JP3064835U - 内壁にポリプロピレンを付設した食品容器および非膨化性菓子と敷紙との組合わせ - Google Patents

内壁にポリプロピレンを付設した食品容器および非膨化性菓子と敷紙との組合わせ

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JP3064835U
JP3064835U JP1999003622U JP362299U JP3064835U JP 3064835 U JP3064835 U JP 3064835U JP 1999003622 U JP1999003622 U JP 1999003622U JP 362299 U JP362299 U JP 362299U JP 3064835 U JP3064835 U JP 3064835U
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禎美 伊藤
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禎美 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カップケーキの加熱加工温度が150℃以上
になると、縦(たて)のり部と、横(よこ)のり部と
は、従来は水系の接着剤であるノリを使用するため溶媒
としての水分が蒸発して紙質を変化させて、しわなどが
発生して作業が困難になるのを防止する。 【解決手段】 カップ用紙の菓子種を挿入する側の面
に、ポリプロピレンの薄膜を付設すると、溶融温度が1
50〜180℃と高いため生成された菓子が冷却するの
に伴ってポリプロピレンの薄膜は冷却し始め、菓子と共
融しないため剥離が容易になり、材料としての用紙の全
部がカップとして利用でき、作業効率が大きく向上す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、 一般にカップケーキ用のカップまたは薄紙に関し、特にこのカップ または薄紙の菓子種と接触する側の内面にポリプロピレンの薄膜が付設されたカ ップケーキ用の食品容器および非膨化性の焼き菓子または蒸し菓子と、 これらを 載置した薄紙との組み合わせ構造に関する。 具体的には、カップ用紙の菓子種またはケーキ種が配置される側の表面に、プ ラスチックの一種であるポリプロピレンの薄膜が付着され、その溶融温度がポリ エチレンの120℃〜150℃までと比較し150℃を上廻り180℃までであ る点から、焼き菓子の焼成温度である150〜180℃では菓子は固形となり、 さらに焦げ始めているため、 ポリプロピレンは菓子と混合して一体になることな く、菓子の冷却に伴い溶融状態から固体の状態に戻る点から、 菓子との剥離が容 易な点と、価格が低い点とが主な理由である。
【0002】 溶融状態からフィルム上に展張されたポリプロピレンは、 直ちに急冷されるこ とにより結晶としての成長が抑制されてフィルム表面の活性が残り、熱接着によ る接着が良好で、これを貼着した食品用紙を使用して所定の形状、例えばカップ に成形された食品容器としてのカップの構造に関する。 さらに本考案は、これらのカップの内部に充填され、その後蒸し、または焼く 加工により膨化する菓子種と、ポリプロピレンの薄膜が付着されたカップの内壁 とが必要な程度に付着して、カップと、 その内部の菓子またはケーキとが互いの 表面のみで付着して剥離が容易であり、 一体にされたカップ、 または薄紙と菓子 との組み合わせに関する。
【0003】
【従来の技術】
(1)カップケーキとしては、蒸し菓子と焼き菓子とがある。 前者の蒸し菓子は、通常は小麦粉を主体とし、これに糖分と香料等を添加して 100℃程度の水蒸気を使用して加熱し常温では不消化性のβ澱粉(デンプン) を可消化性の澱粉(デンプン)に変え、 不消化性のタンパク質を可消化性のタン パク質に変えるものである。 一方、焼き菓子の場合は、100℃前後に加熱された際に可消化性に変化した デンプンとタンパク質とを、更に高温の150℃〜180℃にすることにより、 焦げなどによる風味と香りとを与えるものである。 (2)上記の蒸し、または焼き菓子で膨化を必要とする場合、蒸し菓子では菓 子種に膨張剤を混合し、焼き菓子では菓子種中に混入されている水分の蒸発と油 脂分の昇温に伴う膨張とによって行っている。 カップ等の容器内に菓子種を注入した状態で、前記の蒸し、または焼き加工を 行うと、いずれの菓子も容器内壁に、 しがみつくように付着して開口となってい るカップの上端に向かって膨張しながら立ち上がる。
【0004】 (3)平板紙などの敷紙上での製菓 蒸し菓子として、餅(もち)菓子、大福等の和菓子や、ビスケット、クッキー 等の焼き洋菓子等のように、膨化させる必要のない菓子の場合は、敷紙と呼ばれ る平板紙の上に菓子種を乗せ、蒸し菓子の場合は主として蒸し、焼き菓子の場合 は主として焼くことによる製菓法によって加熱加工菓子を作る。 敷紙上での製菓法としては、菓子種が膨化して紙の上に立ち上がる必要がない ため、敷紙の菓子種と直接接触する側の面に、紙の上に高価なシリコーン系の剥 離剤を塗布するなどして製菓を終わった菓子を敷紙から容易に剥離できるように する必要があった。
【0005】 (4)加熱内容物が100℃以下で処理される飲料の紙カップ 収納される内容物の加熱処理温度が、 100℃を超えない液体、例えばコーヒ ー、ジュースなどと液体と半流動体との混合物、例えばラーメンなどを収容する 紙カップでは、図7に示すように接合部の接着方法は下記のように行われる。 図7(A)に示すように、紙カップ用の用紙7aの片面(または両面)に、ポ リエチレン(PE)のラミネート7bを付設し、このPEのラミネート紙からカ ップ側筒体7と、逆U字形で浅い側壁7eとを有する円形の底板7dとを切り抜 いてカップ側筒体7の底部に底板7dを接着して、 テーパー付き紙カップ側筒体 7を形成する。
【0006】 図7(B)に示すように、側筒体7′の上部7fと底部7gとが同一の直径ま たは長さを有する場合を直筒と称する。 側筒を形成してその底部に、円板状に成形した底板を接着することは、カップ 形成時に形成速度を抑制する最大の原因となる。
【0007】 従来のケーキカップでは、接着の際に、図8(A)と(B)とに示すように、 筒形に成形した側筒の縦、つまり上下の接合部を縦のり部8aと呼び、この側筒 の底部に浅い側壁を接合する側壁の底部分を横のり部8bと呼ぶ。 これらの縦のり部8aと、 横のり部8bを接着するには、製菓の熱加工温度が 120℃以上であるため、液体飲料用カップのようにポリエチレンのヒートシー ルは使用できないので、でんぷんノリなどの水系接着剤によらねばならない。 図8(A)と(B)は、従来の水系のりを使用して接着する際に下面より上面 の直径が大なるテーパーを有する側筒である。図8(C)に示すように、側筒ブ ランクの下端に切り込み8cにより残された等脚梯形の8dが付けられたものも ある。このように、側筒下端に切り込み片がある場合は、のりを塗着した切り込 みを側筒中心に向けて内方に折り曲げ、この折り曲げ面の上部または下部に円板 状に成形された底板を接着しなければならない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら焼菓子等のように、カップの内部に充填される菓子種の加熱加工 温度が160℃〜180℃では、ポリエチレンは溶融するため使用出来ないので 止むを得ず、でんぷんノリを接着剤として使用する。 でんぷんノリの溶媒である水の蒸発速度は、熱エネルギーが大になり、でん
ぷ んノリを使用して接着すると、でんぷんノリの溶媒としての水分が、カップ用紙 に浸透して紙の繊維が膨潤して急速に変質し成形が容易でない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような難点を解決するには、融点が焼菓子の熱加工温度である150℃以 上のポリプロピレン(PP)のラミネート紙を使用することが考えられる。 溶融状態から展張されたポリプロピレンは、直ちに急冷されることにより結晶 としての成長が抑制されてフィルム表面の活性が残るため、熱接着が良好で、こ れを貼着した用紙を使用して食品容器としてのカップを熱接着で形成できる。 さらに本考案は、これらのカップの内部に充填され、その後蒸しまたは焼く加 工により膨化する菓子種と、ポリプロピレンのまま、または薄膜が付着されたカ ップの内壁とが必要な程度に付着して、カップと内部の菓子またはケーキとがカ ップの内部で加工された菓子との組み合わせ構造になる。
【0010】 ポリプロピレン(PP)は、 ポリエチレンとは相違して結晶性を有する。 熱溶融体を薄いフィルムにするとき、主としてTダイ法またはインフレーショ ン法により製造される。 1)エクストルージョン(押出し)式Tダイ法により、融出されたポリプロピ レン(PP)フィルムは、多くの場合、紙やプラスチック製の基材の表面に直接 貼着(ダイレクトラミネーション)し、直ちに冷却ロールにより急冷されるため フィルムの結晶は、その成長が抑制されてフィルム表面の活性は残って、インク または接着剤との接着も良好である。 また、Tダイ法によるポリプロピレン(PP)フィルムは、表面活性がインフ レーション法によるものよりも大きく、加熱加工中の菓子種との付着が良好で、 この付着による膨化により菓子種が側筒の内壁に付着して容器内に拡がって上端 開口部へと成長する。
【0011】 2)熱溶融体を急冷するとガラスのように非晶質に富み、熱接着性もポリエチ レンに近く印刷インクとの接着も良好である。 このような点からポリプロピレンの熱溶融体を、急冷したフィルムを紙体の菓 子種と接触する側の面に付接した用紙は、製菓、製パン上極めて有効である。 3)一方、熱風吹込みによるインフレーション(膨張)法により製造されたポ リプロピレン(PP)フィルムは、冷却が困難なため急冷し得ないので、フィル ムに結晶が生成し、フィルムの表面活性を低減させる。 このことは前記のTダイ法によるポリプロピレン(PP)フィルムがインフレ ーション法によるものよりも透明度が高いことからも明白である。 結晶の生成は、フィルム表面の活性を低下させ、これによりフィルム表面の印 刷や接着剤の剥離を容易にしている。この剥離が容易で安価な点を利用すれば従 来の高価なシリコーン系剥離剤に代用し得るものである。 このため、インフレーション法によるフィルムの表面を平板状のまま敷紙表面 として用い、これにビスケット、饅頭等の非膨化性の菓子を乗せて熱加工して製 菓した菓子を剥離するのには好都合である。
【0012】 インフレーション法により製造されたポリプロピレンフィルムのコロナ照射に よる菓子との接着性の改良 インフレーション法により製造されたポリプロピレンフィルムは、表面活性が 低いため、ドライラミネート剤や印刷インクとの接着が良好でない。 これを改善するためコロナ照射による表面活性化が広く採用されている。 コロナ照射法は、ポリプロピレンフィルムのみでなく、ポリエチレン・テレフ タレートフィルム等の表面に活性を与える方法でもある。 このコロナ照射による作用の本質は、科学的には十分に解明されてはいないが 、照射によりフィルム表面にカルボキシル基、カルボニル基等の親水性の物質が 生成するのが原因といわれ、何れにしてもコロナ照射により接着剤、インク等と の接着力が増大する。コロナ照射したポリプロピレンフィルムを容器の内壁に貼 合し、これに製菓種を収納して熱加工すれば菓子種は容器内壁に付着しながら膨 張する熱加工菓子を得ることができる。 インフレーション法によっても、コロナ照射を併用することにより、Tダイ法 に次ぐ製品を得ることができる。
【0013】
【考案の実施の形態】 図1は、本考案の代表的な実施の形態を示すもので、カップ用紙の一面に必要 に応じ、装飾1dや品名またはメーカー名等を示すための印刷を施し、あるいは カップの上端となる部分1gに花弁状または波形などの複数の突起1aを付し、 カップ側筒を1個ずつの扇形のブランク1として切断し、ブランクの両端部1b 、1cを糊(のり)の代わりにポリプロピレンの融着によって貼合させ側筒2と する。図1(A)は斜視図であり、図1(B)は図1(A)の展開図であり、図 1(C)と(D)はテーパーの無い直筒形の側筒である。 側筒とは別個に、図2(B)に示す底板3を準備し、図2(A)に示すように 側筒2の下部2aの内部または外部に底板3を配置し、図2(B)に示すように 底板3の周壁の中間部Mに、溶融ポリプロピレンなどにより接着貼合するか、ま たは、図4(A)に示すように、図3で示した平板材を押し当て工具4cと受け 金具4dを用いて打ち曲げして、図4(B)に示すように側筒と底板とが、一枚 の材料から一体に形成されたカップとすることも可能である。
【0014】 紙カップの接合部の接着: 図3は、本考案により、用紙3aの上面にポリプロピレンの薄膜3bが付設さ れた用紙の材料を示す。 図5(A)から(D)は、一枚の用紙材料から底板を折り曲げ加工して底板5 bとし、図1によって得られた側筒の底部に接着して、カップ5′としたもので ある。5fは底板の内部に同心円状に設けた曲げの案内線である。5hは底板5 bの底部5gを折り曲げた際に生じたしわ(皺)部である。 図6(A)と(B)は、ポリプロピレンのみの面上に、またはポリプロピレン が付設された用紙の上面6b上に餅菓子9aなどが成形された状態を示す状態を 平面図として示した。図6(B)に示された上、下と左、右辺の中央の点線は分 割用のミシン目である。 紙カップの側筒を形成するための接合部は、側筒部の展開図として示される図 は既に従来技術として図8(A)と(B)とに示したように、紙カップの側筒の 横のり部の長さは、多くの場合縦(たて)のり部の長さよりも大きく、通常3倍 以上である。また縦のり部が直線的な形状なのに対し、横のり部は所定の巾を有 する弧状の曲線形である。 しかも、側筒を形成する際には、側筒の下端部を底板の側壁に巻き付けながら 接着する必要がある。 上記の理由により、側筒を形成し、この底部に底板を接着することは、カップ 形成の形成速度を抑制する最大の要因となる。 飲料カップの場合、側筒形成用の側筒ブランクの内面にはポリエチレンのラミ ネート加工が施してあるため、縦のり部と横のり部との接合は、いずれもポリエ チレンのヒートシールによって行うためカップ形成速度を抑制することは無い。
【0015】
【考案の効果】
本考案においては、上記のように側筒と底板を形成する際、溶融および軟化温 度が高いポリプロピレンを用い側筒と底板とを接合するようにしたから、澱粉( でんぷん)のりなどの水系接着剤を使用する必要が無くなったので、カップ形成 速度を抑制する原因を解消する効果をも有するから、カップの形成を適正速度で 行うことができる。 また、インフレーション法により生成したポリプロピレンフィルムは、徐冷に より表面活性が減少し剥離性が高まるので、シリコーン剥離剤の代用としての効 果が大であり、特にポリプロピレンフィルム単独で、または用紙の上に付設して 敷紙とした場合には、非膨化性の菓子種を、その上部に配置した加熱加工を施し た後、出来上がった菓子を剥離するのが容易であり利用価値が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本図の(A)は、図1に示した本考案のカップ
の斜視図であり、本図の(B)は、図1の(A)に示し
たテーパー型カップの展開図であり、本図の(C)は、
直筒形のカップの斜視図であり、本図の(D)は本図の
(C)に示した直筒形のカップの展開図である。
【図2】本図の(A)は、図2に示したカップ側壁の底
部に底板を挿入した本考案カップの斜視図であり、本図
の(B)は、本図(A)に示した底板の詳細を示す斜視
図である。
【図3】本図は、本考案により上面にポリプロピレンの
薄膜が付設された用紙を示す斜視図である。
【図4】本図の(A)は、本図に示した押圧工具と凹形
受け型との中間に、 上面にポリプロピレンが付設された
用紙を配置した側面図で、本図の(B)は一枚の用紙か
ら押し出しにより成形された側筒を示す側断面図であ
る。
【図5】本図の(A)は、本考案による1枚の用紙から
加工される底板の平面図で、本図の(B)は、押圧工具
と、凹形受け型の中間に用紙が挟まれた状態を示す側断
面図で、本図の(C)は1枚の用紙から成形された底板
の斜視図で、本図の(D)は、この底板を側筒内面の底
部に付着した状態を示す側断面図である。
【図6】本図の(A)と(B)とは、1枚の敷紙の一面
上のポリプロピレン薄膜の上面に餅菓子等の非膨化性の
菓子が成形された状態を示す平面図である。
【図7】本図の(A)と(B)とは、従来技術としての
液体飲料用の紙カップの側断面図であり、本図の(A)
は傾斜体型の、(B)は直円筒型の紙カップを示す。
【図8】本図の(A)は、従来技術による単体の側筒の
縦のり部と、横のり部とを示す側面図で、本図の(B)
は本図(A)の展開図であり、本図の(C)は側筒の底
部に三角形の切り込みが付された横のり部を示した展開
図である。
【符号の説明】
1、1′:ブランク 1a:突起 1b、1c、1m、1n:ブランクの両端部 1d:装飾 1g:上端 2:側筒 2a:下部 3:底板 3a:用紙 3b:周壁 4c:押し当て工具 4d:受け金具 5b:底板 5′:カップ 5f:案内線 6b:ポリプロピレンの薄膜 9a:餅菓子 M:中間部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップを製造する用紙材料と、その用紙
    材料の表面の菓子種が挿入される側の表面に、溶融温度
    が150℃から180℃のポリプロピレン樹脂の薄膜が
    溶融後、 さらに熱接着温度まで昇温されて付着され前記
    の用紙材料と一体にされ、所定の形状に成形された熱加
    工膨化食品用の食品容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱加工膨化食品用の食品
    容器において、前記のポリプロピレン樹脂は、Tダイ法
    により溶融された後、さらに熱接着されて用紙材料の表
    面に粘着され直ちに急冷されることにより、フィルムの
    結晶は成長が抑制されてフィルム表面の活性が残り、熱
    接着が良好なことを特徴とする前記熱加工膨化食品とし
    ての焼きまたは蒸し菓子用の食品容器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の食品容器において、前記
    のポリプロピレン樹脂はインフレーション法により融出
    されフィルムの組織が安定化しているのをコロナ照射に
    よりフィルム表面の安定化が抑制されて、 菓子種の表面
    とある程度接着した焼きまたは蒸し菓子用の食品容器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の食品容器において、 前記
    所定の形状は、 側筒の底部よりも頂部の長さが大きく、
    テーパーを有する錘台形であることを特徴とする食品容
    器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の食品容器において、前記
    所定の形状は底部と頂部の長さが同一の直錘台形である
    ことを特徴とする食品容器。
  6. 【請求項6】 用紙材料と、この用紙材料の菓子種が挿
    入される側の表面に溶融温度が150℃から180℃の
    ポリプロピレン樹脂の薄膜が溶融され、 さらに熱接着温
    度まで昇温されて付着され前記の用紙材料と一体にさ
    れ、 前記のポリプロピレン樹脂は、 インフレーション法
    による徐冷により表面活性が減少したものを用紙に貼着
    した2層構造を呈し、 複数の非膨化性菓子を収容可能な
    所定の幅と長さとを有して切断されて敷紙とされ、その
    ポリプロピレンフィルムの面上に複数個の非膨化性の焼
    き菓子または蒸し菓子の菓子種が載置されて熱加工さ
    れ、喫食の際に敷紙からの剥離が容易なことを特徴とす
    る菓子と敷紙との組合わせ。
  7. 【請求項7】 溶融温度が150℃から180℃のポリ
    プロピレン樹脂の薄膜が溶融されさらに熱接着温度まで
    昇温されてその一面上に複数個の非膨化性の焼き菓子ま
    たは蒸し菓子の菓子種が載置されて熱加工され、さらに
    コロナ照射され前記非膨化性の焼き菓子または蒸し菓子
    の前記ポリプロピレン樹脂の薄膜からの剥離が容易なこ
    とを特徴とする菓子とポリプロピレン樹脂膜との組み合
    わせ。
JP1999003622U 1999-05-25 1999-05-25 内壁にポリプロピレンを付設した食品容器および非膨化性菓子と敷紙との組合わせ Expired - Lifetime JP3064835U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3433195B2 (ja) 2001-09-26 2003-08-04 正雄 酒井 料理シート、及び料理用具

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