JP3063422U - 折畳式クロスカントリ―・スキ―運動具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折畳式クロスカントリー・スキー運動具を提
供すること。 【解決手段】 この運動具は、第１ブラケットと第２ブ
ラケットとが固定的に取り付けられた工字形の基部と、
第１及び第２ブラケットにそれぞれ枢動的に受け入れら
れた１対のロッドと、該ロッドに枢動的に接続された２
対のダングリング・アームと、１対のダングリング・ア
ームの間にそれぞれ枢動的に受け入れられた１対のスラ
イダーとを含む。各ロッドは、基部に該ロッドを選択的
に固定するロック手段を有する。第１ブラケットは、第
１ブラケットに枢動的に受け入れられたロッドが基部に
対して移動できるように、細長い貫通穴を有する。第２
ブラケットが畳まれると、第１ブラケットにおけるロッ
ドは、細長い穴に沿って上方に移動され、収納のため
に、畳まれたロッドの上部で畳まれる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、クロスカントリー・スキー運動具、特に折り畳んで収納スペースを 縮小することができる折畳式クロスカントリー・スキー運動具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図７は、従来のクロスカントリー・スキー運動具を示す。この運動具は、工字 形の基部８０と、該基部８０から上方に固定的に伸びる２本の対向するロッド８ １であってそれぞれが枢動可能に取り付けられた１対の回転チューブ８１０を有 するロッド８１と、それぞれが前記ロッド８１上の対応して対向する２つの回転 チューブ８１０間に固定的に取り付けられた１対のＵ字形のグライダー８２とを 有する。各グライダー８２は、使用者が立つためのパッド８３と、各グライダー ８２の対応する端部に回転可能に取り付けられたハンドル８４とを有する。この のような構成により、使用者はパッド８３の上に立ち、身体にクロスカントリー ・スキーの動きをさせる。このクロスカントリー・スキー運動具は、使用者の気 持ちに明確な効果を及ぼすが、なお欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ロッド８１が基部８０に固定的に連結されているため、使用者は、この運動具 を収納するのに適した空間を必要とする。さらに、各グライダー８２が対応する 反対側の１対の回転チューブ８１０に取り付けられているので、使用者は、この 運動具を収納するために、組み立てた運動具の高さより大きい空間を見つけなけ ればならない。これは、狭い首都圏のアパートに住む使用者には非常に困難であ る。

【０００４】 したがって、本考案の目的は、前述の問題を軽減するか取り除くために、折畳 式クロスカントリー・スキー運動具を提供することにある。本考案の折畳式クロ スカントリー・スキー運動具は、使用しないときは折り畳んでおくことができ、 収納空間がより効果的に使用できる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る折畳式クロスカントリー・スキー運動具は、中空の第１ブラケッ トと中空の第２ブラケットとが固定的に取り付けられた基部と、前記第１ブラケ ット及び第２ブラケットにそれぞれ枢動可能に連結され、各々がその上部を経て 伸びるポールを有する１対のロッドと、それぞれが、その頂部に前記ポールの一 方の側と枢動可能に連結されるチューブを有し、その底部に連結チューブを有す る１対のダングリング・アームと、１対のスライダーであって、それぞれが、相 対する２つのダングリング・アーム間でそれらに枢動可能に連結されるとともに 、足を受けるフットレスト及び２対の突起を有する１対のスライダーとを含み、 各対の突起はそれらの間に前記連結チューブを受け入れるように互いに平行であ り、他の1対のダングリング・アーム（３０）のそれぞれに弓状のハンドルが枢 動可能に取り付けられている。第１ブラケット及び第２ブラケットはそれぞれ開 放側に形成された切欠きを有し、第１ブラケットの開放側は第２ブラケットの開 放側と対向しており、第１ブラケットの切欠きは第２ブラケットの切欠きと対向 している。さらに、第１ブラケットは細長い貫通穴を有し、第２ブラケットは枢 軸穴を有し、前記両ロッドのそれぞれは第１ブラケット及び第２ブラケットのそ れぞれに枢動可能に受け入れられるように前記ロッドの底部に形成された連結チ ューブを有し、前記ロッドのそれぞれは、その周辺に形成された１つの貫通穴と 、該貫通穴にねじ込まれたロック手段とを有し、それによって前記ロッドを前記 基部に対して選択的に固定し、前記第１ブラケットの前記ロッドは、前記細長い 貫通穴に沿って移動可能であり、前記ロッドはチューブと前記ポールの一方の側 との間に回転可能に受け入れられた１対のブッシングを有し、前記基部は工字形 である。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１及び２に示すように、本考案による折畳式クロスカントリー・スキー運動 具は、工字形基部１０と、該基部の対向する両端部にそれぞれ枢動可能に取り付 けられた１対のロッド２０と、それぞれがロッド２０の対向する側に枢動可能に 取り付けられた２対のダングリング・アーム３０と、対向する２本のダングリン グ・アーム３０の間で枢動可能に取り付けられ、使用者の足を載せるために固定 的に取り付けられたフットレスト４１を備えた１対のスライダー４０とを含む。

【０００７】 基部１０は、対向する両側にそれぞれ固定的に取り付けられた中空で先細り状 のＵ字形の第１ブラケットと、中空で先細り状のＵ字形の第２ブラケットとを有 する。第１ブラケット１１も第２ブラケット１２も、互いに対応するように形成 された開口側１１０、１２０を有する。第１ブラケットは、さらに、細長い貫通 穴１１２を有し、第２ブラケット１２は、さらに、枢軸穴１２２とそれぞれの側 面に形成された位置決め穴１２３とを有する。

【０００８】 各ロッド２０は、その上部を経て伸びる水平ポール２１と、その下部に固定的 に連結されそれぞれの第１ブラケット１１及び第２ブラケット１２に枢動可能に 受け入れられた連結チューブ２２と、ロック手段２４がねじで挿入され第１及び 第２ブラケット１１、１２の切欠き１１１、１２１の端部に接触するように周辺 部に形成された貫通穴２３とを有する。

【０００９】 ボルトとナット（無番号）の組み合わせは、第１ブラケット１１の細長い貫通 穴１１２と連結チューブ２２とに、また、第２ブラケット１２の枢軸穴１２２と 連結チューブ２２とに差し込んで、ロッド２０を第１及び第２ブラケット１１、 １２に取り付けるために使用することが好ましい。

【００１０】 各ダングリング・アーム３０は、ポール２１の一方の側に対応する頂部にポー ル２１を枢動可能に受け入れるように取り付けられたチューブ３１と、その底部 に取り付けられた連結チューブ３２とを有する。１対のダングリング・アーム３ ０の各々は、使用者が握るために回転可能に連結された弓形のハンドル３３を有 する。チューブ３１とポール２１との間の摩擦を軽減するため、図３に示すよう に、１対のブッシング２１０がそれらの間に備えられている。

【００１１】 スライダー４０は、その上に取り付けられたフットレスト４１と、連結チュー ブ３２に枢動可能に連結するための２対の対向して伸びる互いに平行な突起４２ を有する。図２は、各対の突起４２が互いに平行であり、各連結チューブ３２が 前記突起４２の間に枢動可能に受け入れられることを示している。突起４２と連 結チューブ３２との間の枢動可能の連結は、ボルトとナット（無番号）の組み合 わせによって完成される。

【００１２】 ロッド２０の上部には、基部１０の第２ブラケット１２の位置決め穴１２３に 対応するようにスリット２５が形成され、第１ブラケット１１と連結されたロッ ド２０が第２ブラケット１２の方へ枢動するとき、整列されたスリット２５と位 置決め穴１２３との中に挿入されるように、ピン２６が備えられている。

【００１３】 図１に示すように組立てられると、２対のダングリング・アーム３０は基部１ ０に対して枢動し、前記対のロッド２０は、基部１０に固定的に取り付けられる 。しかし、運動具を使用しないときは、使用者は先ずロック手段２４をねじりな がら外すことにより、ロッド２０と基部１０との間の連結を開放することができ る。

【００１４】 ロック手段２４が第１、第２ブラケット１１、１２から開放されると、第２ブ ラケット１２上のロッド２０は、反時計回りに折り畳むことができ、第１ブラケ ット１１上のロッド２０は時計回りに折り畳むことができる。第２ブラケット１ ２上のロッド２０が折り畳まれた後、第１ブラケット１１上のロッド２０は細長 い貫通穴１１２に沿って上方に移動され、図４、５に示すように、折り畳まれた ロッド２０の上部で折り畳まれる。

【００１５】 その後、第１ブラケット１１上のロッド２０のスリット２５は、第２ブラケッ ト１２の位置決め穴１２３と整列する。次に、使用者はピン２６を整列されたス リット２５と位置決め穴１２３とに挿入して、ロッド２０と第２ブラケット１２ とを連結する。両ロッド２０が畳まれ、基部１０と固定的に連結されることによ って、２対のダングリング・アーム３０が固定される。本考案による運動具が要 する収納空間をさらに縮小するには、前記対の弓形ハンドル３３を反対側の対の ダングリング・アーム３９から取り外す。

【００１６】 図６を参照するに、この運動具を収納する別の方法は、運動具の収納空間が非 常に減少するように、第１ブラケット１１の上に運動具を立てることである。

【００１７】 本考案をその好ましい実施例に関して説明したが、請求の範囲に記載された発 明の精神及び範囲から逸脱することなく、多数の修正及び変更が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるクロスカントリー・スキー運動具
の斜視図。

【図２】図１の運動具の分解斜視図。

【図３】本考案によるロッドと１対のダングリング・ア
ームとの間の関係を示す部分断面図。

【図４】基部に対するダングリング・アームの枢動運動
を示す図１の側面図。

【図５】畳まれた状態で地上に横たわる図１の運動具の
部分断面図。

【図６】畳まれた状態で地上に直立する図１の運動具の
側面図。

【図７】従来のクロスカントリー・スキー運動具を示す
斜視図。

【符号の説明】

１０ 基部 １１ 第１ブラケット １２ 第２ブラケット ２０ ロッド ２１ ポール ３０ ダングリング・アーム ３１ チューブ ３２ 連結チューブ ３３ 弓形ハンドル ４０ スライダー ４１ フットレスト ４２ 突起

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 折畳式クロスカントリー・スキー運動具
   であって、 中空の第１ブラケット（１１）と中空の第２ブラケット
   （１２）とが固定的に取り付けられた基部（１０）と、 前記第１ブラケット（１１）及び第２ブラケット（１
   ２）にそれぞれ枢動可能に連結され、各々がその上部を
   経て伸びるポール（２１）を有する１対のロッド（２
   ０）と、 それぞれが、その頂部に前記ポール（２１）の一方の側
   と枢動可能に連結されるチューブ（３１）を有し、その
   底部に連結チューブ（３２）を有する１対のダングリン
   グ・アーム（３０）と、 １対のスライダー（４０）であって、それぞれが、相対
   する２つのダングリング・アーム（３０）間でそれらに
   枢動可能に連結されるとともに、足を受けるフットレス
   ト（４１）及び２対の突起（４２）を有する１対のスラ
   イダー（４０）とを含み、 各対の突起（４２）はそれらの間に前記連結チューブ
   （３２）を受け入れるように互いに平行であり、 他の１対のダングリング・アーム（３０）のそれぞれに
   弓状のハンドル（３３）が枢動可能に取り付けられてい
   る、折畳式クロスカントリー・スキー運動具。
2. 【請求項２】 前記第１ブラケット及び第２ブラケット
   （１１、１２）はそれぞれ開放側（１１０、１２０）に
   形成された切欠き（１１１、１２１）を有し、第１ブラ
   ケットの開放側は第２ブラケットの開放側と対向してお
   り、第１ブラケットの切欠き（１１１）は第２ブラケッ
   ト（１２）の切欠き（１２１）と対向している、請求項
   １に記載の運動具。
3. 【請求項３】 第１ブラケット（１１）は細長い貫通穴
   （１１２）を有し、第２ブラケット（１２）は枢軸穴
   （１２２）を有し、前記両ロッド（２０）のそれぞれは
   第１ブラケット及び第２ブラケット（１１、１２）のそ
   れぞれに枢動可能に受け入れられるように前記ロッドの
   底部に形成された連結チューブ（２２）を有し、前記ロ
   ッド（２０）のそれぞれはその周辺に形成された１つの
   貫通穴（２３）と該貫通穴にねじ込まれたロック手段
   （２４）とを有し、それによって前記ロッド（２０）を
   前記基部（１０）に対して選択的に固定し、前記第１ブ
   ラケット（１１）の前記ロッド（２０）は前記細長い貫
   通穴（１１２）に沿って移動可能であり、前記ロッド
   （２０）はチューブ（３１）と前記ポール（２１）の一
   方の側との間に回転可能に受け入れられた１対のブッシ
   ング（２１０）を有し、前記基部（１０）は工字形であ
   る、請求項２に記載の運動具。