JP3061352U

JP3061352U - 浴室用額縁

Info

Publication number: JP3061352U
Application number: JP1999001572U
Authority: JP
Inventors: 隆幸三沼
Original assignee: 隆幸三沼
Priority date: 1999-02-09
Filing date: 1999-02-09
Publication date: 1999-09-17
Anticipated expiration: 2005-02-09

Abstract

(57)【要約】【課題】浴室内に額縁を掛けても、額縁や中のパネル
状作品が湿気や熱気などの影響を受けず長期鑑賞がで
き、かつ額縁の表面と裏面を反転し、装着具を挿入し直
すだけの簡単な作業で、二種類のパネル状作品を楽しむ
ことができる。また、額縁の設置や調整を容易にする浴
室用額縁を提供する。【解決手段】浴室用額縁は本体ＡとフレームＢと装着
具Ｃからなり、本体Ａは中間にパネル状作品空間１５を
保持し、かつその一側に密栓４付き挿入口３を設けて、
表面１と裏面２を透明性素材で形成し、フレームＢを本
体Ａの四辺に装着する。そして、装着具Ｃは浴室用額縁
に装着する装着部品９と浴室内の壁に装着する吸盤６か
らなり、浴室用額縁を浴室内の壁に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、浴室内に額縁を掛けても、額縁やその中のパネル状作品が湿気や熱気などの影響を受けず長期鑑賞ができ、かつ額縁の表面と裏面を反転し、装着具を挿入し直すだけの簡単な作業で、二種類のパネル状作品を楽しむことができる。また、額縁の設置や調整を容易にする浴室用額縁に関するものです。

【０００２】

【従来の技術】

従来の額縁は、温度差や湿気の少ない室内用が大半で、額縁の表面のみからパネル状作品を鑑賞するものが主流となっている。また、重量のあるものが多く、壁に穴を開けて金具を付けてから設置する壁掛け型のものと台などの上に置く卓上型のものが大半である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち、前者においては、浴室内に額縁を掛けた場合、湿気や熱気などの影響をまともに受け、額縁やその中のパネル状作品を著しく劣化させるため、長期鑑賞に適さないという問題点を有していた。

【０００４】また、額縁の表面のみからしかパネル状作品を鑑賞することができないため、新鮮味が薄れやすく、新たなパネル状作品を鑑賞する場合には、壁などから額縁をはずし、パネル状作品の入れ替えを行わなければならないという問題点を有していた。

【０００５】後者においては、浴室内に壁掛け型額縁を設置する場合、防水の問題や落下による事故の危険性、卓上型額縁を置く場合、置く場所が限られてしまい好きな場所や視覚的によい場所に置けないという問題点を有していた。

【０００６】本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、浴室内に浴室用額縁を掛けても、浴室用額縁やその中のパネル状作品が湿気や熱気などの影響を受けず長期鑑賞ができ、かつ浴室用額縁の表面と裏面を反転し、装着具を挿入し直すだけの簡単な作業で、二種類のパネル状作品を楽しむことができるというものです。また、浴室用額縁の設置や調整を容易にしたものです。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本体（Ａ）とフレーム（Ｂ）と装着具（Ｃ）からなる浴室用額縁に、本体（Ａ）は、中間にパネル状作品空間（１５）を保持し、かつその一側に密栓（４）付き挿入口（３）を設けて、表面（１）と裏面（２）の両面を透明性素材で形成し、フレーム（Ｂ）を本体（Ａ）の四辺に装着する。

【０００８】密栓（４）は、下層に板（４ａ）、上層にシリコン樹脂（４ｂ）を重合してなる。

【０００９】そして、装着具（Ｃ）は、浴室用額縁に装着する装着部品（９）と浴室内の壁に装着する吸盤（６）からなり、浴室用額縁を浴室の壁に固定する。本考案は、以上のような構成によりなる浴室用額縁である。

【００１０】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態については、図面を参照して説明する。図１〜図３において、浴室用額縁の本体（Ａ）は、例えば塩化ビニール樹脂のような熱や水に強いプラスチックを用い、厚み０．４ｍｍ〜１．０ｍｍ程度の肉厚を有する箱状に形成されている。その断面形状は長方形で、その中間に厚さ１ｍｍ程度のパネル状作品空間（１５）がある。

【００１１】このパネル状作品空間（１５）に、例えばラミネート加工による防水処理を施した写真等のパネル状作品（５）を入れ、例えば、下層を塩化ビニール樹脂のようなプラスチックを用い、パネル状作品空間（１５）と同一の長さと厚さで幅が３０ｍｍ程度の板（４ａ）と上層にゴム状になる液状のシリコン樹脂（４ｂ）を重合した密栓（４）で、挿入口（３）を密閉する。そして、防水状態をさらに高めるため、アルミテープのような防水テープ（１３）で本体（Ａ）の四辺を覆う。

【００１２】フレーム（Ｂ）は、例えば塩化ビニール樹脂のようなプラスチックを用い、厚み０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ程度の肉厚を有し、箱状の本体（Ａ）を挟み込むような略コ字型の棒状になっている。さらに本体（Ａ）の外枠の長さに合わせて、フレーム（Ｂ）を揃え、その両端を４５℃（１４）に切って、本体（Ａ）に装着する。

【００１３】図４〜図６において、装着具（Ｃ）は、例えば塩化ビニール樹脂でできた吸盤（６）と、塩化ビニール樹脂のようなプラスチックで形成される板（１２）に突起部分（１０）を取り付けた装着部品（９）で構成される。さらに詳しくは、突起部分（１０）は、突起状のものが長さ１ｃｍ程度、太さ２ｍｍ〜３ｍｍ程度の丸棒で、長さ３．５ｃｍ〜５．０ｃｍ、厚さ０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ程度の四角形の板（１２）に取り付けられている。

【００１４】本考案は、以上のような構造で、これを使用するときは、本体（Ａ）とフレーム（Ｂ）の間に、装着部品（９）の先端部分（１１）を挿入し、装着部品（９）の突起部分（１０）を吸盤（６）の突起部分（７）の穴（８）に差し込み、吸盤（６）を浴室の壁に強く押し付けて装着する。または、吸盤（６）を先に壁に装着したのち、本体（Ａ）とフレーム（Ｂ）の間に挿入した装着部品（９）の突起部分（１０）を吸盤（６）の突起部分（７）の穴（８）に差し込み、装着してもよい。

【００１５】また、本体（Ａ）の裏面（２）にあるパネル状作品（５）を鑑賞する場合は、壁に装着してある吸盤（６）の突起部分（７）の穴（８）から、装着部品（９）の突起部分（１０）を抜き、本体（Ａ）の裏面（２）とフレーム（Ｂ）の間から装着部品（９）をはずす。そして、表面（１）と裏面（２）を反転したのち、裏面（２）となった元表面（１）とフレーム（Ｂ）の間に、装着部品（９）の先端部分（１１）を挿入し、装着部品（９）の突起部分（１０）を壁に装着してある吸盤（６）の突起部分（７）の穴（８）に差し込むだけの簡単な作業で、二種類のパネル状作品（５）を楽しむことができる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奉する。請求項１の浴室用額縁においては、水や熱に強い素材を用いて、かつ防水処理を施しているため、長期にわたり浴室用額縁やその中のパネル状作品を劣化から防ぎ、良好な状態で鑑賞することができる。かつ、浴室用額縁の表面と裏面に透明な素材を用いることにより、その表面と裏面を反転し装着具を挿入し直すだけの簡単な作業で、二種類のパネル状作品を楽しむことができる。

【００１７】請求項３の装着具を使用すると、浴室内の壁に穴を開けることなく、好きなところに自由に簡単に取り付けることができる。また、額縁の構成素材はすべてプラスチックのような軽量素材で構成しているため、落下による危険性も少なくなっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】浴室用額縁を壁に取り付けてなる要部断面図で
ある。

【図２】浴室用額縁の本体の要部斜視図である。

【図３】浴室用額縁の本体にフレームと装着具を装着し
てなる要部斜視図である。

【図４】吸盤の要部斜視図である。

【図５】装着部品の要部斜視図である。

【図６】図５の装着部品に、図４の吸盤を装着してなる
状態を示す要部斜視図である。

【符号の説明】

Ａ本体ＢフレームＣ装着具１表面２裏面３挿入口４密栓４ａ、１２板４ｂシリコン樹脂５パネル状作品６吸盤７、１０突起部分８穴９装着部品１１先端部分１３防水テープ１４４５℃ １５パネル状作品空間

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】本体（Ａ）とフレーム（Ｂ）と装着具
（Ｃ）からなり、本体（Ａ）は、中間にパネル状作品空
間（１５）を保持し、かつその一側に密栓（４）付き挿
入口（３）を設けて、表面（１）と裏面（２）の両面を
透明性素材で形成し、フレーム（Ｂ）を前記本体（Ａ）
の四辺に装着した浴室用額縁。
【請求項２】密栓（４）が、下層に板（４ａ）、上層
にシリコン樹脂（４ｂ）を重合してなる請求項１の浴室
用額縁。
【請求項３】装着具（Ｃ）が吸盤である請求項１の浴
室用額縁。