JP3060150U - 農竹結合具 - Google Patents
農竹結合具Info
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- JP3060150U JP3060150U JP1998009414U JP941498U JP3060150U JP 3060150 U JP3060150 U JP 3060150U JP 1998009414 U JP1998009414 U JP 1998009414U JP 941498 U JP941498 U JP 941498U JP 3060150 U JP3060150 U JP 3060150U
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- agricultural
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- ring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】大量生産でき安価で、ワンタッチで農竹を結合
することができ、適正な弾性を有し適切な係止力で農竹
を結合し台風等に対しても安全な農竹結合具を提供す
る。 【解決手段】本考案の農竹結合具10は農竹50に外嵌
する2重巻きしたリング11と隣接農竹50に係止する
挟みつけ弾性を有する嘴部12とを一本の線材で一体に
連接して構成した。
することができ、適正な弾性を有し適切な係止力で農竹
を結合し台風等に対しても安全な農竹結合具を提供す
る。 【解決手段】本考案の農竹結合具10は農竹50に外嵌
する2重巻きしたリング11と隣接農竹50に係止する
挟みつけ弾性を有する嘴部12とを一本の線材で一体に
連接して構成した。
Description
【0001】
本考案は、農竹結合具に関する。
【0002】
蔓性の植物や長い枝が生長する植物など、支柱や誘導棒を要する植物の植生に は、それぞれ適切な長さの農竹50を組み合わせて例えば図4に示すような直立 式支柱51、図5に示すような合掌式支柱52、図6に示すような三叉式支柱5 3、その他Y字式、輪形などの支柱を立てて育成する必要がある。このような農 竹としては、種々のものが市販されている。
【0003】 農竹を立てて結合する結合部は、従来、麻縄による結束のほか図7〜図9に示 すような結合具などが用いられている。麻縄等では、結束に手間がかかると共に 、取外しには刃物による切断、切断屑の廃棄などが必要である。図7、図8に示 すような結合具30、31では直交する農竹の結合部に限られる。図9に示すよ うな結合具32は、プラスチック等の掴み部33、34を結合金物35で結合し たもので、図9(a)、(b)に示すように掴み部33、34が任意の交角にな るように動かすことができる。この結合具32は結合金物35の部分の掴み部3 3、34が弱く破損しやすい。
【0004】
本考案は、従来の農竹結合具の欠点を改善した農竹結合具を提供することを目 的とし、その課題は次の通りである。
【0005】 (a)ワンタッチで農竹を結合することができる。
【0006】 (b)耐久品であり、使い捨てではない。
【0007】 (c)弾性を有し適切な係止力で農竹を結合し台風等に対しても安全である。
【0008】 (d)農竹を撤去擱納するときも、取外すことなくそのまま取付けておき、次 回はそのまま使用することができる。
【0009】 (e)大量生産でき安価である。
【0010】
本考案は、農竹に外嵌する2重巻きしたリングと、隣接農竹に係止する挟みつ け弾性を有する嘴部とを一本の線材で一体に連接してなることを特徴とする農竹 結合具である。本考案の農竹結合具は、1本の線材を曲げ加工して製作されるも ので、2重巻きしたリングと嘴部とを連設して形成されている。
【0011】 2重巻したリングは農竹に外嵌するもので、農竹の太さに応じてリングの内径 が定められる。2重巻きしたリングはリング部分がコイルばねと同様のスプリン グ作用を有し嘴部に適切な弾性を付与する。
【0012】 嘴部は、2本の線材が農竹を挟み込むクリップ部を形成するもので、丸味を帯 びた農竹係止部を形成し、2本の曲線線材からなっている。その2本の線材の先 端は農竹に係止させることが容易になるように反転曲がり部を設ける。また、別 の例では嘴部の2本の線材は一方を直線状に、他方を農竹係止丸味を付した曲線 状にしてもよい。
【0013】 前記2重巻きしたリングと嘴部とが互いに直交する面内に設けたものは農竹が 直角に交差する交差部の結束に用いるもので直立式支柱、ビニールハウス等の列 設された骨の桟の取付部などの結束に適切である。この結束具は交差部の農竹の 直角を保つのが容易である。なお、直角に近い斜角度にも適用することができる 。
【0014】 前記2重巻きしたリングと嘴部とが互いに同一の面内に設けたものは交叉する 支柱、合掌式支柱、三叉式支柱などの結合に用いると好適である。
【0015】 さらに、前記2重巻きリングに、別体のリングを知慧の輪状に取付けたものは 三叉式の支柱用として好適に使用することができる。
【0016】
以下図面を参照して本考案の実施形態を説明する。
【0017】 図1は本考案の農竹結合具10の第1の実施例を示す斜視図である。本考案の 農竹結合具10は基本的には1本の線材を曲げ加工して形成したものである。2 重巻きしたリング11は農竹50のサイズ(直径)に応じて農竹に外嵌する内径 を有する。農竹のサイズは通常10〜20mm程度である。
【0018】 本考案の農竹結合具10は、隣接する農竹50に係合させる2本の線材からな る嘴部12を有する。図1ではこの嘴部12は2重巻きしたリング11の面と直 交する面内に形成されている。この嘴部12は先端側が農竹50の外径より小さ い開放部13を備え、丸味を帯びた2本の線材から構成されており、農竹50に 係止するとき、農竹50がこの開放部13の隙間を押し拡げ農竹50が、丸味を 帯びたクリップ部に係止後は嘴部12は弾性によって元の形状に復帰する。この 弾性は2重巻きしたリング11のばね効果によって生ずるものである。嘴部12 の先端14は反転曲がり部となっている。
【0019】 線材は錆びない材料とし、ステンレス鋼線材が最適である。但し、これに限定 される訳ではなく、めっき線材、合成樹脂被覆線材などを排除する訳ではない。
【0020】 なお、本考案の農竹結合具10は、販売製品として「農竹ピッチカール」とい う商品名を用いて販売する予定である。
【0021】 図2は別の実施例の斜視図である。この農竹結合具10は、2重巻きしたリン グ11をもつ点で図1と同様であるが、嘴部15、15の形状が図1の例と異な り、一方は直線で他方は丸味をもったふくらみを有する湾曲材である。また、2 重巻きしたリング11と嘴部15とが同一平面内にある。この例は交差式支柱、 合掌式支柱の結束に対して適切である。
【0022】 図3は、さらに別の実施例を示す斜視図であって、別体のリング20を2重巻 きしたリング11に係着したものである。三本以上の農竹を結合する場合に、2 つのリング11と20の位置及び角度の自由度が高いので、どのような支柱でも 強固に結合することができる。
【0023】
本考案の農竹結合具は、以上のように構成されているので、大量生産でき安価 である。ワンタッチで農竹を結合することができ、適正な弾性を有し適切な係止 力で農竹を結合し台風等に対しても安全である。また、農竹を撤去擱納するとき も、取外すことなくそのまま取付けておき、次回はそのまま使用することができ る。
【図1】本考案の第1の実施例の斜視図である。
【図2】本考案の第2の実施例の斜視図である。
【図3】本考案の第3の実施例の斜視図である。
【図4】直立式支柱の例を示す説明図である。
【図5】合掌式支柱の例を示す説明図である。
【図6】三叉式支柱の例を示す説明図である。
【図7】従来の結合具を示す説明図である。
【図8】従来の結合具を示す説明図である。
【図9】従来の結合具を示す説明図である。
10 農竹結合具 11 2重巻きしたリング 12 嘴部 13 開放部 14 先端 15 嘴部 20 別体のリング 30、31、32 従来の結合具 33、34 掴み部 35 結合金物 50 農竹 51 直立式支柱 52 合掌式支柱 53 三叉式支柱
Claims (4)
- 【請求項1】 農竹に外嵌する2重巻きしたリングと隣
接農竹に係止する挟みつけ弾性を有する嘴部とを一本の
線材で一体に連接してなることを特徴とする農竹結合
具。 - 【請求項2】 前記2重巻きしたリングの面と嘴部の面
とが互いに直交する面内に設けられていることを特徴と
する請求項1記載の農竹結合具。 - 【請求項3】 前記2重巻きしたリングと嘴部とが互い
に同一の面内に設けられていることを特徴とする請求項
1記載の農竹結合具。 - 【請求項4】 前記2重巻きリングに、別体のリングを
知慧の輪状に取付けたことを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載の農竹結合具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009414U JP3060150U (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 農竹結合具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009414U JP3060150U (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 農竹結合具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3060150U true JP3060150U (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=43193983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998009414U Expired - Lifetime JP3060150U (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 農竹結合具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060150U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013100893A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-23 | Daiichi Vinyl Kk | 棒材交差部保持用のフックバンド及びこれを用いる棒材交差部保持構造並びに支柱枠構造物 |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP1998009414U patent/JP3060150U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013100893A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-23 | Daiichi Vinyl Kk | 棒材交差部保持用のフックバンド及びこれを用いる棒材交差部保持構造並びに支柱枠構造物 |
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