JP3065562U - 船体上部構造の鋼壁 - Google Patents

船体上部構造の鋼壁

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JP3065562U
JP3065562U JP1999005071U JP507199U JP3065562U JP 3065562 U JP3065562 U JP 3065562U JP 1999005071 U JP1999005071 U JP 1999005071U JP 507199 U JP507199 U JP 507199U JP 3065562 U JP3065562 U JP 3065562U
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steel wall
space
steel
steel plate
hull
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JP1999005071U
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健吾 花田
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Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
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Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼壁に一定の圧縮および座屈応力を持たすた
めには、所定の間隔でスチフナを設け、初期荷重による
軸の撓みをなくしなければならなかった。しかし、スチ
フナ間の平板の鋼板には溶接による歪みが生じ、ガスバ
ーナなどである温度に加熱した後、徐々に冷却し、内部
の溶接歪みを除去し、焼鈍しなければならなく、手間を
要し、歪んだものはなかなか元に戻らず製品の品質の低
下などという問題点を有していた。 【解決手段】 鋼壁1は、矩形で金塊形の雄型のプレス
で冷間加工をロンジスペースまたはフレームスペース間
隔で連続的に行ない凹部2を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、6mmを前後する薄板鋼板を用いる船体上部構造(居室など)の鋼壁 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を第3図で示すように、6mmを前後する薄板鋼板を用い、船体の一部 の鋼壁31を形成するものである。
【0003】 鋼壁31は、平板では圧縮および座屈に対し強度がなく、ロンジスペースまた はフレームスペースに従ってスチフナ32を所定の間隔で設けていた。
【0004】 鋼壁31にスチフナ32を溶接するにあたり、鋼壁31が薄板であるので、溶 接焼きによる歪みを防ぐため、極力、溶接長さを短くし、千鳥溶接33にて行な うのが一般的であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたように、鋼壁に一定の圧縮および座屈応力を持たすためには 、所定の間隔でスチフナを設け、初期荷重による軸の撓みをなくしなければなら なかった。しかし、スチフナ間の平板の鋼板には溶接による歪みが生じ、ガスバ ーナなどである温度に加熱した後、徐々に冷却し、内部の溶接歪みを除去し、焼 鈍しなければならなく、手間を要し、歪んだものはなかなか元に戻らず製品の品 質の低下などという問題点を有していた。
【0006】 この考案は、従来の技術の有するこのような不十分な点に鑑みてなされたもので あり、その目的とするところは、平板の鋼板そのものに折り目および凹部を設け ることにより、鋼板の厚み方向の要素を加え、一定の圧縮および座屈に耐えるよ うにし、製品の品質向上を図るばかりでなく、連続した審美的な模様となる。ま た、少なくともスチフナを使用しない分、重量の軽減を図ろうとするものである 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、船体上部構造の鋼壁において、鋼壁の 材料の平板鋼板にロンジスペースまたはフレームスペース間隔で矩形に凹部を設 けるものである。
【0008】 鋼壁は、矩形で金塊形の凹部をロンジスペースまたはフレームスペース間隔で連 続的に設けるものである。
【0009】 鋼壁は、四角錐の凹部をロンジスペースまたはフレームスペース間隔で連続的に 設けるものである。
【0010】 凹部の間の上端及び下端には、スチフナが溶接され、横方向の連 続性を保つものである。
【0011】
【考案の実施の形態】
この考案は、6mmを前後する薄板鋼板を用いる船体上部構造の鋼壁において、鋼 壁の材料の平板鋼板にロンジスペースまたはフレームスペース間隔で矩形に凹部 を設け、鋼板の厚み方向に要素を加え、撓み軸を補強し、鋼壁としての圧縮およ び座屈応力は縦方向のスチフナと同等またはそれ以上となる。
【0012】
【実施例】
この考案の技術を図1の第一実施例で示すように、6mmを前後する薄板鋼板を用 いる鋼壁1は、矩形で金塊形の雄型のプレスで冷間加工をロンジスペースまたは フレームスペース間隔で連続的に行ない凹部2を形成する。
【0013】 凹部2の深さは、数十mmであり、平板部3と長辺(縦方向)の傾斜4で縦方向の 撓みに耐え、平板部3と短辺(横方向)の傾斜5で横方向の撓みに耐えようにな っている。
【0014】 次に、図2の第二実施例で示すように、6mmを前後する薄板鋼板を用いる鋼壁1 は、四角錐の雄型のプレスで冷間加工をロンジスペースまたはフレームスペース 間隔で連続的に行ない凹部2を形成する。
【0015】 凹部2の深さは、最大で数十mmであり、平板部3と長辺(縦方向)の傾斜7で 縦方向の撓みに耐え、平板部3と短辺(横方向)の傾斜8で横方向の撓みに耐え ようになっている。
【0016】 両実施例とも、凹部2と凹部2の間の上端及び下端には、スチフナ6が溶接さ れ、横方向の傾斜との連続性を保ち、横方向の撓みに対して、さらに強度を増す ようになっている。
【0017】
【考案の効果】
この考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。こ の考案は、平板の鋼板そのものに折り目および凹部を設けることにより、鋼壁と しての圧縮および座屈に耐える強度となり、溶接歪みのない製品の品質向上とな る。また、外観的にも連続した審美的な模様となり、強度と美観を兼ね備えたも のである。さらに、少なくともスチフナを使用しない分、重量を軽減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を略示したものである。
【図2】この考案の第2実施例を略示したものである。
【図3】従来の技術を略示したものである。
【符号の説明】
1 隔壁 2 凹部 3 平板部 4 (縦方向の)傾斜 5 (横方向の)傾斜 6 スチフナ 7 (縦方向の)傾斜 8 (横方向の)傾斜

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体上部構造の鋼壁において、鋼壁の材
    料の平板鋼板にロンジスペースまたはフレームスペース
    間隔で矩形に凹部を設けることを特徴とする船体上部構
    造の鋼壁。
  2. 【請求項2】 鋼壁は、矩形で金塊形の凹部をロンジス
    ペースまたはフレームスペース間隔で連続的に設ける請
    求項1記載の船体上部構造の鋼壁。
  3. 【請求項3】 鋼壁は、四角錐の凹部をロンジスペース
    またはフレームスペース間隔で連続的に設ける請求項1
    記載の船体上部構造の鋼壁。
  4. 【請求項4】 凹部の間の上端及び下端には、スチフナ
    が溶接され、横方向の連続性を保つ請求項2および請求
    項3記載の船体上部構造の鋼壁。
JP1999005071U 1999-07-08 1999-07-08 船体上部構造の鋼壁 Expired - Lifetime JP3065562U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022128630A (ja) * 2021-02-24 2022-09-05 株式会社新来島どっく 一般貨物船における倉内荷溜り防止船殻構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022128630A (ja) * 2021-02-24 2022-09-05 株式会社新来島どっく 一般貨物船における倉内荷溜り防止船殻構造
JP7132379B1 (ja) 2021-02-24 2022-09-06 株式会社新来島どっく 一般貨物船における倉内荷溜り防止船殻構造

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