JP3060484U

JP3060484U - 携帯電話機

Info

Publication number: JP3060484U
Application number: JP1998010299U
Authority: JP
Inventors: 宏之片桐
Original assignee: ハマジャパン株式会社
Priority date: 1998-12-25
Filing date: 1998-12-25
Publication date: 1999-08-31
Anticipated expiration: 2004-12-25

Abstract

(57)【要約】【課題】外表面を合成樹脂材でカバーした携帯電話機
を提供する。【解決手段】携帯電話機の外表面を適度の軟質性を有
し、かつ加熱により収縮性を有する材質からなる合成樹
脂性被覆材４により蜜にカバーする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は携帯電話機に関し、特に、外表面を合成樹脂材でカバーした携帯電話機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

携帯電話機は、何時でも何処にいても送受信ができ、便利な送受信機として普及している。このような携帯電話機は、通常、ポケットに入れたり、鞄やバッグ等に無造作に入れて持ち運んでいる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このために、表面が汚れたり、傷つくことがあり、また、呼出し音がなってポケットや鞄等からあわてて取り出す時に落として操作ボタン（テンキー）や表示部等を破損し、送受信ができなくなることがある。本考案は、上記する従来の携帯電話機の取り扱いの問題点に鑑み、携帯電話機の外表面を合成樹脂材で被覆して保護するようにした携帯電話機を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記する目的を達成するために本考案は、携帯電話機の外表面を軟質性を有し、かつ加熱により収縮性を有する材質からなる合成樹脂性被覆材４により蜜にカバーしてある。そして被覆材４には、装飾図形を表示可能であるとともに広告面が印刷表示可能である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、図面に従って、本考案の実施の形態を詳細に説明する。図１、図２は本考案に係る携帯電話機の一例を示すものであり、電話機本体１の片側面には、電源ボタンやダイヤルボタン等の種々のボタン（テンキー）を有する操作部２と、数字や文字等を表示可能な液晶表示部３とが形成してあり、このような電話機本体１は従来公知のものである。

【０００６】本考案においては、電話機本体１の外表面を、上下端部１ａ、１ｂを空けた状態で、適度の軟質性を有する合成樹脂性筒状の被覆材４で蜜にカバーしたことに特徴を有している。尚、上下端部１ａ、１ｂを空けたのは、アンテナの出し入れや電池の交換等のためである。

【０００７】合成樹脂性被覆材４は、加熱することにより収縮性を有する合成樹脂材、例えば、塩化ビニール、ポリエステル、ポリスチロール、ポリエチレン、ポリプロピレン等々を使用することができる。即ち、このような材質からなる透明な合成樹脂材を細長い筒状に形成し、これを電話機本体１の長さに合わせて切断し、筒状の被覆材４内に電話機本体１を挿入し、合成樹脂材を表面から加熱すれば被覆材４は収縮し、前記のように電話機本体１の上下端部１ａ、１ｂを空けた状態で外表面に蜜に付着して保護膜を形成することになる。尚、被覆材４は収縮するので、収縮率を考慮して切断長さを選ぶ必要がある。被覆材４を加熱、収縮させるためには、少し高温の温風をあてるだけで十分である。

【０００８】被覆材４は透明であり、かつ、適度の軟質性を有しているので、操作部２の各種のボタンは従来と同じく操作可能であり、液晶表示部３に表示された文字や数字等は読み取り可能である。尚、筒状の合成樹脂性被覆材４は、常態では偏平な状態で折り畳まれており、これを電話機本体１を包むことのできる長さに切断し、その中に電話機本体１を挿入すればよい。

【０００９】このようにして被覆材４により電話機本体１を蜜に包んだ後、袋体４の側面や裏面等には油性ペンを使用して自分好みの装飾図形を表示することができる。また、電話機の販売店において、例えば、風景画、キャラクター人形、人気のある歌手やタレントの人物写真等を表示した種々の装飾図形を印刷した袋を用意しておき、サービスとして購入者の求めに応じた袋で電話機本体１を被覆することができる。

【００１０】更には、電話機本体１の裏面側に該当する面において袋面には自動車、菓子、家電製品、酒類等々の会社の宣伝文や図形等を印刷表示しておけば宣伝効果をあげることができ、このような場合には広告会社の一部負担により電話機本体１の価格を下げて販売することが可能となる。

【００１１】図３、図４は本考案携帯電話機の他の例を示すものであり、前記の電話機本体１と同じ部分は同じ符号を使用している。携帯電話機においては、常態ではボタン操作部２を蓋片５で覆っておき、使用に際して蓋片５を開いてボタン操作をするものがあるが、このような場合には蓋片５を開いた状態で電話機本体１の外表面を被覆材４で蜜にカバーすればよく、蓋片５の開閉には支障を生ずることはない。上記の説明では携帯電話機の場合であるが、これに限定されるものではなくＰＨＳにも適応できるものである。

【００１２】

【考案の効果】

以上、説明した本考案によれば、携帯電話機の外表面を適度の軟質性を有し、かつ、加熱によって収縮性を有する材質の筒状の合成樹脂材で蜜に被覆し、電話機本体１を保護するようにしたので、電話機本体１が汚れたり、傷つくことがなく、また、誤って落とした場合でも被覆材４（保護膜）によって操作部２のボタンや液晶表示部３等が破損することを防ぐことができる。合成樹脂材は適度の軟質性を有しているのでボタン操作を容易に行うことができる。また、外表面を被覆材４で蜜に被覆してあるので電話機本体１に防水性、防塵性を付与することができる。更には、被覆材４の裏面には好みの装飾図形を表示することができるとともに装飾図形に代えて広告面を印刷表示することにより広告媒体として使用可能であり、携帯電話機の定価を廉価にして提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案携帯電話機の一例を示す表面側の斜視図
である。

【図２】図１に示す携帯電話機の裏面側の斜視図であ
る。

【図３】本考案携帯電話機の他の例を示す表面側の斜視
図である。

【図４】図３に示す携帯電話機の裏面側の斜視図であ
る。

【符号の説明】

１電話機本体２ボタン操作部３液晶表示部４被覆材５蓋片

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】携帯電話機の外表面を適度の軟質性を有
し、かつ加熱により収縮性を有する材質からなる合成樹
脂性被覆材４により蜜にカバーして成ることを特徴とす
る携帯電話機。
【請求項２】被覆材４には装飾図形を表示可能とした
請求項１に記載する携帯電話機。
【請求項３】被覆材４には広告面を印刷表示可能とし
た請求項１に記載する携帯電話機。