JP3064640U - 折りたたみ式処理期限別区分状差し - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［課題］ 従来ハガキ、封書、その他書類の処理期限を
忘れないように保管するために適当な状差しがなかった
ので、処理期限別に区分収納し、その処理期限が一目で
わかるようにする。また梱包費、輸送費が高くつくの
で、これらが安価になるような構造にする。 ［解決手段］ 基板１の上にハガキ等収納ポケット２及
び封書等収納ポケット３を左右に配置し、上から下方前
部に必要な間隔をおいて貼りつける。処理期限別区分ラ
ベル４は各収納ポケツト２，３の上にはみ出した郵便物
等より上部の位置にそれぞれ貼付し、またハガキ等収納
ポケツトの列表示ラベル５及び封書等収納ポケツトの列
表示ラベル６を基板の上端に貼付して郵便物等の種別と
処理期限別区分が一目でわかるようにする。なお各収納
ポケツトは側面及び底面を蛇腹状にして折りたたみ、梱
包費、輸送費を安価にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［考案の属する技術分野］ 本考案は受領したハガキ、封書等を区分別に整理し保管する状差しに係るもの である。

【０００２】 ［従来の技術］ 従来の状差しとしては収納ポケットの数が少なく、ハガキ等収納ポケットと封 書等収納ポケットの区別もなかった。またそのために郵便物類を処理期限別に収 容するのに不便であった。この不便を解消するために考案者は先に実願平１０− １０８６６号の考案を行なった。その考案は処理期限別区分を封書等４区分、ハ ガキ等４区分とし、合計８個の箱状収納ポケットを上から下方前部に、封書等収 納ポケット次にハガキ等収納ポケットの順序で交互に貼りつけこれを裏板、側板 、前板、底板で包むような構造のものであった。

【０００３】 ［考案が解決しようとする課題］ 前記実願平１０−１０８６６号の処理期限別区分状差しでは処理期限区分数が 少ないという欠点があり、また構造上製造費、梱包費、輸送費が高価になるとい う問題点があった。

【０００４】 本考案は従来の技術の有するこのような欠点や問題点を解決してより適正な処 理期限別に区分されたハガキ、封書等が一目でわかり、また製造費、梱包費、輸 送費を安くし商品として安価な折りたたみ式処理期限別区分状差しを提供しよう とするものである。

【０００５】 ［課題を解決するための手段］ 上記課題を達成するために本考案における状差しは、ハガキ等収納ポケット８ 個、封書等収納ポケット８個を設け処理期限別区分を８区分に増加する。またハ ガキ等収納ポケットの横幅、深さ、奥行き、を８個とも同一とし、封書等収納ポ ケットの各寸法も８個とも同一として製造費を安くする。なお各収納ポケツトの 側面及び底面が蛇腹状のひだを有し折りたたみ可能にして梱包費、輸送費を安く する。

【０００６】 そして基板の上に、ハガキ等収納ポケットと封書等収納ポケットを左右になら べそれぞれ上方から下方前部へ必要な寸法をずらせて貼りつける。また処理期限 別区分ラベルを各収納ポケット上部よりはみ出したハガキ、封書等の上部に貼付 し、ハガキ等収納ポケットと封書等収納ポケットの区分については列表示ラベル を基板最上部に貼付して収納区分と処理期限別区分が一目でわかるようにする。

【０００７】 ［考案の実施の形態］ 考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１〜図４において、基板１は硬質プラスチックの板状材料を、ハガキ等収納 ポケット２及び封書収納ポケツト３は軟質プラスチックの板状材料を使用する。 また板の厚みは、１は１，０ｍｍ程度、２及び３は０，３〜０，５ｍｍ程度のも のを使用する。なお図５の蛇腹拡張部品８は厚み０，５ｍｍ程度の長方形の金属 板を中央部で半分に折りまげて使用する。

【０００８】 ハガキ等収納ポケツト２の寸法は、横巾約１１ｃｍ、深さ約１２ｃｍ、奥行き 約１ｃｍ、で両側面及び底面を図３の蛇腹部分７のようにひだを内側へ折りこむ 。また封書等収納ポケット３の寸法は、横巾約１３ｃｍ、深さ約２０，５ｃｍ、 奥行き約２ｃｍ、で両側面及び底面を図４の蛇腹部分７のようにひだを内側へ折 り込む。

【０００９】 そして基板１の左側に、最上段となるハガキ等収納ポケツト２の開口部上端が 基板１の上端より約６ｃｍ下方になるように貼付し、以下７個を順次下方前部に ４ｃｍずらして貼り付けハガキ等収納ポケット８個の縦列を形成する。次に基板 の右側に、最上段となる封書等収納ポケツト３の開口部上端が基板の上端より約 ６ｃｍ下方になるように貼付し、以下７個を順次下方前部に４ｃｍずらして貼り 付け封書等収納ポケット８個の縦列を形成する。

【００１０】 処理期限別区分ラベル４は、上から翌月以降に、翌月中に、２５日までに、２ ０日までに、１５日までに、１０日までに、５日までに、の８種類とし各収納ポ ケットの開口部上端より約３ｃｍ上部、即ち上部にある収納ポケツトの開口部上 端から１ｃｍ下方の間に貼付する。但し最上段の収納ポケツトについては基板上 で約３ｃｍ上部に貼付する。ハガキ等収納ポケツト８個の縦列と封書等収納ポケ ツト８個の縦列の列表示ラベル５，６は基板の最上部に各１枚貼付する。

【００１１】 なお折りたたまれた各収納ポケツトは使用前に、開口部の奥行き巾が所定の寸 法になるように側面上端に図５のとおり蛇腹拡張部品８を装着する。

【００１２】 ［考案の効果］ 本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果がある。

【００１３】 ハガキ、封書等を受取り最初に処理期限を決め、この状差しに入れておけば紛 失したり忘却のために処理期限におくれることがない。

【００１４】 各収納ポケットが折りたたみ可能で、全体の厚みを均一に薄くできるので梱包 費、輸送費が安価になる。

【００１５】 また定形のハガキ及び定形の封書と同寸法の台紙を２種類用意しておけば、寸 法の類似したその他の書類も台紙の上端にゼムクリップで止めて利用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】折りたたみ式処理期限別区分状差しの正面図で
ある。

【図２】折りたたみ式処理期限別区分状差しの側面図で
ある。

【図３】ハガキ等収納ポケットの斜視図である。

【図４】封書等収納ポケツトの斜視図である。

【図５】図４の封書等収納ポケットに蛇腹拡張部品を装
着した状態を示す要部側面図である。

【符号の説明】

１ 基板 ２ ハガキ等収納ポケツト ３ 封書等収納ポケツト ４ 処理期限別区分ラベル ５ ハガキ列表示ラベル ６ 封書列表示ラベル ７ 蛇腹部分 ８ 蛇腹拡張部品

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 寸法がほぼ定まった書類の高さより浅い
   深さの軟質の板状材料よりなる収納ポケット（２．３）
   が、上記書類の処理期限順にその開口縁を上方から下方
   前部に順次ずらせて共通の基板（１）に取付けられてい
   る折りたたみ式処理期限別区分状差し。
2. 【請求項２】 上記書類は定形のハガキ及び封書である
   ことを特徴とする請求項１記載の折りたたみ式処理期限
   別区分状差し。
3. 【請求項３】 上記収納ポケット（２，３）は側面及び
   底面が蛇腹状のひだを有することを特徴とする請求項１
   記載の折りたたみ式処理期限別区分状差し。