JP3063460U - 家庭用の雨水貯水槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は家庭用の雨水貯水槽として設置場所
の嵩張りの解消・貯水槽内の清掃の容易性と見栄えを得
る。 【解決手段】 雨水貯水槽の形状は既設の「トイ」を
包み込む様な凹みのある円筒４又は多角形にすることに
より設置場所の嵩張りを無くし安定性のある形とした。
また貯水槽の清掃を容易にするため蓋３の取外しが出来
るようにした。なお転倒予防のため貯水槽と既設「ト
イ」を固定するためバンド２．５を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は家庭での雨水の有効利用を目的とする貯水槽に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般家庭の家屋の屋根に降った雨を「トイ」より貯水槽に引き込み、貯水槽に 溢れる雨水を元の「トイ」に戻す仕組みは、雨水の有効利用の方法として昔から 公知されているが、公知されている地面に設置する雨水利用装置は設置場所が嵩 張り、貯水槽内の清掃が難しい形状となっており、現在の一般家屋では雨水は「 トイ」から直接雨水専用の排水溝に捨てられ活用されていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は一般家庭での雨水の有効利用を目的に、設置エリアが嵩張らずコンパ クトな形状と周期的な清掃が出来る様な部品構成により、日曜大工で設置出来る 様にする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本貯水槽の形状は既設「トイ」を包み込む様な凹みのある円筒又は多角形の貯 水槽とすることにより設置場所の嵩張りを無くし安定性のある形とし外観的にも 優れ、また周期的清掃をするため貯水槽を半透明とし汚れを目視し、取り外して 清掃が出来るような部品構成とした。

【０００５】

【考案の実施の形態】

家庭用雨水貯水槽を半透明にするため、材質を石油化学工業製品とすることに より成形が容易で、貯水槽を凹みのあるバケツ型円筒とし積重ねが可能な形状と する。また転倒を予防するため貯水槽と既設「トイ」を固定するためバンドを具 える。給水蛇口取付け口は２個とし、１個は水圧が低い事もありホース点滴注水 用とし、１個は一般給水用に利用出来るようにする。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面１に従って一実施例を説明する。１は既設「トイ」からの雨水 引込みトイ、２は雨水引込みトイと蓋を固定するためのバンド、３は取外し可能 な蓋、４は溢れ雨水の排水口と一体の貯水槽、５は転倒予防用として既設「トイ 」と貯水槽を固定するためのバンド、６は降水量の簡易観察目盛、７は給水用蛇 口で以上の部品構成となっている。

【０００７】 本考案の一実施例は上述の如き構成からなるもので、外観的にも優れ安定性の あるコンパクトな形状であり、雨水の降雨量及び貯水量の目視が可能で、雨水を 効果的に利用をすることが出来る。また取外しが容易なため、貯水槽の清掃も出 来る。

【０００８】

【考案の効果】

上述の様に、本考案は一般家庭に次の目的・効果で普及出来る。 １．目的 雨水の有効利用（庭木等への散水補給水として利用） ２．効果 １．渇水対策に効果がある。ダム渇水時等の節水に寄与 ２．家庭での水道代の節約が図れる。 ３．家庭での防災貯水に利用できる。 ４．降雨量の簡易計測ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の家庭用雨水貯水槽の一実施例を示す斜
視図である。

【図２】部品構成１ 既設「トイ」からの雨水引込み
「トイ」の斜視図

【図３】部品構成２ 貯水槽の蓋及び雨水引込み部固
定バンドの平面図

【図４】部品構成３ 貯水槽と溢れ雨水の排水口の一
体斜視図

【符号の説明】

１．雨水引込み「トイ」 ２．雨水引込み「トイ」の固定バンド ３．貯水槽の蓋 ４．貯水槽と溢れ雨水の排水口 ５．貯水槽固定バンド ６．降雨量目盛 ７．散水用蛇口

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【手続補正書】

【提出日】平成１１年３月４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 日常的に広く利用されるための家庭用雨
   水貯水槽の形状（既設「トイ」を包み込む様な凹みのあ
   る円筒又は多角形の貯水槽）と転倒予防及び周期的清掃
   のため取外し可能な部品構成