JP3061409U - ディスポ―ザブル反応モジュ―ル - Google Patents

ディスポ―ザブル反応モジュ―ル

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JP3061409U
JP3061409U JP1999000615U JP61599U JP3061409U JP 3061409 U JP3061409 U JP 3061409U JP 1999000615 U JP1999000615 U JP 1999000615U JP 61599 U JP61599 U JP 61599U JP 3061409 U JP3061409 U JP 3061409U
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chamber
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスポーザブル反応モジュールの提供。 【解決手段】 本考案のディスポーザブル反応モジュー
ルは、微量流体の反応モジュールであって、全体構造中
に一つの反応室と、試剤を収容し反応室と連通する少な
くとも一つの試剤室を具え、試剤室と反応室の間にゲー
トがありそのなかにピストンが設けられ試剤と反応物の
流通関係と流量をコントロールできる。操作時には、テ
ストサンプルを反応室に注入した後、実験の必要に応じ
て試剤室を封じているピストンが開放され内部の試剤を
反応室に注入して反応物と混合させて試験を進行する。
これにより高安全性、利便性及び機動性を有する化学・
生化学試験工具とされている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種のディスポーザブル反応モジュールに関し、特に微量流体の反応 モジュールとされて、一つの反応室と複数の試剤室が設置されて且つその間の流 通関係が制御可能とされ、高安全性、利便性及び機動性を有する化学・生化学試 験工具とされたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在ある一般の化学・生化学の試験工具の場合、使用者がフィールドの水質の 試験を行う時、実験者が必要な異なる試剤、計量カップ、試験管、滴管などの器 材を屋外へと携帯する必要があった。しかしこれらの実験器材は砕けやすい容器 中に保存されていたり、或いは砕けやすい材質で製造されているため運搬に不便 であった。並びに危険な試剤を扱う時には不注意や経験不足から試剤が染みだす ことがあり、潜在的な危険をはらんでおり、実験者の安全に対する影響は非常に 大きかった。また試験後の反応物と試剤の混合物を処理する時に環境汚染を発生 するおそれがあった。ゆえにディスポーザブルで操作しやすい反応モジュールの 必要がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は試剤を一つのモジュール内に封入でき、必要時に試剤を釈放して反応 物と混合させるようにすることで、高安全性、利便性、機動性を有するものとし た化学・生化学試験用の微量流体のディスポーザブル反応モジュールを提供する ことを課題としている。
【0004】 本考案はまた、上記ディスポーザブル反応モジュールを携帯に便利で屋外での 所定の試験を進行するのに適したものとなすことを課題としている。
【0005】 本考案はさらに、上記ディスポーザブル反応モジュールを、試剤計量のステッ プを省略して試験時間を大幅に節約できるものとなすことを課題としている。
【0006】 本考案はさらにまた、上記ディスポーザブル反応モジュールを、実験者の異な る必要に応じて実験に必要な薬剤を封入できるものとなすことを課題としている 。
【0007】 本考案はまた、上記ディスポーザブル反応モジュールを、コンパクトサイズと して携帯に便利なものとなすことを課題としている。
【0008】 本考案はさらに、上記ディスポーザブル反応モジュールを、射出成形方式で製 造でき、低コストで組み立てが容易であり、従来の技術の携帯、操作に不便な欠 点を改善しうるものとなすことを課題としている。
【0009】 本考案はまた、上記ディスポーザブル反応モジュールを、実験完成後に、廃棄 可能で、実験開始から終了まで実験者が直接試薬や反応物に接触することなく実 験者の安全を保障できるものとなすことを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、 主体10とされて、反応物を収容するための一つの反応室12、試剤を収容す るための少なくとも一つの試剤室14、及び少なくとも一つのゲート室16を具 え、該ゲート室16が該試剤室14と該反応室12の流通関係を制御する、上記 主体10、 上蓋20とされて、上記主体10の上端に主体10の上蓋として設置され、一 つの逆止め弁設置孔22と、少なくとも一つのピストン設置孔24及び少なくと も一つの試剤注入孔26を具えた、上記上蓋20、 逆止め弁30とされて、反応物注入口32と撓性アーム34を具え、該撓性ア ーム34が該反応物注入口32の下方に設けられて被動単向弁とされ、反応物を 反応室12への単方向のみに流入させる制御を行う、上記逆止め弁30、 少なくとも一つのピストン40とされて、該ピストン40を緊密に主体10の ゲート室16中に組み合わさせる長形リング46が一体に形成されて、該ピスト ン40の一組の対辺に貫通する貫通孔48が設けられ、該貫通孔48が該試剤室 14中の試剤を適当に該反応室12中に流入させるのに用いられて、それにより 試剤が反応物と混合されて試験が進行される、上記少なくとも一つのピストン4 0、 少なくとも一つのシール手段50とされて、該上蓋20の試剤注入孔26の上 に設けられ、試剤を密閉して外部に漏洩させない、上記少なくとも一つのシール 手段50、 以上を包括し、該主体10の各ゲート室16の両側辺に一対の流道孔が設けら れてそれぞれ反応物流道孔と試剤室流道孔とされて試剤室14中の試剤を反応室 12中に適当に流入させるのに用いられるようにしてあり、以上の構成からなる ディスポーザブル反応モジュールとしている。
【0011】 請求項2の考案は、請求項1に記載のディスポーザブル反応モジュールとされ て、前記ピストン40が、一対の位置決め突起42を具え、それはピストン40 において左右対称に設けられピストン40と一体に形成されて前記上蓋20中に 位置決め可能され、また該ピストン40が一体に形成されたOリングを具え、該 Oリングは該ピストン40を緊密に前記ゲート室16中に組み合わさせ、さらに ピストン40が長形リング46を具え、該長形リング46も該ピストン40を緊 密に主体10のゲート室16中に組み合わさせ、該長形リング46中に貫通する 貫通孔48が設けられ、即ち該ピストン40が該貫通孔48により複数の試剤室 中の試剤を適当に該反応室12中に流入させる制御を行うことができるものとさ れ、以上の特徴を有するディスポーザブル反応モジュールとしている。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案は、一つの反応室と、少なくとも一つの試剤室を具え、該試剤室は反応 室と連通し、該試剤室と反応室の両者の間にゲート室が設けられて相互に連接し 、ゲート室中にピストンが設けられて、該ピストンにより試剤室と反応室の流通 関係がコントロール可能である。このほか一つの反応室注入口が反応室と連通す るように設けられ、該反応物注入口の下に被動単向弁が設けられ、一つの試験サ ンプルの反応室への進入の逆止めがなされて、混合剤が任意に反応室より排出さ れるのを防止してある。操作時には、試験サンプルが反応室に注入された後、実 験の実際の必要に応じて、試剤室を封じているピストンが開放されてその内の試 剤が反応室に流入し反応物と混合され、試験が進行される。
【0013】 望ましい実施例では、ピストンの一つの対辺に貫通孔が設けられて該貫通孔に より試剤室中の試剤の該反応室への適当な流入がコントロールされる。
【0014】 また望ましい実施例では、上述の被動単向弁が撓性アームの装置とされて、反 応物が単一方向に該反応室中に流入させられる。
【0015】 また望ましい実施例では、上述のゲート室の両側辺中にさらに一対の流道孔が 設けられてそれぞれが反応室流道孔と試剤室流道孔とされて、試剤室中の試剤が 適当に該反応室中に流入するものとされる。
【0016】 また望ましい実施例では、さらに、上蓋が一つの主体の上を密封するよう設け られ、逆止め弁が該上蓋に設けられた逆止め弁設置孔の中に接合されて反応物が 十分に該逆止め弁により該主体に設置された反応室中に流入するようにしてあり 、少なくとも一つのピストンが該上蓋に設置された少なくとも一つのピストン設 置孔内に設置され並びに該主体に設置された少なくとも一つのゲート室中に挿入 され、試剤が該上蓋に設置された少なくとも一つの試剤注入孔より注入されて該 主体に設置された複数の試剤室中に流入するようにしてあり、さらに該試剤注入 孔を密閉可能な少なくとも一つのシール手段が設けられて試剤の漏洩を防止でき るようにしてある。
【0017】
【実施例】
本考案は一種のディスポーザブル反応モジュールに関する。それはディスポー ザブル反応モジュールのパッケージ、制御、及び微量流体混合の相関技術を結合 し、密閉された携帯式の反応モジュールとなしたものである。ここで述べるディ スポーザブル反応モジュールは、予め実験に必要な試剤及び実験ステップに応じ て使用できる反応モジュールであって、寸法を縮小して実験者が携帯しやすくし てある。また本考案は射出成形で製造される反応モジュールであり、低コストで 製造が容易であるという優れた点を有している。さらに実験完成後に、反応モジ ュールを廃棄でき、実験開始から終了まで実験者が直接試剤や反応物に接触する ことがなく、実験者の安全を確保できる。
【0018】 本考案のディスポーザブル反応モジュールは反応室と、該反応室と連通し試剤 を収容する少なくとも一つの試剤室を具えている。試剤室と反応室の間にはゲー ト室が設けられて両者間の流通関係を制御し、また該反応室に連通する反応物注 入口と、試験サンプルを反応物注入口より反応室へと単一方向に流入させる被動 単向弁を具えている。操作時には、反応物が反応室に注入された後、実験の必要 に応じて試剤室を閉じているピストンを開放させて内部の試剤を反応室へと流入 させて反応物と混合させ、以て試験の作業を進行する。以下に図を参照しながら さらに本考案について詳しく説明する。
【0019】 図1を参照されたい。これは本考案の実施例の側面断面図であり、該図に示さ れるように、本考案は主体10を具え、該主体10は反応物を収容するための反 応室12と、試剤を収容するための少なくとも一つの試剤室14がある。また少 なくとも一つのゲート室16があり、該ゲート室16は試剤室14と反応室12 の流通関係を制御する。主体10の上端には上蓋20が設置されて主体10の上 蓋とされる。該上蓋20に逆止め弁設置孔22、少なくとも一つのピストン設置 孔24及び少なくとも一つの試剤注入孔26(これについては図4を参照し後述 する)が設けられている。主体10の一端に逆止め弁30が設けられ、試験サン プルを反応物注入口32から反応室12へと単方向に流入させる制御を行う。こ のほか図1に示されるようにさらに少なくとも一つのピストン40が設けられ、 該ピストン40は主体10のゲート室16中に設置されてこの複数の試剤室14 を釈放、封閉可能であり、該試剤室14の試剤を適当に反応室12中に流入させ るのに用いられ、これにより試剤が反応物と混合されて試験が進行される。上記 試剤注入孔26の上にはシール手段50が設けられて試剤注入孔26を封じて試 剤が外部に漏れるのを防止する。
【0020】 本考案は以下のようにして組み合わされる。図2を参照されたい。上蓋20を 主体10の上に組み合わせる。逆止め弁30を上蓋20に設けられた逆止め弁設 置孔22の中に接合し、反応物が逆止め弁30を通り単一方向に主体10の反応 室12中に流入するようにする。少なくとも一つのピストン40を上蓋20のピ ストン設置孔24中に設置し並びに主体10の少なくとも一つゲート室16中に 挿入する。試剤を上蓋20に設けられた少なくとも一つの試剤注入孔26より主 体10に設置された複数の試剤室14中に注入させ、さらにシール手段50で試 剤注入孔26を密閉し試剤の外部への流出を防止する。以上によりディスポーザ ブル反応モジュールが完成する。
【0021】 以下に本考案の各部分について詳しく説明する。図3は本考案の主体10部分 の構造を示す。図3中、Aは主体10部分の側面断面図、Bは平面図である。図 3中、Aに示されるように、該主体10は反応室12を具え、該反応室12は試 験する反応物を収容するのに用いられる。このほか、複数の試剤室14を具え、 該試剤室14は試験を行うのに必要な試剤を収容する。例えば第1試剤室14A 、第2試剤室14B及び第3試剤室14Cが設けられ、多種の異なる試剤を主体 10に収容できるようにしてある。本考案の実施例では三つの試剤室14が設け られているが実験の必要に応じて、当然試剤室の数を増加可能である。
【0022】 また、図3中、Bに示されるように、該反応室12と複数の各試剤室14の間 には複数のゲート室16が設けられ、例えば、第1ゲート室16A、第2ゲート 室16B、第3ゲート室16Cが設けられ、その設置は複数の試剤室14A、1 4B、14Cに対応し、各ゲート室にはピストン40が設置されて反応室12と 複数の試剤室14の間の流通と流量の関係を制御するのに用いられる。このほか 、主体10の各ゲート室16の両側辺に一対の流道孔が設けられ、その一方が反 応室流道孔161、もう一方が試剤室流道孔162とされ、複数の試剤室14中 の試剤を適当に該反応室12中に流入させる。ゆえに、第2ゲート室16Bの両 側辺には同様に反応室流道孔163と試剤室流道孔164が設けられ、同様に、 第3ゲート室16Cの両側辺には同様に反応室流道孔165と試剤室流道孔16 6が設けられる。このほか、上述の複数の流道孔161、162は、ピストン4 0に設けられた貫通孔48(図6参照)に組み合わされ、複数の試剤室14A、 14B、14C中の薬剤を適当に該反応室12中に流入させる制御を行う。こう して本考案の主体10の構造が完成し、該主体10は全体が射出成形で製造され 、低コストで製造可能である。
【0023】 図4は本考案の上蓋20部分の構造を示す。図4中、Aは側面断面図、Bは平 面図である。該上蓋20は逆止め弁設置孔22を具え、該逆止め弁設置孔22は 逆止め弁30を放置するのに用いられる。及び、複数のピストン設置孔24を具 え、それは第1ピストン設置孔24A、第2ピストン設置孔24B、第3ピスト ン設置孔24Cを包括し、それぞれがピストン40を放置するのに用いられる。 本考案の実施例では三つのピストン40を組み合わせる形態とされている。上蓋 20はさらに複数の試剤注入孔26を具え、本実施例では第1試剤注入孔26A 、第2試剤注入孔26B、第3試剤注入孔26Cを含み、それぞれが対応する試 剤室14A、14B、14Cに組み合わされて試剤を対応する試剤室に注入する のに用いられる。こうして本考案の上蓋20の構造が完成し、該上蓋20は全体 が射出成形で製造され、低コストで製造可能である。
【0024】 図5は本考案の逆止め弁30の構造を示す。図5中、Aは側面構造表示図、B は平面図である。該逆止め弁30は反応物注入口32を具え、該反応物注入口3 2は試験する反応物の投入に用いられる。該反応物注入口32の下端には撓性ア ーム34が連接され、それは被動単向弁の装置形式とされて、該反応物を僅かに 反応室12へと単一方向に注入するのに用いられ、混合剤が反応室12より事故 で排出されるのを防止する。こうして本考案の逆止め弁30の構造が完成する。
【0025】 図6は本考案のピストン40の構造を示す。図6中、Aは側面図、Bは正面図 である。図1、2も同時に参照されたい。本考案の実施例では三つのピストン装 置が三つの試剤室の流通制御に使用されている。ここでは説明のために単一のピ ストン40を例として説明を行う。図6中、Aに示されるように、該ピストン4 0の側面外観はT形状とされる。このほか、該ピストン40は一対の位置決め突 起42を具え、それはピストン40において左右対称に設けられ、ピストン40 を上蓋20のピストン設置孔24に位置決めするのに用いられる。該ピストン4 0はさらにOリングを具え、それはピストン40と一体に形成されており、ピス トン40が緊密に主体10のゲート室16中に組み合わされるようにしてある。 このほか、該ピストン40はさらに長形リング46を具え、それも該ピストン4 0と一体に形成されておりピストン40を緊密に主体10のゲート室16中に組 み合わさせる。
【0026】 しかし、該長形リング46中には貫通する貫通孔48が設けられ、即ち該ピス トン40は該貫通孔48により複数の試剤室中の試剤を適当に該反応室12中に 流入させる制御を行うことができる。該貫通孔48は該ゲート室16に設けられ た反応室流道孔161と試剤室流道孔162に対応して設置され、有効に試剤を 反応室12中に流入させる制御を行うことができる。こうして本考案のピストン 40構造が完成する。
【0027】 以上の説明から分かるように、本考案のディスポーザブル反応モジュールは、 使用者が実験の必要に応じて2種類以上の試剤を以て試験を進行することができ る。また実験ステップの必要に応じて、該ゲート室16中のピストン40により 一種類或いは多種類の試剤を釈放することができる。また、前述の主体10構造 の材質は透光材質とされうる。並びに反応完成後に直接ディスポーザブル反応モ ジュールを光度計或いはクロマトグラフ用機器に置いて光学試験を進行可能であ る。
【0028】 本考案の運用領域は、水質、血液及び尿液等の生化学試験にも及ぶ。並びに実 験の実際の必要により、混合剤を反応室より取り出してその他の試験を進行する ことも可能である。ゆえに本考案のディスポーザブル反応モジュールは実験の必 要や実験ステップに対応可能である。さらに、実験者の実際の必要に応じて、寸 法を縮小可能で携帯に便利とできる。各部分が射出成形により製造されるため、 低コストで製造でき、組み立ても容易である。また試験完成後に、全体を廃棄で き、ゆえに実験の開始から終了まで試験者が直接試剤や混合剤に接触することな く、試験者の安全を確保できる。
【0029】
【考案の効果】
総合すると、本考案のディスポーザブル反応モジュールは、従来の試験に必要 なフラスコ、試験管等の器具の携帯における不便さと容易に破損する欠点を有効 に改善しており、操作プロセスに不習熟であることによる危険の発生も回避でき 、実用的であり、進歩性を有しており、産業上の利用価値を有する考案であると いえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の側面断面図である。
【図2】本考案の実施例の側面断面視による組み合わせ
表示図である。
【図3】本考案の実施例の主体部分に係る断面視(A)
及び平面視(B)による構造表示図である。
【図4】本考案の実施例の上蓋部分に係る断面視(A)
及び平面視(B)による構造表示図である。
【図5】本考案の実施例の逆止め弁部分に係る断面視
(A)及び平面視(B)による構造表示図である。
【図6】本考案の実施例のピストン部分に係る側面図で
ある。
【図7】本考案の実施例のピストン部分に係る正面図で
ある。
【符号の説明】
10 主体 12 反応室 14 試剤室 14A 第1試剤室 14B 第2試剤室 14C 第3試剤室 16 ゲート 16A 第1ゲート 16B 第2ゲート 16C 第3ゲート 20 上蓋 22 逆止め弁設置孔 24 ピストン設置孔 24A 第1ピストン設置孔 24B 第2ピストン設置孔 24C 第3ピストン設置孔 26 試剤注入孔 26A 第1試剤注入孔 26B 第2試剤注入孔 26C 第3試剤注入孔 30 逆止め弁 32 反応物注入口 34 撓性アーム 40 ピストン 42 位置決め突起 44 Oリング 46 長形リング 48 貫通孔 50 シール手段 161、163、165 反応室流通孔 162、164、166 試剤室流通孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主体10とされて、反応物を収容するた
    めの一つの反応室12、試剤を収容するための少なくと
    も一つの試剤室14、及び少なくとも一つのゲート室1
    6を具え、該ゲート室16が該試剤室14と該反応室1
    2の流通関係を制御する、上記主体10、 上蓋20とされて、上記主体10の上端に主体10の上
    蓋として設置され、一つの逆止め弁設置孔22と、少な
    くとも一つのピストン設置孔24及び少なくとも一つの
    試剤注入孔26を具えた、上記上蓋20、 逆止め弁30とされて、反応物注入口32と撓性アーム
    34を具え、該撓性アーム34が該反応物注入口32の
    下方に設けられて被動単向弁とされ、反応物を反応室1
    2への単方向のみに流入させる制御を行う、上記逆止め
    弁30、 少なくとも一つのピストン40とされて、該ピストン4
    0を緊密に主体10のゲート室16中に組み合わさせる
    長形リング46が一体に形成されて、該ピストン40の
    一組の対辺に貫通する貫通孔48が設けられ、該貫通孔
    48が該試剤室14中の試剤を適当に該反応室12中に
    流入させるのに用いられて、それにより試剤が反応物と
    混合されて試験が進行される、上記少なくとも一つのピ
    ストン40、 少なくとも一つのシール手段50とされて、該上蓋20
    の試剤注入孔26の上に設けられ、試剤を密閉して外部
    に漏洩させない、上記少なくとも一つのシール手段5
    0、 以上を包括し、該主体10の各ゲート室16の両側辺に
    一対の流道孔が設けられてそれぞれ反応物流道孔と試剤
    室流道孔とされて試剤室14中の試剤を反応室12中に
    適当に流入させるのに用いられるようにしてあり、以上
    の構成からなるディスポーザブル反応モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディスポーザブル反応
    モジュールとされて、前記ピストン40が、一対の位置
    決め突起42を具え、それはピストン40において左右
    対称に設けられピストン40と一体に形成されて前記上
    蓋20中に位置決め可能され、また該ピストン40が一
    体に形成されたOリングを具え、該Oリングは該ピスト
    ン40を緊密に前記ゲート室16中に組み合わさせ、さ
    らにピストン40が長形リング46を具え、該長形リン
    グ46も該ピストン40を緊密に主体10のゲート室1
    6中に組み合わさせ、該長形リング46中に貫通する貫
    通孔48が設けられ、即ち該ピストン40が該貫通孔4
    8により複数の試剤室中の試剤を適当に該反応室12中
    に流入させる制御を行うことができるものとされ、以上
    の特徴を有するディスポーザブル反応モジュール。
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