JP3062763B2 - リン酸系処理組成物及びその処理物 - Google Patents

リン酸系処理組成物及びその処理物

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JP3062763B2
JP3062763B2 JP2246189A JP24618990A JP3062763B2 JP 3062763 B2 JP3062763 B2 JP 3062763B2 JP 2246189 A JP2246189 A JP 2246189A JP 24618990 A JP24618990 A JP 24618990A JP 3062763 B2 JP3062763 B2 JP 3062763B2
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C22/00Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
    • C23C22/02Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using non-aqueous solutions
    • C23C22/03Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using non-aqueous solutions containing phosphorus compounds

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、実質的に非水系のリン酸系処理組成物及び
その処理物に関する。
<従来の技術> 従来、塩素化炭化水素溶媒を媒質とするリン酸塩化処
理組成物としては、例えば特公昭57−49111号公報にお
いて、金属表面を、リン酸塩化し、塗膜の密着性と耐湿
性とを向上させた実質的に水不溶性のリン酸鉄化成被膜
を形成する組成物が開示されている。
しかしながら、該組成物により形成されるリン酸鉄化
成被膜は、ある分野における塗装下地処理としては十分
な性能を示すが、自動車工業及び家電工業等で使用され
ている水を媒体とする組成物から形成されるリン酸亜鉛
被膜と比較すると、耐食性に劣るという欠点がある。該
水を媒体とし、リン酸亜鉛被膜を形成するリン酸系処理
組成物としては、例えば特開昭52−107244号公報に、亜
鉛イオン及びリン酸イオンを含む酸性リン酸亜鉛水溶液
に、硝酸イオンと塩素酸イオンとの比(NO3 -/ClO3 -)が
0.2〜4.5で、かつリン酸イオンと塩素酸イオンと、硝酸
イオンとの比(PO4 3-/ClO3 -/NO3 -)が1:(0.08〜0.5
3):(0.08〜0.53)となるように硝酸イオン及び塩素
イオンを配合して成るリン酸亜鉛被膜化成処理剤が開示
されている。
しかしながら、このような水を媒体とする処理剤を用
いて、リン酸亜鉛被膜を形成するには、脱脂工程、水洗
工程、純水水洗工程、表面調整工程、化成処理工程、水
洗工程、純水水洗工程、乾燥工程の順で処理する必要が
あり、工程自体複雑である。しかも処理工程中に多量の
水を必要とするため、廃水処理に設備とコストがかかる
という欠点がある。また該組成物において、硝酸イオン
は、触媒として使用されており、硝酸イオンの濃度を高
くするとpHが低下するため、被膜を形成することが出来
ないのが実情である。
一方水を媒体とせずにリン酸亜鉛被膜を形成する組成
物についても既に知られており、例えば特公昭42−1405
1号公報において、酸素含有有機溶剤と、亜鉛化合物
と、リン酸とを含むリン酸塩処理組成物が提案されてい
る。
しかしながら、前述の水を媒体とした処理組成物で
は、亜鉛が容易に溶解し、リン酸亜鉛被膜を形成するこ
とが可能であったが、該酸素含有有機溶剤を使用するリ
ン酸塩化処理組成物では、亜鉛がほとんど溶解しないた
め、得られる被膜にスラッジ等が生じ、しかも工業的に
は被膜を形成させることができないのが実状である。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は、耐食性、密着性に優れ、且つ堅硬な
リン酸亜鉛被膜を形成することができる実質的に非水系
のリン酸系処理組成物及びその処理物を提供することに
ある。
本発明の別の目的は、被処理物にリン酸亜鉛被膜を短
時間にて、しかも容易に形成することができる実質的に
非水系のリン酸系処理組成物及びその処理物を提供する
ことにある。
<課題を解決するための手段> 本発明によれば、金属にリン酸系被膜を形成するため
の実質的に非水系の組成物であって、(a)沸点が0℃
/760mmHg以上の極性有機溶剤100重量部に対し、100重量
部以下の水を含有してなる第1の混合溶媒100重量部に
対して、 (b)リン酸0.0001〜7重量部、 (c)亜鉛イオン0.01〜5重量部及び (d)可溶化剤0.01〜5重量部を必須成分として含むリ
ン酸系処理組成物が提供される。
また本発明によれば、金属にリン酸系被膜を形成する
ための実質的に非水系の組成物であって、 (e)沸点が0℃/760mmHg以上の非極性有機溶剤100重
量部に対し、0.5重量部以上の可溶化溶媒と、均一相形
成限界以下の水とを含有してなる第2の混合溶媒100重
量部に対して、 (f)リン酸0.0001〜7重量部、 (g)亜鉛イオン0.001〜3.5重量部及び (h)可溶化剤0.01〜5重量部を必須成分として含むリ
ン酸系処理組成物が提供される。
更に本発明によれば、前記夫々のリン酸系処理組成物
により形成される被膜を有する処理物が提供される。
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明のリン酸系処理組成物は、種々な鉄、鉄鋼、亜
鉛メッキされた鉄又は亜鉛、鉄、アルミニウム、マグネ
シウム等の合金及び他の金属を含む種々な金属物品の表
面を改善するための組成物である。
本発明の第1のリン酸系処理組成物(以下第1の組成
物と略す)は、(a)特定の第1の混合溶媒に対して、
特定量の(b)リン酸、(c)亜鉛イオン及び(d)可
溶化剤を必須成分として含むことを特徴とする。
本発明の第1の組成物において(a)第1の混合溶媒
は、沸点が0℃/760mmHg以上の極性有機溶剤100重量部
に対し、100重量部以下の水を含有してなる混合溶媒で
ある。該沸点が0℃/760mmHg以上の極性有機溶剤とは、
実質的に水可溶性の溶剤であって、プロトン極性有機溶
剤、非プロトン極性有機溶剤に分けることができる。更
に具体的には、プロトン極性有機溶剤として例えばメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、2−ブトキシ
エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール、sec
−ブタノール、t−ブタノール、トリフルオロエタノー
ル等の炭素数4以下のアルコール類等を挙げることがで
き、また非プロトン極性有機溶剤としては、アセトン、
メチルエチルケトン、ジエチルケトン等のケトン類;ジ
エチレングリコールモノアセタート、グリセリンモノア
セタート、グリセリンジアセタート、グリセリンモノブ
チラート、炭酸エチレン、炭酸プロピレン,エチレング
リコールギ酸モノエステル、エチレングリコールギ酸ジ
エステル、エチレングリコールモノアセタート、エチレ
ングリコールジアセタート等の炭素数10以下の多価アル
コール系エステル;リン酸トリメチル等のリン酸エステ
ル;ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、2−メトキ
シエタノール、2−エトキシエタノール等のグリコール
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル等のジエチレングリコール
エーテル、グリセリンメチルエーテル、グリセリントリ
メチルエーテル、グリセリンジメチルエーテル等のグリ
セリンエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール、1
−エトキシ−2−プロパノール等のプロピレングリコー
ル等の炭素数10以下の多価アルコール系エーテル;エチ
レングリコールモノエチルエーテルアセタート、エチレ
ングリコールモノメチルエーテルアセタート等の炭素数
10以下の多価アルコールモノエステルモノエーテル;テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル;アセ
トニトリル、プロピオニトリル等の窒素化合物;ジアセ
トンアルコール等を好ましく挙げることができ、特に好
ましくはメタノール、エタノール、イソプロパノール、
n−プロパノール等を挙げることができる。該極性有機
溶剤は、使用に際して単独若しくは混合物として用いる
ことができる。また第1の混合溶媒中における水は、被
膜を形成する際の促進剤として作用し、また得られる被
膜中に結晶水として含有される成分である。該水の配合
割合は、該極性有機溶剤100重量部に対して100重量部以
下、好ましくは30〜70重量部までの範囲である。水の配
合割合が100重量部を超える場合には、被膜の溶解性が
強くなり、実質的に均一な被膜が得られない。
本発明の第1の組成物に用いる(b)リン酸は、リン
の酸素酸であれば特に限定されるものではないが、例え
ばオルトリン酸、ピロリン酸、五酸化リン等を好ましく
挙げることができ、特にオルトリン酸が最も好ましい。
該リン酸の配合割合は、前記第1の混合溶媒100重量部
に対して、0.0001〜7重量部、好ましくは0.01〜2重量
部、特に好ましくは0.03〜0.5重量部の範囲である。リ
ン酸の配合割合が0.0001重量部未満の場合には、所望の
リン酸系被膜を形成するための処理液を安定に且つ連続
的に操業することが困難であり、また7重量部を超える
場合には、第1の混合溶媒に均一に溶解せず、濁りが生
じたり、沈殿物が析出するので前記範囲とする必要があ
る。
本発明の第1の組成物において(c)亜鉛イオンは、
形成される被膜の成分であって、例えば酸化亜鉛、炭酸
亜鉛、硝酸亜鉛、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、硼酸亜鉛、リン
酸亜鉛等の無機酸塩;ギ酸亜鉛、酢酸亜鉛、クエン酸亜
鉛、酒石酸亜鉛、蓚酸亜鉛、トリクロロ酢酸亜鉛等の有
機酸塩として組成物中に添加することができ、特に好ま
しくは、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、硝酸亜鉛、硼酸亜鉛、リ
ン酸亜鉛、クエン酸亜鉛等を挙げることができる。また
該亜鉛イオンは、その一部をニッケルイオン、カルシウ
ムイオン、マンガンイオン、ナトリウムイオン、マグネ
シウムイオン、銅イオン、コバルトイオン等で置換する
こともできる。組成物中における亜鉛イオンの配合割合
は、前記第1の混合溶媒100重量部に対して、0.01〜5
重量部、好ましくは0.01〜2.0重量部の範囲である。こ
の際亜鉛イオンの配合割合が0.01重量部未満の場合に
は、所望の被膜が得られず、また5重量部を超える場合
には必要とする可溶化剤が多くなりすぎて、必要以上に
金属をエッチングしてしまい実質的に均一な皮膜が得ら
れないので前記範囲とする必要がある。更に該亜鉛イオ
ンの一部として含有させることができる各イオンの含有
割合は、例えばニッケルイオンが0〜2.5重量部、マン
ガンイオンが0〜2.5重量部、カルシウムイオンが0〜
2.0重量部、ナトリウムイオンが0〜3.0重量部、マグネ
シウムイオンが0〜2.0重量部、銅イオンが0〜2.0重量
部、コバルトイオンが0〜2.0重量部の範囲であるのが
好ましい。
本発明の第1の組成物に用いる(d)可溶化剤は、組
成物中の溶媒組成に、亜鉛及びリン酸を同時に溶解させ
る作用と、金属表面をエッチングし、金属イオン、例え
ば鉄イオン(Fe2+)、亜鉛イオン(Zn2+)等を溶解さ
せ、金属表面に、リン酸亜鉛系の結晶被膜を形成させる
ための促進作用とを同時に備えた成分であって、例えば
フッ化水素、塩化水素等のハロゲン化水素;硝酸、塩
酸、硫酸、亜硝酸、塩素酸等の無機酸;トリクロロ酢
酸、トリフルオロ酢酸、ピクリン酸、ニトロアニリン等
の有機酸等を挙げることができ、使用に際しては単独若
しくは混合物として用いることができる。該可溶化剤
は、組成物中の亜鉛イオン1モルに対して、可溶化剤が
1塩基酸である場合には2モルを超える量、2塩基酸の
場合には1モルを超える量使用すればよいので、例えば
前記亜鉛イオンとして組成物中に硝酸亜鉛、塩酸亜鉛等
を添加する場合には、可溶化剤の配合量を少なくするこ
とができる。該可溶化剤の組成物中における配合割合
は、前記第1の混合溶媒100重量部に対して、0.01〜5
重量部、好ましくは0.02〜3重量部の範囲である。この
際0.01重量部未満の場合には、亜鉛がリン酸と結合する
ので溶解せず、また5重量部を超える場合には、系のpH
が低くなりすぎて、必要以上に金属がエッチングされる
ので前記範囲とする必要がある。
本発明の第1の組成物を調製するには、前記各成分
を、例えば常温において、公知の撹拌機で均一に混合撹
拌することによって得ることができる。
本発明の第2のリン酸系処理組成物(以下第2の組成
物と略す)は、(e)特定の第2の混合溶媒に対して、
特定量の(f)リン酸、(g)亜鉛イオン及び(h)可
溶化剤を必須成分として含むことを特徴とする。
本発明の第2の組成物において、第2の混合溶媒と
は、沸点が0℃/760mmHg以上の非極性有機溶剤100重量
部に対し、0.5重量部以上の可溶化溶媒と、均一相形成
限界以下の水とを含有してなる溶媒である。該沸点が0
℃/760mmHg以上の非極性有機溶剤とは、実質的に水不溶
性の溶剤であって、例えばペンタン、ヘキサン、トルエ
ン、キシレン等の分子量200以下の炭化水素溶媒;塩化
メチレン、トリクロロエタン、テトラクロロエチレン、
トリクロロトリフルオロエタン等のハロゲン化炭化水素
溶媒;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、2,
2−ジクロロジエチルエーテル等の分子量200以下のエー
テル類;n−ペンタノール、ヘキサノール等の炭素数5以
上のアルコール類;炭素数5以上の脂肪族ケトン;ギ酸
メチル、酢酸エチル等のエステル類等を挙げることがで
き、特に好ましくは、組成物自体を不燃性とすることが
できる塩化メチレン、トリクロロエタン、トリクロロト
リフルオロエタン等を挙げることができる。また使用に
際しては単独若しくは混合物として用いることができ
る。第2の混合溶媒に用いる可溶化溶媒は、組成物中の
リン酸、亜鉛、可溶化剤及び水を溶解する成分であっ
て、例えば前記極性有機溶剤として、具体的に列挙した
化合物を好ましく挙げることができ、特に好ましくはメ
タノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパ
ノール等を挙げることができる。該可溶化溶媒は、使用
に際して単独若しくは混合物として用いることができ、
その配合割合は、該有機溶剤100重量部に対して、0.5重
量部以上、好ましくは5〜50重量部、特に好ましくは10
〜40重量部の範囲である。可溶化溶媒の配合割合が0.5
重量部未満の場合には、リン酸、亜鉛、可溶化剤、水等
が溶解しない。更に第2の混合溶媒に用いる水は、被膜
を形成する際の促進剤として作用し、また得られる被膜
中に結晶水として含有される成分である。該水の配合割
合は、該有機溶剤100重量部に対して、均一相形成限界
以下の範囲、好ましくは1.0重量部〜均一相形成限界以
下の範囲である。該均一相形成限界とは、必須成分を混
合した際、組成物自体に濁りのない状態をいう。水の配
合割合が均一相形成限界を超える場合には、被膜の溶解
反応が強くなるため、実質的に均一な被膜が得られな
い。
本発明の第2の組成物において、(f)リン酸及び
(h)可溶化剤は、前記第1の組成物の(b)リン酸及
び(d)可溶化剤と同様な化合物を好ましく挙げること
ができ、その配合割合は、前記第2の混合溶媒100重量
部に対して、前記第1の組成物と同様な配合割合であ
る。
本発明の第2の組成物に用いる(g)亜鉛イオンは、
前記第1の組成物において、具体的に列挙した化合物を
同様に組成物中に添加すればよく、また亜鉛イオンを前
述の他の金属イオンで置換することもできる。該亜鉛イ
オンの配合割合は、前記第2の混合溶媒100重量部に対
して0.001〜3.5重量部、好ましくは0.01〜2.0重量部の
範囲である。この際亜鉛イオンの配合割合が0.001重量
部未満の場合には、所望の被膜が得られず、また3.5重
量部を超える場合には前記第2の混合溶媒に溶解しない
ので前記範囲とする必要がある。
本発明の第2の組成物を調製するには、前記各成分を
常温で、公知の撹拌機を用いて均一に混合撹拌すること
によって得ることができる。
本発明の前記第1の組成物及び第2の組成物を用いて
被膜を形成するには、浸漬処理、噴霧塗布又は流れ被覆
等の方法により行なうことができ、例えば公知の脱脂・
リン酸塩化成処理システム(商品名「クールフォス」、
株式会社日本ダクロシャムロック製)、一槽式又は多槽
式溶剤脱脂洗浄機等を用いて行なうことができる。更に
具体的には、処理する装置に本発明の組成物を投入した
後、好ましくは組成物中の各溶媒成分の室温〜沸点、好
ましくは沸点より10℃低い温度〜沸点において加熱し、
溶媒蒸気を発生させる。次いで発生した溶媒蒸気帯域に
被処理物である金属物品を、好ましくは10秒〜1分間、
特に好ましくは15〜30秒間保持して脱脂処理を行なった
後、金属物品を前記沸騰している組成物中に浸漬し、好
ましくは10秒〜30分間、特に好ましくは1分〜20分間保
持して化成処理を行なう。次に得られた化成処理物を、
例えば沸騰している溶媒中において、未反応物を洗浄し
た後、乾燥させる方法等により行なうことができる。前
記化成処理条件は、特に限定されるものではなく、得ら
れるリン酸系処理組成物被膜の重量及び厚さ、更には各
成分の濃度において任意に決定することができる。
<発明の効果> 本発明のリン酸系処理組成物は、特定の混合溶媒を用
い、特に亜鉛とリン酸とを同時に溶解することができる
可溶化剤を、特定量含有するので、耐食性、密着性に優
れ、且つ堅硬なリン酸亜鉛被膜を形成することができ
る。また本発明のリン酸系処理組成物は、実質的に非水
系であるため、被処理物にリン酸亜鉛被膜を短時間に
て、しかも容易に形成することができる。
<実施例> 以下本発明を実施例、比較例及び試験例により更に詳
細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
実施例1 エタノール89.7重量部、水10.3重量部、硼酸亜鉛0.48
重量部(Zn2+0.11重量部)ピロリン酸0.17重量部及び可
溶化剤として61重量%硝酸1.1重量部を、ガラスビーカ
ー中において常温で混合撹拌し、均一なリン酸系処理組
成物を調製した。得られた組成物を第1図に示す処理装
置を用いて、SPCC−SD鋼板試験片(0.8×70×150mm)に
得られたリン酸系処理組成物を塗装した。以下第1図を
参照して更に詳細に説明する。
第1図において1は、試験用に作成したガラス製溶剤
脱脂・洗浄処理装置であって、ガラス製反応器2は、溶
剤脱脂ゾーンAと、熱量制御装置5に接続されたヒータ
ー4をガラス製反応器2の周囲に設けた化成処理ゾーン
Bと、ガラス製反応器2の上部周囲に冷水を還流させる
ことが可能なクーラー6を備えた乾燥ゾーンCとからな
り、また前記溶剤脱脂ゾーンA及び前記化成処理ゾーン
Bを形成するガラス製反応器2の周囲には、溶剤蒸気の
空冷を避け、保温を目的とするためにガラス布3が設け
られている。まず前記得られたリン酸系処理組成物を、
ガラス製反応器2の化成処理ゾーンBに入れた後、ヒー
ター4により前記リン酸系処理組成物の液温を44℃(沸
点)に加温した。次いでリン酸系処理組成物から溶剤蒸
気が発生したところで、ステンレスワイヤーを取付けた
上下移動可能な試験片7を、溶剤脱脂ゾーンAに固定
し、20秒間溶剤脱脂処理を行なった。この際リン酸系処
理組成物から蒸発する蒸気は、クーラー6及び試験片7
との接触によって冷却される。次に溶剤脱脂処理された
試験片7を、前記44℃に加温された化成処理ゾーンB中
のリン酸系処理組成物中に、10分間浸漬して化成処理を
行なった。次いで一度試験片7をガラス製反応器2から
取出し、リン酸系処理組成物中の溶剤成分と同様な溶剤
により洗浄を行なった後、試験片7を乾燥ゾーンCに固
定し、15秒間乾燥処理を行なって、表面にリン酸亜鉛被
膜が形成された試験片7を得た。被膜形成された試験片
7に商品名「メラミンNo.1、外部用白」(日本油脂株式
会社製、メラミンアルキッド系溶剤合成樹脂塗料)(以
下、メラミNo.1と略す)を、膜厚20μmとなるように焼
付け条件130℃×20分で焼付けた試験片及び商品名「ベ
ルコートNo.1100白」(日本油脂株式会社製、アクリル
系溶剤合成樹脂塗料)(以下、ベルコートと略す)を、
膜厚20〜30μmとなるように焼付け条件150℃×20分で
焼付けた試験片を作成した。得られた夫々の試験片に付
いて、塩水噴霧試験を行なった。該塩水噴霧試験は、ま
ず焼き付けた試験片に、NTカッターA−300で、金属素
地に届くように塗膜にテストパネルの対角線に沿ってク
ロスカットを付ける。次いで、JIS Z2371に従い各塗装
について一定時間試験を行い、試験後テストパネルを水
洗し24時間放置後、18mm幅のセロテープ(ニチバン株式
会社製)を、前記クロスカットに沿って密着させる。次
に45度の角度で、該セロテープを剥離し、塗膜のクロス
カット部からの片側最大剥離幅を測定し、試験結果とし
た。該塩水噴霧試験において、塩水噴霧時間は、メラミ
ンNo.1の場合48時間、ベルコートの場合240時間で行っ
た。組成物の配合割合を表1に、また化成処理条件、被
膜重量及び塩水噴霧試験の結果を表2に示す。
実施例2〜4 表1に示す組成に従って、リン酸系処理組成物を調製
し、次いで表2に示す化成処理条件下、実施例1と同様
に、化成処理及び焼付けを行ない試験片を作成した。得
られた試験片について実施例1と同様に塩水噴霧試験を
行なった。組成物の配合割合を表1に、また化成処理条
件、被膜重量及び塩水噴霧試験の結果を表2に示す。
比較例1及び2 リン酸系処理組成物として、塩化メチレン72.6重量
部、メタノール25.5重量部、水1.9重量部、リン酸0.5重
量部、N,N−ジメチルホルムアミド3.1重量部及びジニト
ロトルエン0.07重量部からなる組成物を用いた(比較例
1)以外は表2に示す化成処理条件下、実施例1と同様
に、化成処理及び焼付けを行ない試験片を作成した。ま
た何等化成処理を行なわない試験片(比較例2)を用意
し夫々について実施例1と同様に塩水噴霧試験を行なっ
た。組成物の配合割合を表1に、また化成処理条件、被
膜重量及び塩水噴霧試験の結果を表2に示す。
比較例3 塩化メチレン72.6重量部、メタノール25.5重量部、水
1.9重量部、リン酸0.5重量部、酸化亜鉛0.1重量部、N,N
−ジメチルホルムアミド3.1重量部及びジニトロトルエ
ン0.07重量部をガラスビーカー中において常温で混合撹
拌したが、組成物中に本発明の可溶化剤が含まれていな
いためリン酸亜鉛が形成され、均一な溶液とすることが
できず、化成処理を行う組成物としては不適切であっ
た。
実施例5〜13 表3に示す組成に従って、リン酸系処理組成物を調製
し、次いで表4に示す化成処理条件下、実施例1と同様
に、化成処理及び焼付けを行ない試験片を作成した。得
られた試験片について実施例1と同様に塩水噴霧試験を
行なった。組成物の配合割合を表3に、また化成処理条
件、被膜重量及び塩水噴霧試験の結果を表4に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例及び比較例に用いたガラス製溶剤脱脂・
洗浄処理装置の略示図を示す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属にリン酸系被膜を形成するための実質
    的に非水系の組成物であって、 (a)沸点が0℃/760mmHg以上の極性有機溶剤100重量
    部に対し、100重量部以下の水を含有してなる第1の混
    合溶媒100重量部に対して、 (b)リン酸0.0001〜7重量部、 (c)亜鉛イオン0.01〜5重量部及び (d)可溶化剤0.01〜5重量部を必須成分として含むリ
    ン酸系処理組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載のリン酸系処理組成物により
    形成される被膜を有する処理物。
  3. 【請求項3】金属にリン酸系被膜を形成するための実質
    的に非水系の組成物であって、 (e)沸点が0℃/760mmHg以上の非極性有機溶剤100重
    量部に対し、0.5重量部以上の可溶化溶媒と、均一相形
    成限界以下の水とを含有してなる第2の混合溶媒100重
    量部に対して、 (f)リン酸0.0001〜7重量部、 (g)亜鉛イオン0.001〜3.5重量部及び (h)可溶化剤0.01〜5重量部を必須成分として含むリ
    ン酸系処理組成物。
  4. 【請求項4】請求項3記載のリン酸系処理組成物により
    形成される被膜を有する処理物。
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