JP3067029U - 射出装置 - Google Patents

射出装置

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JP3067029U
JP3067029U JP1999006631U JP663199U JP3067029U JP 3067029 U JP3067029 U JP 3067029U JP 1999006631 U JP1999006631 U JP 1999006631U JP 663199 U JP663199 U JP 663199U JP 3067029 U JP3067029 U JP 3067029U
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JP
Japan
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cylinder head
cylinder
heating cylinder
screwing
screw
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JP1999006631U
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English (en)
Inventor
健二 杉田
毅 宮木
Original Assignee
株式会社名機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱筒先端部とシリンダヘッドが螺合し合う
部分に砲尾錠止めねじ機構を採用した場合に、このシリ
ンダヘッドを取り付けるねじ込み開始位置は、シリンダ
ヘッドの肩部が当接する加熱筒の座面より隙間を設けた
位置となるため、かみ合わせが合わせづらいのである。 【解決手段】 砲尾錠止めねじ機構で螺合し合う射出装
置の加熱筒とシリンダヘッドの螺合を容易にする為、シ
リンダヘッドに砲尾錠止めねじのねじ込み開始位置を調
整する突起物を設け、加熱筒先端部の端面にはシリンダ
ヘッドのねじ込みに伴って該突起物がねじ込み開始位置
での当接状態から離隔する溝を設けるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
射出装置における加熱筒とシリンダヘッドの螺合に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
射出装置における加熱筒先端部のシリンダヘッドの着脱は、加熱筒とシリンダ ヘッドの双方の嵌合部分を嵌め合わせ、取り付け取り外しに複数本のボルトを用 いる構成や、加熱筒に雌ねじとシリンダヘッドに雄ねじを設け螺着する構成があ る。前者の構成では複数本のボルトの取り付け取り外しがあったり、後者の構成 ではねじ部分が全ねじであるため取り付け取り外しに両者とも時間がかかってい た。そこで、シリンダヘッドの着脱作業時間を短縮するため加熱筒とシリンダヘ ッドに砲尾錠止めねじ機構を採用することで作業の効率を上げていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この加熱筒とシリンダヘッドの砲尾錠止めねじは、シリンダヘ ッドの雄ねじが加熱筒の雌ねじに螺着させ、加熱筒の座面とシリンダヘッドの肩 部との当接状態で位置決めして、ねじの切欠き部分を加工する。そして、外れた 状態のシリンダヘッドを加熱筒先端部に螺合する場合、砲尾錠止めねじ部の切欠 き部とねじ部を干渉することなく軸方向に挿入してねじ込む構成となっている。 このシリンダヘッドを取り付けるねじ込み開始位置は、シリンダヘッドの肩部が 当接する加熱筒の座面より隙間を設けた位置(一旦挿入して当接後に戻した位置 )がねじ込み開始位置であるため、かみ合わせが合わせづらいのである。 本考案は、かかる状態を解決可能な加熱筒とシリンダヘッドの砲尾錠止めねじ の位置合わせ機構を得ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案にあっては、加熱筒先端部とシリンダヘッド の螺合部を砲尾錠止めねじ機構で螺合し合う射出装置において、前記シリンダヘ ッドの螺合を容易にする為、シリンダヘッドに砲尾錠止めねじのねじ込み開始位 置を調整する突起物を設け、加熱筒先端部の端面にはシリンダヘッドのねじ込み に伴って該突起物がねじ込み開始位置での当接状態から離隔する溝を設けたこと を特徴とする。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施の形態を図面に従って説明する。 図1において、1は射出装置の加熱筒であり、1Aは加熱筒の内孔である。2 は加熱筒の内孔1Aに回転且つ往復動自在に嵌挿するスクリュであり、前進限の スクリュ位置を示している。3はシリンダヘッドであり、スクリュ2の先端円す い状の面と当接することなく隙間を設けて、加熱筒の座面1Bとシリンダヘッド の肩部3Aとの当接面より樹脂漏れの無いように加熱筒先端部に螺着する。4は ノズルであり、シリンダヘッド3の先端ねじ部に螺着しており、図示では省略さ れている金型に、加熱筒内で溶融された樹脂を射出して成形品を成形している。
【0006】 そこで、成形作業を終えた成形機は、加熱筒1内にある樹脂の色替えや樹脂替 え時において、スクリュ2の先端部に残留した樹脂材料を取り除くためのパージ ング作業を行う。しかしながら、パージング作業を行ったにも係わらずシリンダ ヘッド内部やスクリュに固着して残ってしまう樹脂材料も有り、この場合はシリ ンダヘッド3を取り外し、加熱筒1内からスクリュ2を取り出して表面に付着し た樹脂材料の掃除を行うのである。そして、樹脂材料の清掃後、スクリュ2を加 熱筒の内孔1Aに戻してシリンダヘッド3を取り付ける。この着脱の一連作業を 効率良く行うため、加熱筒の雌ねじやシリンダヘッドの雄ねじに砲尾錠止めねじ 機構を採用している。
【0007】 加熱筒1およびシリンダヘッド3の砲尾錠止めねじは、シリンダヘッド3の雄 ねじを加熱筒1の雌ねじに螺着させ、加熱筒の座面1Bとシリンダヘッドの肩部 3Aとの当接状態で位置決めして、ねじの切欠き部分を加工する。そこで、本考 案の実施例では、ねじ部の円周を8等分して4箇所の切欠き部分を設けた砲尾錠 止めねじとし、円周を45°の角度の範囲で切欠き部分とねじ部分が交互になる 形状としている(図2、図3で示す)。このように、外れた状態のシリンダヘッ ド3を加熱筒先端部に螺合する場合、加熱筒1およびシリンダヘッド3の砲尾錠 止めねじ部の切欠き部とねじ部が干渉することなく軸方向に挿入して、その後ね じ込む構成となっている。
【0008】 シリンダヘッド3のねじ込み開始位置は、シリンダヘッドの肩部3Aと加熱筒 の座面1Bの当接よりわずかにシリンダヘッド3を戻して隙間を設けることによ り、加熱筒1のねじ込み開始位置と合致させることができる。この隙間の寸法は 、シリンダヘッド3の頭部に設けた調整可能な突起物により、高さを調整する。
【0009】 シリンダヘッド3は、多角形状(図2で示すように六角形でもよい)の頭部に 貫通したねじ穴を施し、調整可能な突起物を少なくとも一箇所設置する。図中で は一例として、シリンダヘッド3に調整可能な突起物であるボルト5を螺着し、 突き出し寸法を調整してナット6により固定している。また、調整可能な突起物 はシリンダヘッド一体加工のものやピン等の突起物にしてもよい。
【0010】 次に、加熱筒1とシリンダヘッド3を螺合するための同心度は、加熱筒1の先 端面から座面1Bの手前の内径とシリンダヘッド3の肩部3Aの外径とによる嵌 合部分を嵌め合わせることにより得られる。この嵌合部分があるため、シリンダ ヘッド3の突起物は一箇所であってもガタツキが無く、位置合わせの調整が可能 となっている。このように砲尾錠止めねじのかみ合わせは、ねじ込み開始位置の 調整をすることにより、シリンダヘッド3を加熱筒1に素早く容易に取り付ける ことが可能となる。
【0011】 図2は、シリンダヘッド3を頭部正面より示す図であり、突起物を取り付ける ねじ穴は、六角形からなる頭部端面に砲尾錠止めねじで加工してあるねじ部幅方 向(図中の下ねじ部分)の中心より45°右上方へずらした位置に加工する。こ のねじ穴に突起物である調整用のボルト5とナット6を組み込み高さ調整して、 加熱筒1とシリンダヘッド3のねじ込み開始位置を決める。
【0012】 図3においては、シリンダヘッド3を螺合する加熱筒1の先端面を示す図であ る。ここではシリンダヘッド3の図示を省略しているが、加熱筒1先端部にシリ ンダヘッド3を嵌め、ねじ込み開始からねじ込み完了までのシリンダヘッドの突 起物の軌跡が加熱筒1先端面の円周上の45°の間で描かれる同一箇所に溝7を 設ける。
【0013】 溝7の加工は、加熱筒先端部の端面にシリンダヘッド3のねじ込みに伴って突 起物5が当接状態から離隔する溝深さを設ける。ねじ込み開始位置(取り外し位 置)の溝は、シリンダヘッド3の突起物5が加熱筒1先端面に当接した状態から 、テーパ状に沿って沈む形状とし、シリンダヘッド3を取り外す場合において、 このテーパ状の溝に沿って突起物5が外れるため、スムーズな着脱作業が可能と なる。また、シリンダヘッド3のねじ込み途中やねじ込み完了後では加熱筒先端 面の溝とシリンダヘッドの突起物5が干渉しないようにするため、シリンダヘッ ド3の肩部3Aと加熱筒1の座面1Bとが当接するまでの間の移動距離の軸方向 の寸法分(隙間寸法)と余裕代を含む深さを考慮して溝7を設ける。
【0014】 本考案の加熱筒1およびシリンダヘッド3の螺合は、一実施例としてねじ部の 円周を8等分して4箇所の切欠き部分を設けたため45°の移動量であるが、砲 尾錠止めねじの切欠き部分とねじ部分の分割数により移動量の角度は異なる。
【0015】
【考案の効果】
本考案に従えば、加熱筒先端部とシリンダヘッドが螺合し合う部分に砲尾錠止 めねじ機構を採用した場合に、シリンダヘッドの螺合を容易にする為、シリンダ ヘッドに砲尾錠止めねじのねじ込み開始位置を調整する突起物を設け、加熱筒先 端部の端面にはシリンダヘッドのねじ込みに伴って該突起物が当接状態から離隔 する溝を設けることで、砲尾錠止めねじの螺合が簡単にかみ合わされる。また、 加熱筒先端部の端面にある溝とシリンダヘッドの突起物が有ることにより、はめ 込み位置を間違えることなく目印として合わせることができ、素早くシリンダヘ ッドを取り付けることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における加熱筒とシリンダヘッドのねじ
込み完了を示す縦断面図である。
【図2】本考案におけるシリンダヘッドの頭部を示す正
面図である。
【図3】本考案における加熱筒先端面を示す図である。
【符号の説明】
1 加熱筒 2 スクリュ 3 シリンダヘッド 4 ノズル 5 突起物(ボルト) 6 ナット 7 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱筒先端部とシリンダヘッドの螺合部
    を砲尾錠止めねじ機構で螺合し合う射出装置において、
    前記シリンダヘッドの螺合を容易にする為、シリンダヘ
    ッドに砲尾錠止めねじのねじ込み開始位置を調整する突
    起物を設け、加熱筒先端部の端面にはシリンダヘッドの
    ねじ込みに伴って該突起物がねじ込み開始位置での当接
    状態から離隔する溝を設けたことを特徴とする射出装
    置。
JP1999006631U 1999-08-31 1999-08-31 射出装置 Expired - Lifetime JP3067029U (ja)

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JP1999006631U JP3067029U (ja) 1999-08-31 1999-08-31 射出装置

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