JP3062122U - ス―ツケ―ス、アタッシュケ―ス等の鞄 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロゴマークを目立ち過ぎず且つ確実に目に入
るように表示することができて、又、ハンドルの装飾性
も高めることができるスーツケース、アタッシュケース
等の鞄を提供する。 【解決手段】 ハンドル１に凹部７を設けて、ハンドル
１とは別個に形成したロゴマーク表示部材９をハンドル
１の凹部７に嵌め込んで取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、スーツケース、アタッシュケース等の鞄に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、スーツケースやアタッシュケース等の鞄は、ロゴマークやブランドを表 示したタグを鞄本体に付けたり、ロゴマークを鞄本体の適宜な個所に直に印刷し たり刻印したりしている。このようなロゴマークは目立ち過ぎると目障りになる が、目に付かないと機能を発揮することができない。

【０００３】 また、従来の鞄では、特にハンドルがデザイン的に物足りないという不満があ る。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、ロゴマークを目立ち過ぎず且つ確実に目に入るように表示すること ができて、又、ハンドルの装飾性も高めることができるスーツケース、アタッシ ュケース等鞄の提供を課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、本考案のスーツケース、アタッシュケース等の 鞄は、ハンドル１に凹部７を設けて、ハンドル１とは別個に形成したロゴマーク 表示部材９をハンドル１の凹部７に嵌め込んで取り付けたことを特徴とする、と いう構成を採るものである。なお、ここでロゴマーク表示部材９とは、ロゴマー クやブランドを表示した部材をいう。

【０００６】 なお、上記の本考案のスーツケース、アタッシュケース等の鞄は、その凹部７ をハンドル取付台２に連結するハンドル１の両端部における表裏両面にそれぞれ 設けることが好ましい。

【０００７】 また、上記の本考案のスーツケース、アタッシュケース等の鞄は、ハンドル１ の凹部７の中に穴８を設け、又、ロゴマーク表示部材９の裏面に上記の穴８に挿 入可能な軸１１を突設し、その軸１１に周縁部が穴８の内面に密着して且つその 周縁部が穴８に対する挿入を容易にするとともに穴８からの脱出を困難にするテ ーパ状を呈する鍔１２を設けた構成にすることが好ましい。

【０００８】

【実施例】

以下、図示した実施例について説明する。まず、図１はハンドル１とハンドル 取付台２を鞄本体３から分離した状態を示している。ハンドル１はこのハンドル 取付台２を介して図２に示すように鞄本体３には取付けられる。ハンドル１は両 端に脚部４を有して、その中間部を握り部５としている。このハンドル１の両端 脚部４の下端部がハンドル取付台２に対する連結部６となっていて、この連結部 ６の表裏両側面にそれぞれ凹部７を形成している。すなわち、凹部７はハンドル １の両端部の表裏４箇所に設けている。また、凹部７の中には内径の小さい穴８ を設けていて、この穴８は表裏の凹部７を開通させている。

【０００９】 上記のハンドル１の４箇所に設けた凹部７に嵌め込み可能な４個のロゴマーク 表示部材９をハンドル１とは別個に成形している。このロゴマーク表示部材９は 凹部７に嵌合する円板１０と、その円板１０の裏に突設して穴８に挿入する軸１ １を有して、その軸１１の軸方向の複数箇所に周縁部を穴８の内面に密着させる 鍔１２を設けている。この鍔１２は穴８に挿入しやすく且つ抜けにくいように周 縁部がテーパ状になっている。ロゴマーク１３は円板１０の表面に表示されてい る。なお、円板１０の裏面の軸１１の横にピン１４も突設している。このピン１ ４は凹部７の穴８の横に設けた小孔１５に挿入して円板１０を回転止めし、ロゴ マーク１３の向きが変らないようにする。

【００１０】

【考案の効果】

本考案のスーツケース、アタッシュケース等の鞄は上記のように、ハンドル１ に凹部７を設けて、ハンドル１とは別個に形成したロゴマーク表示部材９をハン ドル１の凹部７に嵌め込んで取り付けたことを特徴とするので、ロゴマークが目 立ち過ぎず目障りになるようなことがなく、かつ、ハンドルを使用する際に確実 に目に入るのでロゴマークの機能を十分に発揮することができる。また、ロゴマ ークが模様の役目を果たすので、ハンドルの装飾性を高めることができるという 効果もある。さらに、ロゴマーク表示部材９をハンドル１とは別個に形成するの で、ロゴマークを変更する場合にロゴマーク表示部材９だけを作り替えるだけで すむという利点がある。また、請求項２記載のように、ハンドル取付台２に連結 するハンドル１の両端部における表裏両面にそれぞれ凹部７を設けることによっ て、ロゴマークをハンドルの４箇所に表示することがてきるので、ロゴマークが より目に付きやすくなるとともに、ハンドル１を握ったときにロゴマークが隠れ ないという利点がある。また、請求項３記載のように、ハンドル１の凹部７の中 に穴８を設け、又、ロゴマーク表示部材９の裏面に上記の穴８に挿入可能な軸１ １を突設するとともに、その軸１１に周縁部が穴８の内面に密着し且つその周縁 部が穴８に対する挿入を容易にするが穴８からの脱出を困難にするテーパ状を呈 する鍔１２を設けることによって、ハンドル１に対するロゴマーク表示部材９の 嵌め込みを容易化し、かつ、ハンドル１からのロゴマーク表示部材９の脱落を防 止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】鞄本体から分離した状態のハンドルとハンドル
取付台の斜視図である。

【図２】鞄本体に取付けた状態のハンドルの一部断面図
である。

【符号の説明】

１ ハンドル ２ ハンドル取付台 ３ 鞄本体 ４ 脚部 ５ 握り部 ６ 連結部 ７ 凹部 ８ 穴 ９ ロゴマーク表示部材 １０ 円板 １１ 軸 １２ 鍔 １３ ロゴマーク １４ ピン １５ 小孔

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハンドル１に凹部７を設けて、ハンドル
   １とは別個に形成したロゴマーク表示部材９をハンドル
   １の凹部７に嵌め込んで取り付けたことを特徴とするス
   ーツケース、アタッシュケース等の鞄。
2. 【請求項２】 ハンドル取付台２に連結するハンドル１
   の両端部における表裏両面にそれぞれ凹部７を設けた請
   求項１記載のスーツケース、アタッシュケース等の鞄。
3. 【請求項３】 ハンドル１の凹部７の中に穴８を設け、
   又、ロゴマーク表示部材９の裏面に上記の穴８に挿入可
   能な軸１１を突設し、その軸１１に周縁部が穴８の内面
   に密着して且つその周縁部が穴８に対する挿入を容易に
   するとともに穴８からの脱出を困難にするテーパ状を呈
   する鍔１２を設けた請求項１又は請求項２記載のスーツ
   ケース、アタッシュケース等の鞄。