JP3063817U - 節水コマ - Google Patents

節水コマ

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JP3063817U
JP3063817U JP1999002989U JP298999U JP3063817U JP 3063817 U JP3063817 U JP 3063817U JP 1999002989 U JP1999002989 U JP 1999002989U JP 298999 U JP298999 U JP 298999U JP 3063817 U JP3063817 U JP 3063817U
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protrusion
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flow
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JP1999002989U
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Inventor
英司 横山
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合名会社北海道イーシーオーユニット
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の水道水栓等の節水コマ1としては、通水
孔4の孔径を流水管6の管内径より小さくして節水する
ことを基本原理としており、直径約3mm以下の通水孔
4を複数設けているコマが少なくない。そのため、赤サ
ビや水垢等の異物が、その通水孔4に詰まり、吐出水量
が著しく低下し、最悪の場合全く水が出なくなる等のト
ラブルが発生することがある。 【解決手段】通過する水流を遮断する水流遮断部2と、
その水流遮断部2より上流側に突起した突起部3をも
ち、その突起部3の最上流部に通水孔4の流入部を設け
ることにより、赤サビ等の異物を突起部3と流水管6a
の間のよどみ部に留まらせ目詰まりを低減させる節水コ
マ1を提供する。必要なときには突起部3に通水孔4を
覆うことのできる網9の取付けが可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水道水栓やシャワーヘッド等における使用水量を節約するために、 水栓連結部あるいは配管内に装着する節水コマに関し、簡便な構造であるにもか かわらず、見かけ上の水量や使用感を変えず、かつ赤サビや水垢等による目詰ま りの発生を抑える節水コマに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の水道水栓等の節水コマとしては、通水孔の孔径を流水管の管内径より小 さくして節水することを基本原理としており、見かけ上の水量や使用感を変えな いため、通水孔の数や向き等を工夫しながら直径約3mm以下の孔を複数設けて いるコマが少なくない。その場合、通水孔の流入部を水流遮断部と同定位か、あ るいは下流側に設けているものがほとんどである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、通水孔の孔径が十分に大きい場合には問題にならない赤サビや水垢 等の異物が、その通水孔に詰まり、吐出水量が著しく低下し使い勝手が悪くなっ たり、最悪の場合全く水が出なくなる等のトラブルが発生することがある。また 、目詰まりを避けるため、通水孔の孔径を大きくすると、節水の効果が十分に得 られない。
【0004】 このような事情を鑑み、見かけ上の水量や使用感を変えず、かつ赤サビ等によ る目詰まりの発生を抑えることのできる簡便な構造の節水コマを提供することを 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すために、本考案にかかる節水コマは、請求項1のように構成 した。すなわち、通過する水流を遮断する水流遮断部と、その水流遮断部と一体 に成型され遮断部より上流側に突起した突起部をもち、その突起部の最上流部に 通過流量を調節するための通水孔の流入部を設け、必要なときには突起部に通水 孔を覆うことのできる網の取付けが可能であることを特徴とする節水コマである 。
【0006】 ここで、突起部の大きさは、節水コマを装着する部分の内径とほぼ同じでは目 的とする効果は得られず、内径の約85%以下とすることが望ましく、特に通水 孔の流入部が確保できる最小限の大きさとすると極めて有効で、突起部の高さは 装着部内径の15%以上あれば十分である。また、通水孔の数は1つである必要 はなく、見かけ上の流量や使用感をコマ装着前と変えないために2つ以上設けた り、通水孔の流出側の向き等を工夫することは全く制限されない。
【0007】
【作用】
本考案のように、通水孔の流入部を水流遮断部より上流側に設けることにより 、通水孔流入部を通過した赤サビや水垢等の異物は、水流遮断部まで流れ込み、 かつ、突起部と流水管との間に水流のよどみ部を発生させ、赤サビ等が通水孔流 入部の定位まで逆戻りする確率を低減できる。 それでもまだ通水孔の目詰まりが発生する場合には、目詰まりを発生させる異 物を通過させない程度の粗さの網を、通水孔の流入部を覆うように突起部に取付 けることにより、目詰まりを完全に回避することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて、詳しく説明する。図1は本考案の節 水コマの最も基本的な 実施例を示す平面図、図2はその断面図である。図3は その実施例を水栓連結部に装着した状態の一使用例を示す側面図である。図4は その実施例に目詰まり防止用の網を取付けた状熊の一例を示す側面図である。
【0009】 本考案による節水コマ1は、最も基本的な構成要素として水流遮断部2と、そ れと一体化した突起部3、およびその突起部の最上流部に流入部をもつ通水孔4 を備えている。水流遮断部2の大きさは流水管6aを流れる水流を遮ることがで きる大きさがあればよく、通常直径15mmあるいは直径19mmで1mm厚か らなる円板状に製作し、図3では、水流遮断部2は流水管6aおよび6bの連結 部に装着する際の取付け部としても機能している。
【0010】 突起部3は水流遮断部2と同心円上に、直径を流水管6aの直径の85%以下 、高さを流水管6aの直径の15%以上に製作するのが望ましい。具体的には直 径10mm以下、高さ2mm以上の円柱状に製作する。通水孔4は、突起部3の 上流側の面に流入部を設け、突起部3の中心軸と平行にコマ本体を貫通させた。 具体的には直径3mmで突起部中心軸に対称になるよう2本の通水孔4a、4b を設けた。
【0011】 上記実施例の節水コマ1を図3のように流水管6a、6bの連結部に装着した 場合、流水と一緒に流れてきた赤サビや水垢は、通水孔流入部の脇を通りすぎ、 水流遮断部2にまで流れ込む可能性が大きく、また突起部3と流水管6aとのあ いだに水流のよどみ部が生じるため、赤サビや水垢がそのよどみ部で留まり通水 孔流入部に逆戻りして入り込んむ可能性が極めて低くなる。
【0012】 しかし、それでもまだ赤サビや水垢等で目詰まりする場合には、図4に示すよ うに、通水孔を詰まらせる大きさの赤サビや水垢を通過させないくらいの粗さの 網9を突起部3に取付けることで目詰まりを回避することができる。 具体的には、2.5mmマスの網をつばのない帽子状に成形し、突起部3にか ぶせた。
【0013】 また、より実用的な別の実施例についても、図面に基づいて詳しく説明する。 図5は本考案の節水コマの別の実施例を示す平面図、図6はその部分断面図であ る。 この実施例では、使用感を良くするため、通水孔4a〜4cの向きに節水コマ1 の中心方向から円周方向へ角度を付け、かつ、円周に沿っても角度を付けること により流水管6bを流れる水流が渦を巻きながら吐出部に向かう。そのため、水 流は流水管6bから偏りなく吐出し、見かけ上十分な流量感をもつ。 具体的には、直径2mmの通水孔を3本、中心方向から円周方向へ12.5度 、さらに円周に沿って12.5度と角度を付けている。
【0014】 つぎに突起部3を3aと3bの2段階にして、通水孔4a〜4c流入部の取付 け面の面積を小さくした。そして、突起部3aを半円錐状にして水流をスムーズ にし、かつ突起部3aの底面部を突起部3bよりも張り出すことにより水流の逆 戻りを抑制し、赤サビや水垢が留まるよどみ部の効果をより増大させることがで きる。また、この張り出しは網9を取付けたときのはずれ防止にも活用できる。 具体的には、通水孔流入部の取付け部を直径6mm、張り出し部の直径9mm 、突起部3bの直径8mmとした。
【0015】 そして、整流部5を設けることにより、通水孔4a〜4cの経路を長くとるこ とができ、水流の勢いおよび直進性の損失を少なくできる。また、整流部5の外 径を流水缶bの内径とほぼ同じにすることにより、流水管連結部への装着を容易 にかつ安定させることができる。 具体的には、直径12mm、高さ6mmの円柱体とした。
【0016】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように本考案にかかる節水コマは、従来の節水コマと同 等の性能を有しながら、かつ、赤サビや水垢等による目詰まりをなくし、それに 伴いメンテナンスに費やされる労力を軽減することができる。
【0017】 本考案では、通水孔の数や大きさ、向きを適当に組合わせることにより、目的 とする節水効果をあげることができ、水流遮断部や整流部の外径を変更すること により、色々な流水管に装着することができる。 また、本節水コマは例えばステンレス鋼等の同一部材による一体成形とするこ とにより、安価で耐久性の高いものを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の節水コマの一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】本考案の節水コマの一実施例を示す側面断面図
である。
【図3】本考案の節水コマの一使用例を示す側面図であ
る。
【図4】本考案の節水コマに目詰まり防止用網を取付け
た一実施例を示す側面図である。
【図5】本考案の節水コマの別の実施例を示す平面図で
ある。
【図6】本考案の節水コマの別の実施例を示す部分断面
側面図である。
【符号の説明】
1 節水コマ 2 水流遮断部 3 突出部 4 通水孔 5 整流部 6 流水管 7 継手部材 8 パッキン 9 目詰まり防止用網

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水栓等の連結部位に装着し、使用水
    量を節約するために使用するコマあるいはバルブにおい
    て、その連結部を通過する水流を遮断する水流遮断部
    と、その水流遮断部と一体に成型され遮断部より上流側
    に突起された突起部をもち、その突起部の最上流部に通
    過流量を調節するための通水孔の流入部を設け、必要な
    ときには突起部に通水孔を覆うことのできる網の取付け
    が可能であることを特徴とする節水コマ。
JP1999002989U 1999-03-25 1999-03-25 節水コマ Expired - Lifetime JP3063817U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009130812A1 (ja) * 2008-04-23 2009-10-29 株式会社テクノミライ 節水具

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