JP3063682U - ペット用ドライヤ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温風の吹き出す方向の変更調節を簡易にして
使い勝手を向上させたペット用ドライヤーを提供するこ
と。 【解決手段】 電動モータで駆動回転されるファンによ
り発生する風をヒーター手段で加熱して吹出管１５から
温風を吹き出すように構成されたドライヤー本体１０
を、キャスターを備えたスタンド２の上部に設けると共
に、ドライヤー本体を上下方向に旋回自在で高さ調節可
能に設けたペット用ドライヤーにおいて、任意の方向に
屈曲自由で、かつ、その屈曲された姿勢を保持すること
が可能なフレキシブルホース１６の一端を吹出管１５の
先端に取り付け、フレキシブルホース１６の他端の吹出
口１７から温風を吹き出すように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、犬や猫等を対象とするペット美容室等において用いられるペット用 ドライヤーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のペット用ドライヤーは、電動モータで駆動回転されるファンにより発生 する風をヒーター手段で加熱して吹出管から温風を吹き出すように構成したドラ イヤー本体をキャスター付スタンドの上部に設け、そのドライヤー本体が上下方 向に旋回自在で高さ調節可能に設けられている。そして、その吹出管の先端には 、温風の向きを調節するためのエルボ形状の吹出口が周方向に回転可能に取り付 けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記した従来のペット用ドライヤーにおいて、温風の吹き出す方向の変更は、 ドライヤー本体の位置調節と吹出口の調節により行われている。ところが、ペッ トの毛髪を乾燥している最中に吹出口の向きを少し変更する場合には、必ずしも 使用者の所望するように簡単に、迅速に行えないという不便さがあった。

【０００４】 本考案の目的は、温風の吹き出す方向の変更調節を簡易にして使い勝手を向上 させたペット用ドライヤーを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために本考案は、電動モータで駆動回転されるファンによ り発生する風をヒーター手段で加熱して吹出管から温風を吹き出すように構成さ れたドライヤー本体を、キャスターを備えたスタンドの上部に設けると共に、該 ドライヤー本体を上下方向に旋回自在で高さ調節可能に設けたペット用ドライヤ ーにおいて、任意の方向に屈曲自由で、かつ、その屈曲された姿勢を保持するこ とが可能なフレキシブルホースの一端を前記吹出管の先端に取り付け、該フレキ シブルホースの他端の吹出口から温風を吹き出すように構成したことを特徴とす る。

【０００６】

【考案の作用及び効果】

温風を吹き出させる方向を少し変更する場合には、フレキシブルホースを所望 の方向に適宜屈曲させることにより容易に調節することができる。また、吹出口 の方向や高さを大きく変更するときには、ドライヤー本体の位置を適宜調節した うえでフレキシブルホースの屈曲程度を適宜調節することにより、最適な調整を 行うことができる。

【０００７】 このペット用ドライヤーによれば、フレキシブルホースの屈曲程度を適宜調節 することにより温風の吹き出す方向を簡易に調節することができ、大変使い勝手 が良い。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下に、本考案の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図１はペット用ド ライヤーの側面図、図２は吹出口部分の一部を破断して示す側面図である。

【０００９】 図１において、ペット用ドライヤー１のスタンド２は、本体管３の下部から四 方に延びる脚部４の下面にキャスター５を夫々備えており、その本体管３に二又 形の支持部７を上向きに設けた支柱６が挿入され、固定ボルト８を締め付けて支 柱６を固定すると共に、その支柱６の高さを調節可能に設けている。その支持部 ７にはドライヤー本体１０の両側面を支持して、そのドライヤー本体１０を上下 方向に所定角度範囲内で旋回自在に設けている。

【００１０】 ドライヤー本体１０は、ケース１１内に設置された電動モータ１２で駆動回転 されるファン１３により発生する風をヒーター手段１４で加熱して吹出管１５か ら温風を吹き出すように構成されている。なお、図示しない切替スイッチにより 温風と冷風に切り替えられるように設けることは、一般的なドライヤーと同様で ある。

【００１１】 １６は任意の方向に屈曲自由で、かつ、その屈曲された姿勢を保持することが 可能に合成樹脂材料によりスパイラル状に形成されたフレキシブルホースである 。そのフレキシブルホース１６の一端１６ａは、前記吹出管１５の先端に取り付 けられ、その他端１６ｂには、図２に示すように、ゴム製の吹出口１７が嵌着さ れている。以上により、ペット用ドライヤー１が構成されている。

【００１２】 かかるペット用ドライヤーによれば、フレキシブルホース１６の屈曲程度を使 用者が適宜調節することにより温風の吹き出す方向が簡易・迅速に調節すること ができるので、大変使い勝手が良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】ペット用ドライヤーの側面図

【図２】吹出口部分の一部を破断して示す側面図

【符号の説明】

１→ペット用ドライヤー ２→スタンド １０→ドライヤー本体 １５→吹出管 １６→フレキシブルホース １６ａ→一端 １６ｂ→他
端 １７→吹出口

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電動モータで駆動回転されるファンによ
   り発生する風をヒーター手段で加熱して吹出管から温風
   を吹き出すように構成されたドライヤー本体を、キャス
   ターを備えたスタンドの上部に設けると共に、該ドライ
   ヤー本体を上下方向に旋回自在で高さ調節可能に設けた
   ペット用ドライヤーにおいて、任意の方向に屈曲自由
   で、かつ、その屈曲された姿勢を保持することが可能な
   フレキシブルホースの一端を前記吹出管の先端に取り付
   け、該フレキシブルホースの他端の吹出口から温風を吹
   き出すように構成したことを特徴とするペット用ドライ
   ヤー。