JP3065518U

JP3065518U - 消臭便座蓋

Info

Publication number: JP3065518U
Application number: JP1999005019U
Authority: JP
Inventors: 徐前健
Original assignee: 徐前健
Priority date: 1999-07-07
Filing date: 1999-07-07
Publication date: 2000-02-02
Anticipated expiration: 2005-07-07

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案者は取り付けが便座蓋を交換するだけで
済み、便器を交換する必要がなく、且つ異臭を消すこと
ができるという実用性が高い消臭便座蓋を設計すること
を目的とする。【解決手段】本考案の消臭便座蓋は便器の上に設置す
る便座部分、便座部分に連結されている蓋部分、モータ
ーファン、フィルター、芳香剤から構成され、便座部分
の内部には１つの通気溝が巡らされており、便座部分の
内側にいくつかの通気穴があり、通気溝につながってい
る。モーターファンが起動すると、便器内部の気体がフ
ァンからフィルター、芳香剤に送られた後、放出され、
異臭が便器から漏れる前に消臭するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は消臭便座蓋に関するものであり、とくに便器上部に人が坐れるように設計されており、便器の異臭を消し、芳しい香りを発散することができるものを指す。

【０００２】

【従来の技術】

トイレ内部の異臭は大部分が人体から排出される尿と便によるものである。これらの異臭を消すため、従来はトイレの通気設備を強化してきた。異臭を減らすことはできても、その効果は高くない。さらに、排気設備を直接便器内部に取り付ける方法がある。人体が排泄すると同時に、異臭はフィルターシステムに送られ、消臭される。この構造は異臭を消すことができるが、取付工事において、陶器製便器の構造を変更するか、特製の便器と交換する必要があり、工事費がかかる。また、製造においても便器内部に通気管などを組み込むため、便器の構造が複雑で、製造コストが高い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案者は取り付けが便座蓋を交換するだけで済み、便器を交換する必要がなく、且つ異臭を消すことができるという実用性が高い消臭便座蓋を設計することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

消臭便座蓋を便器の上に設置する便座部分、前記便座部分に連結されている蓋部分、モーターファン、フィルター、芳香剤から構成し、前記便座部分の内部には１つの通気溝が巡らされており、便座部分の内側にいくつかの通気穴があり、通気溝につながっている。前記モーターファンは便座部分と蓋部分を接続する軸内部に設置され、モーターファンが起動すると、便器内部の気体がファンからフィルター、芳香剤に送られた後、放出され、異臭が便器から漏れる前に消臭するようにする。また、消臭設備は便座蓋内部に設置されているため、便座を交換するだけでよく、特製の便器が必要ないため、少ない経費で済む。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１に示す通り、本考案の消臭便座蓋は、便器の上に設置し坐れる便座部分(10) 、前記便座部分(10)に連結されている蓋部分(20)、モーターファン(30)、フィルター(40)、芳香剤(50)から構成されている。

【０００６】前記便座部分(10)には便座部分(10)内部に巡らされている通気溝(11)があり、通気溝(11)には便座部分(10)内側に通じる若干の通気孔(12)がある。このほか、便座部分(10)と蓋部分(20)を連結する軸には中空の管(13)があり、通気溝(11)に通じている。管(13)前端には電池(14)が設置され、管(13)の前端を封じている。管 (13)の後端には順番にモーターファン(30)、フィルター(40)、芳香剤(50)が設置され、モーターファン（30）が起動すると、便器内部の気体は通気孔(12)から通気溝(11)に吸い込まれ、フィルター(40)、芳香剤(50)を通り、外部に放出される。

【０００７】前述の部品と組立は図２に示す。便座蓋を取り外し、本考案を便器に取り付けるだけで、使用できる。特製の便器に交換したり、便器の構造を変更する必要がない。人体が排泄した時に発する異臭は、便器の外にもれる前にモーターファン(3 0)が起動し、通気孔(12)、通気溝(11)、フィルター(40)、芳香剤(50)を通り、外部に放出される（図３を参照）。異臭を持つ気体がフィルター(40)を通過すると、無臭の気体になり、さらに芳香剤(50)によって芳しい香りを持つ気体になる。

【０００８】このほか、図１、図３および図４に示す通り、前記蓋部分(20)にも管(13)に通じる孔(21)を開け、蓋部分(20)周囲に漏れた気体を管(13)内部に取り込み、フィルター(40)に通すことができる。

【０００９】このほか、便座部分(10)の底部部分に環状パッド(15)を設置し、便座部分(10)の底部と便器上部を完全に密閉し、外部の比較的きれいな気体が便器内部に入り込みことを減らし、異臭気体の吸入濾過効果を高める。

【００１０】もちろん、本考案を実用する場合、監視カメラセンサを持つモーターファンを採用することで、使用者が便器に近づくとモーターファンが起動するようにするか、または便座底部にスイッチを設置し、使用者が便座部分に坐ると、押されてスイッチが入りモーターファンが起動するようにするか、さらにはスイッチを蓋部分と便座部分を連結する軸部分に設置し、蓋を開けたときにモーターファンが起動するようにすることができる。さらに、モーターファンまたはフィルター及び芳香剤などの部品は、１つの箱に入れた後、いかなる場所に取り付けることもできる。前記の箱には吸入口と排出口を設置し、吸入口と通気溝が通じるようにすれば、本考案と同じ目的を達成することができる。

【００１１】また、本考案の起動の方法は多くのタイプに分けられ、起動スイッチの方法、位置及びモーターファン、フィルター及び芳香剤の設置位置もすべて本考案の実施の範疇に含まれる必要がある。

【００１２】

【考案の効果】

以上述べてきたように、本考案の消臭便座蓋は、異臭が便器から漏れる前に、フィルターで異臭を取り除き、消臭の目的を達成することができる。その構造は取付けが簡単であるだけでなく、既存の便器を変更したり、特製の便器に交換する必要がなく、通常の便器に適用でき、実用性が高い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の立体組立図

【図２】本考案の立体分解図

【図３】本考案を使用している状態

【図４】本考案の蓋を閉めている状態

【符号の説明】

（10）便座部分（11）通気溝（12）通気孔（13）管（14）電池（15）環状パッド（20）蓋部分６（21）孔（30）モーターファン（40）フィルター（50）芳香剤

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】便器の上に設置する便座部分、便座部分に
連結されている蓋部分、モーターファン、フィルターか
ら構成された消臭便座蓋において、前記便座部分内部に
は通気溝が巡らされ、前記通気溝には若干の通気孔があ
り、便座部分内側に通じており、前記モーターファン、
フィルターは便座部分と蓋部分をつなぐ軸内部の適当な
空間に設置され、モーターファンが起動すると、便器内
部の気体が通気孔から通気溝内部に吸い込まれ、さらに
フィルターで濾過された後に放出されることを特徴とす
る消臭便座蓋。
【請求項２】前記フィルターの後方に１つの芳香剤を設
置し、芳しい香りを濾過後の気体に加えることを特徴と
する請求項１に記載の消臭便座蓋。
【請求項３】前記蓋部分に、通気溝に通じる孔を設置す
ることを特徴とする請求項１に記載の消臭便座蓋。
【請求項４】前記モーターファン、フィルター、芳香剤
を蓋部分又は便座部分以外の、通気溝に通じる箱に設置
することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の
消臭便座蓋。