプレ−ト 本体の側縁から突出する状態にプレ−ト本体に摺動可能に取付けたから、被測定 物の表面に凹凸や湾曲等があっても上記ガイド部片を移動させることにより被測 定物の測定部にガイド部片の測定端を正確に当てることができ、また車輪のホイ −ルリムのように種々のサイズやホイ−ルの形状があっても殆んどの場合に対応 させることが可能である。
【0019】 その上、上記ガイド部片を移動させる際、略V字状の案内溝に略山形状の案内 部を嵌着させた状態でガイド部片を移動できるようにしたので、ガイド部片はプ レ−ト本体のどのような位置に移動させても常にプレ−ト本体に直角に移動して 止着具で締着すると、緩みを生じることなくプレ−ト本体に確実に固定される。 また、一定の状態で測定端が突出し、正確に測定することができる。
【0020】 さらに、上記ガイド部片をガイド基板と取付板で構成し、両者間にノックピン を設けて離隔を案内するようにしたので、上記ガイド基板と取付板は止着具を緩 めると平行状態で直ちに離れ、該ガイド部片をスム−ズに移動させることができ る。
【図1】本考案の一実施例を示す正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】ガイド部片の分解斜視図。
【図4】ガイド部片とプレ−ト本体の取付状態を示し、
(A)は締着した際、(B)は緩めた際の各拡大断面
図。
(A)は締着した際、(B)は緩めた際の各拡大断面
図。
【図5】使用状態を示す正面図。
1 プレ−ト本体 2 基準辺 3 傾斜角計測器 10 案内溝 11 溝縁 12 ガイド部片 13 案内部 14 側縁 15 測定端 16 ガイド基板 17 取付板 18 締付ボルト 20 ノックピン 21 受孔 22 ばね
Claims (4)
- 【請求項1】 傾斜角を検出してデジタル表示する傾斜
角計測器をプレ−ト本体の基準辺に沿って取付け、該プ
レ−ト本体に上記基準辺に直交して延びる案内溝を形成
し、該案内溝に係合する案内部を基端側に有し先端側に
測定端を有する一対のガイド部片を形成し、該測定端を
プレ−ト本体の側縁から突出させて該ガイド部片をプレ
−ト本体に摺動可能に取付けたことを特徴とする角度測
定器。 - 【請求項2】 上記案内溝の溝縁は略V字状に開口し、
上記ガイド部片の案内部は該溝縁に嵌着するよう略山形
状に形成されている請求項1に記載の角度測定器。 - 【請求項3】 上記ガイド部片は、上記案内部と測定端
を有するガイド基板と、上記プレ−ト本体を挟んで該ガ
イド基板に組み合わされ止着具で締着される取付板を有
する請求項1または2に記載の角度測定器。 - 【請求項4】 上記ガイド基板と取付板のいずれか一方
にはノックピンが有り、他方には該ノックピンが嵌入す
る受孔が設けられている請求項3に記載の角度測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006677U JP3067119U (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 角度測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006677U JP3067119U (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 角度測定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3067119U true JP3067119U (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=43200663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999006677U Expired - Lifetime JP3067119U (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 角度測定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067119U (ja) |
-
1999
- 1999-09-01 JP JP1999006677U patent/JP3067119U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |