JP3062538U - 遊 具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 子供が自ら所望の態様で容易に配設すること
ができる遊具を提供する。 【解決手段】 シート状体を所望の形状に打ち抜いてな
ることを特徴とする遊具又はシート状体を所望の形状に
打ち抜き、底面に滑り止め手段を備えさせたことを特徴
とする遊具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は子供用の遊具に関するものである。本考案による子供用の遊具は、例え ば「ケンケンパ」の如き種々の遊びに屋外又は屋内で使用される。因みに、「ケ ンケンパ」はいずれか一方の足で２回跳んだ後、両足で着地するという動作を反 復するようにした子供の遊びである。

【０００２】

【従来の技術】

例えば「ケンケンパ」の如き遊びを屋外で行う際には、一般に、地面に石灰によ り多数の円形等の図形を相互に隣接させた状態で描き、子供が各図形を片足又は 両足で跳び渡るようにしている。即ち、このような遊びに使用される遊具は、本 出願人の知る限りにおいて、従来存在しない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかるに、石灰を用いて地面に所定の円形等の図形を描く作業は小さな子供が自 ら行うことは困難であり、大人等が行わざるを得ない。また、石灰により地面に 描かれた図形を消す作業も容易ではないため、一旦描かれた図形を変更すること も困難である。従って、子供の状況等に応じて遊び方を随時変更することは極め て困難である。更に、石灰は屋内での使用には適さないものである。 本考案は、このような問題を解決するために、新規な遊具を提供しようとしてな されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案は下記の遊具を提供するものである。

【０００５】 （１）シート状体を所望の形状に打ち抜いてなることを特徴とする遊具（請求項 １）。

【０００６】 （２）シート状体を所望の形状に打ち抜き、底面に滑り止め手段を備えさせたこ とを特徴とする遊具（請求項２）。

【０００７】

【作用】

[請求項１の遊具] 請求項１の遊具を使用する際には、遊び方に応じて複数枚の該遊具を屋外の地面 上又は屋内の床面上等に所望の態様で配列する。各遊具は地面上又は床面上等に 単に置くだけでよく、地面又は床面等に固定手段により固定する必要はない。従 って、地面上又は床面上等に配列された遊具は随時動かすことができる。

【０００８】 [請求項２の遊具] 請求項２の遊具は底面に滑り止め手段を備えている。従って、該遊具を地面上又 は床面上等に配列したときには、子供が該遊具からジャンプし或いは該遊具上に 着地しても該遊具が滑ることはない。その他の点においては、請求項２の遊具は 上記請求項１の遊具と同様の作用を有する。

【０００９】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態を添付図面に従って説明する。 本考案の遊具１はゴム、合成樹脂等のシート状体を所望の形状に打ち抜いてなる ものである。遊具１が滑りやすいシート状体を打ち抜いてなるものである場合に は、遊具１の底面にゴム片等の滑り止め手段３を備えさせる。シート状体の厚さ は一例として２ｍｍ程度である。遊具１ｂの平面形状は随意である。また、遊具 １は遊びの種類に応じて適宜に色分けを施してもよい。

【００１０】 図１、図２に示す遊具１ａはゴムのシート状体を円環状に打ち抜いてなるもので ある。即ち、この遊具１ａは円形状シートの中央部に円形状の透孔５ａを備えて いる。

【００１１】 図３、図４に示す遊具１ｂはゴムのシート状体を円形状に打ち抜いてなるもので ある。

【００１２】 図５に示す遊具１ｃはゴムのシート状体を正方形状に打ち抜き、中央部に正方形 状の透孔５ｃを備えさせてなるものである。

【００１３】 図６に示す遊具１ｄはゴムのシート状体を三角形状に打ち抜き、中央部に三角形 状の透孔５ｄを備えさせてなるものである。

【００１４】 図７に示す遊具１ｅは合成樹脂のシートを所望の形状に打ち抜き、底面にゴム片 よりなる滑り止め手段３を備えさせてなるものである。

【００１５】 図８は「ケンケンパ」用に多数の遊具１ａを配設した状態を示す。符号７ａは左 足、符号７ｂは右足を示す。

【００１６】

【考案の効果】

[請求項１の遊具] 請求項１の遊具は地面上又は床面上等に単に置くだけでよいため、子供が自ら所 望の態様で容易に配列することができ、配列態様の変更も極めて容易である。請 求項１の遊具は屋外、屋内を問わずいかなる場所でも使用可能である。また、こ の遊具はシート状態を打ち抜いてなるものであるため、容易且つ安価に製造する ことができる。更に、この遊具は「ケンケンパ」の他、種々の遊びに使用するこ とができる。

【００１７】 [請求項２の遊具] 請求項２の遊具は底面に滑り止め手段を備えている。従って、該遊具を地面上又 は床面上に配列したときには、子供が該遊具からジャンプし或いは該遊具上に着 地しても該遊具が滑ることはない。その他の点においては、請求項２の遊具は上 記請求項１の遊具と同様の効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による遊具の一例を示す斜視図である。

【図２】同上遊具の断面図である。

【図３】本考案による遊具の別の一例を示す斜視図であ
る。

【図４】同上遊具の断面図である。

【図５】本考案による遊具の更に別の一例を示す斜視図
である。

【図６】本考案による遊具の更に別の一例を示す斜視図
である。

【図７】本考案による遊具の更に別の一例を示す正面図
である。

【図８】図１、図２に示す遊具を「ケンケンパ」用に配
列した状態を示す平面図である。

【符号の説明】

１ 遊具 １ａ 遊具 １ｂ 遊具 １ｃ 遊具 １ｄ 遊具 １ｅ 遊具 ３ 滑り止め手段 ５ａ 透孔 ５ｂ 透孔 ５ｃ 透孔 ５ｄ 透孔 ７ａ 左足 ７ｂ 右足

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 シート状体を所望の形状に打ち抜いてな
   ることを特徴とする遊具。
2. 【請求項２】 シート状体を所望の形状に打ち抜き、底
   面に滑り止め手段を備えさせたことを特徴とする遊具。