JP3066275U - ロ―ルペ―パ―用ホルダ― - Google Patents

ロ―ルペ―パ―用ホルダ―

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JP3066275U
JP3066275U JP1999005766U JP576699U JP3066275U JP 3066275 U JP3066275 U JP 3066275U JP 1999005766 U JP1999005766 U JP 1999005766U JP 576699 U JP576699 U JP 576699U JP 3066275 U JP3066275 U JP 3066275U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール体の交換作業を容易にするとともに、
使用性、および衛生面の改善をはかり、かつインテリア
性の改善を可能とする。 【構成】 ロール本体12aを収納、保持可能とする収納
スペース14が、側端の開口された縦長の中空部としてそ
の内部に規定され、ロール本体の側面に係合可能なスト
ッパ片20の突設のもとで、この収納スペースの下部位置
が、ロール本体を脱落不能に保持する保持位置として規
定されている。そして、取出口16が、収納スペース14に
連続するスリットとしてその下端に形成、開口されると
ともに、切断端22が、取出口の少なくとも前方位置に離
間規定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、トイレットペーパー等のロールペーパーを引き出し自在に保持す るロールペーパー用ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
特定幅の帯状紙を筒状の芯体の回りに巻装したロール体としてなるトイレット ペーパー、あるいはキッチンペーパー(ペーパータオル)等の、いわゆるロール ペーパーは、通常、そのロール体のままホルダー(ロールペーパー用ホルダー) に装着され、このホルダーによるロール体の回転自在な支持、ひいてはロール本 体からの延出紙片の引き出しを自在とした支持のもとで使用されている。
【0003】 このような、ロールペーパー用ホルダー、特にトイレットペーパー用のホルダ ーとして、たとえば、平面略コ字形状の本体と、本体の対向する側板間に架設、 係止された芯棒と、この芯棒の上部を回動自在に、本体の側板間に架設、枢着さ れたカバー体との組み合わせが、一般的に知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような公知のトイレットペーパー用ホルダー(ロール ペーパー用ホルダー)は、芯棒をロール体の芯体内に挿通し、この芯棒を本体の 一対の側板間に架設、係止することによってロール体を支持するとともに、この ロール体の上部を覆ってカバー体を配置する構成であるため、ロール体、つまり トイレットペーパーの交換にあたっては、カバー体の開閉、芯棒の着脱、および 芯体に対する芯棒の抜き差し等の多数の作業工程が要求される。つまり、公知の 構成のホルダーにおいては、交換作業の煩雑化が避けられず、場合によっては、 ホルダーの利用回避さえ、多分に見られるのが現状である。
【0005】 ここで、たとえば、分割した芯棒を左右の側板毎に跳ね上げ可能に連結するこ とによって、芯棒の着脱、およびカバー体の開閉を伴うことなくロール体の交換 を可能とした構成も知られている。しかしながら、このような構成においては、 芯棒部分の構成の複雑化が避けられず、部品点数の増加に伴う高コスト化も招き やすい。
【0006】 また、公知のホルダーにおいては、ロール体、つまり支持されたロール本体の 周面上部がカバー体によって部分的に覆われているにすぎず、ロール体周面の前 部から下部に掛けては、比較的広範囲に露出されている。しかし、トイレにおい ては、手を洗うこと等により生じる水滴の飛散が多分にあり、この水滴の付着は 、トイレットペーパーの使用性、あるいは衛生面に悪影響を与えるため、ロール 体周面の広範囲の露出は使用上、衛生上において好ましいとはいえない。
【0007】 ところで、居住空間のインテリアにおいては、トイレの室内空間も当然その対 象となることから、トイレ用各種設備品、たとえば便器、タンク、あるいは棚等 のデザイン、色彩等も、インテリア性に優れたもの、あるいは高級感を持つもの 等に近年変わりつつある。
【0008】 しかしながら、トイレットペーパー用ホルダーに対しては、上述したような本 体、芯棒、カバーの組み合わせという固定概念が強く、この従来からの形態が、 インテリア性に劣る原因であることに疑いはない。また、トイレットペーパー用 ホルダーの材質としては、その形態からプラスチック、あるいはステンレス等が 一般的となっており、この材質の固定概念も、ホルダーの高級イメージを劣らせ る原因となりかねない。
【0009】 この考案は、ロール体の交換作業を容易にするとともに、使用性、および衛生 面に優れたロールペーパー用ホルダーの提供を目的としている。
【0010】 また、インテリア性に優れたロールペーパー用ホルダーの提供を、この考案の 別の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この考案によれば、最大巻き径のロール本体を巻 き芯のほぼ水平状態で収納、保持可能とする収納スペースが、少なくとも左右い ずれかの側端の開口された中空部として、その内部に規定されている。この収納 スペースは、ロール本体を昇降自在とする上下方向に延びた縦長形状とされ、ロ ール本体の側面に係合可能なストッパ片を、その開口された側端の下部位置に突 設することによって、この収納スペースの上部位置がロール本体を挿入する挿入 位置として、また、その下部位置がロール本体を脱落不能に保持する保持位置と して、それぞれ規定されている。
【0012】 そして、ロール本体からの延出紙片を外部に延出させる取出口が、収納スペー スに連続する、かつロール本体の最小巻き径より幅狭のスリットとして、その下 端に形成、開口されるとともに、延出紙片を切断可能とする切断端が、少なくと もロール本体の幅と同等以上の有効長さを有して、取出口の少なくとも前方位置 に離間規定されている。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの考案の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】 図1、図2に示すように、この考案に係るロールペーパー用ホルダー10は、帯 状紙の巻装によりなる特定幅のロール体12、しいていえばそのロール本体12aを 、このロール本体からの延出紙片12bの引き出し、分離を可能に収納、保持する ものであり、この考案においては、ロール本体を収納、保持する収納スペース14 が側端の開口された中空部としてその内部に規定されるとともに、ロール本体か らの延出紙片を外部に延出、垂下させる取出口16が、収納スペースに連続するス リットとして、その下端に形成、開口されている。
【0015】 なお、トイレット(トイレ)等において使用される、いわゆるトイレットペー パーが、ロール体としてなるロールペーパー12の代表例として一般的に例示でき ることから、この考案の実施の形態においては、トイレットペーパー用のホルダ ーを、ロールペーパー用ホルダー10として具体化し、以下説明する。
【0016】 図1、図2に示すように、トイレットペーパー(ロールペーパー)12は、特定 幅の帯状紙を、たとえば筒状の芯体18の回りに巻装した特定径のロール体として 形成されている。そして、この芯体18の回りに巻装された部分、つまりロール本 体12aから、帯状紙を適当長だけ引き出し、この引き出された適当長の帯状紙、 つまり延出紙片12bを、単体の紙片としてロール本体から切り離すことにより、 トイレットペーパー12は使用される。
【0017】 この考案のホルダー(ロールペーパー用ホルダー)10は、たとえば、左右側端 間で貫通した収納スペース(中空部)14をその内部に有した略筒型で、更にはス リット状の取出口16によってその下端の開口された後壁部10a、上壁部10b、およ び前壁部10cの一体な略トンネル型とされており、この側端開口を介した挿入の もとで、収納スペースへのトイレットペーパー、つまりロール本体12aの収納、 ひいてはホルダーへのトイレットペーパーの装着が可能となっている。
【0018】 収納スペース14は、最大巻き径、つまり使用前のロール本体12aを巻き芯とな る芯体18のほぼ水平状態で挿通、収納可能に形成されている。そして、この考案 においては、この収納スペース14が、ロール本体12aを昇降自在とする上下方向 に延びた縦長形状とされ、ロール本体の側面に係合可能なストッパ片20を、その 開口された側端の下部位置に突設することにより、ストッパ片から上方に外れた この収納スペースの上部位置がロール本体を挿入する挿入位置として(図2の一 点鎖線参照)、また、その下部位置がロール本体を脱落不能に保持する保持位置 として(図2の実線参照)、それぞれ規定されている。
【0019】 図1、図2を見るとわかるように、この考案の実施の形態においては、ホルダ ーの後壁10a、前壁10cの双方に突設した形態として、ストッパ片20を具体化して いる。しかし、ストッパ20は、側面との係合のもとで収納スペース14、ひいては ホルダー10からのロール本体12aの脱落を阻止可能とすれば足りるため、これに 限定されず、たとえば後壁10a、前壁10cのいずれか一方のみにストッパ片20を設 ける構成としてもよい。また、ストッパ片20は、ロール本体12aの側面に係合可 能であれば足りるため、その形状は図示のものに限定されず、他の形状としても よいことはいうまでもない。
【0020】 そして、この収納スペース14に連続する取出口16は、ロール本体12aの最小巻 き径、つまり芯体18の直径より幅狭のスリットとして、収納スペースに連続して ホルダー10の下端に形成、開口されるとともに、ロール本体12aからの延出紙片1 2bの切断、切り離しの際に使用される切断端22が、ロール本体の幅と同等以上の 有効長さを有して、取出口の少なくとも前方位置(図2の右方)、たとえば前壁 部10cの前面下端に離間規定されている。
【0021】 なお、この切断端22は、断面略鋭角状であり、なおかつ取出口の前縁16aより 下方に位置することが望ましい。また、この切断端22は、通常、ホルダー10の横 幅の全長を有効長、つまり鋭角端として規定、形成されている。
【0022】 図1、図2に示すように、この考案のホルダー10においては、図中左側の後壁 部10aが、壁等24に固定される固定部として利用される。そして、このホルダー1 0の固定においては、たとえば、壁等24に離間配置した大径ヘッド付きの係止ピ ン26が利用でき、後壁部10aに形成した係止孔28への係止ピンの挿入、係止のも とで、壁等へのホルダーの固定は可能となる。
【0023】 なお、図1を見るとわかるように、係止孔28は、大径ヘッド26aの遊挿可能な大 径部28aをその下部に、また、軸部26bの嵌着可能は小径部28bをその上部に有す る連続した段付形状され、小径部への軸部の嵌着に伴う小径部周辺への大径ヘッ ドの係合のもとで、ホルダー10は壁等24に対して係止、固定される(図2参照) 。
【0024】 図1に示すように、この形態のホルダー10においては、ロール本体12aから延 出紙片12bを適当長だけ延出させた状態とし、ロール本体を側端開口の上部位置 から収納スペース14に挿入するとともに、これと同時に延出紙片を取出口16から 下方に延出、垂下させることによって、トイレットペーパー12は装着される。そ して、延出紙片12bを取出口16から適当長だけ引き出し、取出口前方の切断端22 に押し付けながら延出紙片を上方に引き上げることによって、この延出紙片は、 単体の紙片としてロール本体12aから分離される。
【0025】 ここで、この考案においては、切断端22が取出口16の前方位置に分離規定され ているため、この取出口の前縁16aから切断端までの距離に応じた長さだけ、延 出紙片12bは取出口の下方に延出、垂下されることになる。つまり、この構成に おいては、延出紙片12bの先端が、トイレットペーパー12の使用の都度、取出口1 6の下方に延出、垂下された状態で待機するため、次回の延出紙片の引き出し作 業が容易となる。
【0026】 上記のように、この考案のロールペーパー用ホルダー10においては、ロール本 体12aを、内部の収納スペース14に側端開口から挿入、収納すれば足り、また、 使用後に収納スペースに残された芯体18も、この側端開口を介して取り出せば足 りるため、ロール本体、つまりトイレットペーパー12の交換作業が、部材の回動 や着脱等を伴うことなく簡単、容易に行うことができる。
【0027】 そして、トイレットペーパー12の交換作業に煩わしさを伴わないため、ホルダ ー10の利用促進も同時にはかられる。
【0028】 更に、このホルダー10は、可動部材、あるいは着脱部材がなく、後壁部10a、 上壁部10b、および前壁部10cを一体に成形すれば足りるため、組立工程の必要の ないことから、その製造が確実に容易化される。そして、部品点数が1点である ことから、その製品コストが確実に低減される。
【0029】 また、図2を見るとわかるように、この考案のホルダー10においては、トイレ ットペーパー12、つまりロール本体12aの周面が、下端の取出口16を除いて被覆 される。つまり、水滴の飛散等があっても、ロール本体12aへの水滴等の付着が このホルダー10自体によって確実に防止されるため、使用性、あるいは衛生面に 優れたトイレットペーパー12の収納、保持が、このホルダーによれば容易に得ら れる。
【0030】 ところで、この考案のホルダー10は、後壁部10a、上壁部10b、および前壁部10 cを一体とした略トンネル型であり、収納スペース14、取出口16をその内部に有 する形態であれば、各壁部にそれ相当の厚みを設けても、また、その外形形状が どのように変形されても、その機能性には何等悪影響はないため、従来通りのプ ラスチックやステンレス等に限定されず、たとえば、陶磁器、ガラス製品等のセ ラミックス(窯業製品)としても、その具現化は十分に可能となる。
【0031】 このように、プラスチックやステンレス等ではなく、陶磁器、ガラス製品等の セラミックスとしてホルダー10を具現化すれば、デザインの多様化が十分に可能 となるとともに、その高級化が容易にはかられる。つまり、トイレのインテリア への適合性、つまりインテリア性に優れたホルダー10が、この考案によれば確実 に提供可能となる。
【0032】 更に、その形状ばかりでなく、このホルダー10においてはその前壁部10cが広 範囲の平坦面を持つ形態に形成できるため、この壁面へのデザイン画、あるいは 模様の描写等も可能となり、この点からも、デザインの多様化、ひいてはインテ リア性の向上が確実にはかられる。
【0033】 ここで、この考案の実施の形態においては、収納スペース14を左右側端の開口 された貫通形状として具体化しているが、側端開口からロール本体12aを挿入可 能とすれば足りるため、これに限定されず、たとえば左右いずれかの側端のみに 開口を設けた、つまりいずれかの側端を閉鎖した形態として、この収納スペース 、ひいてはホルダー10を形成してもよい。
【0034】 しかしながら、この実施の形態のように、収納スペース14の左右側端の双方に 開口を設ければ、ロール本体12aの挿入、あるいは使用により残された芯体18の 取り出しが、左右のいずれからでも可能となるため、トイレットペーパー12の交 換作業が、右手、左手を問わず容易に可能となる。そして、左右側端のいずれか 一方のみにでも、ロール本体12aの交換作業に十分なスペースが得られれば足り るため、ホルダー10の取り付け箇所が、限定されることなく種々選択できる。
【0035】 ここで、図1、図2に示すように、ロール本体12aを取出口16の方向に導くガ イド斜面30を介して、取出口の前縁16a、後縁16bを収納スペース14に連続させる ことが好ましい。
【0036】 ロール本体12aの直径は、延出紙片12bの引き出し、分離、つまりはトイレット ペーパー12の使用によって徐々に小径化される。しかし、この考案のように、ガ イド斜面30を収納スペース14から取出口の前縁16a、後縁16bに掛けて形成すれば 、小径化されてもロール本体12aはガイド壁面間に介在、挟持されるため、収納 スペース内での自由移動は確実に防止され、その安定保持が容易に得られる。
【0037】 そして、このガイド斜面30にロール本体12aの周面が接触することによって、 延出紙片12bを引き出す際に摩擦抵抗が発生するため、この摩擦抵抗によるロー ル本体の回転の抑制によって、延出紙片の切断、分離の確実性が一層向上する。
【0038】 ここで、この考案の実施の形態においては、取出口の前縁16a、後縁16bの双方 に連続させて、ガイド斜面30を設けている。しかし、ガイド斜面30は、周面との 接触のもとでロール本体12aを取出口16の方向に導けば足りるため、前後双方に 限定されず、たとえば、図3に示すように、前後のいずれか一方のみ、たとえば 前面側のみにガイド斜面を設け、後面側を垂直面として形成してもよい。
【0039】 なお、ここでは前面側のみにガイド斜面30を設けた構成を具体化しているが、 これとは逆に、後面側のみにガイド斜面を設けてもよいことはいうまでもない。
【0040】 また、この考案の実施の形態においては、切断端22を取出口の前縁16aの前方 位置として具体化しているが、切断端は、取出口からの前方離間位置であれば足 りるため、前方のみに限定されず、たとえば、図4に示すように、取出口の前縁 の前方かつ下方に、この切断端を規定、形成してもよい。
【0041】 更に、この実施の形態においては、後壁部10a、上壁部10b、および前壁部10c の一体形状として、ホルダー10を具体化している。しかし、たとえば、後壁部10 a、上壁部10b、前壁部10cのうち、後壁部、あるいは前壁部を他から分離成形し 、組み立てによる一体化のもとで、収納スペース14をその内部に、取出口16をそ の下部にそれぞれ規定したホルダー10を形成してもよい。
【0042】 このような分割形態においては、その材質をプラスチック等とすることが比較 的容易となることから、カラーバリエーションの多様化等が十分に期待できる。
【0043】 なお、この考案の実施の形態においては、1個のトイレットペーパー12を収納 、保持する形態として、ホルダー10を具体化しているが、これに限定されず、た とえば、トイレットペーパーを2個並置して収納可能とする横長形状に、このホ ルダーを形成してもよい。
【0044】 また、この考案の実施の形態においては、トイレットペーパー12をロールペー パーとして具体化しているが、これに限定されず、たとえばキッチンペーパー( ペーパータオル)のホルダーに、この考案を応用してもよい。
【0045】 上述した実施の形態は、この考案を説明するためのものであり、この考案を何 等限定するものでなく、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも 全てこの考案に包含されることはいうまでもない。
【0046】
【考案の効果】
上記のように、この考案に係るロールペーパー用ホルダーによれば、ロール本 体を、内部の収納スペースに側端開口から挿入、収納すれば足りるため、ロール ペーパーの交換作業が、部材の回動や着脱等を伴うことなく簡単、容易に行うこ とができる。
【0047】 そして、ロールペーパーの交換作業に煩わしさを伴わないため、ホルダーの利 用促進も同時にはかられる。
【0048】 更に、このホルダーは後壁部、上壁部、および前壁部を一体に成形することが できる。このような一体形状とすれば、組立工程の必要のないことから、その製 造が確実に容易化されるとともに、部品点数が1点であることから、その製品コ ストが確実に低減される。
【0049】 また、この考案のホルダーによれば、ロールペーパーの周面が下端の取出口を 除いて被覆されるため、飛散した水滴等の付着が確実に防止できる。従って、使 用性、あるいは衛生面に優れたロールペーパーの収納、保持が、このホルダーに よれば容易に得られる。
【0050】 更に、ロール本体を取出口方向に導くガイド斜面を、取出口の前縁、後縁のい ずれかに掛けて設ける構成においては、ロール本体はその径を問わずガイド壁面 間に介在、挟持されるため、収納スペース内での自由移動が確実に防止されて、 その安定保持が容易に得られる。そして、このガイド斜面にロール本体の周面が 接触することによって、延出紙片を引き出す際に摩擦抵抗が発生するため、この 摩擦抵抗によるロール本体の回転の抑制によって、延出紙片の切断、分離の確実 性が一層向上する。
【0051】 そして、収納スペース、取出口の規定された一体の形態であれば、各壁部にそ れ相当の厚みを設けても、また、その外形形状がどのように変形されても、その 機能性には何等悪影響はないため、セラミックスとしても、このホルダーの具現 化は十分に可能となり、デザインの多様化、およびその高級化が十分に可能とな る。従って、インテリア性に優れたホルダーが、この考案によれば確実に提供可 能となる。
【0052】 更に、その形状ばかりでなく、このホルダーにおいてはその前壁部が広範囲の 平坦面を持つ形態に形成できるため、この壁面へのデザイン画、あるいは模様の 描写等も可能となり、この点からも、デザインの多様化、ひいてはインテリア性 の向上が確実にはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るロールペーパー用ホルダーの一
部破断の概略斜視図である。
【図2】ロールペーパー用ホルダーの一部破断の概略側
面図である。
【図3】この考案の変形例を示す、図2に類似するロー
ルペーパー用ホルダーの概略側面図である。
【図4】この考案の別の変形例を示す、図2に類似する
ロールペーパー用ホルダーの概略側面図である。
【符号の説明】
10 ロールペーパー用ホルダー(トイレットペーパー用
ホルダー) 12 ロールペーパー(トイレットペーパー) 12a ロール本体 14 収納スペース 16 取出口 20 ストッパ片 22 切断端 30 ガイド斜面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状紙の巻装によりなる特定幅のロール
    本体を、このロール本体からの延出紙片の引き出し、分
    離を可能に収納、保持するロールペーパー用ホルダーで
    あり、 最大巻き径のロール本体を巻き芯のほぼ水平状態で収
    納、保持可能とする収納スペースが、少なくとも左右い
    ずれかの側端の開口された中空部として、その内部に規
    定され、 この収納スペースが、ロール本体を昇降自在とする上下
    方向に延びた縦長形状とされ、ロール本体の側面に係合
    可能なストッパ片を、その開口された側端の下部位置に
    突設することによって、この収納スペースの上部位置が
    ロール本体を挿入する挿入位置として、また、その下部
    位置がロール本体を脱落不能に保持する保持位置とし
    て、それぞれ規定され、 ロール本体からの延出紙片を外部に延出させる取出口
    が、収納スペースに連続する、かつロール本体の最小巻
    き径より幅狭のスリットとして、その下端に形成、開口
    されるとともに、延出紙片を切断可能とする切断端が、
    少なくともロール本体の幅と同等以上の有効長さを有し
    て、取出口の少なくとも前方位置に離間規定されたロー
    ルペーパー用ホルダー。
  2. 【請求項2】 帯状紙の巻装によりなる特定幅のロール
    本体を、このロール本体からの延出紙片の引き出し、分
    離を可能に収納、保持するロールペーパー用ホルダーで
    あり、 最大巻き径のロール本体を巻き芯のほぼ水平状態で収
    納、保持可能とする収納スペースが、少なくとも左右い
    ずれかの側端の開口された中空部として、その内部に規
    定され、 この収納スペースが、ロール本体を昇降自在とする上下
    方向に延びた縦長形状とされ、ロール本体の側面に係合
    可能なストッパ片を、その開口された側端の下部位置に
    突設することによって、この収納スペースの上部位置が
    ロール本体を挿入する挿入位置として、また、その下部
    位置がロール本体を脱落不能に保持する保持位置とし
    て、それぞれ規定され、 ロール本体からの延出紙片を外部に延出させる取出口
    が、収納スペースに連続する、かつロール本体の最小巻
    き径より幅狭のスリットとして、その下端に形成、開口
    され、この取出口の前縁、後縁の少なくともいずれか
    が、ロール本体を取出口方向に導くガイド斜面を介して
    収納スペースに連続されるとともに、延出紙片を切断可
    能とする切断端が、少なくともロール本体の幅と同等以
    上の有効長さを有して、取出口の少なくとも前方位置に
    離間規定されたロールペーパー用ホルダー。
  3. 【請求項3】 帯状紙の巻装によりなる特定幅のロール
    本体を、このロール本体からの延出紙片の引き出し、分
    離を可能に収納、保持するロールペーパー用ホルダーで
    あり、 少なくとも左右いずれかの側端の開口された中空部とし
    て、最大巻き径のロール本体を巻き芯のほぼ水平状態で
    収納、保持可能にその内部に規定された収納スペース
    と;ロール本体の最小巻き径より幅狭のスリットとし
    て、収納スペースに連続してその下端に形成、開口され
    た取出口と;取出口の少なくとも前方位置に離間規定さ
    れた切断端と;を持つ一体形状のセラミックスとして成
    形されたロールペーパー用ホルダー。
  4. 【請求項4】 帯状紙の巻装によりなる特定幅のロール
    本体を、このロール本体からの延出紙片の引き出し、分
    離を可能に収納、保持するロールペーパー用ホルダーで
    あり、 少なくとも左右いずれかの側端の開口された中空部とし
    て、最大巻き径のロール本体を巻き芯のほぼ水平状態で
    収納、保持可能にその内部に規定された収納スペース
    と;ロール本体の最小巻き径より幅狭のスリットとし
    て、収納スペースに連続してその下端に形成、開口され
    た取出口と;取出口の少なくとも前方位置に離間規定さ
    れた切断端と;を持つロールペーパー用ホルダー。
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