JP3064001U - 旅行用プラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】プラグ本体、及び挿入手段を備えた簡単に取替
えできる旅行用プラグ。 【解決手段】プラグ本体１が挿入式で挿入手段と連接
し、即ち、プラグ本体１には電器プラグと連接する用の
雄端子１６が三つあり、また挿入手段差し込み用の雌ガ
イダンス１１が設けられ、プラグ本体の両側には夫々左
側ボタン１３と右側ボタン１４を設け、プラグ本体の上
に押え板１５が覆われ、挿入手段にはプラグ本体の雄端
子と繋ぐ雌端子があり、そして絶縁用のプラスチックを
覆い、挿入手段にはプラグ本体の雌ガイダンスと対応す
る雄ガイダンス２１があり、挿入手段は各種類のピン２
２を取替えることができることを特徴とする。従って、
異なった電源ソケットと対応して電気的接続を完成させ
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はプラグに関し、特に携帯的電器又は旅行用電器に適用したプラグの改 良に関する。この旅行用プラグは、各国の電源ソケットと対応できるプラグに簡 単に取替られ、携帯した電器製品の使用効果に有利する簡単に取替できる旅行用 プラグである。

【０００２】

【従来の技術】

現時代において、手提げマイコンや携帯電話、撮影機などを使うことは極普通 なことであり、しかも益々上昇の勢いを呈している。国内で使用する場合、その プラグが国産ソケットの規格にぴったりと合うため、使用の際に電源ソケットに 合わないせいで、電器接続の不可能により使用の不便さがあるかどうかを心配し なくてもいい。しかし、商談のため他国へ出張する場合や、世界各国を回って旅 行に行く場合、各国の電源ソケットが別々なので、電器そのもののプラグは各種 類の電源ソケットに合わないことにより、電気との連接が不可能になり、せっか く携帯した電器製品は使用できないことになる。

【０００３】 既存電器製品の電源プラグの設計について言えば、電源線はただ一種類のプラ グがあり、そして一種類の固定方式のソケットのみに合うというのが普通である 。もしソケットのジャックは円状や、扁状など異なった配列の変換があれば、元 の固定方式のプラグが使用できないようになる。この時、その電器を使用しよう とする場合、プラグが異なるため、そのソケットの方式に合うような他の電源線 を買う必要があり、こうして始めて元の電器設備の使用が可能となる。このよう なやり方は不便な上に不経済である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、改良した簡単に取替えできる旅行用プラグを提供するこ とにある。このプラグは、多国間商談や多国間旅行を行う場合、世界各国の電源 ソケットが異なり、電気との連接が不便であるため生じた悩みを克服し、地元の 電源ソケットに合うプラグに簡単且早速に取替えて電気との連接を実現させるこ とができる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の目的は下記のように実現されるのである。

【０００６】 本考案によるプラグ本体及び前記プラグ本体に接続する挿入手段を備えた簡単 に取替えできる旅行用プラグにおいて、プラグ本体が挿入式で挿入手段と連接し 、挿入手段が、他種類のピンを取替えることができることを特徴とする簡単に取 替えできる旅行用プラグである。具体的に言うと、前記プラグ本体には電器プラ グと連接する用の雄端子が三個あり、また挿入手段差し込み用の雌ガイダンスが ある。前記プラグ本体の両側には夫々左側ボタンと右側ボタンが設けられ、プラ グ本体の上に押え板が覆われる。前記挿入手段にはプラグ本体の雄端子と連接す る雌端子があり、そして絶縁のためプラスチックを覆う。前記挿入手段にはプラ グ本体の雌ガイダンスと対応する雄ガイダンスがあり、前記挿入手段には各種類 のピンに取替えて使うことができる。

【０００７】 本考案は、プラグ本体に挿入手段差し込み用の雌ガイダンスを設け、挿入手段 にはプラグ本体の雌ガイダンスと対応する雄ガイダンスを設けたため、挿入手段 の雄ガイダンスがプラグ本体の雌ガイダンスに沿いプラグ本体の中に差し込むこ とにより、プラグ本体と挿入手段を簡単に一体にさせる。それと同時に、前記プ ラグ本体に左側ボタンと右側ボタンが設けられ、左側ボタンと右側ボタンの外端 が夫々プラグ本体の両側に設けられ、そして左側ボタンと右側ボタンには何れも 挿入手段を引っ掛かって固定させるための逆鉤構造が備えられたため、この両端 逆鉤で位置決めをすることにより接合点をより確実で強固にさせる。また、左側 ボタンと右側ボタンに撥条を設けたため、挿入手段を取替えるため逆鉤から退こ うとする場合、撥条付けのボタンを利用すれば挿入手段の取替え作業は簡単な上 に便利である。また、消費者の慣習に便宜を図るために、左側ボタンと右側ボタ ンは左が低く、右が高いように設計された。それで、如何なる挿入手段も簡単且 早速に取替えられ、地元の電源ソケットと対応して電気的接続を完成することが できる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下は図を参考にして本考案の簡単に取替できる旅行用プラグの一実施例を説 明する。それによって、本考案の目的、詳しい構成の特徴及びメリットをよりよ く理解できる。

【０００９】 まず、図１は本考案の簡単に取替できる旅行用プラグの立体構成図である。本 考案は主にプラグ本体１及び挿入手段２からなり、挿入式で互いに連接される。 電器のプラグ・ワイヤ３がプラグ本体１に連接され、プラグ本体１にはプラグ本 体１の所定位置にある左側ボタン１３と右側ボタン１４が設けられる。左側ボタ ン１３と右側ボタン１４の外端は夫々プラグ本体１の両側に設けられ、図に示し たように、挿入手段２は左側ボタン１３と右側ボタン１４に引っかかられたため 、挿入手段２をプラグ本体１と挿入式で確実に連接させる。左側ボタン１３と右 側ボタン１４を押すと、挿入手段２がプラグ本体１から抜き出されてピン２２の 異なった挿入手段２を取替える。本実施例にはピン２２は三相方式であり、三つ のピンはみな円柱体を呈する。行こうとする国又は地域所用の挿入手段２を準備 しておけば、目的地に行ってもいつでも取替えることができるので、元プラグ・ ワイヤのプラグのピンの不適当により生じた不便さを避けるのが可能になる。

【００１０】 図２は本考案の実施例の立体分解構成の説明図である。図はプラグ本体１と挿 入手段２の分解構造、構成及び組立て方式を示した。その中、プラグ本体１には 雌ガイダンス１１があり、挿入手段２が自体にある雄ガイダンス２１を介して雌 ガイダンス１１の中に差し込んでプラグ本体１と連接するためである。プラグ本 体１には左側ボタン１３と右側ボタン１４が設けられ、左側ボタンと右側ボタン の外端は矩型を呈し、一端は短い角棒であり、他端は逆鉤構造である。左側ボタ ン１３は平らな逆鉤であり、右側ボタン１４はまず下へ曲がりそれから内側へ折 る逆鉤である。右側ボタン１４の位置は左側ボタン１３の位置より高い。この特 徴はカストマ・デザインしたものである。逆鉤側の端面には撥条１２の位置決め をするピンが設けられ、逆鉤の用途は、挿入手段２がプラグ本体１に嵌め込む時 に、プラグ本体１にある左側ボタン１３と右側ボタン１４の逆鉤により挿入手段 ２を引っかかって固定させる。この両端逆鉤で位置決めをすることにより接合点 をより確実で強固にする。挿入手段２を取替えるため逆鉤からそれを退き出そう とする場合、撥条１２によりボタンを押せば逆鉤からの退き出しは簡単で、便利 である。そして、左側ボタンと右側ボタンとして左が低く、右が高いように設計 されたのは使用者の慣習を考えたものである。プラグ本体１の上にまた押え板１ ５を覆うのは製品のデザインを一層向上させるためである。プラグ本体１には電 器接続子と連接する用の雄端子１６が二個又は三個設けられ、挿入手段２のピン ２２と連接する雌端子２３（図面３をご参考）と接合して導電通路を形成するこ とができる。そして脱落により感電される危険を避けるため、挿入手段２の雌端 子２３はプラスチックを覆って絶縁する。組み立てを行う場合、まず左側ボタン と右側ボタンをプラグ本体１に取り付け、それから押え板１５を覆い、そして挿 入手段２を差し込むと組み立てが完成する。

【００１１】 雌ガイダンスと雄ガイダンスの位置限定により、左側ボタンと右側ボタンの逆 鉤手段を一つ省略してもいい。例えば、左側ボタン１３だけあってもよく、右側 ボタンだけあってもよく、又は左側ボタンと右側ボタンが両方あってもいい。図 ３における本考案の立体構成分解図は左側ボタン１３だけ設けられた図であり、 図４における本考案の立体構成分解図は右側ボタン１４だけ設けられた図である 。

【００１２】 図５による本考案の実施例は主に挿入手段２の裏面の構成を示す説明図である 。図から分かるように、挿入手段２の裏面板には雌端子２３が設けられ、この端 子２３はピン２２と連接し、裏面板の両端にはプラグ本体１の中に差し込むため の雄ガイダンス２１があり、裏面板の上部の両側にはみな内凹の切欠き部があり 、左撥条と右撥条の逆鉤が両側にある内凹の切欠き部に引っかかって挿入手段２ をプラグ本体１に組み立てるようにする。

【００１３】 図６は本考案の部分実施例の概略図である。図には四種類の挿入手段２の斜視 図を示した目的は、プラグが各種類に取替えられ、別々の状況に応じて使用でき るのを説明するためである。例えば、挿入手段６は三相式の円柱状ピンを有する 端子である。挿入手段３は二相式の円柱状ピンを有する端子である。挿入手段４ は三相式の板状ピンと円柱状ピンを有する端子である。挿入手段５は三相式の狭 片状ピンを有する端子である。これらの例はただ世界全体においてよく使ってい るプラグの種類を示し、ある国に行った場合、地元の電源ソケットに合う挿入手 段を選び出し、それをプラグ本体１にはめ込むだけで電気的接続が完成できるよ うになる。これによって、既存のプラグ・ワイヤにはただ一種類のプラグがあり 、電器を使おうとする場合、プラグの種類が異なったため、当該プラグの種類と 対応できるもう一つのプラグ・ワイヤを買って始めてその電器設備を使用するこ とができる、という不便さと不経済な状況を避けることができる。

【００１４】 図７は本考案の挿入手段２を取替えることにより形成した一部の実施例の正面 説明図であり、合計１１種類の実施例を示した。図７（ａ）のプラグは二相式の 扁平状ピンを採用し、日本と台湾に適用する。図７（ｂ）のプラグは三相式の円 柱状ピンを採用し、ドイツとフランスに適用する。図７（ｃ）のプラグも三相式 の円柱状ピンを採用したが、相互の配置角度が異なったため、スイスに適用する 。図７（ｄ）のプラグは三相式の円柱状ピンを採用し、この三つのピンは一直線 に並び、イタリアに適用する。図７（ｅ）のプラグは二相式の円柱状ピンであり 、この二つのピンの間の距離が比較的に遠く、ヨーロッパの幾つかの国に適用す る。図７（ｆ）のプラグは円柱状ピン一個と竪向きの扁平状ピン二個であり、ア メリカに適用する。図７（ｇ）のプラグは三相式の扁平状ピンであり、この三つ の扁平状ピンは「品」文字状を呈して設置し、上のピンは竪状を呈し、下の二つ のピンは逆八文字状を呈して設置して中国の一部の地域に適用する。図７（ｈ） のプラグは三相式の太い扁平状ピンであり、上のピン一個は竪状を呈し、下のピ ン二個は水面上に設置され、イギリスに適用する。図７（ｉ）のプラグは三相式 のピンであり、上の一個は半円状を呈し、下の二個は扁円状を呈し、「品」文字 のように設置されデンマークに適用する。図７（ｊ）のプラグは三相式のピンで あり、上の一個は太い円状を呈し、下の二個は細円状を呈し、「品」文字のよう に設置され南アフリカに適用する。図７（ｋ）のプラグは三相式のピンであり、 上の一個は太い円状を呈し、下の二個は、細円状を呈し、「品」文字のように設 置されたが、ピンとピンの間の距離が短くて、ヨーロッパの一部の国に適用する 。挿入手段が小さいため、これらの世界各国の各種類の挿入手段を一つの鞄の中 に入れて持っていくと便利である。旅行に行く場合、トランクの中に入れても、 あまりスペースを占めない。また使おうとすると二、三種類の挿入手段を選び出 して持って行ってもいい。本考案のプラグは多国間商売や多国間旅行を行う時不 可欠のものであり、商売を行う時よく使う手提げマイコン、旅行の時よく使うチ ャージャーや髭剃りなどに特に適用である。従って、本考案は既存のものに比べ て品質がもっといいし、且適用の範囲ももっと広い。

【００１５】 以上から分かるように、本考案は雄ガイダンスをプラグ本体に簡単に嵌め込む ことができるので、その連接を容易に完成することができる。それと同時に、両 側にある逆鉤で位置決めをすることにより接点を確実で強固にする。挿入手段を 取替えるため逆鉤から退き出そうとする場合、撥状によりボタンを押せば逆鉤か らの退き出しは簡単な上に便利である。また、左側ボタンと右側ボタンは左が低 く、右が高いように設計されたのも消費者の慣習に便宜を図るためである。従っ て、如何なる種類の挿入手段をも簡単且早速に取替えることができ、それと対応 できる電源ソケットを採用しさえすれば電気との接続が実現できる。それに鑑み 、既存のプラグに比べて素晴らしい特徴を持っている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による簡単に取替できる旅行用プラグの
立体構成図である。

【図２】本考案による簡単に取替できる旅行用プラグの
立体分解構成図である。

【図３】本考案による簡単に取替できる旅行用プラグの
もう一つの実施例の立体分解構成図である。

【図４】本考案による簡単に取替できる旅行用プラグの
他の実施例の立体分解構成図である。

【図５】本考案による簡単に取替できる旅行用プラグの
挿入手段の構成図である。

【図６】本考案による簡単に取替できる旅行用プラグの
部分実施例の概略図である。

【図７】本考案による簡単に取替できる旅行用プラグの
複数実施例の正面説明図である。

【符号の説明】

１ プラグ本体 ２ 挿入手段 ３ 電器のプラグ・ワイヤ １１ 雌ガイダンス １２ 撥条 １３ 左側ボタン １４ 右側ボタン １５ 押え板 １６ 雄端子 ２１ 雄ガイダンス ２２ ピン ２３ 雌端子

フロントページの続き (73)実用新案権者 599068728 Ｆｌａｔ Ｄ，13／Ｆ．，Ｇｌｅｅ Ｉｎ ｄ．Ｂｌｄｇ．，77−81 Ｃｈａｉ Ｗａ ｎ ｋｏｋ Ｓｔｒｅｅｔ，Ｔｓｕｅｎ Ｗａｎ，Ｎ．Ｔ．，Ｈｏｎｇ Ｋｏｎｇ (72)考案者 リュウ チャオ クン 香港，エヌ．ティー．，ツェン ワン，チ ャイ ワン コック ストリート 77− 81，グリー アイエヌディー． ビーエル ディージー．，13／エフ，フラット ディ ー

Claims (10)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラグ本体及びプラグ本体と連接する挿
   入手段を備えたプラグにおいて、プラグ本体は挿入式で
   挿入手段と連接し、前記挿入手段は各種類のピンと取替
   えることができるように構成されていることを特徴とす
   るプラグ。
2. 【請求項２】 前記プラグ本体には挿入手段差し込み用
   の雌ガイダンスが設けられ、挿入手段には雌ガイダンス
   と対応した雄ガイダンスが設けられていることを特徴と
   する請求項１記載のプラグ。
3. 【請求項３】 前記挿入手段のピンが二相式、あるいは
   三相式であることを特徴とする請求項１記載のプラグ。
4. 【請求項４】 前記挿入手段のピンが円柱状あるいは、
   板状であることを特徴とする請求項１のプラグ。
5. 【請求項５】 前記プラグ本体には雄端子が三個設けら
   れ、挿入手段には前記雄端子と連接する雌端子が設けら
   れ、前記挿入手段がプラグ本体に完全に差し込まれた
   後、前記雄端子は雌端子と電気的に接続されることを特
   徴とする請求項１記載のプラグ。
6. 【請求項６】 さらに、前記プラグ本体の所定位置にボ
   タンを設け、前記ボタンには前記挿入手段を引っかけ又
   は外すための逆鉤構造と撥条とがあることを特徴とする
   請求項１に記載のプラグ。
7. 【請求項７】 前記ボタンは、前記プラグ本体両側にあ
   る左側ボタンと右側ボタンであることを特徴とする請求
   項６記載のプラグ。
8. 【請求項８】 前記左側ボタンと右側ボタンは、左が低
   く右が高いように設計されていることを特徴とする請求
   項１又は請求項７記載のプラグ。
9. 【請求項９】 前記挿入手段の雌端子を絶縁のためプラ
   スチックをで覆うことを特徴とする請求項１記載のプラ
   グ。
10. 【請求項１０】 前記プラグ本体の上にさらに、前記プ
    ラグ本体を覆い、製品のデザインをより向上させるため
    の押え板が設けられていることを特徴とする請求項１又
    は６記載のプラグ。