JP3065935U - 救急薬収納ペンダント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】緊急時に容易にニトログリセリン錠等の救急薬
を取り出して供することのできるようにしたペンダン
ト。 【解決手段】ペンダント本体内に薬収納部を設け、ペン
ダント本体に対してヒンジを介してキャップ部を開閉自
在に設ける。ペンダント本体の裏面にはペンダント用の
任意の装飾を施し、キャップ部表面には救急薬収納を表
示するマークを、キャップ部内側には血液型表示部、緊
急電話番号表示部、緊急連絡場所表示部及びドナーカー
ド有無表示部等を設ける。ペンダント本体は支軸に対し
て回転自在に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は救急薬収納ペンダントに関し、特に狭心症や心筋梗塞等の心臓疾患等 を持つ者が急に症状を発する緊急時に於いて、自己またはすぐ傍にいる者が容易 にニトログリセリン錠等の救急薬を取り出して供することのできるようにした救 急薬収納ペンダントに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、救急薬を必要とする狭心症や心筋梗塞等の心臓疾患等を持つ者が、救急 薬を小物入れに入れてハンドバックやポケット内に持ち歩くことが多かった。 また、例えば実開昭５７−１０２３１１号や実開昭６３−１４８３３４号のよう なペンダントに救急薬を収納する考案がされている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記せるように、救急薬を必要とする狭心症や心筋梗塞等の心臓疾患等を持つ 者が、救急薬を小物入れに入れてハンドバックやポケット内に持ち歩く場合は緊 急時に服用が間に合わない場合が生じている。また、実開昭５７−１０２３１１ 号や実開昭６３−１４８３３４号のようなペンダントに救急薬を収納する考案が されているが、自覚症状が表れてから自分で薬を服用することができればよいが 緊急時に服用が間に合わない場合は傍にいる者が気付いて服用を手助けできるよ うに目立たせて容易に取り出せるようにし、更に救急病院に患者を運び入れた時 に咄嗟に血液型、緊急電話、緊急連絡先、ドナーカードの有無等がわかるように 構成されている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は救急薬収納ペンダントに関し、特に狭心症や心筋梗塞等の心臓疾患等 を持つ者が急に症状を発する緊急時に於いて、自己またはすぐ傍にいる者が容易 にニトログリセリン錠等の救急薬を取り出して供することのできるようにした救 急薬収納ペンダントに関するものであり、ペンダント本体内に薬収納部が設けら れており、該ペンダント本体に対してヒンジを介してキャップ部が開閉自在に設 けられていることを特徴とし、ペンダント本体の裏面にはペンダント用の任意の 装飾が施され、キャップ部表面には救急薬収納を表示するマークが施され、該キ ャップ部内側には血液型表示部、緊急電話番号表示部、緊急連絡場所表示部及び ドナーカード有無表示部等が設けられていることを特徴とし、且つ、ペンダント 本体が支軸に対して回転自在に構成されていることを特徴とする救急薬収納ペン ダントを提供するものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、図面に示す実施の形態により本考案を具体的に説明する。 図面に於いて、図１は本考案救急薬収納ペンダントの正面図、図２は本考案救急 薬収納ペンダントの側面図、図３はキャップ部を開放した状態の正面図、図４は 他の実施例を示す側面図である。

【０００６】 図１に示すように、本考案救急薬収納ペンダントはキャップ部１の表面に救急 薬収納を表示するマークが施されている。例えばハートマーク１１や赤十字マー ク１２が組み合わされ、容易に救急薬が収納されているペンダントであることを 表示するような絵柄が好ましい。

【０００７】 ネックレス挿通部３にはネックレス７が挿通できるように構成され、該ネック レス挿通部３に固定された支軸４に対して、図３に示すようにペンダント本体２ の上部内側に凹部２３が形成されており、該凹部２３内に支持部５が固定されて いるので図１の矢印で示すようにペンダント本体は回転自在に構成されている。

【０００８】 図３に示すように、ペンダント本体２内には薬収納部２１が設けられており、 ニトログリセリン錠のような救急薬８が収納されるように構成されており、該ペ ンダント本体２に対してヒンジ６を介してキャップ部１が開閉自在になっている 。キャップ部１を閉める時はとめ部１７、２２が係止される。このとめ部１７、 ２２は磁石であってもよい。

【０００９】 ペンダント本体２の裏面にはペンダント用の任意の装飾（図示せず）が施され ており、通常のペンダイトとして使用したい場合は前記せるように矢印ａのよう に回転してペンダント本体２の裏面を表面にして使用することもできる。

【００１０】 キャップ部１の表面には救急薬収納を表示するマークが施されているが、例え ばハートマーク１１や赤十字マーク１２が組み合わされ、容易に救急薬が収納さ れているペンダントであることを表示するような絵柄が好ましい。

【００１１】 該キャップ部１の内側には血液型表示部１３、緊急電話番号表示部１４、緊急 連絡場所表示部１５及びドナーカード有無表示部１６等が設けられているので、 緊急時に服用が間に合わない場合は傍にいる者が気付いて服用を手助けできるよ うに目立たせて容易に取り出せるようにし、更に救急病院に患者を運び入れた時 に咄嗟に血液型、緊急電話、緊急連絡先、ドナーカードの有無等がわかるように 構成されている。

【００１２】 図４は他の実施例を示した本考案救急薬収納ペンダントの側面図であるが、特 に男性が使用する場合、ネックレスタイプを好まない場合はペンダント本体２に フック９を取り付けて胸ポケットに分かりやすく入れておくことができる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は以上説明したような構成であるので、緊急時に服用が間に合わない場 合は傍にいる者が気付いて服用を手助けできるように目立たせて容易に取り出せ るようにし、更に救急病院に患者を運び入れた時に咄嗟に血液型、緊急電話、緊 急連絡先、ドナーカードの有無等がわかるように構成された救急薬収納ペンダン トである。

【００１４】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案救急薬収納ペンダントの正面図である。

【図２】本考案救急薬収納ペンダントの側面図である。

【図３】キャップ部を開放した状態の正面図である。

【図４】他の実施例を示す側面図である。

【符号の説明】 １．キャップ部 １１．ハートマーク １２．赤十字マーク １３．血液型表示部 １４．緊急電話番号表示部 １５．緊急連絡場所表示部 １６．ドナーカード有無表示部 １７．とめ部 ２．ペンダント本体 ２１．薬収納部 ２２．とめ部 ２３．凹部 ３．ネックレス挿通部 ４．支軸 ５．支持部 ６．ヒンジ ７．ネックレス ８．救急薬 ９．フック

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ペンダント本体内に薬収納部が設けられて
   おり、該ペンダント本体に対してヒンジを介してキャッ
   プ部が開閉自在に設けられていることを特徴とする救急
   薬収納ペンダント。
2. 【請求項２】ペンダント本体の裏面にはペンダント用の
   任意の装飾が施され、キャップ部表面には救急薬収納を
   表示するマークが施され、該キャップ部内側には血液型
   表示部、緊急電話番号表示部、緊急連絡場所表示部及び
   ドナーカード有無表示部等が設けられていることを特徴
   とする請求項１の救急薬収納ペンダント。
3. 【請求項３】ペンダント本体が支軸に対して回転自在に
   構成されていることを特徴とする請求項１の救急薬収納
   ペンダント。