JP3062768B2 - 電 極 - Google Patents
電 極Info
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- JP3062768B2 JP3062768B2 JP3131635A JP13163591A JP3062768B2 JP 3062768 B2 JP3062768 B2 JP 3062768B2 JP 3131635 A JP3131635 A JP 3131635A JP 13163591 A JP13163591 A JP 13163591A JP 3062768 B2 JP3062768 B2 JP 3062768B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- lubricating oil
- electrodes
- silver
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学変化量を電圧変化
量に変換する化学量センサ等に用いる電極に用いる電極
に関するものである。
量に変換する化学量センサ等に用いる電極に用いる電極
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記電極は継続的な使用に耐え得ること
ができ、かつ高い温度下で使用されるが、このため従来
の電極にあっては、耐熱性を向上させるために、電極材
料に耐熱合金を使用したり(例えば特開昭63−245
77号)、電極構成材料に耐熱材を添加したり(例えば
特開昭63−6753号)している。
ができ、かつ高い温度下で使用されるが、このため従来
の電極にあっては、耐熱性を向上させるために、電極材
料に耐熱合金を使用したり(例えば特開昭63−245
77号)、電極構成材料に耐熱材を添加したり(例えば
特開昭63−6753号)している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】化学量センサ用の電極
の場合のように、反応性が高い物質を電極として用いな
ければならない場合には、温度やPHなどの諸条件の変
化に伴って目的とする反応以外の副反応が生じてしま
い、電極として測定系に用いることができなくなってし
まうことがある。
の場合のように、反応性が高い物質を電極として用いな
ければならない場合には、温度やPHなどの諸条件の変
化に伴って目的とする反応以外の副反応が生じてしま
い、電極として測定系に用いることができなくなってし
まうことがある。
【0004】本発明は上記のことに鑑みなされたもの
で、不安定で従来は使用できなかった反応性が高い物質
にて構成される電極を、高温下で、かつ長時間にわたっ
て使用できるようにすることができる電極を提供するこ
とを目的とするものである。
で、不安定で従来は使用できなかった反応性が高い物質
にて構成される電極を、高温下で、かつ長時間にわたっ
て使用できるようにすることができる電極を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電極は、化学変化量を電圧変化量に変
換する化学量センサ等に用いる電極において、使用以前
に、潤滑油中の物質と反応させておく。
に、本発明に係る電極は、化学変化量を電圧変化量に変
換する化学量センサ等に用いる電極において、使用以前
に、潤滑油中の物質と反応させておく。
【0006】
【作 用】潤滑油中の化合物が電極にあらかじめ化学
的に付着される。このため、測定時の電極において、副
反応が行ない得なくなり、その副反応による電位の影響
を除くことができる。
的に付着される。このため、測定時の電極において、副
反応が行ない得なくなり、その副反応による電位の影響
を除くことができる。
【0007】
【実 施 例】本発明の実施例を、潤滑油の全酸価を測
定するための化学量センサの電極の場合について説明す
る。上記潤滑油の全酸価を測定する化学量センサの2個
の対向電極には、例えば、その一方に銀が、他方にイリ
ジウムが用いられる。そこで、上記一対の電極のうち直
径5mmの銀にて構成される一方の電極を、測定しようと
する添加剤の入った潤滑油中で120゜Cに5分間加熱
した。この加熱処理により、銀の電極の表面が潤滑油中
の物質と反応してこれの表面に化合物が化学的に付着さ
れ、この潤滑油に対して安定化される。
定するための化学量センサの電極の場合について説明す
る。上記潤滑油の全酸価を測定する化学量センサの2個
の対向電極には、例えば、その一方に銀が、他方にイリ
ジウムが用いられる。そこで、上記一対の電極のうち直
径5mmの銀にて構成される一方の電極を、測定しようと
する添加剤の入った潤滑油中で120゜Cに5分間加熱
した。この加熱処理により、銀の電極の表面が潤滑油中
の物質と反応してこれの表面に化合物が化学的に付着さ
れ、この潤滑油に対して安定化される。
【0008】上記加熱処理された銀の電極を、これと対
となるイリジウム電極と共に上記潤滑油中に浸漬してそ
の間の電位差を測定した。このときの測定装置としては
図1に示すようになり、両電極1,2を容器3内の潤滑
油4内に浸漬し、容器ごと加熱器5にて加温する。この
加温器5はサーモモジュレータ6にて制御される。そし
てこの実験では潤滑油の温度を20゜Cと80゜Cの間
で周期的に往復変化させ、このときの両電極1,2間の
電圧を電圧計7にて測定した結果が図2に示すようにな
った。なお上記一対の電極の一方の電極1は銀にかえて
銅にて構成してもよい。図2で明らかなように、両電極
間の電位差は温度の変化に比例して同一のパターンで往
復変化し、電位差が経時的に変化することがなかった。
となるイリジウム電極と共に上記潤滑油中に浸漬してそ
の間の電位差を測定した。このときの測定装置としては
図1に示すようになり、両電極1,2を容器3内の潤滑
油4内に浸漬し、容器ごと加熱器5にて加温する。この
加温器5はサーモモジュレータ6にて制御される。そし
てこの実験では潤滑油の温度を20゜Cと80゜Cの間
で周期的に往復変化させ、このときの両電極1,2間の
電圧を電圧計7にて測定した結果が図2に示すようにな
った。なお上記一対の電極の一方の電極1は銀にかえて
銅にて構成してもよい。図2で明らかなように、両電極
間の電位差は温度の変化に比例して同一のパターンで往
復変化し、電位差が経時的に変化することがなかった。
【0009】参考までに無処理の銀電極とイリジウム電
極とを用いて上記と同一の実験をしたところ図2に示す
ようになり、往復変化する温度変化の1サイクルごとに
電位差が変化していることがわかる。
極とを用いて上記と同一の実験をしたところ図2に示す
ようになり、往復変化する温度変化の1サイクルごとに
電位差が変化していることがわかる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、電極にて測定しようと
する溶液中の化合物がこの電極にあらかじめ化学的に付
着されることにより、この電極において副反応が行ない
得なくなることにより、不安定で従来は使用できなかっ
た反応性が高い物質にて構成される電極を、高温化で、
かつ長時間にわたって使用できる。
する溶液中の化合物がこの電極にあらかじめ化学的に付
着されることにより、この電極において副反応が行ない
得なくなることにより、不安定で従来は使用できなかっ
た反応性が高い物質にて構成される電極を、高温化で、
かつ長時間にわたって使用できる。
【図1】溶液を加熱しながら、この溶液内での電極間に
発生する電位差を測定するための測定器を概略的に示す
説明図である。
発生する電位差を測定するための測定器を概略的に示す
説明図である。
【図2】本発明に係る電極の測定結果を示す線図であ
る。
る。
【図3】従来の電極の場合の測定結果を示す線図であ
る。
る。
1,2 電極、3 容器、4 潤滑油、5 加熱器、6
サーモモジュレータ、7 電圧計。
サーモモジュレータ、7 電圧計。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 国博 神奈川県平塚市万田1200 株式会社 小 松製作所 研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−20851(JP,A) 特開 昭63−6452(JP,A) 特開 平4−123316(JP,A) 特開 平3−282249(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/30 G01N 27/416 G01N 33/30
Claims (1)
- 【請求項1】 潤滑油中に浸す銀、銅等の電極において
あらかじめ潤滑油中で加熱してから使用されることを特
徴とする電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3131635A JP3062768B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 電 極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3131635A JP3062768B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 電 極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04332860A JPH04332860A (ja) | 1992-11-19 |
JP3062768B2 true JP3062768B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=15062664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3131635A Expired - Lifetime JP3062768B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 電 極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062768B2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP3131635A patent/JP3062768B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04332860A (ja) | 1992-11-19 |
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