JP3064331U - 窓の外側へ装着するブラインド装置 - Google Patents
窓の外側へ装着するブラインド装置Info
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- JP3064331U JP3064331U JP1999003678U JP367899U JP3064331U JP 3064331 U JP3064331 U JP 3064331U JP 1999003678 U JP1999003678 U JP 1999003678U JP 367899 U JP367899 U JP 367899U JP 3064331 U JP3064331 U JP 3064331U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スダレやヨシズに代わる屋外用の新たな採光
調節及び視線遮蔽装置として、窓の外側に装着するブラ
インド装置を開発する。 【解決手段】 枠構造の本体中にブラインドを吊着し、
ブラインドの下端部を磁石で底板に着脱自在に吸着固定
し、装置全体を窓外の庇あるいは壁面に装着する、窓の
外側へ装着するブラインド装置を提供する。 【効果】 従来の屋内用のブラインドの機能と効果をそ
のまま屋外用のブラインドとして利用でき、枠構造の本
体中にブラインドを緊張させるので、かなりの強風下で
も揺動せず、衝突音も発せず、堅牢な状態を長期間保持
できる。
調節及び視線遮蔽装置として、窓の外側に装着するブラ
インド装置を開発する。 【解決手段】 枠構造の本体中にブラインドを吊着し、
ブラインドの下端部を磁石で底板に着脱自在に吸着固定
し、装置全体を窓外の庇あるいは壁面に装着する、窓の
外側へ装着するブラインド装置を提供する。 【効果】 従来の屋内用のブラインドの機能と効果をそ
のまま屋外用のブラインドとして利用でき、枠構造の本
体中にブラインドを緊張させるので、かなりの強風下で
も揺動せず、衝突音も発せず、堅牢な状態を長期間保持
できる。
Description
【0001】
本考案は、ブラインド本体を屋根板、底板、両側板、及び支持枠内に吊着し、 装置全体を窓外の軒あるいは壁面に装着することを特徴とする、窓の外側へ装着 するブラインド装置に関するものである。
【0002】
建築物の窓からの採光を遮蔽、調節する装置としては、従来、屋内用として、 カーテン、あるいは所謂ブラインドと呼称される、糸により薄片を連接し、薄片 の傾斜角度を変化させることにより遮光・採光を自由に行う装置が用いられてい る。また、屋外用としては、雨戸、鎧戸、ヨシズ、スダレ等が古くから用いられ ている。
【0003】
このうち、カーテン、ブラインドは屋内用に限られ、屋外用としては使用され なかった。その理由としては、カーテンは素材・形状等から耐久性に乏しく、も とより屋外用には適さないこと、またブラインドは、薄片が糸によって連接され る構造のため、屋外に用いた場合、風による揺動を受けて安定せず、また、その 際窓自体や壁面に衝突して損傷を早める他、衝突時に衝撃音を発する等の問題点 があったからである。
【0004】 屋外用の遮光装置としての雨戸や鎧戸は、建築物の一部として新築、あるいは 改築時に装備する必要があり、また、雨戸は開閉にある程度の労力を要する。ま た、ヨシズ、スダレは植物材料を用いているので損傷しやすく、さらには開閉に 手間を要し、またスダレは風による揺動をうけやすい等の欠点があった。
【0005】 以上に述べたような理由から、これまで、設置や取り扱いが簡便で、しかもあ る程度の耐久性を有する屋外用の採光調節装置は存在せず、そのような装置の開 発が現今強く望まれるところである。
【0006】
本考案は上記課題を解決するためになされたものであって、その要旨とすると ころは、屋根板と底板と支持枠及びブラインド本体より成り、ブラインド本体の 上端部を屋根板と支持枠に固着された固定桟に吊着し、ブラインド本体の下端部 を底板に埋設された磁石にて着脱自在に吸着し、装置全体を窓外の軒あるいは壁 面に装着する窓の外側へ装着するブラインド装置に関する。
【0007】
本考案を図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例の、一部を欠截した外観斜視図である。該実施例は、 屋根板2と底板3、及び左右の側板4a、4bにより形成された枠状をなし、屋 根板2と底板3の間に支持枠5a、5b、5cが渡設されている。底板3は雨水 捌けを良くするために断面が山型をなし(図2)、適宜磁石7が埋設してある。 また、建築物の壁面に接する側(正面)には適宜水抜穴8が刻設されている。
【0008】 図2は図1のA―A断面図である。屋根板2の裏面には、長手方向に沿って固 定桟6が付設され、この固定桟6にブラインド9(該実施例にては既成の市販品 を使用)の上端部10を、取付具15により吊着する。 取付具15は、ブラインド9に付属のものをそのまま使用する。さらに、ブライ ンド9の下端部11(市販品はスチール製)は、底板3に埋設された磁石7に吸 着固定する。磁石7の磁力は、下端部11を容易に着脱自在にできる程度のもの とする。
【0009】 本体1内にブラインド9を挿入する際には、ブラインド9を完全に引き上げた 状態で、支持枠5a、5b、5cのうち隣り合う2本の間から、斜めに差し入れ る。支持枠5a、5b、5cの間隔を、図1程度に設定すれば、充分に該方法に て、本体1内にブラインド9を挿入できることが、試作により確認済みである。
【0010】 図3は、本体1の、窓外への取り付け方法を示す。本体1を窓14の位置に合 わせ、庇13及び壁面12に、取付具16により螺着する。取付具16の形状、 個数、位置は、庇13の有無や窓14の形状、大きさ等により、適宜最適の形状 、個数、位置を選択するものとする。
【0011】 本考案の装置の使用方法は、室内に設置したブラインドの使用方法と略同様で あるが、ブラインド9全体を引き上げる場合には、底板3に埋設された磁石7に 吸着されていた下端部11を磁石7より外し、しかるのち、通常の用法に従って 引き上げる。その他の使用方法は、室内に設置したブラインドの使用方法と同様 である。
【0012】 図4は、本考案の装置の本体1より側板4a、4bを除去したタイプの実施例 の外観斜視図である。本体1の側面が、雨戸の戸袋等に接する等の場合には、適 宜側板4a、4bのいずれか、あるいは両方とも除去しても充分使用に耐えうる ことが、使用実験により確認されている。
【0013】 上記の実施例においては、ブラインド9本体は市販の既製品を使用しているが 、風雨を強く受ける可能性の高い場所等に設置する場合には、ブラインド9本体 を、市販の既製品ではなく、材質・構造ともより丈夫なものとして別途製作する ことも当然可能である。
【0014】
室内に設置したブラインドの場合には、ブラインドを一杯まで下ろした状態で は窓を開けることができず、窓を開け閉めする場合には一旦ブラインドを引き上 げねばならず、煩瑣な手間を要していたが、本考案の装置によれば、窓の外側に ブラインドを装備したので、ブラインドを下ろしたままで窓の開閉が自在にでき るようになった。
【0015】 また、窓外にスダレ等を掛けた場合には、風による揺動で損傷を受けたり壁に 衝突して音を立てる等の問題があったが、本考案の装置では、ブラインド9が、 上端部10を固定桟6に固着され、下端部11は底板3に埋設された磁石7によ り吸着され、ブラインド9全体が、本体1内に緊張されているため、かなりの強 風でもブラインド9は揺動をほとんど受けることがない。従って、騒音の発生を 防止する効果があることが、使用実験により確認されている。
【0016】 本考案の装置は、本体1内に取付具15と磁石7により、ブラインド9を、風 による揺動をほとんど受けない状態で吊着固定することができるため、スダレや ヨシズに比較すると、損傷ははるかに軽微で、堅牢な状態を長期にわたって保つ ことが可能である。
【0017】 さらに、本考案の装置はブラインド9自体が開閉自在であるので、スダレやヨ シズと異なって、採光量の調節が自在である。従来、西日の差し込む窓には、開 閉に煩瑣な手間を要するスダレ、ヨシズが多用されてきたが、本考案の装置は、 操作性は屋内用ブラインドと略同一であるので、午前中は開いておき、西日の差 し込む午後には閉じるということが、手軽な操作で可能となった。しかも、完全 に閉じてしまうと、スダレやヨシズよりはるかに高い遮光性を得ることができる 。
【0018】 また、本考案の装置を窓外に設置することにより、隣家や道路等、屋外からの 視線を遮る効果も大である。本考案の装置は、ブラインド9の開閉具合により、 視線を遮っても光や風のみは通すという機能(ブラインド本来の機能)を有して いるので、様々な目的に合わせて幅広く用いることが可能である。
【図1】本考案の窓の外側へ装着するブラインド装置の
一部を欠截した外観斜視図
一部を欠截した外観斜視図
【図2】本考案の窓の外側へ装着するブラインド装置の
図1におけるA−A縦断面図(省略部分あり)
図1におけるA−A縦断面図(省略部分あり)
【図3】本考案の窓の外側へ装着するブラインド装置の
庇及び壁面への取り付け方法を示す右側面図
庇及び壁面への取り付け方法を示す右側面図
【図4】本考案の窓の外側へ装着するブラインド装置の
側板4a、4bを除去した実施例の外観斜視図
側板4a、4bを除去した実施例の外観斜視図
【符号の説明】 1 本体 2 屋根板 3 底板 4a、4b 側板 5a、5b、5c 支持枠 6 固定桟 7 磁石 8 水抜穴 9 ブラインド 10 上端部 11 下端部 12壁面 13庇 14窓 15取付具 16取付具
Claims (1)
- 【請求項1】 屋根板、底板、両側板、支持枠、及びブ
ラインド本体より成り、ブラインド本体の上端部を屋根
板と支持枠に固着された固定桟に吊着し、ブラインド本
体の下端部を、底板に埋設された磁石にて着脱自在に吸
着し、装置全体を窓外の庇及び壁面に装着することを特
徴とする窓の外側へ装着するブラインド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999003678U JP3064331U (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 窓の外側へ装着するブラインド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999003678U JP3064331U (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 窓の外側へ装着するブラインド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3064331U true JP3064331U (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=43197990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999003678U Expired - Lifetime JP3064331U (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 窓の外側へ装着するブラインド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3064331U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017206875A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-24 | 立川ブラインド工業株式会社 | 横型ブラインド |
-
1999
- 1999-05-27 JP JP1999003678U patent/JP3064331U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017206875A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-24 | 立川ブラインド工業株式会社 | 横型ブラインド |
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