JP3062943B2 - ワイパ付きファンネル蓋 - Google Patents
ワイパ付きファンネル蓋Info
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- JP3062943B2 JP3062943B2 JP9336562A JP33656297A JP3062943B2 JP 3062943 B2 JP3062943 B2 JP 3062943B2 JP 9336562 A JP9336562 A JP 9336562A JP 33656297 A JP33656297 A JP 33656297A JP 3062943 B2 JP3062943 B2 JP 3062943B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- wiper
- funnel
- lid
- fixed
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Sewage (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原子力発電所等
で多く、設置されているファンネルの蓋に関するもので
ある。
で多く、設置されているファンネルの蓋に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所には、多くのファンネルが
設置されている。このファンネルは、ポンプ、タンク、
空調機、配管などの機器の流体の排出や循環の際に、排
出される流体が流れ込む受け皿であり、流体も、海水、
水、蒸気、油、それに原子力発電所特有の放射性物質を
含んだものと様々で、それぞれ別々の流れとなる様、系
統が構成されている。従来のファンネルは、図7に示す
ように、円周面にファンネル流れ込み管1Aが多数が設
けられ、フロアに固定されているファンネル本体1と、
ファンネル本体1の内部を大気圧に保つためのブリーザ
ー管2が設けられ、ファンネル本体1に被せられている
ファンネル蓋3とから構成されている。ファンネル本体
1の底面には、収集槽に繋がっている埋設管4が接続さ
れている。
設置されている。このファンネルは、ポンプ、タンク、
空調機、配管などの機器の流体の排出や循環の際に、排
出される流体が流れ込む受け皿であり、流体も、海水、
水、蒸気、油、それに原子力発電所特有の放射性物質を
含んだものと様々で、それぞれ別々の流れとなる様、系
統が構成されている。従来のファンネルは、図7に示す
ように、円周面にファンネル流れ込み管1Aが多数が設
けられ、フロアに固定されているファンネル本体1と、
ファンネル本体1の内部を大気圧に保つためのブリーザ
ー管2が設けられ、ファンネル本体1に被せられている
ファンネル蓋3とから構成されている。ファンネル本体
1の底面には、収集槽に繋がっている埋設管4が接続さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このファンネルは、定
期点検等の機器点検前にアイソレーション(点検対象機
器を配管系から隔離すること、例えば機器の入口弁と出
口弁を閉じて配管系統から切り離すこと)のため、集中
的に系統の流体抜きに使用されている。効率的なアイソ
レーションを行うためには、この流体抜きをいかに早く
できるかがポイントとなっている。しかし現状では、フ
ァンネル流れ込み管1Aが繋っている機器等のドレン弁
を全開にした場合、ファンネル蓋3は、単にファンネル
本体1に被せているだけであるので、ファンネル蓋3の
隙間から流体が吹き出す恐れがあるため、流量を調整し
ており、効率的ではない。また、排出量を確認する場
合、ファンネル本体1とファンネル蓋3とは鉄製である
ため、ファンネル蓋3を開けなければならない。ファン
ネル蓋3を開けると、ファンネル蓋3の底面に付着した
流体が垂れ、床に飛散する危険性がある(もしくは汚染
拡大となる)。このように、この従来技術においては、
作業効率性、作業安全性の点で課題がある。
期点検等の機器点検前にアイソレーション(点検対象機
器を配管系から隔離すること、例えば機器の入口弁と出
口弁を閉じて配管系統から切り離すこと)のため、集中
的に系統の流体抜きに使用されている。効率的なアイソ
レーションを行うためには、この流体抜きをいかに早く
できるかがポイントとなっている。しかし現状では、フ
ァンネル流れ込み管1Aが繋っている機器等のドレン弁
を全開にした場合、ファンネル蓋3は、単にファンネル
本体1に被せているだけであるので、ファンネル蓋3の
隙間から流体が吹き出す恐れがあるため、流量を調整し
ており、効率的ではない。また、排出量を確認する場
合、ファンネル本体1とファンネル蓋3とは鉄製である
ため、ファンネル蓋3を開けなければならない。ファン
ネル蓋3を開けると、ファンネル蓋3の底面に付着した
流体が垂れ、床に飛散する危険性がある(もしくは汚染
拡大となる)。このように、この従来技術においては、
作業効率性、作業安全性の点で課題がある。
【0004】この発明は、このような従来技術の課題を
解決する目的でなされたものである。
解決する目的でなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を、実施の一形態に対応する図1、2を用いて以
下、説明する。この発明は、ファンネル本体1の上端に
シール材11を介してリング状の受け板12を、受け板
12の底面に設けられた複数の垂直プレート13Aと、
垂直プレート13Aに吊されたフックボルト13Bと、
ファンネル本体1にボルト・ナット13Cにより周設固
定された金属バンド13Dと、金属バンド13Dに突設
され、かつ、フックボルト13Bの下端が挿入される複
数の水平プレ−ト13Eと、フックボルト13Bの下端
に螺着されるナット13Fとから構成されている受け板
固定手段13により固定し、受け板12にシール材14
を介して円形の透明板15を重ね、透明板15にリング
状の蓋板16を重ね、受け板12、透明板15及び蓋板
16を結合手段17により結合し、透明板15の中心部
に透明板15の底面を払拭するワイパ20の軸21を設
けたものである。
の手段を、実施の一形態に対応する図1、2を用いて以
下、説明する。この発明は、ファンネル本体1の上端に
シール材11を介してリング状の受け板12を、受け板
12の底面に設けられた複数の垂直プレート13Aと、
垂直プレート13Aに吊されたフックボルト13Bと、
ファンネル本体1にボルト・ナット13Cにより周設固
定された金属バンド13Dと、金属バンド13Dに突設
され、かつ、フックボルト13Bの下端が挿入される複
数の水平プレ−ト13Eと、フックボルト13Bの下端
に螺着されるナット13Fとから構成されている受け板
固定手段13により固定し、受け板12にシール材14
を介して円形の透明板15を重ね、透明板15にリング
状の蓋板16を重ね、受け板12、透明板15及び蓋板
16を結合手段17により結合し、透明板15の中心部
に透明板15の底面を払拭するワイパ20の軸21を設
けたものである。
【0006】このように構成されたものにおいては、フ
ァンネル本体1とファンネル蓋10の密閉性が保持され
るとともに、ファンネル蓋10を操作することなく、フ
ァンネル本体1の内部を目視確認することができる。ま
た、高圧流体による透明板15のくもり、水滴、結露及
び汚れは、ワイパ20の手動操作によって除去される。
ァンネル本体1とファンネル蓋10の密閉性が保持され
るとともに、ファンネル蓋10を操作することなく、フ
ァンネル本体1の内部を目視確認することができる。ま
た、高圧流体による透明板15のくもり、水滴、結露及
び汚れは、ワイパ20の手動操作によって除去される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1、2は、この発明の実施の一
形態を示す図である。図1、2において、11はファン
ネル本体、10はファンネル蓋、11はシール材、12
は受け板、13は受け板固定手段、14はシール材、1
5は透明板、16は蓋板、17は結合手段、20はワイ
パである。
形態を示す図である。図1、2において、11はファン
ネル本体、10はファンネル蓋、11はシール材、12
は受け板、13は受け板固定手段、14はシール材、1
5は透明板、16は蓋板、17は結合手段、20はワイ
パである。
【0008】シール材11は、ファンネル本体1の上端
に装着されている。シール材11として、高温流体の温
度が100℃未満の場合は天然ゴム、100℃以上の場
合は耐熱ガスケット(商品名 P♯4000G)を使用
する。
に装着されている。シール材11として、高温流体の温
度が100℃未満の場合は天然ゴム、100℃以上の場
合は耐熱ガスケット(商品名 P♯4000G)を使用
する。
【0009】受け板12は、リング状であって、底面内
周部にはシール材11が装着される溝12Aが掘設され
ている。受け板12の外周両端には、受け板12と蓋板
16を固定するための固定プレート12Bと、蓋板16
を揺動開閉するための一対の開閉プレート12Cが設け
られている。
周部にはシール材11が装着される溝12Aが掘設され
ている。受け板12の外周両端には、受け板12と蓋板
16を固定するための固定プレート12Bと、蓋板16
を揺動開閉するための一対の開閉プレート12Cが設け
られている。
【0010】受け板固定手段13は、図1、3に示すよ
うに、受け板12の底面に設けられた複数の垂直プレー
ト13Aと、垂直プレート13Aに吊されたフックボル
ト13Bと、ファンネル本体1にボルト・ナット13C
により周設固定された金属バンド13Dと、金属バンド
13Dに突設され、かつ、フックボルト13Bの下端が
挿入される複数の水平プレート13Eと、フックボルト
13Bの下端に螺着されるナット13Fとから構成され
ている。受け板固定手段13は、ボルト取り付け構造
で、溶接不要であるから、既設ファンネルに容易に設置
することができる。受け板12は、受け板固定手段13
により、シール材11を介してファンネル本体1の上端
に固定されている。
うに、受け板12の底面に設けられた複数の垂直プレー
ト13Aと、垂直プレート13Aに吊されたフックボル
ト13Bと、ファンネル本体1にボルト・ナット13C
により周設固定された金属バンド13Dと、金属バンド
13Dに突設され、かつ、フックボルト13Bの下端が
挿入される複数の水平プレート13Eと、フックボルト
13Bの下端に螺着されるナット13Fとから構成され
ている。受け板固定手段13は、ボルト取り付け構造
で、溶接不要であるから、既設ファンネルに容易に設置
することができる。受け板12は、受け板固定手段13
により、シール材11を介してファンネル本体1の上端
に固定されている。
【0011】シール材14は、受け板12の上面内周部
に装着されている。シール材14として、高温流体の温
度が100℃未満の場合は天然ゴム、100℃以上の場
合は耐熱ガスケット(商品名 P♯4000G)を使用
する。
に装着されている。シール材14として、高温流体の温
度が100℃未満の場合は天然ゴム、100℃以上の場
合は耐熱ガスケット(商品名 P♯4000G)を使用
する。
【0012】透明板15は、円形であって、シール材1
4を介して受け板12に重ねられている。透明板15と
して、高温流体の温度が100℃未満の場合は表面硬化
アクリル(商品名 アクリライトMR)、100℃以上
の場合は強化ガラス(商品名パイレックス)を使用す
る。
4を介して受け板12に重ねられている。透明板15と
して、高温流体の温度が100℃未満の場合は表面硬化
アクリル(商品名 アクリライトMR)、100℃以上
の場合は強化ガラス(商品名パイレックス)を使用す
る。
【0013】シール材11及びシール材14が、ファン
ネル本体1の上端と受け板12及び受け板12と透明板
15の合わせ面に介在するので、ファンネル本体1とフ
ァンネル蓋10の密閉性が保持され、高圧流体の漏洩は
防止される。したがって、機器等のドレン弁を全開にし
ても、ファンネル蓋10の隙間から流体が吹き出す恐れ
がなく、流量の調整は不要となって、作業効率は向上す
る。
ネル本体1の上端と受け板12及び受け板12と透明板
15の合わせ面に介在するので、ファンネル本体1とフ
ァンネル蓋10の密閉性が保持され、高圧流体の漏洩は
防止される。したがって、機器等のドレン弁を全開にし
ても、ファンネル蓋10の隙間から流体が吹き出す恐れ
がなく、流量の調整は不要となって、作業効率は向上す
る。
【0014】蓋板16は、リング状であって、透明板1
5に重ねられている。蓋板16は、図4に示すように、
複数の皿ビス16Aにより透明板15に固定されてい
る。
5に重ねられている。蓋板16は、図4に示すように、
複数の皿ビス16Aにより透明板15に固定されてい
る。
【0015】結合手段17は、図3、5に示すように、
に、受け板12の底面に設けられた複数の垂直プレート
17Aと、垂直プレート17Aに揺動自在に立設された
フックボルト17Bと、フックボルト17Bに螺着され
た蝶ナット17Cとから構成されている。受け板12、
透明板15及び蓋板16には、フックボルト17Bの揺
動を可能にする切欠部が設けられている。4個の結合手
段17によって、受け板12、透明板15及び蓋板16
を結合している。垂直プレート17A及びフックボルト
17Bの代わりに、ボルトでも、良いが、垂直プレート
17A及びフックボルト17Bを用いると、着脱が容易
である。
に、受け板12の底面に設けられた複数の垂直プレート
17Aと、垂直プレート17Aに揺動自在に立設された
フックボルト17Bと、フックボルト17Bに螺着され
た蝶ナット17Cとから構成されている。受け板12、
透明板15及び蓋板16には、フックボルト17Bの揺
動を可能にする切欠部が設けられている。4個の結合手
段17によって、受け板12、透明板15及び蓋板16
を結合している。垂直プレート17A及びフックボルト
17Bの代わりに、ボルトでも、良いが、垂直プレート
17A及びフックボルト17Bを用いると、着脱が容易
である。
【0016】蓋板16の外周両端には、受け板12の固
定プレート12Bと対向する固定プレート16Bと、受
け板12の一対の開閉プレート12Cに挿入される開閉
プレート16Cが設けられている。蓋板16の内周に
は、ブリーザー管2を取り付けるための水平プレート1
6Dが設けられている。ブリーザー管2は、溶接により
水平プレート16Dに取り付けられ、図6に示すよう
に、ブリーザー管2に対応して、水平プレート16D及
び透明板15には通気孔16E及び15Aが設けられて
いる。固定プレート12Bと固定プレート16Bは、六
角ボルト・ナット18により固定され、一対の開閉プレ
ート12Cと開閉プレート16Cは、六角ボルト・ナッ
ト19により揺動自在に固定されている。
定プレート12Bと対向する固定プレート16Bと、受
け板12の一対の開閉プレート12Cに挿入される開閉
プレート16Cが設けられている。蓋板16の内周に
は、ブリーザー管2を取り付けるための水平プレート1
6Dが設けられている。ブリーザー管2は、溶接により
水平プレート16Dに取り付けられ、図6に示すよう
に、ブリーザー管2に対応して、水平プレート16D及
び透明板15には通気孔16E及び15Aが設けられて
いる。固定プレート12Bと固定プレート16Bは、六
角ボルト・ナット18により固定され、一対の開閉プレ
ート12Cと開閉プレート16Cは、六角ボルト・ナッ
ト19により揺動自在に固定されている。
【0017】ファンネル本体1の内部を点検する時は、
結合手段17を外して、透明板15及び蓋板16と受け
板12を分離し、さらに六角ボルト・ナット18を外し
て、蓋板16と受け板12を分離し、蓋板16を六角ボ
ルト・ナット19を支点として回転させる。この時、複
数の皿ビス16Aにより蓋板16に固定されている透明
板15も回転する。
結合手段17を外して、透明板15及び蓋板16と受け
板12を分離し、さらに六角ボルト・ナット18を外し
て、蓋板16と受け板12を分離し、蓋板16を六角ボ
ルト・ナット19を支点として回転させる。この時、複
数の皿ビス16Aにより蓋板16に固定されている透明
板15も回転する。
【0018】ファンネル蓋10を操作することなく、透
明板15を通してファンネル本体1の内部を目視確認す
ることができる。したがって、作業効率は向上する。ま
た、ファンネル本体1の内部を点検する時、蓋板16及
び透明板15は受け板12から完全に離脱せず、かつシ
ール材14が存在するので、透明板15の底面に付着し
た流体が垂れ、床に飛散する危険性はない。したがっ
て、作業の安全は向上する。
明板15を通してファンネル本体1の内部を目視確認す
ることができる。したがって、作業効率は向上する。ま
た、ファンネル本体1の内部を点検する時、蓋板16及
び透明板15は受け板12から完全に離脱せず、かつシ
ール材14が存在するので、透明板15の底面に付着し
た流体が垂れ、床に飛散する危険性はない。したがっ
て、作業の安全は向上する。
【0019】ワイパ20は、図1、3に示すように、透
明板15に穿設された孔15Bに挿入された軸21と、
軸21の下端に固定されたワイパアーム22に取り付け
られ、透明板15の底面を払拭するワイパゴム23と、
透明板15に固定されて軸21を支持する軸受24と、
軸受24の外周に螺着された軸受ナット25の頭部内底
面に圧接するとともに軸21に周設されたプレート21
Aと軸受24の内周底面との間に装着された圧縮コイル
ばね26と、軸受ナット25の頭部内周面に設けた縦溝
25Aに挿入されるとともに軸21に突設されたピン2
7と、軸21の上端に固定されたハンドル28とから構
成されている。ハンドル28は、止めネジ28Aによっ
て軸21に固定され、軸受24はボルト24Aによって
透明板15に固定され、ワイパーアーム22は、止めネ
ジ22Aによって軸21に固定されている。ワイパゴム
23は、図2、3に示すように、止めネジ23Aと押え
板23Bとによってワイパアーム22に固定されてい
る。孔15Bからの高圧流体の漏洩は、透明板15の上
と軸受24の底面の間に装着されたOリング29によ
り、阻止されている。
明板15に穿設された孔15Bに挿入された軸21と、
軸21の下端に固定されたワイパアーム22に取り付け
られ、透明板15の底面を払拭するワイパゴム23と、
透明板15に固定されて軸21を支持する軸受24と、
軸受24の外周に螺着された軸受ナット25の頭部内底
面に圧接するとともに軸21に周設されたプレート21
Aと軸受24の内周底面との間に装着された圧縮コイル
ばね26と、軸受ナット25の頭部内周面に設けた縦溝
25Aに挿入されるとともに軸21に突設されたピン2
7と、軸21の上端に固定されたハンドル28とから構
成されている。ハンドル28は、止めネジ28Aによっ
て軸21に固定され、軸受24はボルト24Aによって
透明板15に固定され、ワイパーアーム22は、止めネ
ジ22Aによって軸21に固定されている。ワイパゴム
23は、図2、3に示すように、止めネジ23Aと押え
板23Bとによってワイパアーム22に固定されてい
る。孔15Bからの高圧流体の漏洩は、透明板15の上
と軸受24の底面の間に装着されたOリング29によ
り、阻止されている。
【0020】ワイパ20を使用しない時は、ピン27は
軸受ナット25の内部に位置している。これは、ハンド
ル28を操作して、ピン27と縦溝25Aを合わせ、ハ
ンドル28を押し下げ、かつ、ハンドル28を回転させ
て、ピン27と縦溝25Aをずらすことによって行う。
ピン27の位置は、圧縮コイルばね26によって保持さ
れる。軸21の位置は下がっていて、ワイパゴム23は
透明板15の底面と接触しない。接触状態の継続によ
り、ワイパゴム23が透明板15に固着することが防止
される。
軸受ナット25の内部に位置している。これは、ハンド
ル28を操作して、ピン27と縦溝25Aを合わせ、ハ
ンドル28を押し下げ、かつ、ハンドル28を回転させ
て、ピン27と縦溝25Aをずらすことによって行う。
ピン27の位置は、圧縮コイルばね26によって保持さ
れる。軸21の位置は下がっていて、ワイパゴム23は
透明板15の底面と接触しない。接触状態の継続によ
り、ワイパゴム23が透明板15に固着することが防止
される。
【0021】ワイパ20を使用する時は、ハンドル28
を操作して、ピン27と縦溝25Aを合わせ、ピン27
を軸受ナット25の外部に出す。軸21の位置は上がっ
て、ワイパゴム23は透明板15の底面と接触する。ハ
ンドル28を左右に操作すると、ワイパゴム23は左右
に移動し、高圧流体による透明板15のくもり、水滴、
結露及び汚れは、除去される。
を操作して、ピン27と縦溝25Aを合わせ、ピン27
を軸受ナット25の外部に出す。軸21の位置は上がっ
て、ワイパゴム23は透明板15の底面と接触する。ハ
ンドル28を左右に操作すると、ワイパゴム23は左右
に移動し、高圧流体による透明板15のくもり、水滴、
結露及び汚れは、除去される。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明は、
ファンネル本体の上端にシール材を介してリング状の受
け板を、該受け板の底面に設けられた複数の垂直プレー
トと、該垂直プレートに吊されたフックボルトと、ファ
ンネル本体にボルトにより周設固定された金属バンド
と、該金属バンドに突設され、かつ、前記フックボルト
の下端が挿入される水平プレートと、前記フックボルト
の下端に螺着されるナットとから構成されている受け板
固定手段により固定し、前記受け板にシール材を介して
円形の透明板を重ね、該透明板にリング状の蓋板を重
ね、前記受け板、前記透明板及び前記蓋板を結合手段に
より結合し、前記透明板の中心部に該透明板の底面を払
拭するワイパの軸を設けたものである。それゆえ、ファ
ンネル本体とファンネル蓋の密閉性が保持されるととも
に、ファンネル蓋を操作することなく、ファンネル本体
の内部を目視確認することができる。また、高圧流体に
よる透明板のくもり、水滴、結露及び汚れは、ワイパの
手動操作によって除去される。したがって、この発明に
よれば、作業効率、作業の安全が向上するという効果が
得られる。
ファンネル本体の上端にシール材を介してリング状の受
け板を、該受け板の底面に設けられた複数の垂直プレー
トと、該垂直プレートに吊されたフックボルトと、ファ
ンネル本体にボルトにより周設固定された金属バンド
と、該金属バンドに突設され、かつ、前記フックボルト
の下端が挿入される水平プレートと、前記フックボルト
の下端に螺着されるナットとから構成されている受け板
固定手段により固定し、前記受け板にシール材を介して
円形の透明板を重ね、該透明板にリング状の蓋板を重
ね、前記受け板、前記透明板及び前記蓋板を結合手段に
より結合し、前記透明板の中心部に該透明板の底面を払
拭するワイパの軸を設けたものである。それゆえ、ファ
ンネル本体とファンネル蓋の密閉性が保持されるととも
に、ファンネル蓋を操作することなく、ファンネル本体
の内部を目視確認することができる。また、高圧流体に
よる透明板のくもり、水滴、結露及び汚れは、ワイパの
手動操作によって除去される。したがって、この発明に
よれば、作業効率、作業の安全が向上するという効果が
得られる。
【図1】この発明の実施の一形態を示す要部断面図であ
る。
る。
【図2】この発明の実施の一形態を示す平面図である。
【図3】この発明の実施の一形態を示す要部斜視図であ
る。
る。
【図4】図2のX−X断面図である。
【図5】図2のY−Y断面図である。
【図6】図2のZ−Z断面図である。
【図7】従来技術を示す説明図である。
1 ファンネル本体 10 ファンネル蓋 11 シール材 12 受け板 13 受け板固定手段 14 シール材 15 透明板 16 蓋板 17 結合手段 20 ワイパ
Claims (4)
- 【請求項1】 ファンネル本体の上端にシール材を介し
てリング状の受け板を、該受け板の底面に設けられた複
数の垂直プレートと、該垂直プレートに吊されたフック
ボルトと、ファンネル本体にボルトにより周設固定され
た金属バンドと、該金属バンドに突設され、かつ、前記
フックボルトの下端が挿入される水平プレートと、前記
フックボルトの下端に螺着されるナットとから構成され
ている受け板固定手段により固定し、前記受け板にシー
ル材を介して円形の透明板を重ね、該透明板にリング状
の蓋板を重ね、前記受け板、前記透明板及び前記蓋板を
結合手段により結合し、前記透明板の中心部に該透明板
の底面を払拭するワイパの軸を設けたワイパ付きファン
ネル蓋 - 【請求項2】 結合手段は、受け板の底面に設けられた
複数の垂直プレートと、該垂直プレートに揺動自在に立
設されたフックボルトと、該フックボルトに螺着された
蝶ナットとから構成されている請求項1記載のワイパ付
きファンネル蓋 - 【請求項3】 ワイパは、透明板に穿設された孔に挿入
された軸と、該軸の下端に固定されたワイパアームに取
り付けられ、前記透明板の底面を払拭するワイパゴム
と、前記透明板に固定されて前記軸を支持する軸受と、
該軸受の外周に螺着された軸受ナットの頭部内底面に圧
接するとともに前記軸に周設されたプレートと前記軸受
の内周底面との間に装着された圧縮コイルばねと、前記
軸受ナットの頭部内周面に設けた縦溝に挿入されるとと
もに前記軸に突設されたピンと、前記軸の上端に固定さ
れたハンドルとから構成されている請求項1又は請求項
2記載のワイパ付きファンネル蓋 - 【請求項4】 受け板と蓋板の外周一端は、突設された
固定プレートと六角ボルト・ナットにより固定されてい
るとともに、受け板と蓋板の外周他端は、突設された開
閉プレートと六角ボルト・ナットにより揺動自在に固定
されている請求項1乃至請求項3記載のワイパ付きファ
ンネル蓋
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9336562A JP3062943B2 (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | ワイパ付きファンネル蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9336562A JP3062943B2 (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | ワイパ付きファンネル蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11152790A JPH11152790A (ja) | 1999-06-08 |
JP3062943B2 true JP3062943B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=18300434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9336562A Expired - Lifetime JP3062943B2 (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | ワイパ付きファンネル蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062943B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5033500B2 (ja) * | 2007-06-19 | 2012-09-26 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 排水設備 |
JP5356948B2 (ja) * | 2009-08-17 | 2013-12-04 | 日本設備工業株式会社 | 給水管塗装用ピグの回収装置 |
JP6503810B2 (ja) * | 2015-03-17 | 2019-04-24 | 中国電力株式会社 | ファンネル閉止構造およびその取付け構造 |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP9336562A patent/JP3062943B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11152790A (ja) | 1999-06-08 |
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